HUANUOのデュアルモニターアームをレビュー。コスパ良好でPC環境が快適に

今回は割とコロコロ変わる僕のPC環境についてシェアしていこうかなぁと思うのですが、ブラザーのみんなは"モニターアーム"使ってますか?
僕が使ってるデュアルモニターアームはリーズナブルな価格で買える"HUANUO 2画面モニターアーム“なのですが、これが意外と良くて。買ってからもう結構経つのですが、しっかりモニターを固定してくれてますし、モニターの高さを調整できるので疲れにくいし、多少ごつくてもモニターに隠れて見えないので見た目も気になりません。
しかも、数万円クラスのデュアルモニターアームと比べて手が出しやすい価格で買えるというのも素敵で。
価格とのトレードオフで、上方向への自由度が控えめだったり、取り付けが大変だったり、振動で少々揺れたり(僕のデスクは結構揺らぐタイプ。そろそろ総入れ替えしないと)、分かりやすいデメリットこそあるのですが、1万円以内で買えちゃうので、モニターアームデビューを考えているならコイツも選択肢に入れてみるといいかもしれません。
何が言いたいのかというと、エルゴトロンのデュアルモニターアームってめっちゃ魅力的だけど高いじゃん。とりあえずこれでいっか……的なノリで購入してみたら結構よかったのです。
※僕が使用しているモニターアームはすでに販売終了なのか見当たらず。現在はいくつかアップグレードが加えられたモデルが販売されているようです。新型は多段調整可能とか素敵。
購入時は自分のモニターの重さが支えられるかのご確認をお忘れなく!

HUANUO デュアルモニターアームのレビューと組み立て方

それじゃ、早速HUANUOのデュアルモニターアームのレビューと行きたいところなんですけど、写真を撮り貯めてたはいいものの、かなり時間が経っちゃっているので少々記憶が……。
一応、大事なところは下書きで置いてあったので、HUANUO デュアルモニターアームの組み立てをさらっと写真で眺めつつのレビューです。
HUANUO デュアルモニターアームの組み立て方

HUANUO デュアルモニターアームの付属品はこんな感じ。モニターアームの主柱が1本。アームが2本、デスクとの固定用クランプ、ケーブルガイド、ネジ類が付属。

アームは"ガススプリング(油圧式)"でがっちり固定されて届くので、油圧の調整時は(自分に)ダメージを受けないように気を付けて作業するようにしましょう。

日本語の説明書も付属してくるので、組み立て自体は難しくありません。

まずはクランプの取り付けから。これは付くようにしか付かないので安心ですね。モニターアームの重さ全てを支える大事なパーツなので、ネジ締めはがっちりしておくと良き。
※HUANUOのモニターアームは、グロメット式とクランプ式で固定方法を選べます。どちらのパーツも付属。

主柱にケーブルガイドを取り付けます。プラスチックなので、グッと押し付ければカチッとはまって取り付けは完了。

次に、主柱にアームを取り付けます。アームの背面にはネジがあるのですが、これはただのカバー。油圧調整用のネジはカバーを取り外すことで調整できるようになってます。
(それほど頻繁に触るわけではないですが、これはマイナスポイント。硬さを調整しようと思ったら毎回アームのカバーを取り外す必要があります)

カバーを外し、付属の六角で硬さを調整しておきましょう。

硬さの調整をアーム2本分終えたら、ケーブルガイドを取り付け。使うネジは小さいミリネジです。

僕はこのイタイミングで配線をし、友達にモニターを支えてもらいつつ、アームを固定したのですがほんとに大変で。
エルゴトロンなんかのモニターアームと比べて先にモニターとVESAマウントを固定し、後からカチッとはめるタイプではないので……ただひたすら力業。

こんな感じで2本のモニターアームを固定しているのですが、27インチの"BenQ ZOWIE XL2546“はまだ楽として……34インチのウルトラワイドモニター"MSI Optix MAG341CQ“がなかなかに強くて。
横幅がある分、支えてもらいながらモニターアームのネジ穴と合わせるのが難しいんですよね。結構苦戦しました。

HUANUOのデュアルモニターアームはケーブルガイドが合計4か所あるので、ケーブルは正面から見えないように配線することができます。これはGood。

取り付け完了後のモニターとモニターアームはこんな感じ。良い感じでまとまっていると思いませんか?

