β版プレイレポと「GeForce NOW」の対応ゲームタイトル

現在無料プレサービス中のクラウドゲーミングサービス「GeForce NOW Powerd by Softbank」。
GeForce NOW自体はすでにグローバルで展開されていましてですね、要は、NvidiaとSoftbankの提供で展開される日本版Goeforce NOWなんですけど、これがすごいんです。スペック問わず、デバイス問わず、ネットワーク環境にさえいれば、いつでも快適にゲームが遊べます。
これ、ゲームで日々のストレスを発散している僕たちのような人間にとって、まさに “クラウドのオアシス" たりえるんじゃないかと。
そんなGeforce NOWですが、どんなゲームが遊べるのか、どんなシステムなのか、一緒におさらいしておきましょう。
※追記! CBTを一通りプレイし、GeForce Nowの良いところ、悪いところ。色々と感じることがあったので追記しました。とりあえず、めちゃ良いです。GeForce Now。
いつでも、どこでも、GeForce NOW
さてさて、まずは “GeForce Now" がどんなサービスなのか? について一緒に見ていきましょう。
大きな特徴として押さえておきたいのは……
- スペックに影響せず、様々なゲームがPC、スマホ、タブレット、あらゆるデバイスで遊べる!
- ゲームデータはクラウド上に保存されます。
- もちろん、これまで遊んだゲームのプレイデータも引継ぎOK。
- グローバル版 GeForce NOWで遊べるゲームは500タイトル以上。
- プレイ映像を自動で記録し、Nvidia Highlightsでビデオ共有も可能。
- 価格は月額1,800円。(最大61日間無料)
こんなところ。基本的な考え方としては、GeForce NOWのサーバーで描画処理なんかの負荷がかかる処理をしてもらい、デバイス、スペック関係なく、どこでも快適にストリーミングでゲームが遊べると言った感じなんですよね。
iPhoneでも、Androidでも、高性能なGPU(グラボ)を搭載していないPCでも、フルHD/60fpsでゲームをプレイできます。デバイスが高性能かどうかは関係ありません。安定したインターネット環境次第で、誰でもゲームができるんです。もちろん、GeForce NOWはマルチプレイも可能ですよ。
SteamやEpicGamesで購入したゲームを遊べます
GeForce NOWの嬉しいポイントとして、SteamやEpicGamesなどなど、ほかのプラットフォームで購入したゲームをクラウドストリーミングで遊べるというところ。
やり込んだお気に入りのゲームを、場所問わず、スペック問わず、デバイス問わず遊べるようになります。セーブデータもそのままに、ですよ? 最高じゃないですか。GeForce NOW。
アップデートの必要がないって、すっごいメリット
GeForce NOWがクラウドゲーミングサービスということは……当然ゲームのアップデートも必要ありません。アップデートが必要な時はサーバー側で行ってくれるので、ゲームを遊ぶ時はいつでも最新版。
デバイスの容量(ストレージ)も気にせず遊べますし、アップデートで待たされる時間が無いというのはすごいメリットじゃないですか? Goodです。
対応ゲームタイトルをピックアップ
すでに500タイトル以上のゲームがラインナップされている海外版GeForce NOWですが、日本版GeForce NOWで遊べるゲームタイトルの一部が発表されています。
その中でも、有名なゲームをピックアップしていこうと思うので、ぜひ参考にしてもらえれば。
GeForce Nowの対応ゲームタイトル
- フォートナイト
- Conan Exiles
- Cities Skyline
- Darksiders Ⅱ Deathinitive Edition
- Darksiders Ⅲ
- DARK SOULS REMASTERED
- DARK SOULS Ⅱ SCHOLAR OF THE FIRST SIN
- DARK SOULS Ⅲ
- Dead by Daylight
- Destiny 2
- DYING LIGHT ENHANCED EDITION
- Kingdom Come:Deliverance
- Metal Wolf Chaos XD
- SEKIRO:SHADOW DIE TWICE(取り下げ)
- This War of Mine
- 鉄拳 7
- The Witcher 3 WildHunt(取り下げ)
- Fallout 76(取り下げ)
- The ElderScrolls Ⅴ Skyrim(取り下げ)
- League of Legends
- Warframe
- World War Z
- 三國志14
- 7 Days to Die
- デモンエクスマキナ
- グランブルーファンタジー ヴァーサス
- Mount & Blade II: Bannerlord
などなど。上記はGeForce Now公式から動作確認済みとしてマークされているゲームタイトルの中から有名なものをピックアップしました。
公式からの動作確認はないけれども、僕の環境で動作確認が取れたゲームタイトルは以下の通りです。
僕の環境で動作確認が取れたゲーム
- PUBG
- Apex Legends
- Ark:Survival Evolved
- Dauntless
ただ、これらはほんの一握りで、上記ゲームタイトルのほか、様々なゲームがGeForce NOWで遊べるようになっています。※上記の通り、公式からの動作確認が取れていないだけで、プレイできるゲームもあります。
黒い砂漠やPUBG Liteなんかの基本プレイ無料ゲームは、まだGeForce Nowに対応していないみたいですが、対応タイトルは定期的に追加されているので……近いうちに遊べるようになるかもしれませんね。
公式HPではGeForce Nowの対応タイトルを検索することができるので遊びたいゲームが対応しているか、気になる人は確認しておきましょう。
※追記! Bethesda(Skyrim,Fallout)やActivision Brizzard(SEKIRO,オーバーウォッチ,ハースストーン,etc)など、複数のメーカーがゲームを取り下げています。理由は未発表ですが、僕の大好きなSkyrimやFallout 76がGeForce Nowで遊べなくなりました。悲しみ。
▶GeForce nowで遊べるゲームを確認 – GeForce Now公式HP
無料で遊べるゲームのラインナップではありません
注意したいのは、GeForce NOWでラインナップされるゲームがすべて遊び放題ではないということ。
GeForce NOWでサポートされる基本プレイ無料ゲーム(フォートナイトなど)は無料でプレイできますが、その他のゲームはすべてSteam、Uplay、Blizzard Battle.netなどのプラットフォームで事前に購入して所有している必要があります。
これ、かなーり大事。もしかしたら、勘違いしている人もいるんじゃないでしょうか? GeForce NOWは、"所有しているゲームをプラットフォームやスペック、デバイス関係なく遊べるサービス" と覚えておけば間違いありません。
対応端末や動作環境は?
いくらクラウドゲーミングサービスと言っても、最低限必要な条件はいくつかあります。最優先で整えておきたいのが通信環境というのはいうまでもないですが、さくっとまとめておきますね。
Windows | Windows 7(64bit)以降 |
Mac | macOS 10.10以降 |
iOS | 未定 |
Android | Android 6.0 以降 |
通信環境(共通) | 15Mbps以上、25Mbps以上推奨 |
注意したいのは、クローズドベータテストの時点でiOS。つまりiPhoneの動作環境についてのアナウンスはありません。ゆくゆくは確実に対応してくるとは思いますが、そこだけ留意しておきたいところです。
GeForce Nowは月額1,800円(無料期間あり)
さてさて、そんな気になるGeForce Nowの価格ですが、月額1,800円。現在は最大61日間無料でプレイすることができるので、ちょっと試してみたいかも……と思ったならまずは登録してみましょう。
- GeForce Nowの価格は、1,800円/月
- 最大61日間無料で遊べるキャンペーンが実施中
- 6月に本登録を完了すると61日間無料
- 7月に本登録を完了すると31日間無料
- 8月以降に本登録を完了すると14日間無料
かなりお高めな価格に感じてしまいますが、ゲーミングPCを持っていない人にとっては嬉しいサービスなのは間違いありません。まずは無料期間を利用していGeForce Nowを試してみるのがおすすめです。
▶GeForce Nowは月額1800円、2020年6月からサービス開始です
Geforce Now CBTレビュー、めちゃ快適にゲームが遊べます

