Smart Keyboard Folioをレビュー。12.9インチiPad Proと合わせて仕事で使える?

僕は、Smart Keyboard Folio (12.9インチ)と新型iPad Pro(12.9インチ)を組み合わせて仕事やプライベート問わずがっつり使ってます。超ヘビーユーズ。
Smart Keyboard Folioのレビューと合わせ、新型iPad ProとSmartkeyBoard Folioの組み合わせはどれくらい仕事で使えるか? について考えてみたので、気になってる人はぜひ参考に!
結論を先に言ってしまうと、Smart Keyboard Folio+新型iPad Proの組み合わせは、記事を書いたり、SNSで使ったりするには十分な仕事をしてくれます。
新型iPad ProのOSがiOSということ、Smartkeyboard Folioにはトラックパッドがないことを考えると、iPad ProとSmart Keyboard Folioを合わせてラップトップのようにとはいかないため、用途を考えて使うといいかもです。
Smart Keyboard Forioのレビューと合わせてどうぞ。
※2019/6 追記! iPadの専用OS「iPadOS」が発表されました。iPad Pro+Smartkeyboard Folioの組み合わせは……なかなかに快適。これから化けるかも?
Smart Keyboard Folioをレビュー。12.9インチiPad Proと合わせて仕事で使えるか試す

さてさて、まずはSmartKeyboard Folioのデザインからレビューしていきますね。
Smartkeyboard Folioを12.9インチiPad Proに取り付けてみると、前モデルに比べて圧倒的にスリムになりました。前モデルのSmartkeyboard Folioは、折りたたむ構造だったので、カバーを閉じると段差ができてたんですよ。この変化は素直に嬉しい。

Smartkeyboard Folioの表面は完全フラット。
余分な段は一切なく、この面がデスクなどに接地することになります。フラットですべすべな質感になっているため、指紋や細かい傷は結構目立つかも?
届いてから割と丁寧に使っているにも関わらず、すでにいくつかの小傷が付いてしまっているので、この感じだと、四隅の角とかすぐに剥げそうな予感……。前モデルもそうでしたが、今回も大事に使わないとですね。
上記の通り、Smartkeyboard Folioはフラットな構造になったため、カバーを閉じている時の厚さはまったく気にならなくなりました。

構造が変わったことで前モデルよりも開きやすくなり、使いやすくなったというのもSmart Keyboard Folioの大きな変更点。
カバーはマグネットでくっついているだけなので、iPadへの取り付け&取り外しもしやすい印象です。
角度が調整できるようになったSmart Keyboard Folio
Smart Keyboard Folioは、カバーに2つの溝が配置されており、角度が2段階で調整できるようになりました。
これがまた絶妙な角度になっているため、用途に合わせて調整できるようになったというのはグッド。
もちろん、カバーの溝にもマグネットが付いているため、iPad Proはがっちり固定されます。
一般的に、使われる機会が多いと思われるのはこちらの角度。実際に使ってみると分かりますが、デスクでの作業に向いています。
手前側の溝にiPad Proを固定すると、より角度が付き、膝の上などに置いて作業するときはこちらのほうがしやすい感じ。
2段階の角度調整とはいえ、Smartkeyboard Folioは角度の調整ができなかった前モデルよりは疲れにくくなったというのは間違いないですが、もう少し角度が調整できれば最高でした。
ただ、すっごい気に入ってるので贅沢は言いませんけどね。
Smart Keyboard Folioの打ち心地は上々
僕が購入したSmart Keyboard FolioはUS(英語)配列のキーボード。
ぱっと見る限りでは前モデルと構造上の違いは無く、使われているファブリック素材も同じと思ってOKです。
10.5インチモデルのスマートキーボードはキーを打つとパタパタ浮いて鬱陶しいという難点がありましたが、12.9インチのSmartkeyboard Folioで今のところ同じ症状は起きてません。
キーピッチやキーストローク、打鍵音、打鍵感も前モデルとの差は無し。
スマートキーボードは、構造以外に大きな変化がないですが、旧型iPad Proとの互換性は無いので要注意です。
Smart Keyboard Folioのキーは程よく沈み、クリック感もしっかりあるため、スマートキーボードとしては、打ち心地が良いほうかな?
メカニカルキーボードに慣れていると、どうしても物足りない感はありますが、このタイプのキーボードでは良い部類に入ると思います。
Apple Pencilは無くてもいいけど、あったほうがいい

