画面録画ソフト「VideoProc」で簡単ゲーム実況!撮影&背景透過に必要なもの、設定とセットアップについて

みんな大好きですよね! ゲーム実況動画。今回の記事は、多機能画面録画ソフト「VideoProc」を使ったゲーム実況動画を撮影する方法 & 必要なものについてです。
僕も学生時代に運営してた最初期のgeeksgeekっていうブログでゲーム動画配信してたんですけどね。今となっては、意外と忙しく生きており、長続きしないのが目に見えているので……、なかなかチャレンジできません。
多機能画面録画ソフト「VideoProc」についての記事は今回が最後になりますが、実践編ってことで初心者でも簡単にできる方法をご紹介していきますよ。
これからゲーム実況やりたいけど、どうすればいいの? って人はぜひ参考にどうぞ!
(記事の後半では、動画の背景を透過する方法についても触れているのでぜひ!)
ゲーム実況におすすめな画面録画ソフト「VideoProc」

VideoProcは、トリミングやクロップなどの動画編集機能を備えたWindows/Mac向け画面録画ソフト。
画面録画機能だけでもかなり優秀なソフトなんですが、Youtubeのゲーム実況におすすめな理由は、このソフト1つでゲーム音声+ゲーム画面+ユーザーの映像までまとめて録画できちゃうってところです。
……少しだけ機材を揃える必要がありますけどね。
VideoProcでゲーム実況動画の録画はまとめてできちゃうので、ハードルは機材の調達だけになります。
(よりオリジナリティのある凝った動画を作りたい人は、別途動画編集ソフトが必要です。)
- VideoProcは編集機能を備える多機能画面録画ソフト。
- Windows版とMac版があります。
- 操作はシンプルなので、使い方は簡単。
- ゲーム音声+ゲーム画面が録画可能。
- マイクとカメラをPCに繋げば、自分の映像も一緒に録画できますよ。
- PIP(Picture In Picture)でゲーム画面上に自分の映像を表示!
- 自分の映像は自由に位置・大きさを変更可能です。
- 自分の背景を透過できます。
- このソフト1つで色んなことができちゃう。
画面録画は無料版 VideoProcでも問題ないですが、いろいろやりたいなら製品版がおすすめ。
まずは、無料版 VideoProcで試してみましょう! 自分に合うか試してみて、気に入ったら購入するのがおすすめです。
VideoProcの動画編集機能について、もう少し詳しく知りたいかも……という人は、以下の記事もあわせてどうぞ。
▶画面録画ソフト「VideoProc」の動画編集機能はいかほど?使い方を解説
ゲーム実況で必要なものは?
さてさて、お次はVideoProcでゲームを録画し、ゲーム実況動画を作るために必要なものについて。
こだわりだすと際限なくマネーがかかっちゃいますが……、必要なもの/妥協できるものをしっかり考えて購入すれば、意外と節約できちゃいます。
まずは、手軽に揃えられるもので揃え、もっとディープに楽しみたくなってから順番に揃えていくというのがおすすめですよ。
- PC。ラップトップでも、デスクトップでもOK。性能が良いほど快適ですが、凝りだしたらでいいかも。
- ウェブカメラ or ビデオカメラ。
- マイク
- Elgato Cam Link 4k。(一眼やミラーレスで動画を撮影する場合は必要です。)
- 照明はお好みで。自分が綺麗に映りますよ。
PCは必須として、ひとまずこれだけ揃えておけば困ることはありません。
ゲーム実況動画だけでなく、何かしらの動画を撮ってオンラインでシェアしたい時に役立ってくれますよ。
それじゃ、ゲーム実況/配信するために必要なものについて、もう少し詳しく解説していきますね。ぜひ参考に!
PC(絶対必要です)
MacbookでもSurfaceでも、デスクトップでも、とにかくPCは絶対必要です。
性能は高いほど良いですが、十分に下調べをして自分に必要な性能のPCを用意しましょう。
余裕があるなら性能ぶっぱでOKですが、おそらく、普通の作業では性能を活かしきれないので……、すでにPCがあるなら、まずはそのPCで始めてみるのをおすすめします。
(VideoProcはWindows版/Mac版の両方が用意されています。)
ウェブカメラ or ビデオカメラ

