
iOS13の注目機能6つ!PS4コントローラーの対応が激アツです
先日、iPhone/iPod向けにリリースされた「iOS 13」。みなさんはもうアップデートされましたでしょうか? こいつ、控えめに言ってめちゃ良いです。
iOS13では、全体的なパフォーマンスが向上したほか、ダークモードやSign In with Appleが追加されたり、写真やマップなどの純正アプリが使いやすくなったりなど、様々なブラッシュアップが行われてるんですよね。
(iOS 13は、App Storeのアップデートタブもなくなったんですよ!これ、気づかない人も多いんじゃないかな……。)
この記事では、iOS 13の新機能の中でも覚えておきたいものをサクサク、ヌルヌルご紹介していこうと思うので、ぜひ参考にどうぞ!
iOS 13の新機能の中でも僕が注目しているのは、iPhoneでPS4やXbox Oneのコントローラーが使えるようになったということ。
iOS 13でPS4のコントローラーを接続する方法については、記事の最後で詳しく触れていこうと思ってますが……、これ、激アツじゃないですか? マイクラとか、FFなんかのiOS向けゲームはもちろん、MHW アイスボーンもPS4リモートプレイで遊べちゃいます。
それじゃ、iOS 13の覚えておきたい新機能について1つずつ一緒に見ていきましょう!
iOS13で使いやすくなった写真関連機能

iOS 13は、写真関連機能が大幅にブラッシュアップされてましてですね。綺麗にまとめられ、整理されたアルバムにより、見つけたい写真を簡単に見つけられるようになりました。
写真編集ツールも新しくなって直感的に編集できるようになるほか、ポートレート写真も少し進化しています。
光の具合やぼかしを調整できる新しいポートレートモード

iPhone XS/XS Maxは、ポートレート写真のぼかし具合を撮影後調整することが出来ましたが、iOS13は、ぼかし具合の調整に加え、ポートレート照明の調整をカメラアプリ上で出来るようになりました。
照明の調整とぼかし具合の調整は、左上に表示されているアイコンから。
光を遠ざけてみたり、近づけてみたり……。光の具合で写真の印象を変えられるようになります。なにこれ、楽しい。
※ポートレートモードで撮影した写真を撮影後に調整できるのは、iPhone XS/XS Max、iPhone XR、iPhone11/11 Pro/11 Pro Maxなど、一部のiPhoneに限ります。使っている人は、ぜひお試しあれ。
Sign In with Appleでログインが快適に

これもiOS 13の要チェックな新機能。
Sign In with Appleにより、様々なサービスのログインにApple IDを使用できるようになります。
僕は、ゲームやサービスのログインでよく利用していますが……、「Googleでサインイン」とか「Twitterでサインイン」とか、あれのApple版です。
(これらの技術は、『シングルサインオン』って呼ばれたりもしますよ。)
シングルサインオンは、セキュリティ面での不安が付きまとうものなんですが、その点で言えば、Sign In with Appleのセキュリティは他よりも確実に優れていると思っていいかもしれません。
ログインするサービス側にはランダムなIDやメールアドレスを提供するため、自分の情報が洩れることはありませんが、ランダム生成されたメールアドレスに送られてきたメールは、自分のメールアドレスにしっかり転送してくれます。
- 僕たちがデベロッパに提供するのは、ランダムなIDとランダムなメールアドレス(捨てアドみたいなもの)。
- Sign In with Appleは2ファクタ認証に対応し、Face IDやTouch IDで簡単に認証できる!
- つまり、セキュリティが高く、情報漏洩のリスクが少ない。
- iOS 13でSign In with Appleは追加されるけど、実装には少しの時間が必要かも。
Sign In with Appleは、Googleさんも絶賛してました。それぐらいSign In with Appleはセキュリティが高く、FaceIDでサインインできるというのも最高です。
Appleは、Sign In with Appleを利用してユーザーやユーザーのアプリケーション内でのアクティビティのプロフィールを作ることはありません。
Apple Newsroom
説得力ある……。僕はヘビーユーズしそうな予感。
iOS 13は、コントロールセンターがさらに使いやすくなりました

これまでとは全く同じ使用感ですが、iOS 13のコントロールセンターは一味違います。Wi-FiやBluetoothなど、長押しすることで接続先を選択できるようになりました。

例えば、Wi-Fiであれば長押しすると接続先が表示されるといった感じ。これがほんとに便利なんですよね。iOS13以前はこんなに簡単に切り替えることはできませんでした。

もちろん、Bluetoothも接続先が選択可能に。iOS13のコントロールセンターは、より快適に操作できるようになったと思ってもらえれば!
iOS13のコントロールセンターは、「ダークモード」の切り替えアイコンが追加できたりもするため、一度チェックしてみてくださいね。設定は「コントロールセンター > コントロールをカスタマイズ」からです。
スワイプ文字入力「QuickPath」& 文字入力関連の変更点