Smart Keyboard Folioと一緒にApple Pencil(第2世代)も同時に購入したので、使用感などをサクッとレビューしておきます。
ちなみに、僕がApple Pencilを使うのは今回が初めて! やっとApple Pencilデビューしました。
Storeで試したことはあるけど、前モデルは必要性があまり感じられなかったし、邪魔だと感じたから購入しませんでしたが……新型Apple Pencilはマグネットでくっつき、そのまま充電できるようになったというのが購入の決め手です。
Apple Pencilの特徴と新機能
- 新デザインのApple Pencil。
- マグネットでiPad Proにくっつくようになりました。
- ペアリング&充電もくっつければできる。
- ダブルタップでツール切り替え。
- 少ないタイムラグ
新型Apple Pencilで一番大きい変化は、マグネットでiPad Proにくっつき、充電もできるようになったということ。
ダブルタップでのツール切り替えも使い勝手がよく、僕はメモでの注釈やスクショや写真への書き込みでApple Pencil多用するようになりました。
iPad Proの取り回しの良さと相性が良いので、Apple Pencilは常にiPadにくっついてる感じです。

新型Apple Pencillではダブルタップでの挙動を変更することが可能で、ダブルタップで消しゴムとの切り替え、前回使用したツールと使用中のツールの切り替え、カラーパレットの表示を選択できます。
そうそう、ダブルタップ機能をオフにすることも可能ですよ。
スリープ状態のiPad ProをApple Pencilでタップすると、メモアプリが即開けるというのも覚えておきたいポイントです。
新型Apple Pencilを購入してから、写真アプリでの文字入れやマークアップ、PhotoShopアプリで写真の編集・修正が手軽にできるようになったので……、使う人にとって、Apple Pencil(第2世代)はほんとに便利!
iPadの使い方が広がるApple Pencil

テンションが上がって刻印までやっちゃったものの、新型Apple Pencilに関しては使いこなせてない感が半端ないため、もう少し活用できるようになればなぁと思っている今日この頃。
僕はあまり絵を書かないため、そのへんの使用感はお答えできず申し訳ないですが、Apple Pencilがクリエイティブな人にはおすすめできるデバイスなのは間違いないと思います。
(実際、僕はAdobeアプリを使っての簡単な写真編集などは、iPadで行うようになりました。マウス操作よりも格段に直感的な操作ができます。)
絵を頻繁に書かないという人にとって、Apple Pencilは必須ではないですが、あったらあったで使える機会は意外と多い。
前モデルと比べて、各段に使い勝手がよくなっているので、僕のように、新型Apple PencilでApple Pencilデビューするのもいいかも……です。
iPad+Smartkeyboard Folioは仕事で使える?
新型iPad Pro(12.9インチ)とSmart keyboard Folioの組み合わせは仕事で使えるか? についてですが、僕は実際に活用していて普通に使えるレベルかなーと。そう思います。
新型iPad ProはノートPC並みの処理性能を誇りますが、WindowsやmacOSのように優秀なソフトを使えません。
写真編集など、Adobeアプリはかなり優秀ですけどね。それでもまだまだ。
あくまでも記事の執筆や写真の編集などに制限されてしまいますが、iOS 12のスプリットビューは12.9インチのディスプレイと相性がよく、文章を扱う仕事であれば、iPad Proの取り回しの良さと相まってすごく快適になると思います。
※2019年秋にはiPad専用OS「iPadOS」がリリースされるので、Smart Keyboard Folio+iPad Proの組み合わせは新しいメインマシンになりえそうな予感! 人によっては、この組み合わせだけで十分使えるようになるかもです。
ちなみに、僕が新型iPad Proでよく使うコマンド・操作は以下の通りです。
Smart Keyboard Folioの覚えておきたいコマンド操作
ホームに戻る | コマンド+H |
検索 | コマンド+スペース |
App切り替え | コマンド+tab |
新規タブ (Safari) | コマンド+T |
タブを閉じる (Safari) | コマンド+W |
Split View (画面分割) | コマンド+N |
画面のスクロール (Safari) | スペース(一定間隔でスクロール) ↑/↓キー |
僕はワードプレスでちょっとした記事を書いたり、編集するときは新型iPad Proを使いますが、外出するときはiPad ProとSmart Keyboard Folioの組み合わせが多くなりました。
当然、性能はMacbook Proの方が良いし、しっかり仕事できるのですが……、なんか魅力的なんですよ。iPad Pro+Smartkeyboard Folioって。
記事を書くくらいなら全然こなせちゃいます。ときどきWordPressの挙動がおかしい時はありますけどね。(これはiPadOSになると解決されるかも。)
自宅で作業するときはデスクトップPCがあるので、iPadはアナリティクスをチェックしたり、何か調べもので使います。
どれくらいの作業量の仕事か? にもよりますが、文章を書く程度であれば新型iPad Pro+Smart Keyboard Folioはおすすめできると思います。
Smart Keyboard FolioはiPadとマグネットでくっついてるだけなので、パッと取り外してタブレットとしてNetflixを見たりするのも快適。 カバーの取り外しは、あっけないほど簡単です。
自動大文字入力を設定で変更

