どれにする?iPhoneの選び方とおすすめモデル、悩むべき3つのポイント

2021年も相変わらず大人気なスマホ「iPhone」ですが、最近はラインナップが充実するとともに、僕たちユーザーを悩ませるのも上手になってきました。
カメラ性能が良かったり、ディスプレイが綺麗だったり、性能は上位モデルと同等なのにコスパが良かったり、とにかくどのiPhoneも魅力的で……。ホームボタンを搭載するレガシーなモデルを求める人には旧モデルもお安く販売してくれていたりします。
今回の記事では「iPhoneの買い替えで悩んでるんだけど、どうやって選べばいいの?」と悩んでいるあなたに僕の考えをシェアしてこうかなと思うのですが、なるべく分かりやすく、噛み砕いてご紹介していこうと思うので、ぜひ参考にしてもらえれば!
2021年現在の最新モデルはiPhone 13シリーズ。早速iPhoneのおすすめモデルと選び方を見ていきましょう。何事も欲しい時が買い時。あとはどれを買うか?です。
2021年のiPhoneラインナップ

さてさて、まずは2021年現在のiPhoneラインナップからおさらいしておきましょう。
2021年12月現在、Apple公式HPで購入できるiPhoneは、全5モデル。サイズの大小で分かれるモデルも合わせると全8モデルですね。
- 2021年9月24日発売
- 2021年9月24日発売
- 2020年10月24日発売
- 2020年4月24日発売
- 2019年9月20日発売
現行のラインナップで言えば、ハイエンドモデルとなるのはiPhone 13 Pro/13 Pro Max。ミドルレンジがiPhone 13/13 miniといった感じになっていまして。コスパ高めなローエンドモデルはiPhone 11とiPhone SE(第2世代)といった感じ。
ホームボタンを搭載するモデルはiPhone SE(第2世代)しか用意されていないですが、iPhone 13とiPhone 12は"mini"を冠する片手サイズの小型モデルがラインナップされています。
iPhoneの買い替えで悩む3つのこと
次にiPhoneの買い替え時に悩むポイントについてですが……
- 価格
- 性能
- 容量
大抵の場合、iPhoneの買い替えで悩むことになるのは上記の3つ。サイズも含めると4つですが、こればっかりは好みの問題なので省くとしても、価格・性能・容量の3つはiPhone選びで最も悩むポイントであり、避けては通れない道です。
性能と容量が優れていれば、価格は高くなりますし、価格を抑えようとすれば性能と容量は控えめになるというジレンマ。
自分の用途を考えた上で選ぶのがベストですが、「価格」「性能」「容量」の3つについてもう少し詳しく見ていきましょう。
①価格で選ぶ
なによりもまずは価格。
iPhone/Androidともに、ここ最近は6-8万円程度のミドルレンジスマホが人気であり、iPhoneで言えばiPhone 11やiPhone SEなんかがこのラインを担当しています。
※iPhone 11の価格は61,800円~。iPhone SEは49,800円~。iPhoneのラインナップでは、iPhone SEが最も買いやすい価格で販売されているエントリーモデルとなっています。
価格が安いということは、カメラ性能や処理性能は控えめになることが多いんですけど、iPhoneは “ミドルレンジモデルでも同世代のハイエンドモデルと同等のチップを搭載していることが多い" ため、性能は申し分ありません。
カメラはレンズ数や性能で差別化が図られているので、価格が安くなるほどカメラ性能は落ちていくことになります。(それでも十分すぎるほど綺麗な写真が撮影できるからiPhoneは素敵)
現在ラインナップされているiPhoneの価格は以下の通りです。
モデル | 価格 |
iPhone 13 Pro | 122,800円~ |
iPhone 13 Pro Max | 134,800円~ |
iPhone 13 | 98,800円~ |
iPhone 13 mini | 86,800円~ |
iPhone 12 | 86,800円~ |
iPhone 12 mini | 69,800円~ |
iPhone 11 | 61,800円~ |
iPhone SE | 49,800円~ |
いずれのモデルもApple公式HPでの “税別価格" ですが、古いiPhoneを下取りに出すことで11,000円~84,000円安く購入することができます。
iPhone 13 Pro/13 Pro Maxからグンと価格が高くなり、ここがiPhoneの価格が分かれるライン。自分はいくらまで出せるかを決める目安になるんじゃないかなぁと。
ちなみに、2021年のラインナップでは1年前に発売された小型モデルの「iPhone 12 mini」が断トツでコスパに優れているモデルになっていまして。5.4インチのサイズが問題なければ69,800円で高速な処理性能と優れたカメラ性能を得ることができます。
ホームボタンを搭載するiPhoneを求めているならiPhone SEも良い選択肢になりますね。十分な性能で買いやすい価格。普通に使うのであれば全く困りません。
iPhone 12 miniも、iPhone SEも、コンパクトで持ちやすい、操作しやすいというのもメリットの1つです。
②性能で選ぶ

