アドセンスの自動広告は効果あり!少しだけ収益が上がるかも

勘の鋭い人はすでにお気づきかもしれないですが、ここしばらく、テックブログ「iyusuke」で表示しているGoogle Adsense(アドセンス)は自動広告を採用していたんですよ。
数か月アドセンスの自動広告を試してみて感じたことや思ったことがあったので、この記事で自動広告のデメリットや収益の効果についてまとめておきますね。
ブログやサイト運営を始めたばかりの人はぜひ参考に!
※2020年1月追記! 自動広告の精度や質が向上しましたが、現在、iyusukeでは自動広告を設置していません。理由はシンプルで、"ページの表示速度が遅くなるから" 。Googleアドセンス広告は、手動で適切な位置(記事タイトル下、H2タグ上、記事下)に配置しています。
自動で最適な位置に表示してくれるアドセンスの自動広告
Googleが最近公開したアドセンスの広告ユニット「自動広告」は、ページレイアウトやコンテンツの文章量などに基づいて自動で最適な位置に広告を表示するというもの。
Google Adsenseの自動広告にはいくつか用意用意されているんですが、主な自動広告広告ユニットは以下の通りです。
- テキスト広告とディスプレイ広告
- インフィード広告
- 記事内広告
- 関連コンテンツ
- アンカー広告
- モバイル全画面広告
多くのブロガー/サイト運営者が気になっているのは、「記事内広告」だと思いますが、1つずつ簡単に解説していきますね。
テキスト広告とディスプレイ広告
記事やトップページなど、自動でバナー広告を配信できる「テキスト広告とディスプレイ広告」。
表示される広告のサイズやスタイルは自動で最適化してくれるものの、ヘッダー下部など、意図しない場所に広告が表示されることがあるんですよね。これが使いにくい印象です。
おそらく、テキスト広告とディスプレイ広告の効果は手動で追加している広告と大差ないと思われ、ページデザインも崩れてしまうので僕は使ってません。
インフィード広告
「インフィード広告」はトップページの記事一覧やリスト内に自然に溶け込む自動広告。iyusukeではこれまでphpを編集して追加してましたが、現在は自動広告にまかせっきりです。
(インフィード広告はかなり良い感じ。収益は少なめですが、サイトデザインに与える影響も少ないんですよ。)
それほど効果は上がっていないですが、デザインが崩れることもないし、広告のスタイルも最適化されて表示されるほか、自然で違和感もないので追加してます。
インフィード広告については、効果うんぬん関係なしに大きなデメリットはないため、とりあえずで追加しておいてもいいかも?
記事内広告
全体に占める収益の割合いが少ないAdsenseの自動広告ですが、その中で最も効果的で利益も上がっているのが「記事内広告」。
記事内の段落と段落の間に適度に表示され、2019年現在、精度があがり利便性も悪くないんですよ。収益も少ないですが、記事内広告はおすすめです。
(正規ページとAMPページで表示される自動広告の数に明らかな差があるのは気になるところですが......、表示アルゴリズムについては非公表。AMPページだと多く表示されすぎな気はします。)
関連コンテンツ
通常の広告と自分のサイトの関連記事を組み合わせて表示できる「関連コンテンツ」の効果は絶大。テックブログiyusukeでは、収益の大部分が関連コンテンツからなんですよ。
(僕はAdsenseでコードを取得して表示しているため、自動広告は使ってません。)
ただですね、関連コンテンツ広告は、ある程度PVのあるサイト、ブログでしか利用できないんですよね......。
そのかわり、自動広告であれば関連コンテンツ広告も利用できるので、その場合は選択肢に入ります。
(好きな位置に表示できないという問題はあるけど......、効果は絶対ありますよ。)
アンカー広告とモバイル全画面広告(オーバーレイ広告)
「アンカー広告」は画面の端に小さく表示され、常駐するモバイル広告。2つのサイトで利用しており、効果はそれなりにありますが、僕は常駐する広告があまり好きではないのでiyusukeでは使用してません。
少なからず収益に効果はありますが、ユーザー目線で考えた場合は無い方がいいかなーと。そんな印象です。
「モバイル全画面広告」はページが読み込まれている間に全画面表示されるモバイル広告。ユーザーは「×」で閉じることができます。
モバイル全画面広告は、iyusukeでもかなり長い期間使ってましたが、ユーザーはすぐに閉じてしまう傾向があり、効果もほぼ上がっていないので現在は使用してません。
ちなみに、オーバーレイ広告(アンカー広告とモバイル全画面広告)は自動広告に統合されており、これまでのページ単位の広告がものすごく強化されたと思えばわかりやすいと思います。
すでに配置している広告は外さなくてOK
