iPhone初となるベゼルレスディスプレイとOLED(有機EL)ディスプレイを搭載する「iPhone X」。
iPhone Xは5.8インチの有機ELディスプレイを搭載し、解像度は2,436×1,125、最大輝度は625nits(iPhone 6は500nits)となっています。
Galaxy S8の最大輝度は1000nitsとなっており、iPhone Xは一歩及ばないですが、実はコレ、そんなに重要じゃないんですよね! 知ってました?
最大輝度を表す「nits」とは?
まず、スマホのディスプレイ関連で良く出てくる「nits」についてちょこっとおさらいしておきます。
「nits」とは、ディスプレイの明るさを表す単位で、1nits=1cd(カンデラ)/平方mとなり、1nitsは、1平方メートルの面積を1cdの明るさで照らせる輝度です。
- nitsとは、明るさを表す単位
- 1nits=1cd/㎡
- 1nitは1㎡の面積を1cdで照らせる明るさ
参考までに、1cdは、だいたいロウソク程度の明るさで、625nitsとなるとものすごく明るいということが分かります。
ものすごくざっくり説明してますが、だいたいこんな感じで覚えておくと○。
iPhone Xの最大輝度は625nits、Galaxy S8は1000nits
iPhone Xに搭載されるOLED(有機EL)ディスプレイはサムスンが供給していますが、iPhone XとGalaxy S8に搭載されるディスプレイは最大輝度が違います。
iPhone Xの最大画面輝度は625nits、Galaxy S8/S8+の最大画面輝度は1000nitsとなっていますが、それほど大きな違いはないと思ってOK。
もちろん、輝度が高ければ太陽光の下でも見やすくなるし、映像も綺麗に見えますが、輝度が高くなればそれだけ消費電力も多くなるため、照度が高ければ高いほど良いってわけでもないんですよね。
スマホには、自動で明るさを調整する機能があるため、常にこの最大輝度となるわけではなく、消費電力や画面の焼き付きうんぬんを考えると700nits前後の明るさがあれば十分です。
現在のスマホは十分すぎる輝度を備える
ちなみに、iPhoneは7/7 Plus/8の最大画面輝度も625nitsとなっているため、Appleはこれ以上の明るさは必要ないと考えているのかもしれません。
現在登場しているスマホの多くは十分すぎる輝度を備えているため、ほとんどの人はiPhoneの画面輝度まで気にしてないと思いますが、iPhone Xのちょっとした小話でした!
Source:Apple