任天堂スイッチ プロの情報をおさらい!新型は7インチのOLEDで4k画質に対応するって(価格は4万円前後?)

早く出ないかな、新型任天堂スイッチ プロ。
2020年内発売と噂されていたものの、任天堂さんが決算説明会で公開したプレゼンテーション資料(PDF)にて「2020年内にニンテンドースイッチの新モデルを発売する予定はございません」ときっぱり言い切り、結局2021年現在も新型スイッチが発売されるという情報は無い新型任天堂スイッチですが...このあたりで少しおさらいです。
というのも、2021年も1月~3月にかけて新型スイッチに関する情報はチラホラ出ていまして。
この新モデルが"任天堂スイッチ プロ"なのか、スペックはどうなるのか、価格はどうなるのかなどなど、その多くの情報は不明なんですけど「任天堂が新型任天堂スイッチを計画していること」がBloombergの記者 望月崇氏によるレポートで判明しています。
望月崇氏によれば、新型任天堂スイッチは現行の任天堂スイッチよりも高性能になり、4kグラフィックスの対応も検討しているそうなのですが、任天堂スイッチで4kって...ひたすらに素敵。
これまでの情報から考えると、新型任天堂スイッチが開発されているのは間違いないですし、情報を頭の中でおさらいしつつ、任天堂スイッチ プロに期待ですよ、ブラザー。
※Update, 新型任天堂スイッチは現行モデルより少しだけ大きくなり、720pのOLEDディスプレイを搭載。価格は399ドルくらいになるかもって情報がBloombergの望月崇記者、Sohee Kim記者のレポートにより判明したため、情報を追記。
新型任天堂スイッチは2021年後半に発売されそうな雰囲気ですが...これは気になるやつ。
新型任天堂スイッチ(Nintendo Switch Pro?)は高性能で有機EL、4kに対応するかも


さてさて、まずはこれまで出ていたスペックなんかの情報を交えつつ、新型スイッチ"Nintendo Switch Pro(仮)"についておさらいです。
2021年現在も新型任天堂スイッチについて判明している情報はまだまだ少なくて。
ちょいちょいスペックに関する状態が出てくる程度のため、現状で「新型任天堂スイッチはこうなる!」とは言い切れないのですが...これだけ売れに売れているゲームハードであることを考えると、ゲーマーだけでなく、世間の注目度はMAX。
新型任天堂スイッチ(任天堂スイッチ プロ)のこれまでに判明している情報を整理してみると以下の通りです。
- 新型任天堂スイッチの仮称は「Nintendo Switch Pro」。
- 個人的に、名称は任天堂を連想させる「Nintendo Super Switch」推し。
- 発売日は2021年後半を予定。価格は38,000円~43,000円程度。
- 画面は6.2インチ → 7インチに大型化。ボディも少しだけ大きくなる。※解像度は1,280×720ピクセル。
- 720p画質の有機ELディスプレイを搭載。
- DLSSに対応、メモリの増加。
- SoCに"Mariko"を搭載し、高い処理性能を誇る
- 省電力に優れ、冷却性能とバッテリーライフが向上?
- 4k画質に対応する可能性も高め。
- SoCはドックにも搭載され、4k解像度の出力はTVモードのみ使える可能性が高い。
- 外部スタジオと連携し、多くの新作タイトルが開発中
こんな感じ。依然として情報はそう多くないですが、なんとなーく新型任天堂スイッチの全貌が見えてきた頃合いですね。
Bloombergから報じられた新しい情報によれば、新型任天堂スイッチは2021年後半に発売予定。価格は38,000円~43,000円程度になるとのことで。
現行モデルからは5,000円~10,000円程度の値上げですね。720pのOLEDディスプレイを搭載するそうです。
その他の情報としては、新型任天堂スイッチは現行モデルに搭載するプロセッサ"TegraX1+"からVoltaアーキテクチャに基づく"Nvidia カスタムプロセッサ"を搭載するという噂もありますし...しばらくはアンテナを張っておきましょう。
名称は「Nintendo Super Switch」に一票
新型任天堂スイッチの名称については、2021年3月現在「Nintendo Switch Pro」が多くのメディアで仮称として扱われていますが、海外のゲームメディアGAME RANTは"Pro"という名称を再考すべきとの記事を公開していまして。
なんでも、"Pro"はプロフェッショナル向けモデルが冠する名称であり、上位互換モデルという意味合いが強いため、新型任天堂スイッチの名称には「Super」がふさわしいと主張しているのです。
同社の知名度を決定的なものとしたゲーム機「ファミコン」の後継機は「スーパーファミコン」と命名され、ゲーム史に名を残した『スーパーマリオブラザーズ』は『マリオブラザーズ』を先祖としているのは周知の事実である。ゆえに、「Nintendo Super Switch」という名称こそが望ましいのだ。
RealSound
これは僕も非常に納得で。スーパーマリオブラザーズに始まり、スーパーファミコンで一世を風靡した任天堂のゲームハードとして「Nintendo Super Switch」ならすっごいしっくりきません?
