Intel Xe GPUでグラフィックスの基準が前進しそう

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Intel Xe GPU

Intelが発表した「Xeアーキテクチャ」は、ゲーミングに特化した次世代GPUなんですけど、こいつがGPUの基準を少し前進させそうな、そんな期待ができるGPUに仕上がってる雰囲気バリバリなので、ゲーマーなブラザーたちにささっとシェア。

今のところ、この "Intel Xe GPU" には4つのモデルの存在が判明していまして。1つめはTigerLakeマイクロアーキテクチャー採用のSoC(第11世代CPU)に組み込まれる「Xe-LP」。2つめが、ハードウェア側でレイトレーシングをサポートし、GDDR6のメモリコントローラーを搭載する「Xe-HPG」。いわゆるデスクトップ向けの "グラボ" ですね。

そして、3つめがデータセンター向けの「Xe-HP」、そして、クリエイター向けの「Xe-HPC」が登場予定となっています。

※"Xe"はコードネームです。Nvidiaでいう"Turing"とか、そんな感じ。

今回は、先に登場するであろう「Xe-LP」を中心に触れていこうかと思うんですけど、現在の統合GPUと比べても大きく性能が向上しています。素敵。

Intel Architecture Day 2020を見る - Intel公式HP

TigerLakeに組み込まれる「Intel Xe GPU」

Xe」は、Intelが開発する次世代GPUアーキテクチャ。

記事冒頭でちょろっと触れた通り、Xeは「Xe-LP」「Xe-HP」「Xe-HPC」「Xe-HPG」の4つのモデルが存在し、このうち "Xe-LP" は11世代のSoC「TigerLake(コードネーム)」組み込まれるモバイル向けのオンボード(内臓)グラフィックスでして。

Intelさんが言うにはクリエイター向けにデザインされているそう。次世代CPU+次世代GPUで非常にパワフル。

Xe-LPモバイル向け
Xe-HPデータセンター向け
Xe-HPCクリエイター向け
Xe-HPGゲーミング向け(上記で開発されてきたすべてが投入される)

で、ですね。今回は "Xe-LP" に焦点を当てていこうかなぁと思ってるんですけど、このXe-LPの何がすごいって......IceLakeの内臓グラフィックス比で、ほぼ2倍の性能を誇るそうなのです。

これは単純な性能の向上というよりは、1080pで遊べるゲームの引き出しが増えたというのが正解ですね。

これまでのオンボードグラフィックスと同じサイズで、さらなる性能UPを目指して開発された「Xe」は、設計から一新されていまして。

W数当たりのパフォーマンスが大きく向上しているほか、"Instant Game Tuning" と呼ばれる機能を搭載し、フルドライバをインストールしなくても最適化を行ってくれるそうなのです。

つまり、自分でドライバを管理する必要がなくなるため、よりシンプルで簡単になるってことですね。クラウドから自動的にダウンロードしてインストールするスタイル。

Xe-LPのメモリーシステム

メディアエンジンは、最大2倍のエンコード/デコード、AV1 デコードアクセラレーション、HEVCコンテンツのコーディングサポート、4k/8k 60fps プレイバック、HDR/Dolby Visionプレイバック、12bitのEnd-to-End動画送信。

ディスプレイエンジンは、Displayport 1.4/HDMI 2.0/TBT4/USB-4 Type C、Dual eDP、最大8k UHD ウルトラワイド、HDR10とDolby Vision、12bit BT2020カラー(色深度)、最大360Hz、AdaptiveSync対応といった感じで、8k時代を見越したアップデートも多く含まれています。

Xeの実際のゲームプレイ映像

ところで、Intel Xe GPUでどうゲーム体験が変わるのか? についても気になるところなんですけど、こちらも軽ーく触れられていまして。動画の1時間1分あたりで紹介されているのですが、ここでもW数あたりのパフォーマンスについて紹介されています。

(詳細は不明なんですけど、Xeには、ピクセルをより繊細に描写する"ギガピクセル"と呼ばれる技術も搭載)

動画では、25Wの第11世代GPUと15WのXeの比較もあるのですが、15Wで動くXeのほうが明らかにスムーズ。

クローズアップしたスロー再生ではその違いがはっきりと分かるんですけど、これなら、何不自由なくゲームを遊べそうじゃないですか?

それともう一つ。IntelのチーフパフォーマンスストラテジストRyan Shrout氏がTwitterで "バトルフィールドⅤ" をXe GPU搭載PCでプレイする様子を公開してくれているので気になるブラザーは要チェック。

画質設定は、1,920×1,080ピクセル、画質:High。30fpsを維持してプレイできています。

デスクトップ向けゲーミングGPU「Xe-HPG」

次に、多くのゲーマーにとって気になるトピック「Xe-HPG」について。

こちらはデスクトップ向けGPUで、ハードウェア側でレイトレーシングをサポート、GDDR6メモリコントローラーを搭載したゲーミング特化の "Xe"。

一言で説明するなら、「XeアーキテクチャのIntel製グラボ」ですね。

これまでも「Xe-LP」「Xe-HP」「Xe-HPC」については発表されていたのですが、今回初めて登場したのがこの「Xe-HPG」ってわけです。

  • Xe-LP/Xe-HP/Xe-HPCで開発してきたすべてを投入
  • ゲーミング向けのユニークな機能を搭載
  • Xe-HPGはハードウェア側でレイトレーシング対応
  • 外部の半導体工場で製造、2021年登場予定

Xe-LP/Xe-HPGについて、より専門的で詳しい情報が知りたいって人はPC Watchの記事もあわせてどうぞ。難しい言葉のオンパレードですが、びっくりするくらい詳しく説明してくれてます。

Intel、ゲーミング向けXeとなるXe-HPGの存在を明らかに - PC Watch

Intel Xe GPUは2021年登場予定

専門ページを眺めてみても難しい言葉がたくさん出てきて頭がパンクしそうな "Intel Xe GPU"。

僕が理解できる範囲でまとめてみたんですけど、ひとつ確実に言えることは「ラップトップ(ノートPC)のグラフィックスが進化するよ!」ってこと。

Xe-LPはモバイルPCのグラフィックスの基準を、Xe-HPGはAMD、Nvidiaが支配しているグラボに殴り込みをかけ、競争を刺激するいいスパイスになるのでは? と。

Intelは10nmプロセッサの開発、リリースに苦戦していたようですが、これは......登場が楽しみなやつ! Intel Xe GPUは2021年登場予定です。

Intel Architecture Day 2020の専用ページでは、目次付きで動画をチェックできるので、気になるブラザーはこちらもぜひ。

Intel Architecture Day 2020を見る - Intel公式HP

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Posted by iyusuke