Twitterでリプライ相手を制限できる機能のテスト、グローバルで始まってます

Twitterは、5月20日(米時間)より、リプライ(返信)できる相手を制限できる機能のテストを開始しています。
現時点では "テスト機能" となり、一部のユーザーが利用できる機能なのですが、雑音のシャットアウトを助ける有益な機能だということは間違いありません。情報発信していたり、プロモーションでTwitterを利用していて、嫌がらせや "有害な雑音" にウンザリしていた人はぜひご活用を。
※上述の通り、リプライの制限機能は現在テスト機能です。全ての方が使用できるわけではありません。
Twitterでリプライ相手を制限する方法


それじゃ、早速Twitterでリプライを制限する方法についてチェックしていきましょう。
リプライを制限する方法はめちゃ簡単でして。iOS版のTwitterユーザーにはツイートの作成画面にて「すべてのアカウントが返信できます」と表示されていると思いますので、ここをタップ。


そしたら、「全員」「フォローしているアカウント(@ツイートしたアカウントも含む)」「@ツイートしたアカウントのみ」が表示されるので、制限したい項目を選びましょう。
フォローしているアカウント or @ツイートしたアカウントのみでリプライに制限をかけた場合、その他のユーザーはリプライを送ることが出来なくなります。
※現状、リプライの制限はテスト機能で実装されているため、中には使用できないユーザーもいるかもしれません。
リプライが制限されたツイートに他人は返信できません


次に、リプライが制限されたツイートは他の人からどう見えるのか、について。リプライできないユーザーがツイートを表示した場合は、リプレイアイコンがグレーアウトされるのですが、投稿は普通に表示されますし、いいねもできます。
もちろん、リツイートすることもできるので、宣伝としてTwitterを利用している人も安心して利用することができますよ。


リプライ制限を使用したツイートをタップした場合、返信できない理由が表示されます。
有害なリプライに再考を促す機能もテスト中
When things get heated, you may say things you don't mean. To let you rethink a reply, we’re running a limited experiment on iOS with a prompt that gives you the option to revise your reply before it’s published if it uses language that could be harmful.
人間は物事が熱くなったとき、本心ではない言葉を発するかもしれません。返信を再考するために、有害な可能性のある言葉を使用しているリプライには、修正する機会を与えるプロンプトを表示するテストをiOSで行っています。
Twitter
ちなみに、Twitterはリプライを制限する機能のほか有害なリプライに再考を促す機能のテストも開始しています。
これは、リプライに誹謗中傷と思われる言葉が含まれていた場合、リプライ前に修正を促すポップアップを表示するという機能なのですが、リプライの制限機能とともに実装されることを祈るばかりです。ほんとに。
言葉には"想い"を込めて、発言する際は今一度考え直してみて
最後に、僕が思うことを1つ。SNSが普及した現代では、相手の気持ちも考えず、捨てアカで匿名の誹謗中傷を浴びせる心無い方々の言動が問題視されています。
「批判」と「誹謗中傷」の線引きは難しく、勘違いしている人も多いのですが......
- 【批判】
- 相手の意見に対してのネガティブな意見
- 明確な根拠を示し、誤りを正そうとする行い
- 【誹謗中傷】
- 相手の人格、外見など、その人に対するネガティブな意見
- 根拠のない批判、相手を悪口で傷つけること
批判と誹謗中傷に線引きをするとするならば上記の通りでして。こんな当たり前のことを理解していない方が多いのです。(少なくとも、TwitterやInstagramでは)
多くの動物たちは、さえずりや鳴き声などの異なる音の組み合わせ、つまり "唄" でコミュニケーションや求愛を行ってきました。それは僕たちの祖先も同じであり、遠い昔、誰かが求愛で自己主張するために言葉を発し、狩りで連携するために複雑化され、それが想いを伝える方法になり......"言葉" とは、本来相手を傷つけるために生まれたツールではないわけです。
おそらく、対面でいきなり悪口を言う人なんていないかと思うのですが、それはネットでも同じ。いくら表現の自由が保証されているとはいえ、自由には責任が伴います。
あなたの "言葉" が時に人の命を奪う凶器にもなりえます。
自分の言葉には責任を持ち、その言葉によって悲しむ人がいないか、自分が後悔することはないか、今一度考え直してみましょう。
(言うのは簡単なんですけど、これが意外と難しい。僕もしっかり胸に刻んでおきます。)