そうそう、デフォルトの設定を変更したので、ついでにご紹介しておきます。
Smartkeyboard Folioはデフォルトだと、自動大文字入力がオンになっており、記事を書いたりするときは不憫なんですよね……。
設定は「一般>キーボード>ハードウェアキーボード」から。僕はオフにしました。
自動大文字入力を切りたい場合、画像に赤ラインでマークした「自動大文字入力」を切ればOKです。
ついでに、「Caps Lookを使用して言語を切り替え」もオンにしておくと、言語の切り替えが左手小指で出来るようになるので、Smart Keyboard Folioの購入を考えている人は覚えておくといいかも?
これ、ほんとに便利です。
iPad Pro+Smart Keyboard Folioのレビューまとめ!
ここまで、新型iPad Pro+Smart Keyboard Folioについて色々と書き綴ってみましたが、レビューをざっくりまとめると……
iPad ProとSmart Keyboard Folioの組み合わせは文章を書く仕事向き。Apple Pencilを組み合わせれば、絵や写真編集など、クリエイティブな仕事で活躍してくれます。
ただし、ノートPCの完全な代替えはできず、ノートPCはノートPC、iPadはどこまで行ってもiPadというのが僕の結論です。
iPad OSがリリースされますが、AppleはラップトップとiPadの調和は考えてないみたいなので……、これはいつまでたっても変わりません。iPadOSで圧倒的に用途は増え、使いやすくはなりますけどね。
僕は記事を書くので、新型iPad ProとSmart Keyboard Folioはどこでも気軽に仕事ができるし、12.9インチモデルなので作業効率も良い。映画などのコンテンツを見るのにもSmartkeyBoard Folioがあれば見やすいので、間違いなく買ってよかったと思います。
(12.9インチiPad Proの未来を信じて、Apple PencilやSmartkeyborad Folio、その他周辺機器を揃えましたが、iPadOSがこんなにも早く登場するなんて……。最高。)
Good!!
- どこでも気軽に仕事できます。
- シンプルで落ち着いたデザイン。
- このタイプのキーボードでは、圧倒的に打ちやすく、静か。
- キーボードの取り外し、取り付けがものすごく簡単。なのにマグネットでがっちり固定してくれる。
- iPadOSの登場でiPad+Smartkeyboard Folioの組み合わせは必須級に!
- iPadOSですべてが変わります。
Bad…
- 指紋がべたべた。拭き取ってもすぐに取れません。
- 12.9インチiPad ProとSmart keyboard Folioの組み合わせは結構重いしかさばる。
- 価格が高め。(12.9インチ Smart keyboard Folioは22,800+税)
- 追記! もう四隅はボロボロです。笑うしかないですね。
そうそう、iPad ProとSmart keyboard Folioがおすすめできる組み合わせというのは間違いないですが、iPadでNetflixやYoutubeを見ることが多くて、文字をあまり打たないという人はSmart Folioを購入したほうがいいかも。
(Smart Keyboard Folioを付けたままiPad Proをタブレットとして使うのはちょっと使いにくいんですよね。)
あくまでもサブ機として記事を書いたり、写真の編集を想定している人は、iPad Pro+SmartKeyboard Folio+Apple Pencilの組み合わせがベストバイかもです。
現状では、iOSを搭載していること、トラックパッドが無いことを考えると、メイン機として新型iPad Pro+Smart keyboard Folioを使っていくには少し無理があるかもですが、用途によっては十分活躍してくれると思ってOKです。
▶11インチ Smart keyboad Folioをチェック(Apple)
▶12.9インチ Smart keyboard Folioをチェック(Apple)
何回も言ってる気がしますが、2019年秋にはiPadOSがリリースされます。iPad Pro+Apple Pencil+Smartkeyboard Folioの組み合わせが本領を発揮するのは、それから!
USBやSDカードを読み込めるし、ファイル管理も超進化。macOSライクになります。Apple Pencilのレイテンシ(遅延)もめちゃ少なくなりますよ。
はやく試したいな…..iPadOS。