懐かしきパカパカの遺伝子「Galaxy Z Flip」誕生、デザイン・性能ぜんぶ良き

サムスンの新型折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip」がSamsung Galaxy Unpacked 2020で発表されました! Galaxy S20シリーズと共に爆誕したわけですが、これめちゃ良い感じじゃないですか?
懐かしき折りたたみスマホを彷彿とさせるパカパカデザイン、それでいて、かなりのハイスペックなんですよね。(性能はGalaxy S20 Ultraが上ですが)
Youtubeでは、すでに多くのハンズオン動画が登場しているGalaxy Z Flipですが、Samsungのこれからを担うスマホとなりそうな予感。
それじゃ、Samsungの縦折スマホ「Galaxy Z Flip」について、僕と一緒に見ていきましょう。
※Update 2020/8/9, サムスンのもう一つのパカパカスマホ “Galaxy Fold" ですが、つい先日、新型モデルとなる “Galaxy Z Fold2" が発表されました。カバーディスプレイもベゼルレス。めちゃ良い感じなので、気になるブラザーはこちらもぜひ。
▶閉じた画面もベゼルレス!Galaxy Z Fold2が発表 – iyusuke
パカパカスマホ「Galaxy Z Flip」

Galaxy Z Flipは、SamsungのGalaxy Foldに続くフォルダブルスマホとなるのですが、こちらは縦折り。懐かしきパカパカ携帯の遺伝子をしっかり引き継いでいます。
Galaxy Foldが広げてタブレットとしても使えるすまほ なのに対し、こちらのコンセプトは、"小さく折りたたんで持ち運べるコンパクトなスマホ"。
合計3つの優れたカメラ、CPUにはSnapdragon 855を搭載し、メモリは8GB、インフィニティフレックススクリーンと呼ばれる6.7インチの有機ELディスプレイ(2,626×1,080)と1.06インチのサブディスプレイ、パンチホールのフロントカメラを搭載すると言われています。
デザイン
さてさて、まずはGalaxy Z Flipのデザインから見ていきましょう。サイズ的には一般的なスマホと大きな違いは無いですが、背面には常時点灯に対応した1.06インチのサブディスプレイを搭載しています。

ここには通知や時間などなど、ちょっとした情報されるほか、着信時などはこの小さな画面をタッチしたり、スワイプ操作して応答することができるのだそう。※閉じた状態では、スピーカーフォンの通話のみが可能です。
さらにさらに、通知をタップしてスマートフォンを開けば、そのアプリがスムーズに起動できるのです。これ、めちゃ良くないですか?
メールの着信や不在着信、時間などなど、一目で確認できる情報はこの小さなディスプレイで完結しちゃうので、"タッチ操作できるようになったガラケーの通知画面" と思っていいのかなぁと。

折りたたむとこんな感じ。サイズ感は今持っているスマホを半分にするイメージですね。めちゃコンパクトじゃないですか?
ちなみに、 Galaxy Z Flipのヒンジ部分は0~180度の好きな角度で固定することが可能で、Galaxy Foldの時に散々だったヒンジ部分には"ホコリの侵入を防ぐブラシ" が搭載されています。※20万回の開閉試験をクリアしているそう。
Galaxy Z Flipのデザインについてまとめると……
- 懐かしきガラケーを思わせるパカパカ折りたたみスマホ。
- フレックスモード搭載。
- 0~180度の好きな角度で固定できる。
- アプリが半分に分割され、コントロール画面は下半分に表示されます。
- ヒンジにはホコリの混入を防ぐブラシが搭載。
- タッチ操作できる小さな画面が搭載。
- 日本で発売されるカラーは、ミラーブラックとミラーパープルの2色。
デザイン的な特徴で言えば、一足先に登場したパカパカスマホMotorola Razr(レーザー)と同様ですが、こちらはよりシンプル。性能は確実に上ですし、良い感じに仕上がってます。
あとは……海外の先行レビューを待ちましょう。
性能やスペックは?

