ゲーミングキーボード「DREVO BladeMaster TE」をレビュー。黒軸は人を選ぶけど、使い心地は良き

DREVO BladeMaster レビュー1

広告またはアフィリエイトを含みます。

ゲーミングキーボードはこれくらい主張が強くないと。

今回の記事では、様々な操作を割り当てることができるGenius-Knob(ジーニアスノブ)と綺麗なRGBバックライトが特徴のゲーミングキーボード「DREVO BladeMaster TE」をレビューしていきます。

今回購入したのは、DREVO BladeMaster TEのUS配列 黒軸。

2月に購入したので、もう結構使ってますが、キーボードの打ち心地や使用感についてレビューできればな……と。※参考価格は13,000円ほど。

結論を先に言ってしまうと、BladeMaster TEのジーニアスノブはゲーム用途に向かないものの、使用感は良い感じ。黒軸は使う人を選びますが、グッドなメカニカルキーボードでした。

DREVO BladeMasterは、多くの人におすすめできるメカニカルキーボードだと感じたので、参考にどうぞ!

DREVO BladeMasterをレビュー。グイグイ光って使用感も良好

DREVO BladeMaster レビュー2

まずは、DREVO BladeMaster TEのデザインをチェックしつつ、レビューといきましょう。

パッケージには趣向が凝らされており、DREVOっぽいカラーでした。

BladeMasterには、今回レビューする「TE」と、ワイヤレスで接続できる上位モデル「PRO」の2つのエディションが用意されているんですが……、現状、日本で手に入るのはBladeMaster TEだけと思っておいてOKです。

(BladeMaster PROは公式ページでも、Amazonでも、楽天でも販売されてませんでした。残念)

DREVO BladeMaster レビュー3

DREVO BladeMaster TEのキーレイアウトは、テンキーレスの87キー。

キー配列はUS/JPで選択可能ですが、BladeMaster TEは有線モデルとなるため、USBケーブルの取り外しはできません。

キーボードの作りはそれなりに頑丈で、しっかりしてる印象ですが、ライティングしてないどことなくしょぼいかも……。

DREVO BladeMaster レビュー9

バックパネルはこんな感じ。操作やショートカットについて記載されているので、ぱっとチェックしたい時はキーボードを裏返せばOKですね。

細かく調整することはできないですが、スタンドを上げると良い感じで高さと角度が付きます。

そういえば、僕は問題なかったですが、DREVO BladeMasterは結構高さがあるような……。人によっては、疲れを感じるかもしれません。

DREVO BladeMasterの付属品

DREVO BladeMaster レビュー4

DREVO BladeMaster TEには、メカニカルキーボード本体のほかキートップ外し掃除用キーブラシ簡易説明書DREVOステッカーが付属します。

なかでも、キートップ外しとキーブラシはありがたい……! しかも、便利で使いやすいんです。

DREVO BladeMaster TEのスペックと仕様

さてさて、次はDREVO BladeMaster TEの仕様についてさくっとまとめておきます。ぜひ参考に。

サイズ369×136×45mm
940g
キー配列US (87キー)
JP (91キー)
キースイッチ赤軸/青軸/黒軸/茶軸
(CherryMX互換)
キーピッチ1.9mm
キーストローク4.0±0.6mm
Nキーロールオーバー対応
耐久性約5,000万回
ライティング1,680万色
接続USB(有線)
1.8m
その他専用ソフト
Genius Knob

DREVO BladeMasterは16MBのオンボードメモリを備えるため、最大3つのカスタマイズプロファイルを本体に保存できるというのも覚えておきたいポイント。

ジーニアスノブはどう?

DREVO BladeMaster レビュー7

次は、DREVO BladeMaster TEの大きな特徴・強みであるジーニアスノブ(Genius-Knob)について。

ジーニアスノブは、クリックと回転入力で操作できる入力装置ですが、使用感はかなり良いです。

  • シングルクリック
  • ダブルクリック
  • ノブを前に回す
  • ノブを後ろに回す

ジーニアスノブの主な操作は上記4つ。設定はDREVO Power Console(DPC)から行います。

ジーニアスノブはクリックしたり、回転させると確かなクリック感が得られるので、操作してる感があって良い感じ。

僕はダイアルを搭載したキーボードを初めて使いましたが、一度使いだすと抜け出せないかも……。

それくらいジーニアスノブは便利です。

ジーニアスノブがゲーム用途で活躍する場面は少ない

すっごい便利なDREVO BladeMasterのジーニアスノブ(Genius-Knob)。

ただですね……、ジーニアスノブをゲーム用途で活用するのは難しいかもです。

なぜって? 理由は簡単です。ジーニアスノブを操作するのに左手がキーボードから離れてしまうから

MMORPGやマイクラみたいなゆっくり遊ぶゲームなら使えそうですが、ApexやPUBGみたいなゲームとの相性は悪い……と思っておいたほうがいいかもしれません。

W,A,S,Dのゲームポジションから手が離れてしまうのはちょっとね……。

DREVOの専用ソフト「DPC」

DREVO DPC 1

DREVO Power Console(DPC)は、DREVO製品のライティングや設定を制御できる専用ソフト。

DREVO BladeMasterもがっつり対応しており、ジーニアスノブの操作割り当て、ライティング、アップデートなど、様々なことができます。

DREVO DPC 2

僕はジーニアスノブの設定を音楽に特化して使ってますが、ほんとに便利。

DREVO BladeMasterにはジーニアスノブの機能を変えるショートカットが用意されており、「FN+PGUP」で音楽設定に変更することができるんですが……、ノブがボリューム調整になっており、ちょっと使いにくかったので自分で設定したって感じです。

