Googleの折りたたみスマホ「Pixel Fold」が発表されたのでスペックや機能をおさらい

お値段25万円。
Google Pixelシリーズ初の折りたたみスマホ「Google Pixel Fold」ですが、Google I/Oにて詳細が発表されたのでスペックや機能についてダダっとおさらい。
Googleさんの策略なのか、それともやらかしなのか、もう発表前からグイグイ情報が出ていたPixel Foldですが、なかなかいい感じのスペックに仕上がっていて、がっつりハイエンドでした。
アウターディスプレイが幅広で操作性もよさそうなので、フォルダブルを検討してるブラザーには良い選択肢になるかもですが…フォルダブルな筐体はもちろん、カメラもディスプレイも結構なハイスペックなので、価格は253,000円と少々高めです。
Pixel FoldはGoogleストアのほか、ドコモ/au/ソフトバンクからも発売予定。
Google初の折りたたみスマホ「Pixel Fold」のスペックや機能をおさらい

Google Pixel Foldは、折りたたむと5.8インチ、広げると7.6インチのディスプレイで使えるGoogle初のフォルダブルスマホ。
▶Google Pixel Fold公式動画(Youtube)
基本的な性能や仕様についてPixel 7を踏襲しているのですが、最も大きなトピックは"Google純正の折りたたみスマホ"ってところですね。
Pixel Foldについて知っておきたいことは…
- 開くと7.6インチ、折りたたむと5.8インチになるフォルダブルスマホ
- ディスプレイは有機ELで画面のリフレッシュレートは最大120Hz
- チップはGoogle Tensor G2
- メモリは12GB、ストレージは512GB
- バッテリーは4,821mAh
- メインカメラは48MP(広角)、10.8MP(超広角)、10.8MP(望遠)のトリプルレンズ
- フロントカメラは9.5MP、インナーカメラは8MP
- 発売日は7月中旬、価格は253,000円
- 予約受付は6月20日開始
こんなところ。
Pixel Foldのスペックや機能についてもう少しだけ詳しくおさらいしておきましょう。
開いて7.6インチ、折りたたむと5.8インチのディスプレイ


Pixel Foldに搭載されるディスプレイは、内側も外側も120Hzのリフレッシュレートを持つ有機EL。
折りたたむと5.8インチ、開くと7.6インチの大画面になるのですが、5.8インチのアウターディスプレイはベゼルがかなり狭めになっていて、Pixelの全機能が普通のスマホと遜色なく使えるというのも大きなトピックですね。

180度の可動範囲全体にわたる流体摩擦で様々な角度に対応。
多相合金スチール構造のヒンジは耐久性も高くて、最薄レベルの折りたたみスマホってところもめっちゃ惹かれる。
Pixel FoldはIPX8準拠の防水性能も備えてます。
ディスプレイの折り目は目立つかも

ちなみに、今のところ折りたたみスマホの宿命でもある"ディスプレイの折り目"ですが、Pixel Foldもやっぱり目立つ。

Galaxy Z Fold3 5Gの折り目。
Galaxy Fold3と同等くらいには目立つので、するっと平らなディスプレイを備えた折りたたみスマホはもう少し先かも。
▶【レビュー】Galaxy Z Fold3 5Gで変わる生活。電池持ちは気になるけど性能は文句なし
SocはGoogle Tensor G2でメモリは12GB

Google Pixel Foldに搭載されるチップ(SoC)はPixel 7/7 Proと同じ「Google Tensor G2」。

左:Porcelain、右:Obsidian
カラーはPorcelainとObsidianの2色展開で、メモリは12GB。ストレージは256GBモデルのみがラインナップされてます。
カメラは48MP+10.8MP+10.8MPのトリプルレンズ