β版 GeForce Nowを一通りプレイしてみたので、さくっと感想について追記しておきます。
回線にかなり左右されること、そして月額1,800円という価格は気になるポイントではありますが……、とりあえずめちゃ良い。GeForce Now。これは間違いありません。
PC環境と回線状況
OS | Windows 10 |
CPU | Core i7 4770 |
GPU | GT 635 |
回線 | 有線、下り:260.1、上がり:214.7 |
Geforce Nowの検証環境は、7年近く前のデスクトップPC。第4世代のCore i7、グラボはGT635と、ゲームをプレイするには完全にスペック不足なPCでプレイしてみました。
僕のWi-Fi環境では、回線速度が足りていなかったのかカクつきがすごかったため、有線環境での検証です。
(WiFiも100Mbps以上の速度が出ているため、そこまで遅くはないんだけども……ちょっと耐えられなかったので断念しました。つまり、結構な速さの回線は必須です。)
遅延ほぼ無し、回線状況によってはカクつくかも

さてさて、僕が現在どはまりしているWitcher 3を例に見てみますと、このクラスの画質でも、GeForce Nowなら快適に遊べてしまうことにまず驚き。※最高設定です。
GeForce Now経由ではなく、検証用PCに直接ダウンロードしてプレイする場合、グラボが圧倒的にスペック不足なので……、普通なら中画質、酷ければ低画質までグラフィックを落とさないと遊べないんですよね。
Fortnite然り、Skyrim然り、PixArk然り、一通り僕が所持しているゲームタイトルを遊んでみましたが、いずれも遅延は感じられず、回線状況によっては “カクつき" が出るといった感じでした。
GeForce Nowでは、高級なゲーミングPCを揃える必要はないですが……高速な回線環境は必要というのがこれまでのゲームプレイと大きく異なるポイントです。
推奨回線速度は15Mbps以上、25Mbps以上推奨となっているのですが……おそらく、100Mbps以上は必要かと思います。
ノートPCでプレイする場合は別途マウスがあると良き
ノートPC(僕の環境ではMacbook Pro)でもGeForce Nowをプレイしてみたのですが、回線が不安定なのか有線接続ほど快適にはプレイできず。
それでも、綺麗な画質でPCのゲームをプレイできることを考えると最高なのですが、ノートPCの場合は操作性が良いとは言えないため、マウスは別で用意した方がいいかもしれません。
GeForce NowでMODは使用できません
GeForce Nowは、回線速度さえキープできれば快適にゲームをプレイできますし、遅延も感じられないのでほぼ最高のゲーム体験ができるのですが……、唯一気になったデメリットが1つだけ。
それは “MODを入れて遊べない" というところ。僕はWitcher3やSkyrimにグラフィックを強化するMODだったり、操作性を改善するMOD、コンソールMODなんかを入れて遊んでいるのですが、いずれもNexusMODというソフトを経由して起動する必要があります。
ということは……クラウドを経由して遊ぶGeForce NowではMODを入れたデータをプレイできないんですよね。MODを入れてグイグイ遊びたいなら、GeForce Nowではなく、これまで通りハイスペックなゲーミングPCが必要です。
※SkyrimやFalloutなど、ゲームの機能としてMOD機能があるゲームは、GeForce NowからでもMODを適用可能です。NexusMODと比べると数は少ないですし、自由度は下がりますけどね。
Source:GeForce NOW