それじゃ、ここからはGalaxy Z Flipの性能やスペックについておさらいしておきましょう。
ディスプレイにはGalaxy Foldのフィルムタイプよりも保護能力に優れる “超薄型ガラス" を搭載しているというのが意外におおきなトピックで、僕たちの “ガラス" の概念をぶち壊す “曲げられるガラス" を搭載しています。
フォルダブルスマホで初となるこの曲げられるガラスは、画面保護に優れるほか、従来のスマホと変わらない手触りを実現しています。
それじゃ、Galaxy Z Flipのスペックについて、ささっとチェックしておきましょう。
Galaxy Z Flipの性能まとめ
OS | Android 10 |
CPU | Snapdragon 855 |
ディスプレイ | FullHD+ 2,636×1,080ピクセル Dynamic AMOLED 6.7インチ Infinity-O(パンチホールカメラ) アスペクト比 21.9:9 |
サブディスプレイ | 300×116ピクセル Super AMOLED 1.06インチ タッチ操作可能 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
カメラ | 12 MP f/1.8 + 12 MP(超広角)f/2.2 HDR 10+ 4k UHD/60fps 8倍デジタルズーム |
フロントカメラ | 10 MP Dual Pixel f/2.4 4k UHD/30fps |
バッテリー | 3,300mAh |
サイズ | 重さ:183g 開き状態:167.3 x 73.6 x 6.9mm 折りたたみ:87.4 x 73.6 x 15.4 – 17.3mm |
その他 | 顔認証 指紋認証(本体側面) ワイヤレス充電 USB-Cの急速充電 5G非対応 |
Galaxy Z Flipの性能についてはこんな感じ。
デュアルレンズのカメラに8GBのメモリ、SnapDragon 855などなど、基本性能はかなり高く、まさにハイエンド端末なのは言うまでもないですが、5Gには対応しません。
大事なことなのでもっかい言っておきますね。Galaxy Z Flipは5Gに対応しません。Galaxy S20シリーズは対応しているのに……です。僕が思うに、Galaxy Z Flipの5G対応が見送られたのは、おそらく “コスト的な理由" と “構造上の理由" のどちらかかなぁと。
ちなみに、Galaxy Z Flipの生体認証は2種類で、顔認証と側面の指紋認証センサーとなるそうです。顔認証だけだとマスクしてたりすると100%認識してくれないので、これは素直にGood。
合計3つの高性能カメラ

Galaxy Z Flipには、フロントにパンチホールカメラが1つ、メインカメラとして、広角レンズと超広角レンズが1つずつ、合計3つのカメラを搭載しています。
- フロントカメラ(パンチホール型)
- 10 MP Dual Pixel
- f/2.4
- 4k UHD/30fps
- メインカメラ(デュアルレンズ)
- 12 MP f/1.8 + 12 MP(広角)
- f/2.2
- HDR 10+
- 4k UHD/60fps
- スーパー手振れ補正
- 8倍デジタルズーム
同時に発表されたGalaxy S20シリーズと比べ、いくらかカメラ性能は控えめになっていますが、それでも、Galaxy Z Flipのカメラ性能はとても優秀です。
8k/60fpsの動画撮影や、優れた手振れ補正、8倍のデジタルズーム、数秒間の長時間露光で光が流れるようなショットなどなど、機能面でも良い感じに仕上がっているんですよね。
好きな角度でピタッと止まる “フリーストップ折りたたみ機構" により、ハンズフリービデオ通話などが特にやりやすくなっているのだそう。これまで、スマホ単体ではできなかったような角度からの撮影も可能になります。
Galaxy Z Flipの価格は約15万円
曲げられるガラスのフォルダブルスマホ「Galaxy Z Fold」の価格は1,399ドル(約15万円)。
なかなかエクスペンシブな価格ですが……性能を考えればこれくらいになってしまうのかなぁと。ただ、Galaxy Z Flipは誰から見ても革新的なスマホなのは間違いないですし、性能はかなりのものなので長く使えますよね。(壊れたり、不具合が起きなければ、ですが……。)
iPhoneの最上位モデルを買うと思えばそこまで高いというわけではないので、気になってる人はマネーをため込んでおきましょう。
発売日は2月下旬、au独占販売です

Galaxy Z Flipが気になる皆様、ご安心を。しっかり日本でも発売されます。ただ、au独占販売となるため、選択肢は少ないですけどね。
- Galaxy Z Flipはau独占販売。
- 予約受付は2月18日(火)9時から。
- 発売日は2月下旬を予定。
パカパカ携帯みたいなハイエンドスマホ……これだけものすごい気になりませんか? 僕、Galaxy Z Flipを日常生活で使ってると間違いなくドヤァしちゃいそうです。
最新テクノロジー満載の縦折りスマホが気になる人は、auでどうぞ。
一足先にモトローラの縦折りスマホ「Motorola Razr」が発売されましたが、どうやら、こちらはヒンジ部分の音がうるさいらしく、正式に発表されている耐久性とは言い難いとの声も。
Galaxy Z Flipはどんな感じに仕上がっているのか……実際の使用感についても気になるポイント。性能はかなり良さげですし、縦折りのフォルダブルスマホってそれだけで新鮮です。
あぁ、早く触りに行きたい。ウズウズが止まりません。