いずれにしましても、新型任天堂スイッチの名称は任天堂さんのみぞ知るわけなんですけど...こちらも新情報に期待です。
2020年内は任天堂スイッチと任天堂スイッチ ライトの普及に専念すると発表していた
参考までに任天堂さんが新型任天堂スイッチについて初めて言及したのは第3四半期決算説明会資料(PDF)にて。この時は「2020年内に新型任天堂スイッチを発売する予定はない」と発表していました。
この資料では、セルスルー(ユーザーへの販売数)やユニバーサルスタジオジャパンで建設中だった「SUPER MARIO WORLD」、任天堂の中核ビジネス "ゲーム専用機" について触れられていまして。
爆売れした「リングフィットアドベンチャー」やポケモン剣盾のセルスルーについても説明されているのですが、最も大きなトピックは9ページ目の1節。
Nintendo Switchでは、この2つのハードウェアの魅力を引き続きお伝えして普及拡大を継続することが重要であると考えています。ちなみに、2020年内にNintendo Switch の新モデルを発売する予定はございません。
任天堂 第3四半期 決算説明会 資料
かなりあっさりしていますが、要するに任天堂さんの2020年内の方針は、新型モデルを発売するのではなく、2つのハードウェア...つまり、任天堂スイッチと任天堂スイッチ ライトの魅力を多くの人に届け、普及拡大を継続することだったのです。
このコメントが任天堂スイッチに関する大きなトピックだったのですが...もう2021年3月。発売日や価格に関する情報も出てきましたし、そろそろ新型任天堂スイッチについて何らかの動きがあるかもですよ、ブラザー。
ディスプレイは有機EL、6.2インチ → 7インチに大型化(DLSSに対応)


さて、ここからはもう少し"新型任天堂スイッチ(任天堂スイッチ プロ)"についての情報をチェックしておきましょう。
まずは2021年3月4日にBloombergの記事で明らかになった情報なのですが...なんでも新型任天堂スイッチには7インチのOLED(有機ELディスプレイ)が搭載されるとのことで。
現行モデルは6.2インチのLCD(液晶)なので、画面は0.8インチ大型化して有機ELの"黒に強く鮮明で美しい表現が可能になる"ってわけですね。
具体的には触れられていないですが、新型任天堂スイッチのボディには7インチ(1,280×720ピクセル)のOLEDディスプレイを搭載するとのことで、ベゼル(画面の縁)を小さくして画面を大型化する可能性もあるそう。
現行の任天堂スイッチのベゼルって結構"幅広"なので...この改善には全力で期待したいところですね。
もう少しベゼルが小さくなれば見た目もすっきりしてかなりスマート。
ちなみに、新型任天堂スイッチに搭載されるOLED(有機ELディスプレイ)は"リジッド有機EL"と呼ばれるガラスの基盤を使った硬くて廉価なパネルとのことで。
Bloombergのレポートによれば、この7インチOLEDパネルはサムスンが供給するそうです。量産は今年の6月に開始されるみたいですし、そろそろ現実味が帯びてきましたよ。
4k画質への対応はかなり濃厚
それともうひとつ。今までもちょいちょい噂されていた"任天堂スイッチの4k対応"ですが、こちらも続報がありまして。
新型任天堂スイッチはPS5やXbox Series Xといった次世代機に対抗するため、4k出力に対応するそうなのです。
※僕はボディに搭載されるディスプレイは省電力を意識して1080pまたは720pでの出力になると予想していたのですが、2021年3月23日Bloombergから720pのOLEDディスプレイを搭載する可能性が高いと報じられました。
また、新型任天堂スイッチはNvidiaの「DLSSディープラーニングスーパーサンプリング)」に対応するそうで。
DLSSとは、ディープラーニングニューラルネットワークを活用してGPUにかかる負荷を軽減し、映像のフレームレート(fps)を向上させるAIレンダリングテクノロジーのことなんですけど、これらの技術により4k画質の出力を可能にしているとのこと。PCゲームでいえば、レイトレーシングなどのパフォーマンス向上に貢献している技術ですね。
DLSSは既存のタイトルに対応していないため、これから発売されるであろう"4k画質対応"新作ゲームソフトで対応すると思われます。
