13インチMacbook Pro(2016)は2019年も現役で使える?

今回は、改めてMacbook Pro(2016)のレビューをお届け! 実際に使っていてひしひしと感じるのは、13インチ Macbook Pro(2016)は、長く使えるマシンということ。
2019年は、6コアのMacbook Pro(2019)が発売されましたが……、今、あえて2016年/2017年モデルのMacbook Proを購入する意味はあるのか、そもそも旧モデルのMacbook Proは、2019年現在もメインマシンとして使っていけるかについてご紹介していきます。
Appleの整備済み製品などで、旧モデルのMacbook Proを安く購入しようかなと考えている人は、ぜひ参考にしてもらえれば!
ちなみに、僕のMacbook Pro(2016)は、2019年6月現在も現役バリバリで動いてくれてます。不具合とか色々ありましたけどね。
現在はMacbook Pro(13-inch, 2016,Thunderboltt 3ポート x2) を使ってますが、動画編集など、ガツガツ重い作業をしない!というのであれば、十分以上の性能です。
旧モデルのMacbook Pro、意外とベストバイ。
※この記事は、古い記事を大幅に加筆・修正し、再公開したものです。僕はM1 Pro搭載の14インチMacbookに買い替えましたが、作業によっては2022年現在も普通に使えるからすごい。
重い作業ではMacbook Pro(2019)に敵いません

あらかじめ断っておくと、2016年/2017年のMacbook Proは、動画編集をはじめとする重い作業ではMacbook Pro(2019)に到底敵いません……。
まぁ、これは仕方ないですね。
2016年/2017年モデルのMacbook Proはデュアルコア、上位モデルでクアッドコアなのに対し、2018年/2019年のMacbook Proは最低でもクアッドコア、上位モデルになると、6つのコアを搭載します。超パワフル。
15インチのMacbook Pro(2019)に至っては、第9世代のCore i9を搭載するので、旧モデルが最新モデルに処理速度で敵いっこありません。
(もちろん、Core i9モデルは価格も高め。そのあたりは予算次第です。)
2016年モデルと2019年モデルでMacbook Proを比較した場合、デザインなどは変わってないですが、CPUの処理性能のほか、GPU性能、バタフライキーボードの構造など、内部的には大きく異なります。
3年も経過していれば、当然っちゃ当然なんですけど、2019年モデルのMacbook Proは、これまでのモデルで起きていた不具合や不評だった点が改善されました。
Macbook Pro(2019)は、まさに、限りなく完成系に近い、フルモデルチェンジ後のMacbook Proって感じ。
リリース当初は賛否両論だったバタフライキーボードとか、すごく良い例ですね。
ぶっちゃけ、価格以外のすべての面でMacbook Pro(2016/2017)は、Macbook Pro(2019)に蹂躙されてます。
そうそう、2016年モデルのMacbook Proと2017年のMacbook Proで比べた場合、ここまで躊躇な違いは無いですよ。
Macbook ProのTouch Barは有り?無し?
Macbook Proといえば、ファンクションキーのスペースに搭載された有機ELのディスプレイ領域「Touch Bar」についても語っておかないとだめですね。
Touch Barは、フルモデルチェンジが行われたMacbook Pro(2016)から登場したファンクションキーの代わりとなる新しいタッチディスプレイです。
自由にカスタマイズ可能で、タップや長押し、フリックで出来る操作に加え、アプリごとに切り替わる表示は意外と便利だけど、必要ないか? と聞かれれば必要ない憎めないやつ。
このTouch Barは、2019年の新型Macbook Proまで脈々と受け継がれてきました。
ファンクションキーがディスプレイのタッチ操作になっているのは、慣れれば意外と気にならないもので、アプリによってUIが切り替わるディスプレイがあるのは思いのほか使いやすいものです。
かといって、Touch Barが突然なくなっても困りませんけどね。僕は。
Touch Barを搭載しているMacbook ProにはTouch ID(指紋認証)が搭載されてますが、これはほんとに便利。決済とか入力とかあらゆる面で役立ってくれます。
Touch Barは有りか、無しかで聞かれるとですね……、2016年/2017年/2018年モデルを買うにしても、最新の2019年モデルを買うにしても、Touch Barは無くても全然問題ないと思います。
旧モデルを買う場合は特に、Touch Barがあることによって起こる不具合や故障のリスクは減らせます。これ、結構重要じゃないですか?
