DropBoxにGoogleDrive、クラウドストレージを一括管理できる「MultCloud」の使い方とHowTo

DropBoxにGoogle Drive、OneDrive…。近年はファイルのバックアップや共有、プライベートなデータの管理まで"クラウドストレージサービス"が主流になりつつありますが、これ、「まとめて1か所で管理できると便利なのになぁ」って一度は考えたことありませんか?
それがあるのです。バックアップソフトで有名なAOMEI Technologyが開発する「MultCloud」というクラウドサービスなのですが、30を超えるクラウドサービスをWebで、1か所で、ログインするだけでまとめて管理することができます。
クラウド間でファイルを直接移動したり、デバイスにダウンロードしたり、いわば"オンラインインターネットエクスプローラー"。MultCloudは無料で利用することができるので、複数のクラウドストレージサービスをまとめて管理したいってブラザーはお試しあれ。
※MultCloudはアカウントを作成すると無料で利用することができますが、無料で使えるのは毎月30GBのデータ転送量まで。僕は無料の30GBで十分でした。
▶クラウドストレージサービス間でファイルを簡単かつ安全に転送 (aomei.jp)
Webでクラウドストレージを一括管理「MultCloud」の使い方とHowTo

MultCloudは、複数のクラウドストレージを1か所にまとめて管理できるWebサービス。
アカウントを作成し、使用しているクラウドサービスをログインして連携すると使用可能になるのですが、MultCloudのページをChromeなり、Edgeなりで開いておけば、簡単にどのクラウドストレージのフォルダ/ファイルへアクセス可能で。

クラウドストレージの追加方法は、画面左サイドバーにある「クラウドを追加」から。連携したいクラウドストレージへのアクセスを許可する必要があります。

クラウドの追加が完了すると、クラウドストレージ内のフォルダやファイルにアクセス可能になります。

リストでファイルを一覧表示できるほか…

サムネでのグリッド表示にも対応しているのですが、残念ながら、僕の環境ではサムネイルが表示されませんでした。悲しみ。※使用しているOSはWindows 10、ブラウザはMicrosoft Edge。
画像などはサムネで確認したほうが効率が良いので、このあたりはマイナスポイントかもしれません。
クラウドストレージ間のファイル移動が秀逸

さてさて、1か所で複数のクラウドストレージをまとめて管理できるクラウドストレージ統合管理ソフト「MultCloud」ですが、こいつの大きなトピックであり、メリットがもうひとつ。
なんと、MultCloud経由でクラウドストレージ間のファイルを移動できるのです。(この便利さは圧倒的で。手間の削減、ひいては仕事の効率UPに繋がります)
クラウドストレージからのダウンロードはもちろん、MultCloudからのアップロードや共有、クラウドストレージのフォルダ作成や削除といった作業もMultCloud経由で行うことができますよ。
対応するクラウドドライブ
- Google Drive
- DropBox
- OneDrive
- MEGA
- Google Photos
- G Suite
- FTP
- box
- pCloud
- BaiDu
- Flickr
- HiDrive
- Yandex
- NAS
- MediaFire
- WebDAV
- Evernote
- hubiC
- Amazon S3
- ownCloud
- MySQL
- Egnyte
- Putio
- ADrive
- SugarSync
- Backblaze
- WEB.DE
- CloudMe
- MyDrive
- Cubby
MultCloudが対応するクラウドストレージサービスは上記の通り。
クラウドストレージサービスってこんなにもあったのか…ってのが本音なのですが、国内でメジャーなGoogleDriveやDropBox、OneDriveに対応しているため仕事に、趣味に、様々なシチュエーションで活躍してくれます。
MultCloudがあれば複数のクラウドストレージをまとめて管理しつつ、共有やクラウドストレージ間のコピペも簡単。なにより、Webでログインするだけでまとめてチェックできるというのは大きなメリットですね。これは便利。
セキュリティも強そう
MultCloudは複数のクラウドストレージを連携するサービスとなるため、セキュリティ面も気になるところではありますが、公式ページによると…
- 自分自身でデータを管理
- MultCloudは転送チャネルのように機能するため、クラウド間でファイルを直接に転送できます。さらに重要なことに、ファイルやフォルダーはMultCloudのサーバーに保存されません。MultCloudに追加されたクラウドとMultCloudアカウントはいつでも完全に削除できます。
- SSLによる256ビットAES暗号化を使用
- MultCloudは、データ転送でSSLによる256ビットAES暗号化を適用します。これにより、データの改ざん、傍受、クラックから効果的に回避することができます。
- 認証システムを使用
- MultCloudの認証システムはOAuthに基づいています。これは、ユーザー名とパスワードを使用しなくて、サードパーティ製のアプリケーションをクラウドサービスと接続できる標準認証のフレームワークです。従って、お使いのアカウントとパスワードは保存されません。
- プライバシーポリシーを遵守
- MultCloudにユーザーの許可を付与しない限り、お使いのクラウドにアクセスしません。管理されるデータは、ただお使いのクラウドに保存されます。私たちは各ユーザーのプライバシーを絶対尊重することを保証しますのでご安心ください。
とのこと。MultCloudはセキュリティとプライバシーを最優先で考えられているようなので、ある程度安心して利用できるとはいえ…めっちゃ大事なデータはクラウドストレージではなくHDDに保存が安定ですよ、ブラザー。
MultCloudの使い方(登録する方法)

このあたりで、MultCloudに登録する方法も簡単におさらいしておきましょう。
クラウドストレージをまとめて管理できる「MultCloud」は無料で利用することができますが、利用するには"アカウントの作成"が必要です。※無料で利用できるのは月30GBまでのデータ転送量まで。
公式HPの「いますぐ登録」からアカウント作成を行っておきましょう。メールアドレスとニックネーム、パスワードを登録すればひとまず"仮登録"が完了。

アカウントの作成が完了すると登録したメールアドレス宛に確認用のメールが届くと思うので「Active Account」をクリック。

無事メールアドレスの確認が取れるとアカウントがアクティブになり、MultCloudが利用可能になります。
MultCloudは月30GBのデータ転送量まで無料

さて、複数のクラウドストレージサービスを1か所でまとめて管理したいブラザーにはぴったりな「MultCloud」ですが、月/30GBまでのデータ転送量は無料で利用可能です。
価格 | データ転送量 | |
無料プラン | 0円 | 月/30GB |
月間プラン | 1,180円 | 月/150GB |
四半期プラン | 2,880円 | 月/200GB |
年間プラン | 13,980円 | 無制限 |
僕のように、いくつかのファイルを移動して、共有して…みたいな使い方だと無料の30GBで十分。MultCloudを活用すれば、ブラウザでMultCloudのページを開くだけで複数のクラウドストレージのファイルにアクセスできるようになるので、ぜひともお試しあれ。