Fallout 76のサブスク「Fallout 1st」って何?

大型アップデート「Wastelanders(ウェイストランダーズ)」で真のオンラインFalloutへと昇華したFallout 76ですが、今回は、プライベートワールドを持てたり、拠点のように使える小型キャンプ「サバイバルテント」が利用できるようになったり、毎月一定のATOMS(課金用通貨)がもらえるサブスク「Fallout 1st」について。
気になる価格は月/1,500円、年/12,000円と少々お高めなのですが……考え方によっては、これ意外といいんじゃないかなぁって。もちろん、ゲームの課金に対する考え方にもよるんですけどね。
それじゃ、Fallout 1stについて、ささっとおさらいしておきましょう。
※Fallout 76 Wastelandersのリリースに合わせ、記事内容を大幅に更新、追記しました。
▶Fallout 1stの詳細を見る – Fallout 76 公式HP
Fallout 76のサブスク「Fallout 1st」って?
それじゃ、早速Fallout 76のサブスク「Fallout 1st」についておさらいしておきましょう。
と、その前に。僕はFallout 1stが発表された当初、このサブスクにそれほど良いイメージは持ちませんでした。
元々Fallout 76は “Pay to Win(課金すれば勝てる)" な課金要素は追加しないと断言していましたし、Fallout 76のプライベートワールドを遊びたいなら加入してくださいね的なアプローチがフルプライスで購入していたユーザーからすると「あれ? それは違うんじゃね?」感が強かったんですよね。
※Fallout 1stはアパラチアでの生活を豊かにするサブスクですが、Pay To Winに直結しているわけではありません。ただ、ジャンクやスタッシュの容量的に有利なのは間違いないですけどね。
ですが……Fallout 76 Wastelandersがリリースされ、Fallout 76の価格が落ち着いてきた今となっては、少し違う考え方になりまして。
詳細は後述していこうと思いますが、まずは、Fallout 1stで受けられる特典やメリットについてチェックしていきましょう。
Fallout 1stの詳細

Fallout 1stは、購入するとFallout 76で様々な特典が受けられるメンバーシップなんですけど、詳細は以下の通りです。
- 最大7人のフレンドと遊べる「プライベートワールド」。
- 自分を含めて最大8人で遊べます。
- 他のプレイヤーがいないので、ジャンクやワークショップ、伝説武器が集め放題。
- Fallout 1stのメンバーである必要があるのは、プライベートワールドの作成者のみ。
- Fallout 1stメンバーが一人でも残っていれば、作成者が離れてもアクティブなまま。
- 将来的に、MODに対応予定。
- クラフト用の素材(ジャンク)を無限に詰め込める「スクラップボックス」。
- すべてのモードで使用可能です。
- 新たに設置可能な拠点「サバイバルテント」。
- 収納箱、寝袋、スクラップボックス、クッキングステーションなど、生活で必要になるものを完備。
- 無料でファストトラベルが可能。
- パブリックモード/プライベートワールドの両方で利用可能。
- Fallout 1stメンバー限定「レンジャーアーマーの衣装」。
- Fallout 1stメンバー限定の特別な衣装。
- Fallout 1stに1度でも加入していれば手に入ります。
- もし、Fallout 1stを途中でやめてもそのまま使用可能。
- アイコン&エモートパック。
- ATOMICショップをセール価格で利用できる。
Fallout 1stは月額もしくは、年額支払いのメンバーシップとなっており、利用料金は月/1,500と年/12,000円。
素材を無制限に突っ込めるスクラップボックスや第2の拠点となるサバイバルテント、レンジャーアーマーの衣装は魅力的で、Fallout 76が2,000円前後で買える2020年現在は、毎月1,500円課金すると思えばそこまで高いサブスクではないんじゃないかなぁと。