iPhoneを選ぶうえで、最も重視したいのは"性能"です。
ゲームをがっつりプレイするなら、より性能の優れたモデルを選びたいですし、インスタグラムやTwitterなど、SNSやメール、電話程度でしか使わないのならそれほど高性能なiPhoneは必要ありません。
最強のカメラ性能を! と言うのであれば、iPhone 13 Pro/13 Pro Max一択ですが……実は多くの人にとってiPhone 13/iPhone 12のカメラ性能で十分満足できるというのも事実です。
現在ラインナップされているiPhoneの性能についてささっとまとめておきますね。
- iPhone 13 Pro/13 Pro Max
- 超広角レンズを含むトリプルカメラで素晴らしい写真が撮影できます。
- LiDARスキャナ
- ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影(最大4k/60fps)
- わずか2cmの距離でもピントを合わせられるマクロ撮影
- A15 Bionicチップを搭載し、重い最新3Dゲームもグイグイ動きます。
- 6.1インチ(13 Pro)、6.7インチ(13 Pro Max)の大きな画面。
- 最大120Hzのリフレッシュレート
- OLED(有機EL)ディスプレイで美しい表示。
- ビデオ再生の場合、最大で22時間(13 Pro)、最大28時間(13 Pro Max)の電池持ち。
- 磁石でくっつくワイヤレス充電器"MagSafe"に対応
- 顔認証搭載、ホームボタン & 指紋認証非搭載。
- 超広角レンズを含むトリプルカメラで素晴らしい写真が撮影できます。
- iPhone 13/13 mini
- デュアルカメラを搭載し、13 Pro/13 Pro Maxには劣るも綺麗な写真が撮影できるカメラ。
- A15 Bionicチップを搭載し、重い最新3Dゲームもグイグイ動きます。
- iPhone 13 Pro/13 Pro Maxと"ほぼ同等"の処理性能。
- 6.1インチの大画面と持ちやすい5.4インチのラインナップ。
- 美しいOLEDディスプレイ。
- ビデオ再生の場合、最大19時間(13)、最大17時間(13 mini)の電池持ち。
- ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影(最大4k/60fps)
- 磁石でくっつくワイヤレス充電器"MagSafe"に対応
- 顔認証搭載、ホームボタン & 指紋認証非搭載。
- iPhone 12/12 mini
- デュアルカメラを搭載し、綺麗な写真が撮影できるカメラ。
- A14 Bionicチップを搭載し、重い3Dゲームを遊べます。
- ビデオ再生の場合、最大15時間(12 mini)、最大17時間(12)の電池持ち。
- 6.1インチの大画面と持ちやすい5.4インチのラインナップ。
- 美しいOLEDディスプレイを搭載。
- 磁石でくっつくワイヤレス充電器"MagSafe"に対応
- 顔認証搭載、ホームボタン & 指紋認証非搭載。
- iPhone 11
- デュアルカメラを搭載し、綺麗な写真が撮影できるカメラ。
- A13 Bionicチップを搭載し、最新の3Dゲームも遊べる。
- 6.1インチの液晶(LCD)ディスプレイ。
- ビデオ再生の場合、最大17時間の電池持ち。
- 顔認証搭載、ホームボタン & 指紋認証非搭載。
- 少し大きめのサイズ。
- iPhone SE(第2世代)
- シングルカメラを搭載し、綺麗な写真が撮影できるカメラ。
- A13 Bionicチップを搭載し、最新の3Dゲームも遊べる。
- 4.7インチの液晶(LCD)ディスプレイ。
- ビデオ再生の場合、最大13時間の電池持ち。
- 顔認証非搭載、ホームボタン & 指紋認証搭載。
- コンパクトで持ちやすいサイズ。
ざっくりとした目安になりますが、基本性能/カメラ性能で選ぶなら「iPhone 13 Pro/13 Pro Max」「iPhone 13/13 mini」がベターな選択肢。カメラはそれなりでOK、でも、性能が優れるiPhoneを欲しい…..という場合は「iPhone 12/12 mini」「iPhone 11」がおすすめです。
ただし、iPhone 11は美しい表示ができるOLEDディスプレイではなく、液晶ディスプレイを搭載するため、映像の綺麗さを重視する場合は避けたほうがいいかもしれませんね。
iPhone SEは、処理性能やカメラ性能は重視しないけど、iPhoneが良いという人におすすめかなぁと。ホームボタンがどうしても欲しい人にもiPhone SEは最適解です。
基本性能はもちろんですが、現在ラインナップされているiPhoneはカメラ性能が大きく異なるため、このあたりが落としどころ。特に、iPhone 13/13 mini/13 Pro/13 Pro Maxはカメラ性能以外で大きな差は無いため、自分がどれくらいのカメラ性能を求めているのか? で決めると幸せになれるはずです。
③容量はどうする?
容量(ストレージ)も、iPhoneを選ぶうえでかなり重要なファクターのひとつ。iPhoneは、microSDカードで容量を後から追加することができないため、最初に選んだ容量のまま使い続けることになります。
とはいえ、近年はGoogleフォトやiCloudなどなど、クラウドストレージサービスを利用して写真や動画をバックアップしたり、Apple MusicやSpotifyなんかの音楽ストリーミングサービスで音楽を聴くことが多いため、意外と少なめな容量でも使えちゃうんですよね。
iPhoneでラインナップされている主な容量は以下の通り。
iPhone モデル | 容量(ストレージ) |
iPhone 13/13 mini | 128GB/256GB/512GB |
iPhone 13 Pro/13 Pro Max | 128GB/256GB/512GB/1TB |
iPhone 12/12 mini | 64GB/128GB/256GB |
iPhone SE | 64GB/128GB |
iPhone 11 | 64GB/128GB |
こんな感じ。64GBでも使わなくなったアプリやゲーム、その他データを整理して使えば問題なく使い続けることができるのですが、アプリの大容量化が進む昨今、どうしても少なく感じるシチュエーションが出てくるかなぁというのが僕の印象です。
128GBって思っている以上にベストな容量で、幸い2021年現在のiPhoneは全モデルでこの容量を選ぶことができます。ある程度写真や動画も保存できて、アプリもダウンロードできて、音楽も保存できるベストな容量。
自分で管理するのが面倒でなければ、64GB or 128GBがおすすめです。音楽も、映画も、写真も、動画も、全部iPhoneに入れて持ち歩きたいなら、256GB、もしくは512GB以上の容量がラインナップされているiPhoneを選びましょう。
iPhoneの容量についてもう少し詳しく知りたいって人は以下の記事もあわせてどうぞ。
▶iPhone/iPadのストレージ(容量)は64GBで足りる?答え:おすすめは128GBだけど使い方次第で余裕 – iyusuke
コスパ抜群で最もおすすめなのは「iPhone 12 mini」