Pixel Foldはカメラ性能もめっちゃ優秀で、メインカメラは48MP(広角)、10.8MP(超広角)、10.8MP(望遠)を搭載。
フロントカメラ(9.5MP)とインナーカメラ(8MP)はシングルレンズのカメラを搭載しているのですが、もう少し詳しく仕様を見てみると…
- メインカメラ
- 48MP(広角,f/1.7)、10.8MP(超広角,f/2.2)、10.8MP(望遠,f/3.05)
- 望遠レンズには5倍光学ズームと20倍の超解像ズームに対応
- LDAF(レーザー検出オートフォーカス)センサー
- 光学式手振れ補正および電子式手振れ補正
- フロントカメラ
- 9.5MP(広角,f/2.2)
- インナーカメラ
- 8MP(広角,f/2.0)
こんな感じ。Google Pixelスマホらしく、消しゴムマジックやボケ補正、夜景モードといったソフトウェア処理を組み合わせた綺麗な写真はがっつり撮影できます。
フォルダブルの置いてメインカメラでセルフィーできるのもGood。
画面分割のマルチタスクは確実に便利

フォルダブルは置いて使えるのも良い。
フォルダブルスマホの画面分割が最強に便利なのはGalaxy Foldですでに体験済みですが、Pixel Foldも当然画面分割のマルチタスクに対応。(Google純正でOSとの相性も良さげ)
外側のディスプレイに翻訳結果を表示してリアルタイム翻訳…的なデュアルスクリーンを活かした機能も用意されるみたいなので、このあたりも期待です。
Google Pixel Foldのスペックと仕様
製品名 | Google Pixel Fold |
サイズ(折りたたみ時) | 139.7×79.5×12.1mm |
サイズ(展開時) | 139.7×158.7×5.8mm |
重さ | 283g |
ディスプレイ(外側) | 5.8インチ 2,092×1,080 OLED 408ppi ピーク輝度:1,500ニト リフレッシュレート:最大120Hz Gorilla Glass Victus |
ディスプレイ(内側) | 7.6インチ 2,208×1,840 OLED 380ppi ピーク輝度:1,450ニト リフレッシュレート:最大120Hz 保護プラスチック層を組み込んだ超薄型ガラス |
チップ | Google Tensor G2 Titan M2 |
メモリ | LPDDR5 12GB |
ストレージ | 256GB |
背面カメラ | 48MP(広角)、10.8MP(超広角)、10.8MP(望遠) |
前面カメラ | 9.5MP |
インナーカメラ | 8MP |
バッテリー | 4,821mAh ワイヤレス充電対応 USB-PD 3.0(PPS)対応 |
その他 | 電源ボタン内臓の指紋認証 デュアルSIM IPX8準拠の防水性能 Wi-Fi6 Bluetooth 5.2 USB Type-C Gen2 |
Pixel Foldの詳細なスペックや仕様についてもっと見たいかも…ってブラザーは以下からどうぞ。
#Pixel Foldのスペックと仕様 – Google Store
Pixel Foldは2023年7月中旬発売。価格は253,000円

Google Pixel Foldの製品ページはすでに国内のGoogle Storeで公開されており、価格は253,000円。発売日は2023年7月中旬。予約受付は6月20日に開始予定。
Google Pixel Foldの購入で次回に使える52,000円分のストアクレジットがもらえます。(5万円分のストアクレジットよりも…直で割引を求む…切実に)


左:Pixel Fold、右:Galaxy Fold3
それにしても、Pixel Foldはなかなかに良さげなフォルダブルスマホに仕上がっている予感です。
Galaxy Z Fold3 5Gのカバーディスプレイと見比べてみるとイメージしやすいのですが、Galaxy Foldは閉じてる状態だと画面がめっちゃ縦長で。(アスペクト比は4.5:9)
現在はかなり改善されたけど、一部のアプリではレイアウトが崩れたり、キーボードも壊滅的に小さくて打ちにくかったので、Pixel Foldはこのあたりも問題なさそうだなぁと。
Pixel FoldはGalaxy Foldシリーズよりも畳んだ状態での操作がしやすくなるのは間違いなしですね。あとは…25万円という割と勇気のいる価格をどう見るかどうか。
僕もめっちゃ気になっているので、もう少し悩んでみます。最近明るい色のスマホ使ってなかったので、Pixel Foldを買うならPorcelainかも。