いつHDR10+に対応するかは不明。
CES2025で、HDR+テクノロジーを認証及び管理するグループ”Communication Research Inc.”のMarc Finer氏により、ディズニー作品および傘下スタジオの映像作品が見放題の動画ストリーミングサービス「Disney+(ディズニープラス)」がHDR10+に対応することが発表されたので、簡単におさらい。
AmazonプライムビデオやYoutube、AppleTV+を筆頭に、様々な動画ストリーミングサービスがすでにHDR10+をサポートしていますが、HDR10+に対応するとどんなメリットがあるのか?についてもダダっとご紹介していこうかと思うので、ディズニープラスを契約している人は参考にどうぞ。
Disney+がHDR10+に対応。どんなメリットがあるの?
CES2025で、HDR10+を認証および管理するグループ「Communication Research Inc.」のMarc Finer氏がディズニープラスがHDR10+をサポートすることを発表。
HDR10+と互換性があるデバイスを所持していることが前提ですが、まもなく映画や番組を視聴する際に高いダイナミックレンジ、豊かなコントラスト、より明暗のはっきりした美しい映像でディズニープラスの作品を楽しめるようになります。
ちなみに、「HDR10+」は、サムスンとアマゾン、日本からはパナソニックの協力で2017年に発表されたHDR10の拡張規格。HDR10よりも高い輝度レベルで適格に明るさを調整し、10ビットの色深度および8K解像度をサポートし、”ロイヤリティフリー(ライセンス料が不要)”のハイダイナミックレンジ(HDR)映像技術のことです。
※HDR10+についてもっと詳しく知りたい人はPhileWebのHDR10+に関する記事も参照。
ディズニープラスがHDR10+に対応するメリットについて
難しい話はひとまず置いておくとしまして、ディズニープラスがHDR10+に対応することで得られる分かりやすいメリットは以下の通りです。
- 高いダイナミックレンジの映像
- 明暗のはっきりくっきりした豊かなコントラスト
- 輝度の向上
- 10ビットの色深度
- 8k画質のサポート
- グローバル認証でロイヤリティフリー(ライセンス料が不要)
- 2025年時点で互換性のあるデバイスは13000台以上
HDR10+には映像の各フレームのHDRメタデータが含まれているため、表示設定をリアルタイムで更新することで豊かなコントラストと明るい映像が表現できるのですが、最近までは意外とマイナーな規格で、主要な動画ストリーミングサービスで対応し始めたのはここ数年。
互換性のあるデバイス(テレビやモニター、スマホやタブレットなど)が必要なことには注意が必要ですが、ディズニープラスがHDR10+に対応すれば、ディズニーと傘下の作品(ピクサー/マーベル/スターウォーズ/ナショジオ/STAR)の映画やドラマがもっとリッチな映像で楽しめるようになります。
ディズニープラスであれば、HDR10+はプレミアムプランがサポートするようになると思われますが、ロイヤリティフリーなので、おそらく、月額料金も変わらないんじゃないかなと。
HDR10+に対応するデバイスを使っている人はいつも通り使っているだけでHDR10+の恩恵が得られるのは嬉しい。
HDR10+の対応時期は不明。続報に期待
CES2025でHDR10+に対応することが発表された「Disney+(ディズニープラス)」ですが、HDR10+の対応時期は未定。
ディズニープラスのプラン | ||
---|---|---|
スタンダード | プレミアム | |
月額 | 990円 | 1320円 |
年額 | 9900円 | 13200円 |
画質 | 1080p FHD | 4K UHD HDR対応 |
音質 | 5.1ch サラウンド | ドルビーアトモス |
同時視聴 | 2台 | 4台 |
Disney+は、ディズニーやマーベル、ピクサー、スターウォーズが好きな人には唯一無二な動画ストリーミングサービスなので、この機会に検討してみるのもいいかも。
国内では、ディズニープラスがHDR10+に対応することはまだアナウンスされていないので、続報に期待。
Source:9to5Mac