鬼コスパなJapannextの4k/HDR 28インチモニター「JN-T2888UHDR」をレビュー(3万円以下の奇跡)

Japan Next 4k HDR対応 28インチモニター レビュー

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もう3か月ほど前になるのですが、Japannextの4k/HDR対応 28インチモニターを購入しまして。

実際に使用してみたらとても3万円以下で購入できるモニターとは思えないほど表示が綺麗で完成度も高かったので、PS5やXbox Series X|S用の4kモニターを探してる! ってブラザーにシェア。

スタンドは価格なりでしょぼい感じだったのですが、PS5やXbox Seris Xで4kを楽しむには十分以上のクオリティなんですよね。特にモニターはほんとに良い。

運悪く僕は"ドット抜け"に遭遇してしまったのですが、コジマ電機さんが快く対応してくれたので…ネットで買うならコジマ電機楽天市場店がおすすめです。(本来JapanNextのモニターはドット抜けが補償対象外)

価格は29,900円前後。それじゃ、さくっとレビューいきましょう。

コスパ抜群な28インチ4kモニター「Japannext JN-T2888UHDR」をレビュー

パッケージのサイズはこれくらい。

まずはJapannextの28インチ4kモニター「JN-T2888UHDR」の開封を振り返り。

Japan Nextの4k HDR対応 28インチモニター「JN-T2888UHDR」の付属品は、モニター本体、スタンド、電源アダプタとHDMIケーブルの5点。

※きちんと梱包されているのでご安心を。

組み立てはものすごく簡単で。スタンドはモニター本体にあらかじめ取り付けられているため、スタンドフレームをくるっと取り付けるだけ。

位置を合わせて…くるっと回せば取付完了です。JN-T2888UHDRはVESA規格に対応しているので、このタイミングで付属のスタンドを外してモニターアームを取り付けるのもありあり。

電源アダプターはこんな感じ。割としっかりした造りになっており、インプットは100-200V,50/60Hz 1.6A。アウトプットは12.0V 5.0Aの60W。

少々大きめで存在感があるのは気になるところですが…実際に取り付けてみたところコイル鳴きもなく、調子よく動いてくれてます。

デザインを眺める

さてさて、ここからはJapannextの4k HDR対応 28インチモニター「Japannext JN-T2888UHDR」のデザインについてチェックです。

サイズは一般的な27インチよりもわずかに大きい28インチ。ベゼル幅はぼちぼちありますが、広すぎるというほどでもなく、光沢なしの画面に丸いスタンドが特徴的ですね。

背面はこんな感じになっていまして。中央下部にはVESA規格(100mm×100mm)に対応するネジ穴。

モニターの下部には"JAPANNEXT"のロゴ。

モニター画面は非光沢になっているため、映り込みが少ないというのもこのモニターのトピックですね。(疲れにくい)

少し見にくいですが、モニターの右下にはボタン類の表示が記載されています。詳細は後述しますが、このボタン類ががっつり背面に搭載されており、操作しにくいというのはマイナスポイント。

せめて画面下部なら…もっと操作しやすかったんですけどね。残念。

ちゃっかり"ケンジントンロック(セキュリティワイヤー)"にも対応。

上から見てみると分かりやすいのですが、デザインはシュッとしていて、作りに"チープさ"を感じるところもありません。

付属スタンドの調整角度は少ない

せっかくですし、Japannext JN-T2888UHDRにあらかじめ付属しているスタンドの"調整角度"についても触れておきましょう。

価格が価格ですし、これは仕方のないことですが…付属スタンドの調整角度はおまけ程度で。首振りが出来ないのは当然として、調整角度も-15 +5度とかなり控えめになってます。

最も立てた状態だとこんな感じ。

最も倒した状態だとこんな感じ。付属スタンドは高さを調整することが出来ないため、自分にベストな高さに合わせるのは難しいかもですね。

VESAマウント用のネジは剥き出し。

まぁ…これは価格とのトレードオフってことで。幸いにもこのミニターは100mm×100mmのVESA規格に対応しているので、モニターアームと組み合わせて使うのがおすすめです。

