iPad Pro 2018ユーザーはiPad Pro 2020に買い換えるべき?

2020/03/29iPad

先日、2020年の新型iPad Proが発売されましたが、こいつ、気になってる人もいるんじゃないでしょうか?

古いiPadからの買い替えは全力でおすすめしたいマシンなのですが……悩むのがiPad Pro(2018)を使っているユーザーですね。

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この記事では、iPad Pro 2018ユーザーはiPad Pro 2020に買い替えるべきなのか? について触れていこうと思っていますが、まずはじめに、一つ聞かせてください。

あなたはiPad Pro 2018を使っていて “性能不足" を感じたことはありますか? ゲームだったり、Adobe系アプリで画像を編集したり、記事を書いたり、文書を作成している時です。

もし、ここで「YES」と答えたあなたは、おそらく、iPad Pro 2020に買い換えてもパフォーマンスの違いを体感することはできません。

「NO」だったなら……今年のiPad Proはスルーし、2021年に発売されるであろうiPad Proを待つのがベストな選択です。

性能はほぼ同じです

まずは、一番大事なこと。iPad Pro 2018とiPad Pro 2020の性能の違いについて、ささっとおさらいしておきましょう。

iPad Pro 2018とiPad Pro 2020の最も大きな違いは「カメラ」と搭載されるチップ「A12Z Bionic」なのですが……CPUの処理性能には微々たる差しかありません。

iPad Pro 2018とiPad Pro 2020の性能を比較

iPad Pro
2018
iPad Pro
2020
ディスプレイLiquid Retinaディスプレイ
フルラミネーションディスプレイ
広域色ディスプレイ(P3)
True Toneディスプレイ
ProMotionテクノロジー
同じ
解像度11インチ:2,388 x 1,668ピクセル(264ppi)
12.9インチ:2,732 x 2,048ピクセル(264ppi)
同じ
センサー3軸ジャイロ
加速度センサー
環境光センサー
気圧計
3軸ジャイロ
加速度センサー
環境光センサー
気圧計
LiDARスキャナ
カメラ広角:12MP
f1.8
広角:12MP f/1.8
超広角:10MP f/2.4
LiDARスキャナ
TrueDepthカメラ7MP
f/2.2
同じ
その他USB-C、Apple Pencil2、Smartconnector
FaceID(顔認証)
同じ

ささっと見比べてみても、iPad Pro 2018とiPad Pro 2020には、カメラとCPU性能くらいの違いしかないんですよね。

もう少し細かいところまで見ていくと、スピーカーの性能が向上していたり、Wi-Fi 6(802.11ax)に対応したり、わずかに重く(3~10g)なっていたり、選べるストレージに違いがあったりするのですが、実使用で体感できる性能の違いはありません。

搭載されるチップは名前が違うけど、実質同じ

カメラの違いについて後述しますが、CPU性能については、名前こそ違うものの、同じチップが採用されていまして。

iPad 2018に搭載される “A12X Bionic" は、7コア仕様なのですが、実は、これ、8コア仕様のものを1コア無効にして7コアになっているんです。

ということは……A12Z Bionic(8コア) はA12Xチップの無効化されていたコアを有効にしたチップの可能性が高いということですね。

iPad Pro 2018iPad Pro 2020
シングルスコア11101118
マルチスコア45694695

御覧のとおり、Geekbench Browserに記載されているベンチマークスコアを見ても、2機種の違いは微々たる差。

A12Z Bionicチップを搭載するiPad Pro 2020のGPU性能は、iPad 2018から10%ほど向上していますが、これは6GBのメモリを搭載したからなんですよね。

つまり、何が言いたいのかと言いますと……iPad Pro 2018とiPad 2020に性能面での違いはほぼありません。

ましてや、処理性能の違いを体感するのはほぼ不可能なんじゃないかなぁと。

iPad Pro 2020の変更点や新機能については、以下の記事でMacbook Air 2020と合わせてご紹介しているので、気になる人はこちらもぜひ。

2020年の新型iPad ProとMacbook Airが発表!性能や機能をさくっとまとめます – iyusuke

カメラ性能で選ぶなら新型だけど…

iPad Pro 2018とiPad 2020の最も大きな違いとなり、明確に異なるのは、このLiDARスキャナを搭載したデュアルカメラ

このLiDARスキャナな何なのかざっくり説明すると、光が対象物に到達してから反射して戻るまでの時間を測定して距離を測れるというもの。

iPad Pro 2020が発表された時に書いた記事でも言ってたのですが、ひとまず、iPad ProのLiDARスキャナについては、"ナノ秒のスピードかつ光子レベルで動作し、AR体験を向上してくれる" と思ってもらえれば。

LiDARスキャナのメリット

  • 仮想の物体に奥行きを追加し、ARアプリがもっとリアルになる。
  • AR物体との前後関係をより正しく再現できる “オクルージョン" の精度がUP。
  • ポートレートモード(ぼかし撮影)の処理精度も向上。

このLiDARスキャナ以外にも、iPad Pro 2020は広角+超広角のデュアルカメラを搭載したため、様々なシチュエーションで綺麗な写真を撮影できるようになっているのですが……、iPadで写真を撮る人ってあまり多くないと思うんですよね。(僕の中では)

Appleさんの想定している使い方である “AR" だけでなく、カメラのポートレートモードでは “ボケ効果" も精度が上がっているので、iPadで写真をよく撮る人は、その恩恵をしっかり受けることができますよ。

結論、性能に不足を感じていないなら買い替えはスルーでどうぞ

Magic Keyboardは、iPad Pro 2018でも使える。

さてさて、そろそろ僕の中の結論をまとめておきましょう。

iPad Pro 2018からiPad 2020への買い替えに焦点を当てて考えた場合、多くの人が求めているのは “性能の向上" ですよね。

LiDARスキャナも魅力的なのですが……僕の考えとしては、iPad Pro 2018に性能不足を感じていないなら、買い替える必要はないんじゃないかなぁと。

そもそも、この2機種の性能はほぼ同じでGPU性能にも10%の差しかないため、買い替えてもパフォーマンスの違いを体感することはできないと思うのです。

もし、iPad Pro 2018を使用しているなら、2021年に発売されるであろうモデルまで待つのが正解かなぁと。(カメラ性能の向上とARの精度UPに期待して買い替えるならありですけどね)

逆に、iPad Pro 2018以前のiPadを使用していて、性能不足を感じているというのであれば、iPad Pro 2020はベターな選択だと思うので、買い替えはありあり。

もい、iPad Pro 2018を使っているなら、"トラックパッド" を搭載し、Macbook Proライクにマルチタッチジェスチャーを使いこなし、快適にゴリゴリ仕事ができそうなMagic Keyboardを……全力でおすすめします。

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Posted by iyusuke