ジーニアスノブの機能を変更できるショートカットについては以下の通り。

  • 「FN+INS」LEDモード変更
  • 「FN+DEL」LEDの輝度調整
  • 「FN+HOME」LEDの点滅速度調整
  • 「FN+END」LEDプリセットの変更
  • 「FN+PGUP」音楽操作モード
  • 「FN+PGDN」カスタマイズモード

そのほかには、ポーリングレートなどをカスタマイズするショートカットなどが用意されてますが、ほぼ使わないかな……。

Windowsキーの有効/無効ができる「FN+Windows」のショートカットは、ゲームの時に役立ちます。

3つのプロファイルを即呼び出し可能

DREVO BladeMasterは最大3つのカスタムプロファイルを保存可能となっており、「FN+F1 or F2 or F3」ですぐ切り替えられるというのも覚えておきたいポイント。

よく使うジーニアスノブの割り当てだったり、ライティングだったりを保存しておくと必要な時に即切り替え可能です。

DREVO BladeMaster TEのRGBライティングや操作割り当てなどがカスタマイズできる専用ソフト「DPC(DREVO POWER CONSOLE)」は以下の公式ページからダウンロードできるのでぜひ。

DREVO BladeMasterを使うなら必須です。

専用ソフトウェア「DREVO POWER CONSOLE」

光るゲーミングメカニカルキーボードらしさ。DREVO BladeMasterの打ち心地と使用感

DREVO BladeMaster レビュー6

DREVO BladeMaster TEの打ち心地、使用感について。今回、僕は初めて黒軸のメカニカルキーボードを選んだんですが……、重い。

(赤軸を選べば済んだ話なんですけど、黒軸を使ったことがなかったから試したかった……)

DREVO BladeMaster TEのキースイッチはGateron製RGB(CherryMX互換)。黒軸自体、使うのが今回初めてなのでCherryMX製 黒軸スイッチとの違いは分かりません。

なので……! 黒軸についての使用感は「重い。タイピングで使用するのは疲れるかも」くらいにしておいて、DREVO BladeMaster TE自体の使用感についてレビューしておきます。

タイピング時に感じる重さについては黒軸の特性だと思いますが、打鍵感/打鍵音についてはまずまずといった感じです。

DREVO BladeMaster TEには航空機などで使われるアルマイト処理が施されたアルミニウム合金パネルを使用しているので、剛性は高いと思ってよさそう。

ゲームやタイピングでズレることもないし、特に気になる点もないですが、強いて上げるなら、僕に黒軸は合わなかったというのが悔やまれる……! DREVO BladeMasterは赤軸/青軸あたりがおすすめです。

PCがスリープになるとジーニアスノブの設定がおかしくなる

DREVO BladeMaster TEで気になる点といえば、1つありました。

それは、数十分ほどPCがスリープ状態になると、ジーニアスノブに割り当てた操作が効かなくなるということ。これ、かなり気になります。

こうなるとPCを再起動するか、DPC(専用アプリ)を開かないといけないので、ものすごく不憫です。※DPCでも治らないときの方が多いため、基本的にPCは再起動しないといけない。

ジーニアスノブは便利なのに、この点は大きくマイナスポイント! ほかは気に入っているだけに残念です。

DREVO BladeMaster TEのレビューまとめ!ベストバイではないけどゲーミングキーボードにいいかも

DREVO Blade Master TEのレビューについてサクッとまとめると……、ベストバイではないけど、使いやすいゲーミングメカニカルキーボードといった感じ。

黒軸は重いけど、打ち心地は悪くないし、タイピング音も比較的静か。なにより、ジーニアスノブは一度使うと抜け出せなくなるほど便利です。

(DREVO BladeMasterはLEDのライティングが最高! 側面にあるLEDもめちゃかっこいい)

メリット

  • ジーニアスノブがすごい便利。
  • LEDライティングがかっこいい!
  • 剛性も高そう。
  • 悪くない打ち心地。

デメリット

  • スリープから復帰すると、ジーニアスノブが使えなくなることがあります。
  • キーの質感がキュピキュピ。
  • 黒軸疲れる(人によると思います)。

DREVO BladeMaster TEのレビューまとめ

デザイン★★★★☆
LEDライティング★★★★☆
打ち心地★★★☆☆
タイピング音★★★☆☆
剛性★★★★☆
操作性★★★★★
コスパ★★★★★

DREVO BladeMaster TEは、気になる点こそあるものの、価格を考えるとコスパはかなり良き。おすすめできるゲーミングキーボードなのは間違いありません。

かっこいいライティングのメカニカルキーボードが欲しいという人は試してみるといいかもですね。

黒軸は少し癖が追良いので、購入時は要注意です。(ほんと僕には向いてなかった……。赤軸にすればよかったかも)

GadgetReview

Posted by Yusuke Miyamoto