コスパ抜群7.1chゲーミングヘッドフォン「EKSA E-1000」をレビュー

Amazonでもよく見かける "コスパ第一主義なヘッドフォン" ですが、実際の使用感はいかがなものかって気になりません?
今回は、DJ向けヘッドフォンを中心に展開するOneOdioのサブブランドから発売されている「EKSA E-1000」について。4,000円以内で買えるヘッドフォンなんてしょぼしょぼでしょ? って思いきや......普通に使えちゃうのです。
PS4対応、任天堂スイッチOK、PCも対応。音楽も聴けるし、7.1chで音の定位感もしっかりしているし、価格以上の価値を秘めているというのは間違いなし。見た目は少々チープですけど、これはもう価格とのトレードオフです。仕方ありません。
それじゃ、EKSA E-1000のレビューいきますね。
コスパ抜群なゲーミングヘッドフォン「EKSA E-1000」


それでは、まずはEKSA E-1000のデザイン、特徴や仕様についておさらいしておきましょう。まず、このコスパに優れるヘッドフォンについて覚えておきたいのは......
- 7.1ch ステレオサウンド
- 高性能マイク
- 50mmの大口径ドライバ―
- RGBライティング
- 2年無料メーカー保証
- 返信&在庫が続く限り交換対応してくれるのだそう。素敵。
- USB接続のプラグアンドプレイ(差せばすぐ使える)
- Amazonでの参考価格は3,399円
こんなところでして。Amazonでの販売価格は3,399円とかなりお安く販売されているのですが、価格を考えれば、十分すぎる機能・性能を備えてますし、サポートもしっかり。


Eksa E-1000には合成レザーな巾着袋も付属するため、持ち運びもGoodです。
デザインをチェック


Eksa E-1000のデザインについてもささっと見ていきましょう。このヘッドフォンは "ゲーミングヘッドフォン" ということで、マイクを備えていまして。どちらかというとヘッドセットに分類されます。
ごりごりゲーミングヘッドセットなデザインは好みが分かれそうですけどね。


Eksa E-1000は有線接続なので、太めのケーブルが伸びているのですが......ちょくちょく "バリ" というか、プラスチック感満載なのはご愛敬。もうこれは価格とのトレードオフです。気にしてはいけません。


トップのヘッドバンド部分はこんな感じ。プラスチックなので柔軟性は備えており、ぐにゃぐにゃ動かせるんですけど、調子に乗るとバキッといってしまいそうなのでほどほどに。


頭頂部、側面のバンドの締め付けはそれほど強くないですが......素材がプラスチックなので小傷が付きやすいというのは覚えておきたいポイントかもですね。


おそらく、イヤーパッドにはウレタンフォーム使われているかと思うんですけど、こちらも価格を考えればかなり良好な感触。
EKSA E-1000は元々側圧がそれほど強くはないと感じたので、長時間付けていても僕は問題ありませんでした。(当然、個人差はあります)


マイクの接続部は若干のLED漏れがあるんですけど、幾度も言ってますがこれは価格とのトレードオフ。気にしない、気にしない。
LEDをオフにすることはできないですが、カラフルなLEDライティングは良き。
製品仕様
重さ | 481g |
ドライバ―ユニット | 50mm マグネティックネオジウムドライバ― ヘッドフォン感度:111dB インピーダンス:32Ω 最大電力:30mw |
接続 | USB端子 |
マイク | ノイズキャンセリングマイク 周波数:20-2000Hz 感度:-36±1dB マイクのON/OFF、ボリューム調整ができるコントローラー付き |
対応機種 | Windows PC、Mac、PS4、任天堂スイッチ ※Xbox One,Xbox 360は非対応 |
サウンド | 7.1ch 仮想サラウンドサウンド サウンドカードを本体に内蔵 |
その他 | RGB LED、耐久性と柔軟性を備える素材 |
ヘッドフォンブランド「OneOdio」って知ってます?
このあたりで、「OneOdio」についておさらいしておきましょう。OneOdioはDJ向けのヘッドフォンを中心に販売しているブランドでして。
サブゲーミングブランドとして "Eksa" も展開しており、いずれも買いやすい価格で品質の高い製品をラインナップしているのですが、今回レビューしているのが、このサブブランドから発売されているゲーミングヘッドフォン "EKSA E-1000" です。
上記の公式Twitterにて、製品情報やイベント、お得なクーポンなんかの情報を発信してくれているため、こちらのチェックもお忘れなく。
EKSA E-1000の使用感をレビュー


さてさて、いよいよEKSA E-1000の使用感についてのレビューといきましょう。実際に付けてみるとこんな感じでして。
マイクの音質は決して良いとは言えないですが、十分クリアで、ぐにゃっと曲がるのでちょうどいい位置に調整することができますよ。


サイドから見てみるとこんな感じ。この派手なLEDライティングを良しとするかどうかはあなた次第。
長時間使用しても疲れません


すでに触れているんですけど、EKSA E-1000は装着感もなかなかのものでして。ヘッドレストも、イヤーパッドも、素材は "ウレタンフォーム" かなぁとは思うんですけど、良い感じでもちもちなんですよね。
(フワフワまではいかないけども......何回も言ってますとおり価格とのトレードオフってやつ)


僕はよくブルーライトカットのメガネを使用してるんですけど、メガネを付けた状態でも問題なく使用可能です。さすがに、通気性はそこまで良くはないため、ムレは多少感じますけどね。
リモコンの使用感もGood


EKSA E-1000はボリュームをコントロールしたり、マイクのON/OFFが切り替えられるリモコンが付いているのですが、これがまたいい感じで。


僕は、基本的にPS4やPC側の音量は最大に設定し、ヘッドフォン側のボリュームコントロ―ルで調整するといった使い方がベターだと考えているのですが、EKSA E-1000もしっかりボリューム調整することができます。


マイクのON/OFFもリモコンのスイッチで一撃。3,399円です。 めちゃ頑張ってくれてます。
7.1chでゲームプレイの没入感はどう?


