
Ploom Sをレビュー!意外に悪くない、むしろ良い
アイコス一筋だった僕は。Ploom Sの無料モニターに参加し、つい最近Ploom Sデビューしました。
Ploom Sは、アイコスに比べて “キック感" といいますか、"吸いごたえ" は少ない気はするんですけど、とにかく美味い。雑味が少なく、喫味がしっかりしていまして。これ、かなーり良いんじゃない? と感じたので、Ploom Sの良いところや悪いところ、アイコスとの違いについて、ささっとレビューしていきます。
Ploom S スターターキットの発売時の価格は7,980円。2020年6月1日の価格改定で1,480円で買えることを考えると……今が買い時かも? 吸いごたえに少々物足りなさは感じますが、とにかくおすすめなので、気になる人はささっとチェックしてってくださいな。
※Update 2020/8/26, Ploom Sの新型モデル「Ploom S 2.0」が発売されました。使用時間、吸いごたえ、電池持ち、満足感、すべてのおいて性能UPしているので、今からPloom Sを買うなら間違いなくこっちをおすすめします。価格は3,980円(税込み)。
▶メンソール特化!Ploom S 2.0をレビュー。吸いごたえ、満足感もUPしてます – iyusuke
JTの高温加熱式たばこ「Ploom S」

さてさて、まずはPloom S スターターキットの同梱物や内容、吸いごたえや味についてレビューしていきますね。
Ploom Sは、JTが販売する国産の加熱式たばこでして。スターターキットの詳細については以下の通りです。
名前 | Ploom S(プルーム S) スターターキット |
価格 | 1,480円 |
販売 | JT |
バッテリー | 1,020mAh |
連続使用可能本数 | 10本 |
スタンバイ時間 (喫煙可能になるまで) | 40秒 |
吸引可能時間 | 3分30秒 or 14パフ |
カラー | ブラック/ホワイト/期間限定3色 |
Ploom S スターターキットに同梱されているのは、
- Ploom S 本体
- Micro USBケーブル
- 充電用 ACアダプタ(5V 1.5A)
- ユーザーガイド
- 保証カード(シリアルナンバー記載)
市販のスターターキットには、クリーニングブラシが同梱されているのですが……残念ながら、無料モニター版には付属せず。こちらは、JT公式オンラインストアで購入する必要があります。(クリーニングブラシは欲しかったです、JTさん。)
また、Ploom Sは、ライバルであるIQOS(300℃~350℃)やglo(240℃)と比べて低めな約200℃の温度で “たばこスティック" を加熱するというのが他社製加熱式たばことの大きな違いですね。
ヒートブレードで加熱するアイコスと異なり、gloやPloom Sはたばこスティックを周りから加熱するため、焦げ付きは少なめです。
デザインと質感

次に、Ploom Sのデザインや質感について。まず、ぱっと見で分かりやすいのはコンパクトなサイズ感でして。
- サイズ:93mm×56mm
- 重さ:95g
さらさらとした質感で、手触りも良い感じなんですけど、小傷や指紋が付きやすいのは気になるかなぁと。コンパクトで軽い分、持ちやすさは抜群です。
(ゲームをしたりしながらの “ながら吸い" には向いてないですが……。)

本体上部には “アクションボタン" と 白く光る4つの “状態表示LED" が搭載されており、充電状態や加熱状態を教えてくれるんですけど、これがまた分かりやすくて良い感じなのです。見やすいですしね。
青色で光っているLEDは “モード表示LED" で、スライドを開けると電源がオンになり、モード表示LEDが青色に点灯します。
Ploom Sの使い方