モニター背面を横から見てみるとこんな感じ。上出来やん。HUANUOのモニターアームは構造上これ以上高くはならないので、もし、モニターを上下に重ねるように配置したい人は注意が必要かもしれませんね。
ちなみに、モニターアームは2本のアームで構成されていまして。上側は上下左右に動くのですが、下側は左右の動きしかできません。こういった微妙に惜しいポイントは価格とのトレードオフ。
※記事冒頭最後にリンク貼ってるんですけど、新型は下側も高さ調整可能になってます。ナイス。
MSI Optix MAG341CQは変換アダプタが必要です

そうそう、普通のVESA規格対応モニターであれば問題ないのですが、MSIのウルトラワイドモニター"Optix MAG341CQ"でモニターアームを使用する場合は、変換アダプタを用意しなければいけません。
僕が用意したのは"HumanCentric"というメーカーから発売されているMSI Optixシリーズ用の変換アダプタなんですけど、僕と同様にMSI MAG341CQでモニターアームを使用する場合は合わせて購入しておきましょう。

説明書の説明が異常に見づらかったので、多分"向き"はこれで合ってるかと思うのですが……こんな感じで。(ちゃんと付いたし、間違えていたとしても僕はもう触らない)
MSI Optix MAG341CQのスタンドを取り外し、変換アダプタを取り付けておけばOKですよ。
変換アダプタさえ噛ませれば、MSI Optix MAG341CQもVESA規格対応モニターと同じように扱えます。(ネジの先がモニター側に向いているので傷が付きそうだし嫌なんだけども、背に腹は代えられません。致し方なし)
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取り付けは2人以上でどうぞ
あと、これが一番大事。このデュアルモニターアームは"油圧式"なんですけど、めっちゃ硬くて。組み立ては必ず2人以上で行うようにしましょう。
1人はネジを回して油圧を調整する役。もう1人はアームが暴れないように固定する役といった感じでやらないと、ほんと危険です。(僕はわき腹に文字通り"鉄の"アッパーカットを食らったので、特に油圧の調整時は要注意)
そもそも、エルゴトロンのモニターアームのようにVESAマウントにスッと取り付けられるタイプではなく、モニターを支えつつ、VESAマウントをネジで固定しなくてはいけないので、1人だと苦戦間違いなしです。
油圧を緩める時は顔を離して、ゆっくりネジを回して行きましょう。
デュアルモニターアームの良いところ

さて。HUANUOのデュアルモニターアームの取り付け方法をさらっとチェックしたところで、デュアルモニターアームの良いところ、得られるメリットについてもぱぱっとチェックしておきましょう。
というか、もうメリットしかないので……基本的に、僕は全人類がモニターアームを使うべきとまで思ってますよ。
その1,視線の高さを合わせられる
まず1つめ。視線の高さを合わせられる。これに尽きます。
良いモニターだと上下左右の角度や高さを調整できるのでこの限りではないですが、概ね、モニターアームを使用した場合はさらに自由な角度で高さや角度を調整できるんですよね。
自分の視線の高さに合わせることで、視線の移動も減りますし、首に余計な負荷もかかりません。僕みたいに長時間PCと向き合う場合、こういうのって結構大事です。感じる疲労感が全然違うのです。
その2,スペースが空いてデスクが広くなる

モニターのスタンドがなくなり、高さを出せるようになるので、モニターアームを使用するとPCデスクが広くなります。
これもかなーり大事。機材などがあれば置けるスペースが広がりますし、そういった類のものを持っていなくてもデスク周りがすっきりします。
デスクがすっきり綺麗=モチベーションも上がる。
その3、なんだかスタイリッシュでおしゃれになる

