1975年製アンプ「Technics SU-2300」と1977年製スピーカー「Technics SB-65」が素敵すぎた #Weekly小噺

Technics SU-2300とSB-65

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テック製品に関する僕の最近の出来事や興味、不満をSEO/起承転結/需要を全無視で、思うことを思うがままブラザー(読者)にぶちまける連載「Weekly小噺」。

先週のWeekly小噺ではじいちゃんの家から古いアンプとスピーカーを引っ張り出してきたってお話だったんですけど、今回は、お掃除して実際にセットアップしてみたら素敵過ぎたってお話です。

僕はホームシアターセットを「SONY STR-DH790」に新調するつもりなのですが、スピーカーを揃えるまでの"繋ぎ"として使う予定だったスピーカーの音が妙に趣きがありまして。

結局、これはこれで使っていくことになっちゃったよと。

Technics SU-2300Technics SB-65ってパナソニックが松下電器だった時代のプリメインアンプとスピーカーなのですが…発売された年は前者が1975年で後者が1977年。

2021年の今聞くと哀愁が感じられてエモい。(僕は生まれてないけども…)

【Weekly小噺#33】40年以上前のスピーカー「Technics SB-65」を掘り起こしてきた – iyusuke

40年以上前のアンプ「Technics SU-2300」とスピーカー「Technics SB-65」の音質が素敵

さてさて、こちらがセットアップした状態なんですけど、上に載っているのが松下電器製プリメインアンプ「Technics SU-2300」。下はFMチューナー「Technics ST-2300」。こちらはアンテナが無いので飾りです。

※多くのオーディオアンプは上側から熱を排出するので、重ね置きは基本NG。アンプの上には10cm程度のスペースを設けるのがおすすめです。

SU-2300(アンプ)も、ST-2300(チューナー)も、SB-65(スピーカー)も、じいちゃんの家から引っ張り出してきた時は外側も内側もホコリでめっちゃ汚れてて。

一通りお掃除してからセットアップしてみたのですが、先週雑な配置で試し聴きした時とは全然違う音に驚き。

最初はピカールでピッカピカに磨いてやろうと思ったのですが、多少曇りがあったほうが趣があるんじゃね? となって途中で中断。音質が良くなった理由としては、PCに接続して192KHz/24ビットで音声を出力していることと、端子類を綺麗にクリーニングした成果が出たのかなぁと。あと、やっぱり適切な配置でスピーカーを置くことって大事ですよね。

Technics SU-2300とTechnics SB-65の組み合わせって、決して高音質! 最高! ってわけではないんです。でも、なんか癖になる。そんな音。

スピーカーのサイズが結構大きめで。スペース的に耳の高さに置けなかったっていうのはものすごく悔しいポイントですが、それでも、40年以上前に発売されたアンプ「Technics SU-2300」とスピーカー「Technics SB-65」が奏でる音は生き生きしているというか…深みがあるというか。

音の定位もしっかりしているので、スピーカー配置の理想である"三角形の配置"で聞いたときに包まれるような感覚をしっかり味わえるんですよね。

(スピーカー直置きはちょっと気になるので、インシュレーターも買おうかなぁと)

さっきも言いましたが、決して最高な音ではないんです。低音も少々控えめですし、高音域ももう少し欲しいところではあります。でも、なぜかずっと聴いていたくなる音。僕は松下電器の"げんこつユニット"って初体験だったのですが、これは間違いなく名機なのでは? と。

あとは…引くほどケーブルが長かったので、時間のある時に2mくらいに短くすればもっと良くなりそうな雰囲気。(冗談抜きで10mはあります。昔のってこんなもん?)

SU-2300もSB-65も状態はものすごく良いですし、ほんと良いものを見つけてきました。レトロアンプとスピーカーの沼にハマってしまいそう。

中古で見つけれたら2万円くらいで揃えられるかも

ちなみに、今回のトピックであるプリメインアンプ「Technics SU-2300」とスピーカー「Technics SB-65」って古いだけあってめちゃお安く売っているらしくて。

相場としては、Technics SU-2300が10,000円ほど、Technics SB-65が5,000円ほどで売っているそうなので、気になるブラザーは探してみるといいかもですね。

(楽天Amazonに置いてあるのも見つけましたが、高すぎるので却下)

AUX端子があるので、PCやiPhone、Androidスマホ、iPodやウォークマンなんかに接続して音楽を再生できますし、Amazon Echoに繋げばAlexaにお願いして音楽を再生することができるので…レトロな雰囲気に包まれつつQOL(クオリティオブライフ)は爆上がり。

問題は状態が良いものを見つけられるかどうかってお話なんすけど…レトロなオーディオシステムを組みたいってブラザーは探してみては? もしかしたら、ハードオフなんかでもひっそり置いてあるかもしれません。

それにしても…40年以上前のアンプとスピーカーがこんなにもエモい気持ちにさせてくれるとは。松下電器(現パナソニック)さん、素敵です。