Appleシリコン(M1チップ搭載)の12インチMacbookが復活する可能性はある?

WWDC 2020にて発表されたAppleシリコン"M1チップ"は、優れた性能と電力効率を持つMac向けの新しいプロセッサ。
※Appleシリコンとは、Appleが開発するチップのこと。iPhoneのA15Bionicとか、Macに搭載されるM1/M1 Pro/M1 Maxとか、全部Appleシリコンです。
Appleからは今後2年間のうち……つまり2022年までにすべてのMacを移行予定ということが発表されており、すでにM1チップ搭載のMacbook Air、Macbook Pro、24インチ iMac、Mac mini、そして2021年現在はM1 Pro/M1 Max搭載の新型Macbook Proが発売されています。
そうなると「Apple Siliconを搭載する12インチMacbookは復活するの?」って気になるのが僕たちテックオタクなんですけど、少し前にM1搭載 12インチMacbookの復活を示唆する情報がやってきていまして。
簡単にM1搭載12インチMacbookの噂をおさらいしつつ、復活はありえるのか? についておさらいです。
ひとまず、今回の記事ではAppleシリコン(M1チップ)を搭載する12インチ Macbookについて判明している情報をささっとまとめておこうかと思いますが、Apple Siliconってなに? どんな感じ? ってブラザーは以下の記事もあわせてどうぞ。
▶グッバイ、インテル!Appleの自社製チップ「Apple Silicon」のすごいところ – iyusuke
Appleシリコン搭載12インチMacbookが復活する可能性ある?

Appleシリコン(M1チップ)を搭載する12インチMacbook復活の情報が出たのは遡ること1年前。
海外メディアMacRumorsによる当時の報道では、Appleは2020年内に"Apple Silicon搭載の12インチMacbook"を発売する可能性があるとのことで、プロセッサには当時発売予定だったiPhone 12シリーズと同じA14 Bionicを搭載。5Gもサポートするかもって情報が出ていました。
それ以降信ぴょう性のある続報は出ておらず、結局噂止まりだったM1チップ搭載12インチMacbookですが、噂されていたスペックや機能について改めておさらいしてみると以下の通りです。
- 2020年内に発売されると噂されていたものの、発売されることはなかった。
- プロセッサはiPhone 12と同じ「A14 Bionic」と言われていた。
- 5nmプロセス
- 2つの高性能コア+4つの高効率コアの6コア
- 本体の重量は1kg以下。
- 5G対応。
- 改良されたバタフライキーボードを搭載。
- 15時間~20時間のバッテリーライフ。
当時はM1チップの情報が出ていなかったため、iPhoneに搭載されていたA○○Bionicシリーズをベースに開発されたチップを搭載すると言われており、最大で20時間持つバッテリー、5G対応といった感じで、より持ち運びに適したMacbookになると予想されていました。
僕としては、12インチMacbookがApple Siliconで発売されたらすぐ買う! ってくらいの心持ちだったのですが発売されず……結局202年にはM1チップ搭載のMacbook AirとMacbook Pro、そして2021年には性能が大幅に強化されたM1 Pro/M1 Maxを搭載した14インチ/16インチMacbook Proが発売されました。

新たに14インチ/16インチのラインナップが加わったことで2021年のAppleのMacbookシリーズは非常にわかりやすいラインナップになっていまして。最強の性能を求める人はM1 Pro/M1 Max搭載のMacbook Pro、コストを抑えつつ高い性能が欲しい人は13インチのM1搭載Macook Pro。
価格を抑えつつ、優れた性能で、小型軽量コンパクトを求める人はMacbook Airといった感じで。改めて見返してみると12インチ Macbookの強みはMacbook Airで十分カバーできる状態です。
もはや12インチ Macbookのつけ入る隙が無いようにも思えますが、12インチ Macbookの復活を示唆するような情報があったので、このあたりで簡単におさらいしておきましょう。期待は禁物ですけどね。
M1チップ搭載の12インチMacbookの復活を示唆する情報
さてさて、そんな12インチMacbookですが最近の調査でAppleが12インチMacbookの復活を再検討している可能性が"わずかながら"示唆されています。
調査によれば、Appleは12インチ Macbookを所有している人を対象にサイズや機能を変更することに関するアンケートを実施しているとのこと。
12インチ Macbookの復活を検討しているのか、それとも12インチMacbookが至らなかった点を調査しようとしているのかは不明ですが、とにかく何かしらを探っていることは間違いありません。
12インチMacbookはその軽さと薄さとコンパクトなサイズで人気を博したモデルだったのですが、2019年7月には公式ストアのラインナップから姿を消しており、2021年現在の今は12インチMacbookの立ち位置を十分補えるMacbook Airもラインナップされています。
つまり何が言いたいのかというと……現状のラインナップを考慮しても12インチMacbookが復活する可能性は低いということ。
もちろん、断言はできないですし、調査が行われていたことも事実です。
M1チップ搭載でより廉価&コンパクトな12インチMacbookが復活する可能性も0%ではないですし、個人的に、無印のMacbookが復活してほしい気もありますが、情報が少なすぎるので……12インチ Macbookの復活については一旦諦めてもいいのかなぁと。
(少なくとも、2022年にはM1搭載のiMac Proが予定されていますし、それまでに12インチMacbookが発売されることはなさそう)
12インチMacbookはきっと根強いファンがいるはずですし、期待しすぎず、待ち焦がれず、待たず、12インチMacbookのことはひと時忘れるくらいでちょうどいいかもしれません。
12インチMacbookって意外に求めている人多いと思うんだけどなぁ。どうなんでしょう?