これはもう言葉では説明できない"何か"。モニターアームを使ったPC環境はかっこよくて、おしゃれで、スタイリッシュに見えます。
Twitterとか、Instagramで見る自作PCのデスクセットアップやPC環境の画像って、大体モニターアーム使ってるじゃないですか? つまり、そうゆうことです。
(それと僕にとって大事なこと。BenQ ZOWIE XL2546をクイッと前に出して、クルっと回すことで、簡単に自分の向きに動かせるようになったので、ゲームを240Hzで遊べるようになった。素敵)
【おまけ】モニターアーム用の補強プレートもおすすめ

これはおまけなんですけど、モニターアームを使用するなら合わせて「モニターアーム用補強プレート」も併用するのがおすすめ。
というのも、モニターアームに付属するクランプってデスクと接する面積が小さくて。天板にクランプの跡がついてしまうほか、面積が小さい分グラつきやすいんですよね。

それらの問題を解決してくれるのがこのモニターアーム用補強プレートなんですけど、こいつがものすっごく良くて。

2枚の鉄製プレートでデスクの天板を挟むように固定することで、天板の傷を防ぎ、モニターアームのグラつきも軽減してくれるというわけなのです。

実際に使用しているHUANUOのデュアルモニターアームだとこんな感じで。
同じメーカーなので違和感のない色合いも良い感じですが、あるのと無いのとでは桁違いに安定感も変わるのです。
(何よりも大事なデスクにクランプの跡が付かないというのも素敵)

サイズはこれくらい。大きいほうのプレートでも18cm×28cm。ほぼ手のひらサイズなのでデスクの圧迫感も控えめです。
デスクの天板に跡をつけたくない場合や、もう少しアームに安定感が欲しいかもってブラザーはこちらもぜひ。
▶HUANUO モニターアーム用補強プレートを見る – Amazon
HUANUO デュアルモニターアームのレビュー/評価まとめ

以上、リーズナブルな価格で買えちゃうのになかなかのポテンシャルを秘めたモニターアーム"HUANUO デュアルモニターアーム"のレビューだったんですけど、どうでしょう。まだモニターアームデビューしてなかったブラザーは欲しくなったのでは?
エルゴトロンのような高級モニターアームを購入すれば、軽くて取り付けがしやすかったり、可動域が広かったり、そもそも、もっと頑丈だったりと、価格相応の付加価値はもちろんあります。
でも、1万円クラスのモニターアームでも全然戦えるぞ、と。しっかり恩恵を受けられるぞ、と。(あ、でも僕は次買う時はエルゴトロンって決めてますけどね)
最後に、HUANUO デュアルモニターアームのレビュー/評価まとめと行きましょう。
Good!!
- 価格がリーズナブル!
- 思っていたよりも頑丈
- しっかりモニターアームのメリットを享受できる
- ケーブルガイドが4か所にあるので、配線がしやすい
Bad…
- デスクが揺れると一緒に揺れる(少々揺れる)
- 取り付けがめっちゃきつい、一人は無理ゲー
- 重い
- 上方向への可動域が狭い(新しいモデルでは改善されているかもなので、要チェック)
HUANUO モニターアームのレビュー、評価まとめ
品質 | ★★★★☆ |
取り回しやすさ | ★★★☆☆ |
デザイン | ★★★☆☆ |
可動域 | ★★★★☆ |
堅牢さ | ★★★★☆ |
価格/コスパ | ★★★★★+ |
HUANUOのデュアルモニターアームは、圧倒的にコスパに優れるモニターアームというのは間違いなし。ただ、価格とのトレードオフで諦めなければならないものもあるといった感じです。
とはいえ、僕は非常に満足していますし、油圧式なので高さや角度調整も楽々。今のところは不満に思うこともありません。でも、微妙に惜しいところもあるので、次にモニターアームを買うとしたらエルゴトロンかなぁと。
(品質と最高の体験を求めるなら、エルゴトロンのモニターアームをGOしましょう)
HUANUO デュアルモニターアームでも"モニターアームのメリット"はしっかり得られますし、むしろ、「今まで使った事ないけど価格がハードルになってた」ってブラザーには全力でおすすめしたい。
この機会にデュアルモニターアームでゲームも、仕事も、全てが快適なPC環境を手に入れてはいかが? ほんとにほんとにおすすめです。
