iPhoneのヘルスケアアプリを活用してイヤホン&ヘッドホンの聴覚への影響を知る方法とHowTo

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今回のトピックは、iPhoneの “ヘルスケアアプリ" について。

このアプリはiPhoneのデフォルトアプリで、Apple Watchと組み合わせると心拍数やワークアウト、歩数なんかを計測することができるので、健康に意識を向けるブラザーたちは割とヘビーユーズしているのでは?

で、ですね。ヘルスケアアプリにはiOS 13で追加された凄く便利な機能がありまして。"聴覚への影響" をささっと知ることができるのです。(Apple Watchと組み合わせることで環境ノイズも知ることができますよ)

僕も仕事中はずっと音楽を聴いていて。イヤフォン/ヘッドフォン系のレビュー記事も良く書くので、聴覚にダメージを与えないように気を付けているつもりなんですけど、それはあくまで自分のスケール、物差しでのこと。

最近は、"ヘッドフォン難聴" が増えていると聞きますし、iOSの “ヘルスケア" を活用してヘッドフォンの音量が最適化どうかをチェックしておきましょう。

聴覚は一度ズタボロになると回復は難しいため、ヘッドフォン難聴ってなに? ってブラザーは厚生労働省のページもあわせてどうぞ。

ヘッドフォン難聴について – eヘルスネット(厚生労働省)

iPhoneのヘルスケアアプリを活用してイヤホン&ヘッドホンの聴覚への影響を知る方法とHowTo

iPhone ヘルスケアアプリ 聴覚

それじゃ、早速iPhoneのヘルスケアアプリで “聴覚への影響" をチェックする方法についてみていこうかと思うのですが、まずは “ヘルスケアアプリ" を開き、画面下のタブから “ブラウズ" を選択 。

「聴覚 」へ移動しましょう。そしたら「環境音レベル」と「ヘッドフォン音量」が表示されているはず。

左:環境音、右:ヘッドフォン音量

「環境音レベル」をタップすれば周囲のノイズを。「ヘッドフォン音量」をタップすればイヤフォンやヘッドフォンの音量が “時間/日/週/月/年" でどれくらい曝露(曝露)しているのかをグラフで見ることができます。

グラフの下に表示されている「曝露」が “80dB" を超えていると要注意。80dBを超える音量は一般的に “大きな音" とされ、身近なところで言えば “電車の中にいるときと同じ大きさの音" なんですよね。

(80dBでも意外と大きくない? 80dBでも1週間あたり40時間を超えると難聴の危険性あり、100dBを超える大音量では、突然難聴が生じる場合もあるそう。怖い)

大きな音に長時間さらされると、内耳にある有毛細胞がダメージを受けまして。恒久的な難聴になる恐れがあるそうなんですけど、ヘッドフォン/イヤフォンを大音量で聴いていると起こる “ヘッドフォン難聴" はさらに質が悪くて。

ジワジワと難聴が進行していくため、気づいたときには手遅れになっている場合が多いそうなのです。

ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)は、じわじわと進行し、少しずつ両方の耳の聞こえが悪くなっていくため、初期には難聴を自覚しにくいことが特徴です。他の症状として、耳閉感(耳が詰まった感じ)や耳鳴りを伴う場合があります。重症化すると聴力の回復が難しいため、そのような耳の違和感に気づいたら早めに受診することが大切です。

eヘルスネット(厚生労働省)

一度ダメージを受け、損傷した有毛細胞を回復させることは難しいそうですが、有毛細胞が壊れる前なら耳を休ませることでダメージは回復します。

長く音楽を楽しみたいのであれば、イヤフォン/ヘッドフォンの音量を最適なボリュームにして音楽を楽しみましょう。

  • 初対面の人に合った時、名前が聞き取りにくい
  • 映画を見ている時、台詞やその他の音が聞えにくい
  • テレビやラジオの音量が自分にちょうどいい時、ほかの人が大きいと感じる
  • 混雑しているレストランなどの騒しい環境で、会話の一部が聞き取れない
  • 耳鳴りがする

上記のいずれかに該当する人はヘッドフォン難聴の危険信号が出ているそうなので、今すぐ耳を休め、音楽を聴く姿勢を改善する必要がありますね。

よく使う項目に追加して定期的にチェックするといいかも

そうそう、ヘルスケアアプリの「聴覚」は “よく使う項目" に追加しておくといつでもパパっと確認できてさらに便利なので、追加しておくのをお忘れなく。

ヘッドフォン音量のページでぬーっと下のほうへスクロールすると「よく使う項目に追加」という項目があるので、☆マークをタップして追加しておくと良き。

Apple Watchと組み合わせれば環境騒音の通知も可能

ちなみに、Apple Watchを組み合わせる事で “環境音のノイズ" もチェックすることができます。

こちらは「Apple Watchの設定 > ノイズ > 環境音測定」からONにすることができるほか、80dB~100dBの間で “しきい値" を設定可能でして。(僕は85dBで設定中)

周囲の音が設定した “dB(デシベル)" を超えると通知してくれるようになりますよ。

ずっと音楽を楽しみたいなら、大音量には気を付けて

さてさて、どうでしょう。イヤフォン/ヘッドフォンの音量ってかなり大事ってことが伝わったかなぁと思うんですけど、大きい音で聴くと気持ちいいんですよね。分かります。

でも、これがダメ。音楽を人生の一部として長ーく楽しんでいきたいのであればボリュームを上げすぎないよう音量調整にも気を遣うといいかもしれません。

ちなみに、厚生労働省が推奨するヘッドフォン難聴の予防策としては、

  • 音量を下げたり、連続して聞かないようにする(休憩を挟む)
  • 音楽鑑賞を “1日1時間未満" に制限する
  • 周囲の騒音を低減する「ノイズキャンセリング機能」を搭載するヘッドフォン/イヤフォンを選ぶ

とのこと。耳栓やノイズキャンセリングイヤフォン/ヘッドフォンで耳を休ませる時間を作ることも大事なのだそう。

音量を下げるってかなりアバウトで分かりにくい表現なんですけど、僕は、iPhoneならボリュームスライダーの半分を超えないくらい。

Androidならボリュームスライダーの半分よりも少し下げたくらい。ってな感じで意識して音量を上げすぎないようにしているので、「そういえば、最近イヤフォン/ヘッドフォンのボリュームが大きいかも……」ってブラザーは今すぐ実践しましょう。聴覚は大事よ。

iPhoneHow To

Posted by Yusuke Miyamoto