M1チップ搭載Macbook Airのベンチマークが強烈(16インチMacbook Proの性能超えた)

もうポチったブラザーも多いであろうAppleの自社製チップ"M1"を搭載した"Macbook Air"と"Macbook Pro"ですが、ついに、その未知なる性能を示すベンチマークが出た...!
それによれば、Apple Silicon(M1チップ)に最適化されてないアプリでもIntelチップ搭載Macよりも快適なパフォーマンスを発揮できるとのことなんですけど、16インチMacbook Proを超えるスコアを記録していまして。とにかく性能は高め。
Geekbenchに記載されたベンチマークスコアを眺めつつ、M1チップ搭載Macbook Airの性能について僕と一緒にチェックしておきましょう。
▶M1チップ搭載「Macbook Pro」「Macbook Air」「Mac mini」が発表 - iyusuke
▶Macbook Air(M1チップ)を見る - Apple公式HP
Macbook Air(M1チップ)のベンチマークが最強、性能は16インチMacbook Pro超え

さて、早速本題なんですけど...M1チップ搭載Macbook Airのベンチマークスコアがこちら。シングルスコアが1687。マルチスコアが7433となっており、なんと、Intelチップを搭載する"16インチ Macbook Pro"のスコアを超えちゃっているのです。すごくないですか? これ。Intel Core i9を搭載する 16インチ Macbook Proの性能超え。
参考までに、"16インチ Macbook Pro(Intel Core i9 2,300MHz 8コア)"と"M1チップ 8GBユニファイドメモリ Macbook Air"のベンチマークスコアを比較してみるとこんな感じ。
Macbook Air M1チップ | Macbook Pro Intelチップ | |
シングル | 1687 | 1115 |
マルチ | 7433 | 6892 |
ふむ。ベンチマークを比較してみても分かる通り、M1チップ搭載のMacbook AirがIntelチップ搭載Macbook Proを圧倒しちゃってますね。
上記のスコアは、Geekbench上に記録されている"16インチ Macbook Core i9 2.3GHz 8コア"のものなので、100%信頼できるというわけではなくて。
フェイクである可能性も"0"だとは言い切れないのですが...仮に、このベンチマークが事実だとして。8GBメモリを搭載するMacbook Airは2019年のハイエンドモデルとなるMacbook Proの性能を超えていると思っておいてもいいかもしれません。
(ただし、発売後に各メディアが出してくれるベンチマークスコアが一番信頼できるので、性能が気になるブラザーはこっちを見てから購入を決めるのがベター)
ちなみに、M1チップ搭載Macbook Proのものと思われるベンチマークも公開されており、こちらはシングルスコアが1714。マルチスコアが6802。
こちらはシングルスコアが大きく伸びていまして。CGレンダリングなどの作業はCPU処理の並列化が進んでいるため、マルチスコアの数値の方が重要になってくるのですが、ゲームなど、単純な並列処理での性能向上が難しいアプリではシングルスコアの数値の方が大事なので...ゲームをグイグイ動かせそうなのはMacbook AirよりもMacbook Proかなぁと。
(Macで遊びたいゲームってなかなか無いんですけど)
Rosetta2の仮想環境上では8割のパフォーマンスで動作
Macbook Air(M1チップ) | Rosetta2環境化 | |
シングル | 1687 | 1313 |
マルチ | 7433 | 5888 |
それともう一つ。M1チップを搭載するMacbook Air/Macbook Pro/Mac miniは、Apple Siliconに最適化されていないアプリを"Rosetta2(ロゼッタツー)"と呼ばれる仮想環境上で動かすことができるのですが、Rosetta2環境化でもIntel版Macbook Proを超えるベンチマークスコアを残していまして。
エミュレーション環境化では20%程度の性能低下がみ見られるものの、Intelチップ搭載Macよりも高いシングルスコアを記録。(これもすごい)
M1チップ搭載Macbook Air/Macbook Pro/Mac miniは、Apple Siliconに最適化されていないアプリでさえIntel版Macよりも優れたパフォーマンスを発揮できる可能性が高いので、よほど致命的な互換性の問題などが無い限りは幸せになれそうな予感です。
各メディアのM1チップ搭載Macbook AirとMacbook Proのハンズオンが待ち遠しいですな。これは。
2021年登場予定のM1X(またはM2X)の性能に期待

こちらはまだ不確定要素が多いため、あくまでもおまけ情報として読んで欲しいんですけど、Appleは2021年に16インチMacbook ProとiMacをApple Siliconに移行するという情報がありまして。※自社設計のGPU(コードネームは"Lifuka")もこのタイミングで出すかもって噂。
先日華々しくデビューした"M1チップ"ですらIntelチップを圧倒する性能を備えて登場したため、次のApple Silicon...つまりM1チップの新型はさらに強力な性能を備えて登場するのでは? と海外の一部メディアは予想しているんですよね。
現段階で囁かれている新型チップの名称は"M1X"または"M2X"。来年はMacbook Proの上位モデルにもアップグレードがありそうな予感です。
それにしても、こういうベンチマークってなんだかわくわく。次世代Appleシリコンの続報に期待。