2022年はまさかまさかの「スプラトゥーン3」が発売されますし、これは...任天堂スイッチで! 4kで! スプラトゥーンを遊べる世界戦がやってくるのでは? (割とガチで期待です)
※ResetEraのフォーラムに寄せられた情報によれば、任天堂スイッチプロには新型プロセッサが採用され、これにより解像度もFPSも向上しますが、これらの恩恵がすべてのスイッチ向けゲームで体験できるかは未知数とのことで。ゲームがどのようにプログラミングされたかによるとのこと。もしかしたら、アップデートで対応...みたいなことも無きにしも非ずです。
互換性は保持されそうな予感
それともう一つ。これはどこのメディアでも触れられていないのですが、現行モデルとの互換性については安心して良さそうな雰囲気。
(理由はスプラトゥーン3を筆頭に2022年発売予定のゲームも複数発表されているためですね。グイグイ育ってきた任天堂スイッチのプラットフォームはきっとまだまだ続きます)
今欲しい気持ちを堪え、新型任天堂スイッチが発売されるかもしれない2021年後半まで待つのが最善作な気もしますが...どうしても欲しい場合は早いうちに購入しておいて少しでも元を取れるようにするのがベター。
上述の通り、おそらく新型任天堂スイッチと任天堂スイッチの互換性は保持されると思うので、買ったゲームが遊べない...なんてことにはならないはずです。
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価格は38,000円~43,000円程度
気になる価格についてですが、Bloombergが報じたところによれば新型任天堂スイッチの価格は349.99ドルから399.99ドルになるとのことで、日本円にすると大体38,000円~43,000円くらい。
現行モデル | 新型モデル |
32,978円(税込み) | 38,000円~43,000円 |
現行の任天堂スイッチと比較すると5,000円~10,000円程度の値上げになるのですが、この価格は海外のアナリストが予想している価格となるため、一定の信ぴょう性はあるかもですね。
もし、この価格で新型任天堂スイッチが発売されるとするなら...おそらく、新型任天堂スイッチは現行モデルと併売になる可能性も高めで。
任天堂スイッチ ライトが入門機、任天堂スイッチがミドル向け、そして新型任天堂スイッチが最上位モデルとしてラインナップされそうな予感です。
少々高めな価格設定に感じますが、アナリストはこの価格設定でも需要を牽引できると予想しているらしいんですけど、まさにこの通り。43,000円くらいなら全然出しちゃう。
新型任天堂スイッチの発売日は2021年後半になりそう
さてさて、次に新型任天堂スイッチの発売日について。
2020年8月の初めに生産のボトルネック解決したと発表した任天堂さんですが、Bloomberg曰く新型任天堂スイッチの発売日は"2021年の後半"。
2021年の年末商戦に向けたモデルになるとのことなので、発売日は2021年後半と思っておくといいかもしれません。
前述のOLEDが6月に量産を開始すること、そして7月には組み立て業者に出荷予定と伝えられることを考えると...少なくとも2021年の前半に発売される可能性は低そうです。
新型任天堂スイッチの続報に期待


とまぁこんな感じで。詳細なスペックや価格、機能、具体的な発売日について明らかになっている情報は少ないですが、新型任天堂スイッチの発売日がそう遠くないってことは間違いなし。
任天堂スイッチの新型モデルについては任天堂の古川俊太郎社長が2021年第3四半期決算説明会の質疑応答にて「すぐに新型モデルを発表する予定はない」と発言していましたが、任天堂スイッチ ライトが発表される少し前「原則として、我々は常に新しいハードウェアに取り組んでおり、販売できるようになったら発表する予定です」と語っていたため、新型スイッチは突然発表される可能性も無きにしも非ずです。
楽しみすぎですね。
巣ごもり需要により、過去に無いものすごい勢いで収益を増した任天堂さんは開発資金も潤沢に用意できると思うので...新型任天堂スイッチはかなり気合の入ったプロダクトになりそうな予感です。
そういえば、今年で任天堂スイッチが発売されてからもう5年目になるんですよね。そろそろ...本気で発表されそう。新型任天堂スイッチ。
Source:Bloomberg