自分の映像を入れつつ、ゲーム実況動画を撮影したい場合は、「カメラ」が必要になります。
一眼やミラーレスカメラは高画質で綺麗な動画を撮影できますが、意外とお金がかかるので……、画質は劣りますが、お手頃価格で購入できるウェブカメラでもOK。
ウェブカメラは、PCにUSB接続するだけで良いものが多いので、セットアップも簡単です。

ウェブカメラは、様々なメーカーからいろんなスペックのものが発売されているので、自分の予算と相談して購入しましょう!
ウェブカメラは有効画素数が高く、フルHD 1080pに対応しているものを購入すれば、まず間違いありません。高画質で綺麗な動画を撮りたい場合は、ミラーレス(特にPanasonic製)がおすすめです。
Elgato Cam Link 4k

Elgato CamLink 4kは、PCのカメラとして一眼やミラーレスカメラ、ビデオカメラを接続するために必要な「キャプチャーボード」と呼ばれるデバイス。
HDMIケーブルで接続します。
使い方は超簡単で、PCのUSB 3.0ポートに接続するだけ。GoProなどのアクションカムも接続できますよ。PCとの接続にはHDMI – HDMI Miniケーブルが必要なので、一緒に揃えておくと良いかも。
カメラの端子によっては、必要なケーブルがHDMI – HDMI mini(Type C)だったり、HDMI – HDMI micro(Type D)だったりするので、購入前の確認もお忘れなく!
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マイク

マイクもゲーム実況動画では必須。
安いものは遅延があったり、雑音を拾いすぎたり、接続不良をおこしたりするので、予算は6,000円-10,000円くらいで見ておくといいかも。

ベストはオーディオインターフェース+コンデンサーマイクですが、取り付け用のアームが必要だったり、いろいろ大がかりになるので……、おすすめはUSBマイク。
PCに接続するだけで使えて、使い方も簡単ですよ。
照明(お好みでどうぞ)
照明はお好みで。
僕は写真撮影で愛用してる大きなタイプを使ってますが、小型のものもあるので、より綺麗に撮影したい人は用意しておきましょう!
あるのとないのとでは印象が変わるほか、"映えます"。
VideoProcでゲーム実況動画を作成する方法と流れ
さてさて、ここからは、VideoProcでゲーム実況動画を作成する方法についてご紹介していきますね。
VideoProcでゲーム実況動画を作成する流れとしては、
- PCとカメラ & マイクを接続する。
- VideoProcの設定を確認する。
- ゲームを録画する。
- VideoProcで編集 or 動画編集ソフトでさらにクオリティを上げる。
- 完成!
……です。簡単でしょ? VideoProcを活用すれば、たったこれだけでゲーム実況動画が作れちゃいますよ。
それでは、もう少し詳しく見ていきましょうか。
1.PCとマイク & カメラを接続する

まずは、マイクやカメラのセットアップから。
USBマイクやウェブカメラを使用する場合は、PCのUSBポートに接続するだけで準備は完了です。
- USBマイクやウェブカメラは、PCのUSBポートに接続すれば準備OK。
- コンデンサーマイクは、オーディオインターフェースでPCと接続。
- ミラーレスやGoPro、ビデオカメラはElgato CamLink 4kでPCと接続します。
ミラーレスやGoPro、ビデオカメラの場合はElgato CamLink 4kでPCと接続し、コンデンサーマイクの場合はオーディオインターフェースでPCと接続しますが……、必要な機材が増えるため、USB接続機器で揃えるよりもお金はかかります。
2.VideoProcの設定を確認する

PCとマイク、カメラを接続したら、VideoProcを開いて設定を確認しておきます。
設定を確認するといっても、右上の歯車マークから移動できるオプションで、録画品質や動画の出力フォルダをチェックするくらい。特に難しい設定はありません。
3.ゲーム画面を録画する