4,000円以内という破格ながら7.1chに対応するEKSA E-1000なんですけど、そこはしっかり7.1ch。
PUBGやFORTNITEで見た場合、音の定位を把握することができるので、「あ、今右後ろを誰か通過したな」とか、「左方向から誰か走ってきてるな」とか、音の情報が重要なバトロワゲームでもしっかり使用できるかなぁと。
ただし......、これは僕の印象ですが、7.1chのうちセンタースピーカーのブーストが強めになっているため、音のバランスで言えばそこまで良くはありません。右後方/左後方を担うサラウンドも少々ぼやけ気味なため、乱戦時などはもしかしたら、索敵で混乱する場面もあるかなぁと。
でも、価格を考えれば上出来すぎる音響・音質だと感じたのでEKSA-E1000はゲームプレイの没入感もばっちりですよ。
EKSA E-1000は、価格以上の"音質"秘めてます
次にEKSA E-1000の純粋な "音質" について。
僕は、様々なイヤフォンやヘッドフォン、オーディオ関連機器を試していまして。なかなかの音質厨なのですが......このヘッドフォン、音質は良い感じで仕上がってます。3,399円で買えちゃうからすごい。
もちろん、3万円台のヘッドフォンと比べると、低音の太さとか、高音の伸びとか、足りてない部分はたくさんあります。でも、3,399円で買えてしまうということを考慮すると破格の音質なんですよね。
口径だけですべてが決まるわけではないですが、50mmという大口径なドライバーを搭載しているため、低音は確かに強いんです。
EKSA E-1000で音楽を聴いた場合の音質の特徴は......
- 50mmの大口径を感じさせる低音寄りな音質
- 高音域もしっかり伸びてるけど、一定を超えると少しノイズが乗る
- 3,399円という価格を考えると優秀すぎ
僕は、EKSA E-1000は全体的にリバーブというか、空間的な奥行きを持たせるようなチューニングが施されてると感じたんですけど、そのおかげで良い音に聞こえるよう工夫されてるのかなぁと。
逆に、曲によってはこのチューニングが邪魔をしちゃうこともあるんですけど、いずれにしましても、コスパに特化した製品とはいえ、オーディオメーカーのヘッドフォンに相応しい音質でした。Good。
USBハブを使えばiPadや任天堂スイッチでも使用可能


公式では記載されていないのですが、Eksa E-1000はUSBハブを経由することでiPad Pro 2018(USB-C)や任天堂スイッチと接続することができるというのもGoodポイント。
iPad ProとEKSA E-1000を接続すれば、PUBG Mobileもしっかり遊べますし......


任天堂スイッチに接続して問題なく使用可能でした。
任天堂スイッチやiPad Proで使用するならUSB-C用のハブを、PS4のUSBポートに空きが無いという人はUSB A接続のハブ(普通のUSBハブ)を購入しましょう。※いずれもパススルー対応製品をどうぞ。
5,000以内のゲーミングヘッドフォンを選ぶならEKSA E-1000をどうぞ


さてさて、コスパ抜群すぎるゲーミングヘッドフォン「EKSA E-1000」のレビューだったんですけど、どうでしょう? 正直ですね、僕は3,399円のヘッドフォン舐めてました。
自分で言うのもあれなんですけど、僕は耳が "肥えている" はずなんです。そんな僕でも「おぉ、ええやん」と素直に思える音質と立体感、音の定位感など、ゲーミングヘッドフォンとして必要なラインはしっかり超えてきてるなぁと。
それじゃ、最後に僕のレビューと評価まとめいきますね。
Good!
- 3,399円の圧倒的コスパ!
- しっかり "7.1ch" のサラウンドサウンド。
- 価格以上の音質。
- 特に、低音が優秀。
- USBハブを使用すればiPad Proや任天堂スイッチで使える。
- 検証はできてないですが、USBハブをかませば様々なデバイスで使えるかも
- プラグアンドプレイなので、繋ぐだけOK。
- 2年間の安心サポート!
Bad...
- 長くて太いUSBケーブルは邪魔。
- 僕がワイヤレスに慣れすぎているから、余計そう感じるのかも
- チープに感じる質感とデザイン。
- 価格が価格だけに、耐久性には不安が残ります。
- 2年間のサポートがあるとはいえ、これは長く使ってみないと分かりません。
- 好みが分かれそうなデザイン。(僕はもう少しシンプルな方がよかったかも)
レビューまとめ
7.1chの定位感&没入感 | ★★★★☆ |
音質 | ★★★★★ |
付け心地 | ★★★★☆ |
使いやすさ | ★★★☆☆ |
コスパ(価格) | ★★★★★ |
価格を考えれば、この音質は優秀すぎるため、音質は文句なしの★5。7.1chのサラウンドもしっかり体験することができると思います。
使いやすさの評価が低めなのは、"プラグアンドプレイ" というシンプルなスタイルなため、LEDライティングをオフに出来なかったり、細かい設定項目が無いというのが理由なんですけど、まぁこれも価格が価格だし......ぶっちゃけそこまで気になりません。
少なくとも、EKSA E-1000は買って後悔しない低価格ゲーミングヘッドフォンというのは間違いないと思うので、気になる人はこの機会にいかが? ほんと、音質はめちゃ良い感じなので、4,000円以内でヘッドフォンを探してるなら、おすすめですよ。
Source:OneOdio