ちょっと “慣れ" がいるかもですが……、iOS 13は指でなぞって文字入力ができる「QuickPath(クイックパス)」が追加されました。
タップしたままキーボードの文字をなぞると候補の単語が表示され、それを選択して入力といった感じ。
今のところ、QuickPathが対応しているのは英語入力のみですが、意外と使いやすいんですよ。数字や記号は普通に打たないとだめですけどね。
文字カーソルの移動は、スペースキーを長押し

iOS 13では、「スペースキー」の長押しで文字カーソルを移動できるようになっていましてですね。これがまた超便利。絶対覚えておきたい機能です。
iPhone 11/11 Pro/11 Pro Maxでは3D Touchが廃止されており、画面の押し込みでカーソルが移動できなくなっているんですよ。僕は3D Touch を多用してたので、残念で残念で仕方ないですが……、これはこれであり。
スライドバーのドラッグ移動がめちゃ快適です

さらにさらに、iOS 13では “スライドバーのドラッグ" が可能になりました! これほんとに最高。スライドバーが表示されていれば、Safariでも、LINEでも、Instagramでも、Twitterでも、いつでもどんなアプリでも長押しで移動できるようになります。
長文とか、長いタイムラインとか、いちいちスワイプなんてしないで、スライドバーをドラッグ > さっと高速移動するだけ。最高です。
黒さ際立つ!iOS 13のダークモード

ちょいちょい前から出ていたiPhoneにダークモードが来るという噂……、iOS 13では、それが現実になりしました。
iPhoneのダークモード対応は、待ち望んでいたiPhoneユーザーも多いんじゃないでしょうか? iPhoneで黒い画面が使えるようになったなんて素敵です。

iOS13でダークモードを設定すると、外観が黒ベースのものになり、OLEDディスプレイのiPhone(iPhone X,XS,XS Max,11 Pro,11 Pro Max)でダークモードをONにすると、バッテリー消費の節約にも貢献してくれます。
- iOS13はシステム全体で動作するダークモードが追加。
- 日の出、日の入りなど、自動で切り替えることも可能です。
- 純正アプリのほか、多くのアプリが対応。
- ダークモードは、OLED(有機EL)ディスプレイ搭載iPhoneのバッテリー消費を節約してくれます。
iPhoneの純正アプリはバッチリ対応しており、ゆくゆくは多くのサードパーティ製アプリもダークモードに対応するそうですよ。これは間違いなくONにして使いたい!

iOS 13のダークモードの設定は「画面表示と明るさ > 外観モード」から。日の出/日の入りでダークモードを切り替えたい人は、「自動」をONにしておきましょう。
コントロールセンターに “ダークモードの切り替えボタン" を追加して、簡単に手動で切り替えることもできますよ。こちらの設定は「コントロールセンター > コントロールをカスタマイズ」から、です。
iOS 13は、iPhoneでPS4/Xboxのコントローラーが使えます

さてさて、ここからが今回の記事のメインです。iOS 13は、PS4 & Xbox Oneのコントローラーにしっかり対応しましたが、これがまた控えめにいって最高。
iPhoneでPS4やXbox Oneのコントローラーが使えるかはアプリ次第ってところもあるんですが……、iPhoneでよくゲームを遊ぶ人にとっては、グッドニュースなんじゃないでしょうか? 当然ですが、PS4リモートプレイにはしっかり対応していますよ。
- iOS 13は、PS4/Xbox Oneのコントローラーに対応します。
- 多くの他社製コントローラーにも対応。
- iPadOSでもコントローラーが使えます。
- コントローラーが使えるかどうかは、アプリの対応次第。
- Apple ArcadeのゲームもPS4/Xboxコントローラーで遊べます。
- PS4リモートプレイが圧倒的に快適!
- Steam Linkアプリでの操作もOK。
Appleの定額ゲームサービス「Apple Arcade(アップル アーケイド)」でもPS4/Xbox Oneのコントローラーが使えるようになっており、iOS13はゲームプレイがほんと快適になりました。
iOS 13のiPhoneとPS4コントローラー「DUALSHOCK4」を接続する方法は?

ではでは、iOS13搭載iPhoneとPS4コントローラー「DUALSHOCK4」を接続する方法についてもさくっと解説しておきますね。
iPhoneでPS4のコントローラーを使いたい! という人は、ぜひ参考に。
- iPhoneのBluetooth設定を開いておく。
- DUALSHOCK4の「SHAREボタン」と「PSボタン」を5秒間長押ししてペアリングモードにする。(ライトバーが白色に点滅したらペアリングモードです。)
- iPhoneのBluetooth設定で「SHUALSHOCK4 Wireless Controller」を選択。
- 接続が完了すると、DUALSHOCK4のライトバーが赤色で点灯します。
ざっとこんな感じ。PS4が反応して上手くペアリングできない人は、PS4を電源を切り、コントローラーとiPhoneを再接続してみましょう。
PS4コントローラーで「MHWアイスボーン」や「マイクラ」が快適に遊べる!

