
日本でも発売予定?Surface Duoの性能と出来ること
今回のトピックは、海外での発売日は9月10日、価格は1399ドル(約15万円)となっているMicrosoftのAndroidスマホ「Surface Duo」について。(日本でも発売される可能性は大!)
デザイン的にも、機能的にも、スマホというよりはタブレット的な使い方がマッチしそうなAndroidスマホなんですけど、これがなかなかに個性的なスマホに仕上がっていまして。ヒンジで繋がった2枚のディスプレイは、閉じると5.6インチの幅広スマホ、開くと8.1インチのタブレットサイズになるんです。
SONYのPシリーズなど、少し前から似たようなコンセプトのスマホ(タブレット)は登場していたのですが、これまではハードウェアにソフトウェアが追い付いていませんでした。でも、2020年の今は違うと殴り込みをかけてきたのがこいつ、Surface Duoってわけですね。
折りたたみスマホが欲しいのであれば、"Galaxy Z Fold 2" なんかのほうがもっと素敵に仕上がってますし、わざわざSurface Duoを選ぶ必要はないのでは? と思うんですけど……タブレットとして見るなら? このスマホの見方が少しだけ変わるかもしれません。(真ん中の折り目が気にならなければ)
▶Surface Duoを見る – Microsoft公式HP
Surface Duoの性能をおさらい

それじゃ、まずは “Surface Duo" の性能についてささっとおさらいしておきましょう。
Surface Duoのスペックは2020年のハイエンド! というわけではなく、どちらかというと昨年のフラグシップな仕上がりになっているのですが、十分高性能なので使っていて困ることはなさそうな雰囲気。Surface Duoの詳細なスペックは以下の通りです。
Surface Duoの仕様まとめ
OS | Android 10 |
サイズ | 開いた状態:145.2 mm (H) x 186.9 mm (W) x 4.8 mm (T) 閉じた状態:145.2 mm (H) x 93.3 mm (W) x 9.9 mm (T at hinge) 250g |
CPU | Snapdragon 855 |
ディスプレイ | 1,800×1,350 5.6インチ 有機ELディスプレイ ×2 (全画面使用時:8.1インチ 2,700×1,800) |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB/256GB ※SDカードスロット非搭載 |
バッテリー | 3,577mAh |
カメラ | 11MP, f/2.0,HDR,深度付きポートレート,電子式手振れ補正,最大7倍のスーパーズーム, 最大4k/60fpsの動画撮影 |
その他 | 802.11.AC(Wi-Fi 5),Bluetooth 5.0, e-SIM/Nano SIM,USB-C,指紋認証センサー搭載,ワイヤレス充電非対応 |
最先端のチップを搭載していないですし、メモリも6GBと最新のスマホと比較するとやや少なめ。Wi-Fiは “802.11.ac" で、5Gも非対応。カメラもそこまで優れているわけではないですが、Surface Duoのメリットは閉じた状態ではスマホとして、開いた状態ではタブレットとして使えるということなので、大事なのはこれがどんな体験を提供してくれるのか? というところですね。
ここからは、Surface Duoで得られる体験についてチェックしていきましょう。
※上記スペックは一部をピックアップしたものですが、米Microsoft公式HPでは、Surface Duoの詳細なスペックが記載されているので、気になるブラザーはこちらもあわせてどうぞ。
▶Surface Duoの仕様を見る – Microsoft公式HP
Surface Duoで出来ること

で、Surafce Duoでどんなことができるのか、得られる体験は何なのか? についてなんですけど、これは2つのディスプレイを備えているからこそな使い方がたくさんあります。代表的なもので言えば、"本を読む感じで電子書籍が読める" ですね。
片面4:3、両面で3:2と、正方形に近い画面比率はこういったところも意識して作られたんじゃないかなぁと。それじゃ、Surface Duoで出来ることについてパパっとチェックしていきましょう。
①Surface Penが使えます

ほかの折りたたみスマホになくて、Surface Duoだけの最大のメリット。それは “Surface Pen" が使えるということ。Surface Proシリーズのペンと全く同じものがSurface Duoでも使えるのですが、これはかなーり大きなメリットじゃないですか?
優れたレスポンシブ、最大4096段階の筆圧をSurface Duoでがっつり使えるんですけど、すべてのSurface Penン対応っていうのがアツい。
②360度ヒンジで広がる使い方

Surface Duoには、360度開閉できるヒンジが搭載されていまして。こいつのおかげで “使い方" の幅を大きく広げてくれています。※画面比率4:3の5.6インチディスプレイが2枚。両面で使用する場合は、画面比率3:2の8.1インチディスプレイに早変わりです。

マルチタスキングにもばっちり対応しているので、本を開く感じで異なるアプリを使用したり、そのまま電子書籍を読んだり……

こんな風に、片方の画面でゲームをして、もう片方の画面で通話するなど、贅沢な使い方もOK。上画面をブラウザやメール、下画面にキーボードを表示することも可能です。

ヒンジの角度は固定できるので、スタンド無しで、自分にベストな角度で動画や映画を見る事だってできます。

360度開けばスマホのようにSurface Duoを使用することもできますよ。
③マルチタスク

Surface Duoのメリットと言えば、2つの画面からなる “マルチタスクとの親和性" ですね。2つの異なるアプリを組み合わせたグループを作成することができ、ホーム画面から1タップで同時に2つのアプリを起動できる機能を備えているほか、Windowsとのシームレスな連携も大きなメリット。
(Windowsとの連携は、例えば、Surface Duoに届いたメッセージをWindows PCで見ることができるなど)

Surface Duoは、Google Playストアだけでなく、Office/Outlook/OneNote/OneDriveなどのMicrosoftアプリが使用することも可能なのだそうで、マルチタスクとの親和性は抜群です。
Surface Duoは日本でも発売予定、価格は15万円ほど
どうでしょう? Surface Duo、こうやって見てみるとなかなかに良い感じじゃないですか? (僕は今年Galaxy Z Fold 2を買おうと思ってるのでスルーなんですけど……すごく魅力的な折りたたみスマホなのは間違いなし)
Surface Duoはすでに海外で予約受付開始中で、発売日は2020年9月10日。価格は1399ドル(約15万円)で発売予定なんですけど、気になるのは日本でも発売される? ってところですね。でもでもご安心を。
Surface Duoは、通信を行う機器を日本で発売するために取得が必須な “技適" を取得していまして。近いうちに発売される可能性がかなーり高いのです。※総務省の公式HPにて確認できます。
- 海外での発売日は2020年9月10日。
- 価格は1399ドル(約15万円)
- 日本でも近いうちに発売される可能性は高め。
取り扱うキャリア(docomo/au/softbank/楽天モバイル)については全く予想できないんですけど、SIMロックフリーモデルがMicrosoftストアで発売されるんじゃないかなぁと僕は予想してます。
Microsoftによれば、「タブレットとノートPCの最高の要素を取り入れたスマホであり、デバイスをどのように使うのかを改めて考えさせてくれるデバイス」らしいSurface Duo。
気になるブラザーはしっかりアンテナを張っておきましょう。素敵な体験が得られるスマホなのは間違いなし、ですよ。