Japannext JN-T2888UHDRのスペックと機能

名称JN-T2888UHDR
液晶パネルTNパネル
LEDバックライト
3,840×2,160ピクセル
28インチ
コントラスト 1000:1
輝度 300cd
非光沢
アスペクト比 16/9
応答速度2ms
機能FreeSync2
フリッカフリー(ちらつき軽減)
HDCP
HDR 10
端子HDMI 1.4×2
HDMI 2.0×1
DisplayPort×1
3.5mmイヤフォンジャック
最大解像度HDMI 2.0:4k/60Hz
HDMI 1.4:4k/30Hz
DisplayPort:4k/60Hz
内蔵スピーカー2W+2W ステレオ
消費電力通常時:34W
スタンバイ時:0.5W
対応VESA規格100mm×100mm

JapanNextの4k HDR対応 28インチモニター「JN-T2888UHDR」の詳細なスペック・仕様が気になるブラザーは公式HPもあわせてどうぞ。

JN-T2888UHDRについて見る – JAPANNEXT公式HP

使用感と操作性、モニターの表示(綺麗さ)は?

ここからは「Japannext JN-T2888UHDR」の実際の使用感やモニターの表示、操作性について。

まずモニターの表示ですが、これはさすが4k(3,840×2,160)なだけあって圧巻の綺麗さと繊細さでした。

4kで出力してみると即座に分かる映像の繊細さ。映画やゲームはもちろん、CG映像なんかでも色合いがグッと引き締まるような印象で。

モニターを"寄り"で撮影してみたのですが、しっかり4kらしい映像が表示されてます。これで3万円以下…Japannextさん素敵。

HDRを試してみる

HDRオフの状態

このモニターは3万円以下で買える圧倒的コスパを誇りながらも"HDR 10“に対応しています。となれば…? 試さないわけにはいかないですよね。

HDRとは"High Dynamic Lenge(ハイダイナミックレンジ)“の略称なのですが、従来のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)に比べてより広い明るさの幅を表現できる技術のことでして。※HDR 10はHDRの規格の中で最も広く使われている規格です。

HDRに対応したディスプレイでは、その広い明るさのレンジにより、黒潰れしたり、白飛びすることなく自然でリアルな表示ができます。

HDRオンの状態

で、ですね。Japannext JN-T2888HDRで"HDR"をオンにしてみると…もうめっちゃ変わる。びっくりするほど変わる。

先ほどの画像と見比べてみて欲しいのですが、白っぽくぼやけていた映像がくっきり。パキッとした黒色、鮮明になった色合い、影の濃淡が実感できるかと思います。

ちなみに 映像の"輝度"って解像度やビット深度、色域に並ぶくらい高画質にとって欠かせない重要なファクターなのですが、HDRの弱点は慣れないと目が疲れるってところでして。

最初はHDR状態だと眩しく感じるかもしれないですが、慣れると普通のモニターでは物足りなく感じること間違い無し。

HDRをお手頃価格で体験できるってだけでもこのモニターを選ぶメリットになりそう。

視野角もかなり広めというのもGood。

端子類がものすごく豊富

Japannextのもうひとつの大きなメリットが端子類が豊富ということ。

背面にはHDMI 1.4×2、HDMI 2.0×1、DisplayPort×1、3.5mmイヤフォンジャックが搭載されているため、このモニター1台でPC、PS5やPS4、Xbox Series S|X、任天堂スイッチといったゲーム機を最大4台まで接続しておけるんですよね。

※HDMI 1.4は最大4k/30Hz、HDMI 2.0とDisplayPortは最大4k/60Hzの出力に対応しています。

ディスプレイのリフレッシュレートに違いがあるということには留意が必要ですが、これは嬉しいブラザーも多いのでは?

操作性は微妙

ボタンの配置が微妙過ぎた。

次に操作性についてですが…これは正直微妙。というか惜しいのです。ボタンにはクリック感があるので、レスポンスが分かるのは良いですが、背面にあるためどうしても操作しにくいんですよね。

ボタン同士の配置されている間隔も短いので誤射連発。

メニューの表示はとても分かりやすいのですが、ボタンの配置がよろしくないので決定ボタンを押したつもりが戻ってしまった…なんてことが数か月使用している僕でもいまだに起こります。

これも価格とのトレードオフってことで割り切れば気にならないですが、操作はしにくいかなぁと。

ちなみに、メニューからは入力の切り替え、明るさとコントラスト(DCR)、画質設定、ゲームモード、FreeSyncやHDRといった設定が可能なので、自分好みにカスタマイズすることもできますよ。

