3Wayスイッチ「DM-30」の切り替えでノイズが出た時の直し方。ハンダで固定して解決 #ギター小噺

DM-30 ガリ 直し方

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ガジェットブログを運営する僕が、趣味のギターに関するカスタムやリペアのお話をSEO/起承転結/需要、全無視でブラザー(読者)にお届けする不定期連載「ギター小噺」。

今回も、前回に引き続き「Fender Telecaster TLG80-60」のお話なのですが、最近コントロールスイッチを動かした時に「ザザッ…」というノイズが乗るなと思っていて。色々と探ってみると原因は3Wayスイッチ「DM-30」の接触不良であることを発見。該当箇所もすごく分かりやすくて簡単に解決できたので、ダダっとシェアです。

5分もあれば修理出来て、切り替え時のノイズも"ほぼ"治って、スイッチのカチッとした感覚も復活した。完全には治らないので、気になる人はFender純正スイッチがおすすめかも。

DM-30とフェンダー純正スイッチの比較については以下の記事も参考にどうぞ。結局気になって純正に載せ替えました。

#ギターの修理や配線で役立つかもしれない記事のまとめ

#テレキャスの3WayスイッチをDM-30からフェンダー純正に交換したので比較

3Wayスイッチ「DM-30」の切り替えでノイズが出た時の直し方とHowTo

国産3way スイッチ テレキャスター DM-30
国産3Wayスイッチ DM-30

前回のギター小噺でお話したとおり、僕のテレキャスターはFender JapanのEシリアル「Fender TLG80-60」。

元々ボックスタイプの国産スイッチが搭載されていたのですが、錆と腐食で使い物にならなかったため、DM-30に乗せ換えて使っていたのですが、最近気になってきたのがスイッチ切り替え時に「ザザッ…」と鳴るノイズ。

DM-30の接点 グラグラ
金色の丸いパーツ(ハトメ)がグラグラしていた。

色々と探ってみると、DM-30の接点(ハトメ)がグラついているのを発見。取り付ける時に確認していたはずなのですが、時間が経過して"ハトメ"が緩み、スイッチを動かすたびに接触不良が起きていることが原因でした。(せっかく国産なのに…もっと丁寧に仕上げてほしい)

これ、ハンダで固定してやれば直るのでは?と思って試してみると、速攻解決したので、DM-30のノイズを直す方法とHowToをいくつかのステップに分けてご紹介していきます。

必要なものは「はんだごて(PX-401がおすすめ)」と「フラックス」「音響部品用はんだ」だけ。DM-30の切り替え時にノイズが乗って困ってる…って人は参考にどうぞ。

Step1:接点(ハトメ)にフラックスを塗る

ホーザン フラックス H-722
ホーザンのフラックスが刷毛付きで塗りやすいのでおすすめ。

まずはStep1。はんだの馴染みが良くなるようにフラックスを塗る。

DM-30の端子は紙ヤスリで削らなくても簡単にはんだが乗ってくれたので、フラックスを塗るだけで簡単にはんだ付けできます。

#Tips
フラックスの役目ははんだ付けを行う部分の酸化物や汚れを取り除くこと。フラックスが尽きてくるとはんだにツノが立ったり、はんだの乗りが悪くなるため、ポットのハンダが汚くなったりするときは大抵フラックス不足。フラックスを足せば綺麗にはんだ付けし直すことも出来ます。…すごく大事。

Step2:はんだごてで温め、はんだを流し込む

DM-30 ハトメのはんだごての当て方
金色の丸いパーツ(ハトメ)を温める。

次はStep2。DM-30の接点(ハトメ)を"はんだごて"で温める。はんだごての温度は350°、3秒ほど加熱しました。

DM-30 ハトメ はんだで固定

ハトメを覆うように、ハンダが綺麗に広がったのを確認したら"はんだごて"の小手先を離す。

綺麗に仕上げるコツは、ハトメと周囲の端子が接するように3秒ほどはんだごてで温める → そのまま"はんだ"を流し込む → フラックスが蒸発するのを確認しつつ、はんだが滑らかに広がるよう2-3秒ほど待つ → サッとはんだごてを離す…といった感じ。

ハトメを中心に、はんだが滑らかな山を描くようになっていればバッチリ。端子が冷えてから指で触ってみると、グラグラしなくなっているのが分かるはずです。

使った「はんだごて」は小手先が酸化しないように、はんだでコーティングしておくこともお忘れなくです。これやらないとすぐ酸化して、はんだの乗りが悪くなる。

Step3:動作確認をして完成

DM-30は、このカチっとした感覚が好き。

あとは動作確認。コントロールスイッチを動かしてみて、ノイズが乗らないか、スイッチの動きは悪くなっていないか、ちゃんと音は出るか確認です。

動作確認してみると、DM-30のスイッチを切り替えた時のノイズは"ほぼ"消えたので、概ね満足の結果。力を下方向に掛けたりすると稀にノイズが乗ることがあったので、このあたりはDM-30のポテンシャルの限界点だった…ということで納得です。

それでも切り替え時のノイズは大幅に激減したので効果あり。

DM-30の配線は通常のものとは異なりますが、めっちゃ分かりやすい配線図はギターワークスの商品ページで確認できます。

#Tips
DM-30は、コントロールプレートに接する部分から最も低いところまでの長さが約35mmあるため、もし、これからテレキャスターに取り付けようと思っている人は"ザグリ(キャビティ)"の深さが足りているか確認しておくといいかも。

DM-30のスペックと仕様

型番DM-30S
サイズプレートより下:35mm
プレートより上(ノブ装着部):約47.5mm
横幅:17mm
ネジのピッチ:41mm
形状オープンタイプ
3Way
端子ニッケル端子
スイッチ3Way
ネジ規格ミリサイズ
その他配線図は通常と異なる
全体的に作りが甘い印象
価格サウンドハウス:1,260円

テレキャスの3WayスイッチはFender純正のほうが良いかも

僕のテレキャスはFender Japanなので国産パーツで揃えたいところなのですが…DM-30は今回のようにハトメの締め込みが甘くて接触不良を起こしたり、切り替え時にバネが鳴ったり…国産なのに全体的な作りこみがいまいちな印象。

(当たりはずれが大きいと言われる理由がコレ。スイッチの硬さとかは好きので惜しいところ)

価格は倍くらいしますが、気になる人は素直にフェンダー純正の「Fender 3-Position Vintage Strato-Telecaster Pickup Selector Switch」を購入するといいかもです。

DM-30とフェンダー純正スイッチの比較については以下の記事も参考にどうぞ。結局気になって純正に載せ替えた。

#テレキャスの3WayスイッチをDM-30からフェンダー純正に交換したので比較

#ギターの修理や配線で役立つかもしれない記事のまとめ