アドセンス広告を手動で設置しているページは自動で検知して位置を調整してくれるため、自動広告を追加しても元々ある広告を撤去する必要はないというのもポイント。
手動で追加した広告と自動広告が競合することはないため、安心して追加できますよ。
Adsense自動広告の設置はコードを貼り付けるだけ
アドセンスの自動広告を設置する方法については、<head>タグ内にアドセンスコードを貼り付けるだけとなっており、超簡単。
自動広告の特徴と機能を簡単にまとめると以下の通りです。
- アドセンスコ―ドを<head>タグ内に貼り付けておけば自動で設置できるため、余計な労力がいらない。
- 収益が増える可能性がある。(少なくとも、iyusukeは自動広告で収益が増加しました。)
- インフィード広告など、様々な広告ユニット・フォーマットに対応している。
- URLを指定し、サイトごと、ページごとに広告の表示・非表示を決められます。
- コードを設置してしまえば、後は触らなくてOK。
自動広告はコードを追加してしまえば、あとは自動で最適化して広告を配信してくれるというのが大きなメリット。
どの自動広告が最適なのか......についてはサイトやブログによって異なるものの、概ね効果はあると思ってOKです。
アドセンスの自動広告は絶対活用したほうがいいですよ
テックブログ「iyusuke」は、完全なるモバイルファーストとなっており、iPhone/Androidで見た時の見やすさ・ユーザビリティを第一に考えて作られています......というのを前置きした上で、ここからは、アドセンスの自動広告を試して思ったことをご紹介していきますね。
結果を先にいうと、テキスト広告とディスプレイ広告はヘッダーなどの微妙な位置に表示されることが多く、オーバーレイ広告(特に全画面広告)はあまり効果が期待できませんでした。
自動広告の全体に占める収益は少ないですが、記事内広告はほかの自動広告と比べて大きく収益を上げており、以前ほどあからさまに表示されることはなくなったため、ユーザビリティも良好。
積極的に利用したほうがいいんじゃないかなぁというのが結論ですが、これはテックブログ「iyusuke」の場合です。アドセンスの自動広告の効果はサイトやブログで扱うジャンルでも影響されるので、一概にこれ!とは言えないですが、追加しておいて損はないかもしれません。
最近の記事内広告は賢くなりました
自動広告の「記事内広告」は、改行があればどこにでも表示される可能性がありますが、自動広告が登場してすぐは明らかに表示回数が多く、ユーザーの利便性を下げる原因となってました。
ただですね、2019年現在の記事内広告は精度が大きく向上しており、良い感じの場所でバシッと表示してくれるんですよ。
基本的に、自動広告は、最適な位置に最適なタイミングでで表示されると思ってOKです。
自動広告のデメリット
さてさて、次は自動広告のデメリットについてですが、これもさくっとまとめておきますね。
インフィード広告のように大きな影響を与えない自動広告もありますが、テキスト・ディスプレイ広告はヘッダー下に表示されたり、関連コンテンツユニットはページ下部ではなくフッターに表示されたりと、自動広告に任せっきりでいると本気でデザインを損なうというのが最大のデメリット。
僕が使って感じた自動広告のデメリットは以下の通りです。
- 広告が思いもよらない場所に表示されることがたまーにあります。
- 画像と広告が並列表示されることがあります。(ポリシー違反にはなりません。)
- 文章量が多くなるにつれ広告が多く表示されるため、表示速度に影響があることがあります。
- 記事内広告がじゃじゃ馬。引用の中に配置されることも......。
実際にアドセンスの自動広告を試してみて、実用的だなと感じたのは「記事内広告」と「インフィード広告」「関連コンテンツユニット」で、手動で設置できる広告があるならそちらを優先した方がよさそう。
すべてをGoogle Adsenseの自動広告にまかせてしまうとデメリットも目立ってしまうため、記事内広告とインフィード広告を有効化し、あとは手動広告......みたいな感じで設置するのがいいかもですね。
(一番収益が高いのは、関連コンテンツユニットです。)
アドセンス広告は自動広告と手動広告の組み合わせがベスト
アドセンスポリシー上、PVやクリック率の公開などはできないため、ざっくりとした内容になっちゃいますが、結果だけいうと、2019年現在、iyusukeでは自動広告がほどよく収益を上げており、クリック数も良い感じ。以前よりユーザーの誤クリックも減っているように感じます。
アドセンスの自動広告は収益が増える可能性がありますが、その逆も然りといった感じですね。
広告の配置に時間をかけたくないのであれば、1発で全部できてしまう自動広告もありですが、そうでない場合、自分が考える最適な位置広告を手動で設置し、補助的な感じで自動広告を利用するのがベストです。
アドセンスの広告記載に関するポリシーに目を通しておくのも忘れずに。