(Touch IDは惜しいけど……。)
Macbook Pro 2016年/2017年モデルで選ぶならどっち?
思いっきりヘビーユーズで使っていくつもりなら、2016年/2017年モデルを使うことによるメリットは少ないので、2019年の新型Macbook一択。
(というか、Macbook Proをヘビーユーズする人は、旧モデルには興味ないかもですね。)
そうでないなら、2016年/2017年モデルのMacbook Proは安く買えるし、性能も十分だし、良い選択肢になります。
旧モデルを買おう! と決めて真っ先に悩むのは、Macbook Pro(2016)とMacbook Pro(2017)はどっちがいいのかというところですが……。
Macbook Pro(2016年モデル)については、個人的にかなり長く使えるマシンと思っていて、2017年モデルと比べても遜色ない性能を持っています。でもでも、少しでも新しい方が良いのは確か。
参考までに、Macbook Pro 2016年モデルと2017年モデルのGeekbench4 CPUベンチマーク結果は以下の通りです。
– | Macbook Pro 2016 | Macbook Pro 2017 |
シングル | 4022 | 4322 |
マルチ | 14021 | 15299 |
それぞれ、フルスペックでのベンチマークスコアですが、上記の通り、2つのモデルにそれほど大きな差はなく、日常生活で使っていて分かるレベルの差はないんですよね。
負荷のかかる作業をする時に差が出てくるイメージですが、2016年モデルと2017年モデルで悩んだ時は、その時に買える中で、状態の良いものを購入するのがベストです。
コストを抑えたいという人であっても、Apple認定整備済み製品では2016年モデルと2017年モデルの価格に大きな差は無いため、Macbook Proの状態で判断しましょう!
(2018年モデルのMacbook Proは、2019年現在、メリット的に色々と中途半端な感じなので……無しかな。)
2016年モデルのMacbook Proは安くて、使えて、お得
旧モデルのMacbook Proは安い! これに尽きます。
Apple整備済み製品では保証付きのMacbook Pro(2016)が12万円程度から。
保証は無くてもいいから、中古で安く買いたい! というなら、10万円もあれば状態の良いMacbook Pro(2016)が手に入ります。
(中古のMacbook Proを購入するのは信頼できるショップかAppleの整備済み製品で購入しましょう。それ以外は自己責任で! オークションとかは、ほんとに何があるか分からないので……おすすめはしません。)
Macbook Pro(2016)は、Mac/Macbookの最新OS「macOS Catalina(カタリナ)」にもしっかり対応しているので、突然アップデートから外れるという心配もありません。
もちろん、15万円-20万円ほどの予算があるなら、Macbook Pro(2019)を買うのが一番幸せになれるとは思いますが、そもそも、ヘビーユーズを想定していないなら、そこそこの価格を出して、旧モデルのMacbookを買った方が良い場合も……。そう思いませんか?
少なくとも、Macbook Pro(2016)は、記事を書いたり、ちょっと写真を編集したり、ファイル管理したり、グラフや表を作成するくらいなら、思ってるよりずっと快適に使えます。
(2019年モデルと比べると、音楽制作とか、動画編集とかは処理の際にモタつきを感じると思うので……、そういった用途は上位モデルかつ年式の新しいMacbook Proを購入しましょう。長期的に見て、絶対その方が賢いです。)
何が言いたいかと言うと、Macbook Pro(2016/2017)も使い方次第では、2019年になっても現役バリバリってこと。
動画編集などなど、ヘビーな作業でガツガツ使うヘビーユーザーはMacbook Pro(2019)。僕みたいなブロガーやライトユーザーにとっては、Macbook Pro(2016/2017)がおすすめできそうです。
僕の場合、メインのデスクトップPCがあるのでMacbook Proはサブマシンですが……、サブとしてみた時は及第点以上。iPad Pro 12.9 3rdと並んでお気に入りです。
(macOS Catalinaでは、iPadをMac/Macbookのサブディスプレイとして使えるようになるので、macOS Catalinaからさらに化けそうな予感。)
幸いにも、Macbook Pro(2016/2017)は、場合により無償で修理ができるAppleのリペアエクステンションプログラムの対象にもなってるので、安心してまだまだ使っていけるかも?