【Weekly小噺】RTX3070/3080/3090はどれを選ぶ?おすすめはRTX 3070だけど鬼悩む

テック製品に関する僕の最近の出来事や興味、不満をSEO/起承転結/需要を全無視で、思うことを思うがままブラザー(読者)にぶちまける不定期連載「Weekly小噺」。
今回のトピックは、先日発表されたばかりの最新グラボ"RTX 30シリーズ"についてなんですけど、奴らの進化がとんでもなくて。
RTX 3070ですらRTX 2080Tiを超える性能を持ち、RTX 3080はRTX 2080の2倍に匹敵する性能、そしてRTX 3090に至っては8k/60fpsゲーミングを見据え、24GB VRAMを搭載。演算性能の目安になるFP32では"35.58TFLOPS"とモンスターグラボに仕上がっているのです。
(RTX 20世代で最上級のスペックを誇る"Titan RTX"のFP32は"16.3TFLOPS"だったので、どれだけ恐ろしいスペックアップを果たしているかが伝わるかと思います)
で、ですね。最近僕の頭の中をぐるぐるぐるぐるぐるぐる回っているのは「どのRTX 30シリーズを買うか」ってこと。
価格でいえばRTX 3070が素敵ですし、価格あたりの性能でいえばRTX 3090は破格。RTX 3080も価格と性能もバランスがいいですし、とにかく悩みまくりなのです。マネーにも限界がありますし…。
てなわけで、心が揺れる僕の葛藤をお楽しみください。
▶性能は?価格は?RTX 30シリーズの知っておきたいこと5つ – iyusuke
RTX 3070/3080/3090の性能を簡単におさらい

まずははじめに、発表されたばかりの最新グラボ「RTX 30シリーズ(RTX3070/3080/3090)」についてさらっとおさらいしておきましょう。
RTX 30シリーズは"Turing世代"から"Ampere"世代にグレードアップしたことでプロセスが12nm → 8nmに微細化。
それに伴い、RTX 30シリーズはRTX 20シリーズと比較して圧倒的に高いパフォーマンスが発揮できるようになったほか、CUDAコア数に関していえば、最上級モデルのRTX 3090でRTX 2080Tiの2倍以上の数を搭載しています。
※GPUは演算機の並列計算によりグラフィック処理を行っており、シェーダーユニットが多くなるほど性能が高くなります。
あくまでも目安としてなんですけど、演算性能を表すFP32は…
- RTX 2080 Ti – 13.45 TFLOPS
- 価格は179,800円。
- RTX 3070 – 20.31 TFLOPS
- 価格は79,980円。
- RTX 3080 – 29.77 TFLOPS
- 価格は109,800円。
- RTX 3090 – 35.58 TFLOPS
- 価格は229,800円。
こんな感じ。すごくないですか? RTX 30シリーズの下位モデルにあたる"RTX 3070″ですら前世代の上級モデル"RTX 2080 Ti"の理論性能を超えちゃってるのです。
なので、誰かにおすすめするとしたら間違いなく価格と性能で優れる"RTX 3070″になると思うんですけど、なぜか僕自身で買うとなると納得できなくて。
(ほんとに謎。8万円でRTX 2080 Tiを超える性能をゲットできるのに)
RTX 2080 Ti超えの性能が得られるということは…おそらく、RTX 3070があればほぼすべてのゲームにおいて不満を感じることなく遊べるというのは間違いありません。Ark Survival Evolvedの4k最高画質などの激重ゲームを除いて、ですけどね。
それくらいRTX 3070はすごい。8万円で2080 Ti超えの性能はやっばいです。
価格と性能のバランスで選ぶならRTX 3080、極めるならRTX 3090

上述の通り、僕が誰かにおすすめするなら"RTX 3070″ なのですが、自分で買うとなると選択肢は"RTX 3080″か"RTX 3090″の2択になります。(これはどれだけ悩んでも揺るぎませんでした)
コスパで選べばRTX3070で納得できるのに、そうならない理由は「RTX 2080 Tiを超える程度ではなく、さらなる高みの性能を見たいから」。
これに尽きるのですが、問題は価格。ここから価格はググっと上がり、RTX 3080で109,800円(税込み120,780円)。RTX 3090で229,800円(税込み252,780円)です。
さすが8k/60fpsを捌ける性能を誇る”RTX 3090”は価格も半端ないんですけど、実はこれ、価格あたりの性能でいえばRTX 2080 Tiを軽く凌駕していまして。僕の本音でいえば、こいつの性能を肌で感じてみたいんですよね。
頑張れば無理ではありません。でも、現状8k/60fpsの性能を持つグラボを手に入れたとして、持て余すってのも事実。
8Kディスプレイ持ってないですし、それらを一気に揃える軍資金もありません。そもそも、RTX 3090は将来の8k/60fpsを見越してってスタンスです。
もちろん、RTX 3090ならどんな4kゲーミングでも快適に動かせるっていう素敵なメリットもあるのですが、その点で言えば、現在僕はRTX 2080でゲームを遊んでいますが、3440×1,440解像度の最高画質で何一つ不満を感じたことはないので、ぶっちゃけまだ買い換える必要ないのでは? っていうジレンマも。でも、そんな野暮なことは言いません。だって欲しいんだもの!
このあたりでもう一度RTX 30シリーズの理論性能についてもう一度おさらいしておきましょう。
- RTX 2080 Ti – 13.45 TFLOPS
- 価格は179,800円。
- RTX 3070 – 20.31 TFLOPS
- 価格は79,980円。
- RTX 3080 – 29.77 TFLOPS
- 価格は109,800円。
- RTX 3090 – 35.58 TFLOPS
- 価格は229,800円。
あくまでも理論値であり、テラフロップスの数値がすべてではありません。実際のベンチマークが出てからRTX 30シリーズの本領が明らかになるわけですが、理論性能でいえば、RTX 3080はRTX 2080 Ti/RTX 3070を軽く上回り、RTX 3090に健闘し迫りうる性能を持ちます。
つまり、RTX 3080を購入すれば、これまでにない性能でゲームを遊び、わくわくしながらベンチマークを回し、素敵な未来が待っているというのは確定なんですけど、ここで出てくる「どうせなら、ね?」っていう誘惑がほんとどうしょうもなくて。(ダークサイドの僕よ、しばらく出てこないでくれ)
ここにきて僕の心はいまだ「RTX 3090」に引っ張られているわけですが、はたして僕の気持ちはRTX 3080とRTX 3090のどちらで決まるのか。乞うご期待。
※追記、結局悩んでいる間に世界的な半導体不足に陥り、RTX3090とRTX3080の価格が爆上がり。悩んでいる間に物欲も失せてしまいました。適正価格になったらRTX3080を買うかもしれません。