このあたりで、Ploom Sの使い方・吸い方についてささっとおさらいしておきますね。
- 1 ) カバーをスライドし、たばこスティックを差し込む。
- スッと入るところまで。押し込む必要はありません。
- 2) 本体上にある “アクションボタン" を長押し。
- 吸えるようになるまでの時間は40秒。
- LEDが1つずつ点灯していきます。
- 3) 全てのLEDが点灯し、バイブが “ブルッ" と震えたら利用可能。
- 4) Ploom Sで喫煙を楽しむ。
- 3分30秒 or 14パフ(14吸い)
- ゆっくり吸い込み、1口の間隔を開けると美味しく楽しめます。
- 5) :すべてのLEDが消え、バイブが “ブブッ" と震えたら終了。
- 残り30秒 or 残り2パフになると、LEDが1つ点灯。
- バイブで知らせてくれます。
- 6) たばこスティックを抜き、カバーを戻す。
基本的な使い方は、アイコスやグローといった他の加熱式たばこと同じですね。途中で喫煙をやめたい場合は、アクションボタン(電源ボタン)を長押しすることで強制終了することも可能です。
それじゃ、ここからはPloom Sの吸いごたえや味について見ていきましょう。
吸いごたえや味は?

さてさて、次はPloom Sの吸いごたえや “味" について。これ、絶対気になっている人も多いと思うんですけど、Ploom Sの “喫味" についてはかなーり良い感じです。
もちろん、たばこスティックにもよりますし、好みによるところも多いのですが、僕が愛用している「キャメル・メンソール」で言えば、喫味は最高でした。強烈なメンソールがクセになるんですよね。めちゃ美味い。
ただ、"吸いごたえ" という一点においては、アイコスの方が上かなぁと。ただ、これは蒸気をゆっくり吸い込み、1口の間隔を長くすることで解消されますし、味が良いというのはやっぱり重要です。
(gloについては、吸ったことが無いので分からないですが……加熱温度から察するに、似た印象を受けるはずです。)
- Ploom Sの加熱温度は200℃。
- IQOSに比べて “雑味" が少なく、しっかりたばこの風味が感じられる味。
- キャメル・メンソールは、強烈。メンソール好きにはたまりません。
- 吸いごたえやキック感は少なめですが、ゆっくり吸い込み、1口の間隔を開けることで、最後まで美味しく喫煙を楽しめます。
IQOS(300~350℃)やglo(240℃)の加熱温度と比べ、Ploom Sの加熱温度は200℃と低めでして。この温度の違いにより “吸いごたえ" に差が出ているわけなんですけど、Ploom Sの “雑味" を消すのにも貢献しているのかなぁと。Ploom Sには。アイコスなんかで感じる “焦げっぽさ" を感じることはありません。
加熱式たばこって好みで分かれるところもあると思うのですが、少なくとも、ゆったり喫煙を楽しむ人にとって、Ploom Sが良い選択肢になるのは間違いないと思いますよ。(すぱすぱ吸いたい人には物足りないかも)
Ploom Sのメリットとデメリット

このあたりで、Ploom Sのメリットとデメリット。つまり、良いところ、悪いところについてもチェックしておきましょう。
まず、僕が真っ先に気になったのは、充電端子がMicro-USBだとういうこと。僕の環境では、Micro-USBが絶滅していたので……Ploom Sを使うようになって、余計なケーブルがまた1つ増えました。
もしUSB-Cだったなら……最高だったんですけどね。Ploom Sのメリット・デメリットについて以下の通りです。
- 【メリット】
- キャメル・メンソールがめちゃ美味い。
- 連続吸いができる。
- 丸っこいデザインがGood。
- 匂いが圧倒的に少ない。
- 価格が安い!(1,480円)
- 【デメリット】
- 吸いごたえが少なく感じる人もいるかも。
- バッテリーライフが少ない。(10本程度まで)
- 待機時間が長い(吸えるようになるまで40秒)
バッテリーライフは最大10本となっているので、1日に多くの本数を吸う人にとっては確実に足りなくなるかと。なので、持ち歩くならモバイルバッテリーは必須。そして、僕はやっぱり、端子がMicro-USBというのが充電するたびに気になるポイントでした。
キャメル・メンソールの味や、喫味についてものすごく気に入ってるんですけど、バッテリーライフやUSB端子、吸えるようになるまでの待機時間の長さなと、Ploom Sは微妙に惜しいポイントがあるのも確かです。
あと、僕が気になったのは、最後まで安定した吸いごたえが続かないということでして。これが物足りなく感じる理由なのかなぁと。吸っていると、どんどん蒸気の量が落ちてくるんですよね、Ploom Sって。
他社と比べて加熱温度が低いため、仕方ないのかもですが……アイコスの吸いごたえに慣れていると物足りなく感じるかなぁと。
アイコスとPloom Sの明確な違い