さてさて、ここからは僕の主観が強めになってしまうのですが、僕が最もベターでおすすめだと感じるiPhoneは「iPhone 12 mini」です。
というのも、69,800円(税込)という買いやすい価格ながらも「A14 Bionic」を搭載することで処理性能は前世代のハイエンドモデル"iPhone 12 Pro/12 Pro Maxと同等。5.4インチというサイズ感は非常に持ちやすく、デュアルレンズのカメラも日常で使うのにもってこいな性能です。(唯一気になる点があるとすれば、電池持ちくらい)
望遠レンズは備えていないですが、超広角レンズはあるので迫力のある画角で写真も撮影できますよ。
前世代の高速な処理性能に美しい有機ELディスプレイ、磁石でくっつくワイヤレス充電器"MagSafe"の対応、5G。それでいてこの価格は非常に魅力的なんじゃないかなぁと。
価格で選ぶなら、iPhone 11やSEも良い選択肢になりますが、iPhone 11とiPhone 12 miniの価格差は8,000円。長く使うことを考えると、あまり気にならない差じゃないですか? iPhone SEならさらに価格を抑えることができますが、3年前のモデルになりますし、スペック不足感は否めません。
iPhone 13 Pro/13 Pro Maxほどの性能を求めないのであれば、iPhone 12 miniは、多くの人にとってベターでマストなiPhoneだと僕は思います。(もう少し大きい画面サイズが良い人はiPhone 12もおすすめです。性能は同じなのに23,000円も高くなりますが……)
性能で選ぶなら「iPhone 13 Pro/13 Pro Max」をどうぞ

性能と価格のバランスはiPhone 12/12 miniがおすすめですが、性能重視で選ぶなら、これほどまでに “プロ仕様" なiPhoneはありません。
価格こそ、122,800円(税込)~とエクスペンシブですが、iPhone 13 Pro/13 Pro Maxの魅力は最高峰のカメラ。iPhoneとしては史上最高の性能を誇りますし、全スマホの中でもトップクラスに美しい写真を撮影できます。
(特に、iPhone 13 Pro/13 Pro Maxは動画撮影機能が充実しています。映画のようなぼかし効果をソフトウェア処理で再現することもできます)

広い画角を持つ超広角レンズなら、迫力ある写真も簡単に撮影出来るというのも魅力の1つ。※iPhone 11/12/12 mini/13/13 mini/13 Pro/13 Pro Maxであれば超広角レンズでググっと広がるような写真を撮影できます。
最新のA15 Bionicチップを搭載するので、ゲームでもなんでもばっちこいな処理性能を持ち、その高い処理性能を活かし、iPhone 13 Pro/13 Pro Maxで撮影した動画だってそのまま編集できてしまいます。ProRes撮影に対応しているというのもProシリーズならでは。
(iPhone 13/13 miniと同じチップを搭載していますが、メモリなどはこちらの方が上。より優れた処理性能を発揮してくれます。)
ぶっちぎりの性能を求めるなら、iPhone 13 Pro/13 Pro Maxで間違いなし。
参考になれば!