早速僕も試してみましたが、PS4 Remote Playを使えば、普通にiPhoneでMHWアイスボーンが遊べちゃいました。
操作感はそのままに、通信環境とiPhone、そしてPS4コントローラーがあれば、いつでも、どこでもPS4のゲームが遊べます。ただ、PS4 Remote Playにも注意点はありましてですね。
それは、「Shareボタン」「Optionボタン」「PSボタン」が機能しないということ。この3つのボタンは、iPhoneの画面に表示される仮想ボタンで操作することになります。

なにもPS4のコントローラーを使うにはリモートプレイしかダメ! なんてことはなくてですね。もちろん、マイクラやFF、クロノトリガーなんかのiPhone向けゲームやApple ArcadeのゲームでもPS4のコントローラーは使用可能です。
実際に遊んでみると、こちらも “快適" の一言。
マイクラをiOS13搭載iPhone + PS4コントローラーで遊ぶ場合、デフォルトのボタン割り当てがXboxコントローラー用になっているため、設定は使いやすいように変更するのがおすすめです。
iPhoneにペアリングしたら、PS4と再接続できなくなった?

次は、iPhoneとPS4コントローラー(DUALSHOCK4)の接続を解除する方法について。
iPhoneとDUALSHOCK4の接続を解除する場合は、iPhoneのBluetooth設定にある「(i)マーク」をタップして接続を解除してから、microUSBでPS4とDUALSHOCK4を再接続するのが確実です。

「接続解除」をタップすれば、iPhoneとPS4コントローラーの接続は切れます。簡単ですね。
ちなみに、iPhoneとPS4のコントローラーを接続したら、PS4に再接続できなくなった…という声もあるんですけど、原因は、iPhoneとのペアリングが接続が切れていないか、microUSBケーブルでコントローラーとPS4を繋いでないかのどちらかなので、どうしてもPS4と再接続できない場合は、DUALSHOCK4の裏側にあるリセットボタンをクリップなんかで押してみましょう。
PS4リモートプレイはiOS 13で化けました

iyusukeでも以前記事にしたんですが、「PS4 リモートプレイ」はアップデートでiPhoneに対応しました。
以前のiPhoneのPS4リモートプレイは基本タッチ操作になり、操作性はあんまり良くなかったんですよね。僕が試した時は、KH3みたいなゲームならなんとか遊べましたが、Apexとかは絶対無理な感じ。
これが、PS4のコントローラーに対応することで一気に解決。ネイティブ対応するということは……、iPhoneのPS4リモートプレイで快適なモバイルPS4ライフが送れるってことです。
Apexだったり、RDR2だったり、モンハンだったり、タッチ操作では難しすぎるゲームがiPhoneで無理なく遊べるようになったので、PS4とiOS13対応iPhoneを持っている人は、さっそくお試しあれ。
iOS13に対応するiPhoneは?
最後に、iOS 13に対応するiPhone & iPod Touchについてまとめておきますね。
iOS 13に対応するiPhoneはiPhone 6s以降となっており、iPod Touchは第7世代のみが対応します。
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro/11 Pro Max
- iPhone XS/XS Max
- iPhone XR
- iPhone X
- iPhone 8/8 Plus
- iPhone 7/7 Plus
- iPhone 6s/6s Plus
- iPhone SE
- iPod Touch(第7世代)
そうそう、iPadは新しくiPadOSを搭載するため、iOS 13の対応機種リストからは卒業しました。
iPadOSについては、以下の記事もあわせてどうぞ。
▶新OS「iPadOS」でiPadの使い方や用途が大きく変化しそう
良いよ、iOS13
iOS 13は、上記で紹介した機能以外にも、システムが最適化されることでアプリの起動やFace ID(顔認証)のロック解除がさらに速くなったり、アプリのダウンロードサイズも小さくなっているんですよね。
僕の中で、iOS13はPS4のコントローラーが使えるようになったというのが大きなトピックですが、スライダーバーのドラッグやダークモード、そしてコントロールセンターやスワイプ文字入力「QuickPath」もかなーり良い感じで仕上がってます。
iOS13はまだリリースされたばかりで、僕も全部の機能を試せたわけじゃないですが……これは! と思った機能があれば、また追記しますね。あぁ、いいよiOS13。
▶【iOS 13】App Storeのアップデートを確認する方法、知ってますか?
Source & Image:Apple iOS13 Preview