確かに、月/1,500円という価格は、ゲームのサブスクとしては高めです。でも、毎月1,650のATOMS(課金通貨)が確実にもらえるので、定期的に課金している人にとっては安く抑えられる可能性もわけです。サバイバルテントやスクラップボックスもついてくるのでむしろお得。
Fallout 1stは、必須ではないけど、加入すればアパラチアでの生活が間違いなく快適になる。それだけは間違いありません。
もし、Fallout 1stが気になるかも……という人は、MODに対応するまでもう少し待ってみるか、レンジャーアーマーと1,650ATOMS目当てに1か月だけ加入してみるのがおすすめです。
※多くのゲームのサブスクは、加入すると「自動更新」で設定されています。Fallout 76も例に漏れずなので、1か月だけ利用する場合は自動更新の解除をお忘れなく。
コミュニティの不満が募ったわけ
#Fallout76 の新たな楽しみ方、「Fallout 1st」が登場‼️
— ベセスダ日本公式 (@Bethesda_jpn) October 24, 2019
フレンドと一緒にプレイできる自分だけのプライベートワールドで、アパラチアを探索しよう!https://t.co/z0PPotJDHB pic.twitter.com/2Pyx5XdqFH
さてさて、Falloutシリーズ大好きな僕も発表当時はさすがにちょっと……という気持ちが抑えられなかった「Fallout 1st」ですが、なぜこんなにもコミュニティからの反感を買っているのか?
理由は主に、
- アトミックショップ(課金)では、見た目に関するアイテムしか販売しないと言いながら、修理キットが発売された。
- 修理キット以外にも、様々なアイテムを販売し始めた。
- Pay To Win(お金で殴る)ゲームにはならないと断言していたのに、見方によっては、Pay To Winに近づきつつあること。
- 追加されるコンテンツはすべて無料になると発売前に語られていたこと。
上記の通りでして。そこに月額/年額メンバーシップ “Fallout 1st" がコミュニティの不信感に止めを刺してしまった、というわけですね。パッケージゲームであるにも関わらず、安くない月額料金、課金者が明らかに有利になるアイテム、そして、いまだ消えない数多のバグ。
ベセスダゲーファンの人って、こういうバグも含めて楽しめる人が多いのですが、今回のことと相乗効果で不満が爆発してしまったのかなぁと。
(ちなみに、Fallout 1stが追加された当初はスクラップボックスのアイテムがすべて消えるという不具合が報告されてました。鬼ヤバ。今は修正済みです。)
毎月1,500円課金すると思えば、Fallout 1stも意外に悪くありません
どうでしょう、今回は、Fallout 76のサブスク “Fallout 1st" についてのあれこれだったのですが、最後に、Fallout 1stに加入することで得られる分かりやすいメリットについてまとめておきますね。
Fallout 1stのメリット
- 価格は月/1,500円、年/12,000円。
- 1度でも加入すると、レンジャーアーマーの衣装がもらえる。
- ジャンクを無制限に詰め込める “スクラップボックス" のおかげでアイテムがいっぱいで取捨選択を……というのがなくなります。
- 第2の拠点として使える “サバイバルテント"。
- ロケーションのジャンクやワークショップ、資源、レジェンダリー装備を独り占め。(ほかのプレイヤーの影響がない)
- 毎月1,650ATOMSをもらうことができ、アトミックショップをセール価格で利用できる。
- 頑張ってくれているBethesdaさんを支援できる。
Fallout 1stの分かりやすいメリットはこんなところ。逆に、デメリットで言えば、他のプレイヤーがいないので寂しい(フレンドがいれば問題なし)ということ。そして、やっぱり、1,500円という高めな価格くらいかなぁと。
Falout 1stの特典が魅力的なのは間違いないですし、Fallout 76が2,000円前後で買えてしまう今となっては、1か月の購読くらいなら初めても良いんじゃない? というのが今の僕の考えです。
まずは1か月でお試しあれ

もし、Fallout 76 Wastelandersを最近始めて、少しだけ “Fallout 1st" が気になるかも、という人は、まず1か月プランで契約してみるのがおすすめです。(その場合、自動更新を切るのをお忘れなく)
いざFallout 1stに加入してみると、ATOMSがもらえて、特別な服がもらえて、サバイバルテントやスクラップボックスも使えるので、快適すぎてクセになる可能性ありありですが……毎月1,500円課金して1,650ATOMSを購入すると思えば、Fallout 1stは意外に悪くありません。
収納箱の容量は工夫すればどうにかなりますし、課金頻度が低い人にとっては必須ではないので、スルーしちゃってOKですが、気になる人はぜひ。
▶Fallout 1stを見る – Fallout 76 公式HP
Source:Fallout 76