スタンドがしょぼいからモニターアームと組み合わせるのがベター

Japannext モニター スタンド

このミニターの弱点として付属のスタンドがしょぼいということはぜひ覚えておきたいポイントで。

Japannext スタンド 揺れ

またまた価格とのトレードオフって言葉で片づけるしかないのですが、指で押すともうぐわんぐわん動きます。

普通に置いておくだけならここまで揺れることはないので、気にならない人であれば問題なく使えるかと思うんですけど、少なくとも僕の感想は「揺れるなぁ」でした。よく揺れちゃうデスクとかだと永遠に揺れてそうな、それくらいの揺れ。

Japannext 4k 28インチ モニターアーム

幸いにも、Japannext JN-T2888UHDRは"100mm×100mmのVESAマウント"に対応しているため、対応するモニターアームと組み合わせて使うのがベター。

(もはやモニターアーム前提で作ってるんじゃないか説)

見た目的にもグッと引き締まりますし、自分に合わせて角度の調整ができて、安定性も遥かに増します。その場合はモニターアーム用の補強プレートも合わせて購入しておくといいかも。

僕が今使用している"Huanuoのシングルモニターアーム"はレビュー記事も書いているので、気になるブラザーはこちらもあわせてどうぞ。お手頃価格でおすすめです。

最高を求めないならJapannext JN-T2888UHDRはベストな選択かも

PS5でもHDRをばっちり利用可能。

3万円以下だし、それなりじゃね? って思っていたら想像よりも遥かに良くて少々長くなってしまいましたが…最後にJapannextの4k HDR対応 28インチモニター「JN-T2888UHDR」の僕のレビューをまとめて締めといきましょう。

スタンドや操作性といった弱点こそあるものの、得られるメリットが大きすぎた。

Good!!

  • 3万円以下という圧倒的コスパ!
  • 4k(3,840×2,160)、HDR10対応、28インチというリッチな映像体験。
  • VESA規格に対応しているのでモニターアームが使える。
  • 豊富なインターフェース。(HDMI 2.0×1/HDMI 1.4×2/DisplayPort×1:合計4つ)

Bad…

  • スタンドがしょぼい。
  • 出力画面の切り替え(任天堂スイッチやPS5の表示切り替え)に若干のタイムラグがある。
  • HDRは目が慣れるまで眩しく感じるかも。

JapanNext JN-T2888UHDRのレビュー・評価まとめ

デザイン★★★☆☆
映像の綺麗さ★★★★★+
機能★★★☆☆
操作性★★☆☆☆
価格(コスパ)★★★★★+

Japannextの4k HDR対応 28インチモニター「JN-T2888UHDR」の僕の評価とレビューをまとめるとこんな感じ。

このモニターを一言で例えるなら…「スタンドの揺れとか操作性とかどうでもいいから"映像の綺麗さ"に全振りした」そんな感じ。

とにかく"映像"という一点においてこれほどコスパに優れたモニターは無いんじゃないかなぁと思います。

何度も言ってますが、このクオリティで3万円以下ってのはもはや狂気。PCで使うもよし、PS5やXbox Series S|Xでリッチなゲームを楽しむもよし、任天堂スイッチで使うのもよし、といった感じで。

まさにオールマイティなモニターだなと。

そうそう、僕は運悪く"ドット抜け"に遭遇しまして。見つけた時は絶望したのですが…オンラインで購入するなら、ドット抜けにも無料で快く対応してくれたコジマ電気楽天市場店がおすすめです。

モニター業界では"ドット抜け"って初期不良にならないらしくて。普通は対応してくれないところが多いんですよね。(ほんま意味わからんて)

なので、Japannext の4k HDR対応 28インチモニター「JN-T2888HDR」の購入を検討している場合は"購入するショップ"にも意識を向けるといいかもです。

最高のゲーミング体験を求めるなら、4k/144Hz対応の10万円クラスのゲーミングモニターがおすすめですが、とりあえずしっかり4kの映像を楽しめて、コスパで選ぶならJapannextのモニターもおすすめよ、ブラザー。

GadgetReview

Posted by Yusuke Miyamoto