最後に、アイコスとPloom Sの明確な違いについて、ぱぱっとまとめておきますね。Ploom Sは、JTが販売する国産加熱式たばこ。IQOSは、フィリップモリスが販売する国内シェア1位の加熱式たばこです。
Ploom SとIQOSの比較
IQOS | Ploom S | |
吸いごたえ | 吸いごたえがある 味は美味い 煙の量:多い | 吸いごたえは控えめ 味はめちゃ美味い 煙の量:少ない |
喫煙時間 | 最大6分 (14パフ) | 最大3分30秒 (14パフ) |
待機時間 | 20秒 | 40秒 |
連続使用 | IQOS 3 DUO IQOS 3 MULTI | ○ |
掃除 | 全モデル必須 | 滅多に汚れない |
価格 | 4,980円~9,980円 | 1,480円(税込み) |
IQOSとPloom Sを比較した場合、明確に異なっているのは “吸いごたえ" と “味"。そして “バッテリーライフ" ですね。
僕はiQOSもPloom Sもゆったり蒸気を吸い込んで楽しむタイプなんですけど、それでも、Ploom Sの “吸いごたえ" が少ないというのは明らかでして。Ploom Sは少し意識して多めに吸うことで良い感じのキック感になります。
バッテリーについては、Ploom Sはやっぱり少なくて……最大10本までというのがネックかなぁと。Ploom Sメインで使うなら、確実に1日持ちませんので、モバイルバッテリーは必須です。
ちなみに、満足感はアイコス > Ploom Sなんです。これについては、みなさん異論はないと思うのですが、味については、間違いなくPloom Sの方が雑味が少なく、美味いんですよね。嫌な臭いというか、独特の後味が少ないのです。
もし、Ploom Sの後継機が発売されたとして、価格はもう少し高くなっても良いから、この辺りを突き詰めてくれると大化けしそうな予感です。(もし、アイコスと同等の満足感を得て、キャメル メンソールが吸えるなら……2台持ちなんてことはせずに即乗り換えるレベル。)
初めての加熱式たばこにどうぞ
さてさて、いかがでしたでしょうか。Ploom Sのレビューは書くつもりなかったんですけど、吸ってみたらあまりにもいい感じで、これは書かないと……って今に至る次第です。
もちろん、いずれも素晴らしい製品ですし、どっちが優れていて、どっちが悪いとかは無いのですが、Ploom Sを初めて使ってみて、少なくとも、IQOS一強ではないのかなぁって僕は気づいたわけです。たぶん、みんなアイコスを過大評価しすぎなんじゃないかと。
iQOSも、Ploom Sも得意不得意はあります。デバイスの価格差もありますし、味の好みもあるとは思いますが、もし、これから紙巻たばこから加熱式たばこへ切り替えようと思っている人は、アイコスだけでなく、Ploom Sも選択肢に入れてみては?
きっと満足できるデバイスだと思いますし、Ploom Sは1,480円(税込み)で買えちゃうので……お得に、安く、加熱式たばこデビューするなら今! すでにアイコスを使用している人にはあまりおすすめできないかもですが、Ploom Sめちゃおすすめです。
もし、メンソール派ならぜひキャメル メンソールをどうぞ。
Source:Club JT