PS5がβプログラムでM.2 SSDに対応!正式版のリリースはもう少し先

PS5が2021年7月29日に提供開始された"システムソフトウェアβプログラム"にてM.SSDの追加によるストレージ拡張をサポートしたのでささっとおさらいです。
残念ながら、現時点ではβプログラムに当選したユーザーのみが体験できる機能となっており、正式版のリリースはもう少し先となるのですが…PS5のM.2 SSDサポートはアツい。
PS5は825GBのストレージを利用することができるものの、そろそろ空き容量が厳しくなってきたブラザーも多いと思うので、気になる人はPS5のシステムソフトウェアベータプログラムをチェックしてみるといいかもしれません。
SeaGate FireCuda530は要求されるすべての要件を満たしているそうですが、PS5のM.2 SSDについては以下の記事もあわせてどうぞ。
▶PS5の分解映像がキタ!保障切れ無しでM.2 SSD増設できる(PCIe 4.0対応)
▶PS5にM.2 SSDを取り付ける方法 日本 (playstation.com)
PS5がβプログラムでM.2 SSDをサポート(要求スペックも判明)

PS5のM.2 SSDスロット。
本日2021年7月29日から開始されたPS5のシステムソフトウェアベータプログラムでは、UXの強化やTVの内蔵スピーカーの3Dオーディオサポート、M.2 SSDへのサポートが含まれ、ついに、ユーザーが自分でPS5のストレージ(容量)を増やせるようになります。
- 【インターフェース】PCIe Gen4x4 M.2 NVMe SSD
- 【容量】250GB~4TB
- 【放熱構造】ヒートシンクが必須
- ヒートシンクは片面、両面どちらのタイプでも使用可能。
- 【シーケンシャル読み込み速度】5500MB/秒以上を推奨
- 【モジュールの幅】22mm(25mm幅は非対応)
- 【対応サイズ】M.2 type2230/2242/2260/2280/22110
- 【ソケットタイプ】Socket3(Key M)
- 【ヒートシンクを含むサイズ】110mm(L)×25mm(W)×11.25mm(H)未満
PS5でM.2 SSDを使用するために必要となる要件は上記の通り。
要約するとPCIe Gen 4×4 M.2 NVMe SSDで容量は最大4TBまで。5,500MB/s以上の読み取り速度を持つM.2 SSDであれば使用可能ということになります。
とはいえ、上記の仕様を満たすM.2 SSDがすべて利用できるかどうかは保証されておらず、シーケンシャル読み込み速度が5,500MB/s以上だったとしてもPS5の超高速な内蔵ストレージと同等の体験ができるとは限らないとのこと。
海外メディアFinderによれば、ストレージ製品でおなじみのメーカー"Seagate"は「FireCuda 530(ヒートシンク付き)」はSIEと行ったテストにてすべての要件を満たしているそうです。
SeaGateの最新モデルとなる"FireCuda530″の価格は500GBが約15,000円、1TBが約26,000円、2TBが約54,000円、4TBが約104,000円。PS4と比べてストレージ拡張のハードルは高くなったいるというのも覚えておきたいポイントです。
※公開された情報はβプログラム向けであり、正式リリース版とは仕様が異なる場合があります。
PS5で使うM.2 SSD探しが始まった
とまぁこんな感じで。システムソフトウェアベータプログラムでついに"M.2 SSDによるストレージ拡張"をサポートしたPS5ですが、現状要求されるスペックはかなり高め。
PS5に内蔵される高速なSSDと同様の性能を引き出せなくても問題ないのであれば、サポートするM.2 SSDはいくつかありそうではありますが…現状、安心して利用できて、かつすべての要件を満たしているという条件では「SeaGate FireCuda530」がおすすめかもしれませんね。
(Samsung 980 Proも要件は満たしています)
問題は要件を満たすM.2 SSDの価格がまぁまぁ高めで、1TBが約25,000円超え、4TBともなると10万円を超えるってところ。
現在購入できるM.2 SSDで要件を満たしているものとなると「Samsung 980 Pro」も利用できるかもですが、確実にPS5で性能を引き出せるとは限らないんですよね。
PS5で確実に要件を満たしていることが判明している"SeaGate FireCuda 530″は記事公開時点でAmazonや楽天で取り扱われていないので、とりあえず、要件を満たせそうなM.2 SSDをラインナップしてみようかなぁと思います。
ウィッシュリストがM.2 SSDで埋まりそう。