音質良好な3BAイヤフォン「KZ AS06」をレビュー。バランスドアーマチュアの音質を試す

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高音域が特徴的な3BAイヤフォン「KZ AS06」の音質や使用感についてレビュー!

KZ AS06は5,000円以下で購入できるイヤフォンながら、バランスド アーマチュアドライバーを3基搭載(3BA)し、高音域の表現力&音の解像感に定評があります。

結論を先に言ってしまうと、KZ AS06は価格以上の音質を秘めており、耳に付けた感じも悪くありません。3BAのクリアな高音域は良い感じですが、逆に、低音は控えめでぼやけは目立つかなーと。

じっくり聞き込んでみて、KZ AS06は価格から考えれば十分すぎるほどの音質だと感じたので、5,000円程度で買えて音質の良いイヤフォンを探してる!という人におすすめです。

3BAイヤフォンKZ AS06をレビュー。バランスドアーマチュアの音質を試す

まずは、3BAイヤフォン「KZ AS06」のデザイン・外観からレビューしていきますね。イヤフォンの入ったパッケージはシンプルでした。

可もなく、不可もなく、そんな感じ。

KZ AS06 マイク無しモデル には、3.5mmイヤフォンケーブル(2pinリケーブル)、KZ AS06本体(ハウジング)、3サイズ(S,M,L)のイヤーチップが付属。

※イヤフォンはイヤーチップで音の聞こえ方・音質がびっくりするほど変わるため、自分の耳に合うサイズに付け替えましょう!

僕の印象では、KZ AS06は少し大きめくらいのイヤーチップがちょうどいいと感じました。遮音性が上がり、音漏れもなくなった印象です。

KZ AS06本体にはBALANCED ARMATUREのロゴ。

ケーブルがイヤーフックになっており、2pinで本体と接続しますが、Right/Leftの表記があるので、左右は分かりやすい。

イヤーフックのおかげで装着していてずれることはほぼ無くてですね、フィット感も良い感じでサイズもそれほど大きくないため、装着時に違和感を感じることはないと思ってOKです。

ちなみに、KZ AS06にはイヤフォンでは必須ともいえる操作ボタン(再生/停止/音量調節)が無いというのがちょっと残念なポイント。デメリットですね。とっさに音楽を一時停止したい時なんかはスマホで操作する必要があるので、これはマイナスポイントです。

価格が価格なので仕方ないかもしれないですが、気になる人は覚えておくと良き。少なくとも、僕はすごく不憫に感じたので……、これ、結構重要です。

スペックや特徴は?

次は、KZ AS-06のスペック・特徴について一緒に見ていきましょう。KZ AS06は5,000円以下で買える3BAイヤフォンながら、比較的ちゃんとした3BAの音質が楽しめるイヤフォンです。

※バランスドアーマチュア(BA)とは、音の再現性の高さが特徴のドライバーユニット。小型なのでイヤフォンに向いており、鼓膜に近い位置にユニットを配置できるため、高音域の解像感が向上しやすいという特性があります。ダイナミックドライバーに比べて低域は弱いいかも。バランスドアーマチュアの仕組みについて知りたい人はぜひググってみましょう。

KZ AS06の特徴・スペックについては以下の通りです。 

スペックとドライバ構成

ドライバ構成バランスド・アーマチュア型
3基
インピーダンス15Ω
感度105dB
再生周波数帯域20Hz-40000Hz
プラグ3.5mmイヤフォンジャック
リケーブル 2Pin

ドライバの構成は、低周波22955、中周波29689、中高周波31005の3基構成(3BA)。デュアルバランスドアーマチュアは中音/高音域を担当し、低音を担当するBAユニット22955はKZ AS06用に設計されています。

当然ながら、高級イヤフォンに搭載されるBAドライバとは音質や音の解像度、再現性などで劣るものの、5,000円以下で買えることを考えれば贅沢な仕様なのは間違いないですね。

高音域に特徴のある音質

さてさて、ここからは気になるKZ AS06の音質についてレビューしていきます。

KZ AS06は3BA(3基のバランスドアーマチュアドライバ)が特徴のイヤフォンですが、3BAらしく高音域とヴォーカルのクリアさはすごく良い感じ。

中音・高音域の心地よさは同価格帯のイヤフォンでは味わえないし、なにより、3BAでこの価格はびっくりするレベルです。

音の解像度も高く、ちょいちょい余分な色付けが目立つものの、バランスの取れた音質にチューニングされているので、ロック、ジャズ、EDM、ポップなど、ジャンル問わず音楽が楽しめると思います。

特に、KZ AS06はロックの視聴と相性が良く、しっかり楽器の音を聞き分けられるし、ギターやヴォーカルの声の響きも良い。気持ちよく音楽を聴けます。

ただし、KZ AS06は価格なりの弱点も相応にあり、低音は少し物足りないんですよね…..。高音も限界があるというか、一定の音域を超えると伸びが悪く感じました。

また、サー……というホワイトノイズも結構入ってしまうため、オペラやクラシック、静かなバラードでは音楽への没入感が落ちてしまうというのが気になったポイントです。

KZ AS06のレビューまとめ

KZ AS06が価格以上の音質というのは間違いないですが、最後に僕のレビューと評価をまとめておきますね。

Good!!

  • 圧倒的コスパと価格以上の音質!
  • 高音域・中音域に優れた音質
  • この価格で3BA!
  • 明らかにロックに最適な音質!

Bad…

  • BAなので仕方ないけど、低音は少し物足りないかも
  • 再生/停止、音量調節ボタンが無い
  • ホワイトノイズが気になる

KZ AS06は圧倒的に高コスパ。

価格から考えればすごく良い音質だと感じたので、最高の音質は求めないけど、高音はしっかりしてる方がいいかも……という人にKZ AS06はおすすめです。

予算5,000円程度でイヤフォンを選ぶなら、KZ AS06は良い選択肢になるかも?

EarphoneReview

Posted by Yusuke Miyamoto