VideoProcでPCの画面を録画する方法は超簡単で、右下にある「REC」をクリックするだけ。
Recを押してから5秒後に録画が開始されるので、あとは好きなように録画しましょう! 画面録画の停止は「CTRL+Alt+Shift+R」です。
4.VideoProcで編集 or 動画編集ソフトでクオリティを上げる
ここまでくれば、録画した動画を編集してYoutubeにアップロードしたり、友達とシェアして楽しむのもOK。
注意点としては、VideoProcは、あくまでも多機能画面録画ソフトなので、単体では動画にBGMを付けることが出来ません。
動画編集ソフトも併用するとよりクオリティの高い動画を作成できますよ。
動画の背景を透過する方法

最後に、VideoProcの背景透過機能について見ておきましょう!
ゲーム実況動画で配信者の体だけがゲーム画面に浮いてくっきり表示されているのを見たことが無いですか? あれは「クロマキー合成」と言ってですね。
簡単に言えば、配信者の背景を透過する技術です。
(ゲームの実況動画以外にも、写真やお天気ニュースなど、クロマキー合成は様々シーンで利用されていますよ。)
グリーンスクリーンやブルースクリーンを背景に映像を撮影し、ゲーム映像の上に合成して表示しているのですが……、なんと、VideoProcも背景の透過に対応してるんです。しかもかなりクオリティが高い。
ここからは、VideoProcの背景透過(クロマキー合成)について簡単にご紹介していくので、ぜひ参考に!
背景の透過にはグリーンスクリーンが必要です
まずはじめに、クロマキー合成で背景を透過するためにはグリーンスクリーンが必要です。緑でも青でもいいですが、個人的には緑がおすすめ。
ピンからキリまで、グリーンスクリーンには様々な製品がラインナップされていますが、まずは、お手頃価格で購入できるものから始めるといいかもしれません。
(折り目が付いてまともに使えないこともあるので……、安すぎるグリーンスクリーンはちょっと危険。)
少しコツがいるのかもですが、最近は、折りたためるグリーンバックもあるみたいですよ。
VideoProcで背景を透過する方法は?

“グリーンスクリーンを使ったクロマキー合成"と聞くと、なんかすごそうに聞こえますが、特に複雑なことをするわけでもなく、やることはグリーンスクリーンをバックに普通に動画を撮るだけ。
(カメラの画質が荒いと綺麗に背景を透過できません。できるだけ画質の高いカメラを用意しましょう。)
VideoProcでカメラの映像を映すには「画面録画&カメラ録画」から「スクリーンを録画しながらカメラ画面を表示する」を選択すればOKです。

VideoProcで背景を透過するには、右側に表示されている設定画面から「カメラ録画の背景を消す」にチェック。
デフォルトカラーはグリーンになっているので、チェックを入れた瞬間に背景が透過されると思います。

透過するカラーは細かく調整することができますが、おすすめは青か緑のスクリーン。
微妙にぼやけていたりするかもなので、「類似度」「平滑度」「色彩補正」「不透明度」のスライダーを調整して綺麗に背景が透過されるように微調整を行いましょう!

そうそう、VideoProcの画面録画は、カメラの背景を透過するだけでなく、映像の位置を変えたり、サイズを大きくしたり、自由に調整できます。
背景が綺麗に透過できたら、「REC」を押してゲームを録画しましょう!
ね、背景の透過って意外と簡単じゃないですか? VideoProcは設定やUIがシンプルなので、初めての人でも分かりやすいですよ。
VideoProcでゲーム実況をはじめてみては?

機材の簡単な解説も入れたので長くなっちゃいましたが……、ひとまず、VideoProcを使ってゲームを録画する方法、背景を透過する方法についてはこんな感じ。
ゲーム実況にハードルを感じていた人も、これなら簡単にできそうじゃないですか? というか、実際にやってみると、言葉以上に簡単です。唯一のハードルは、必要な機材を揃えることくらいかな? これもしっかり選べば難しくありません。
簡単にゲーム画面+ゲーム音声が録画出来て、PIPで自分の映像も入れられて、しかも、グリーンスクリーンで背景の透過までできちゃう。ほんとなんでもできるので、初めてのゲーム実況動画にVideoProcはおすすめです。気になる人は、まず無料版 VideoProcをお試しあれ!
Source:VideoProc