歴代最小ボディに次世代のスペック「Xbox Series S」の知っておきたいこと5つ

2020年9月8日、Xboxの新型モデル"Xbox Series S“が発表されたので、性能や機能について知っておきたいこと5つをシェア。
おそらく、Thurrott砲(Xbox Series Sに関する情報が流出)を食らったことで「はよ発表せな!」的な流れになったのだと思われるのですが、なかなかに個性的なデザインと良い感じの価格、良い感じの性能で発売されそうな雰囲気がプンプンしているのです。
Xbox Series Sの価格は29,980円で発売日は11月10日。歴代最小のボディに次世代の性能、スピーカーっぽいデザイン、512GBの高速なSSD、最大1440p/120fps、レイトレーシング対応と次世代機らしいスペックを備えていまして。
4kにはアップスケーリングでの対応になるようですが、とにもかくにも"Xbox Series Sについて知っておきたいこと5つ"いきましょう。
※Update 2020/9/24, Xbox Series Sが予約開始前に価格改定されたので追記! 3,000円安くなって29,980円発売されます。任天堂スイッチと同価格帯。半端ねぇ。Xbox Series Xに価格の変更はありません。
①歴代最小ボディに次世代の性能「Xbox Sries S」のスペック
まずはスペックについて。現状、Xbox Series Sの詳細なスペックは明かされていないのですが、このXboxは歴代最小のボディに次世代の性能を備えているというのが大きなトピックです。
Xbox Series Xと同世代/同アーキテクチャを備え、CPUやGPUのクロック数、RAMを減らして価格を下げたモデルだと言われていまして。Xbox Series Xとの大きな違いは"光学ディスクドライブ"を搭載しないってところ。
Xbox Series Sの演算性能を推し量るFP32は"4TFLOPS"と少々控えめですが、現行のXboxと並べて比較してみると……
- Xbox Series X – 12.15TFLOPS
- Xbox One X – 6TFLOPS
- Xbox Series S – 4TFLOPS
- Xbox One S – 1.4TFLOPS
- Xbox One – 1.3TFLOPS
こんな感じ。Xbox Oneには一歩及ばずですが、Xbox One/Xbox One Sと比べると大幅に性能が向上しているのが分かります。
Xbox Series Sのスペック
- 価格は2万9,980円(税別)
- 発売日は2020年11月10日、予約受付は9月25日から。
- 歴代Xbox最小ボディに次世代の性能
- 演算性能を推し量るFP32は4TFLOPS
- リアルタイムレイトレーシングに対応
- 1440p/最大120fps
- アップスケーリングによる4kに対応
- CPUは、8コア Zen2 3.6GHz(SMT:3.4GHz)
- メモリはGDDR6 10GB
- 512GBの高速なカスタムNVMe SSD
- 最大1TBの外付け拡張ストレージに対応
- Xbox One Sと同じく"光学ディスクドライブ"非搭載
Xbox Series Sのスペックについては上記の通り。最大画質は1440p/120fps。光学ドライブを搭載しないためダウンロードやストリーミングコンテンツに限定されてしまいますが、いずれもアップスケーリングにより4K画質で描写可能です。
ちなみに、Xbox Series Sは価格を抑えつつもXbox Series Xと同様のゲームアセットの転送を最適化できるアーキテクチャ「Xbox Velocity Architecture」を採用し、超高速なロード時間を実現しています。
もちろん、プレイしていた複数のゲームを切り替えてすぐに再開できる"QuickResume"にもしっかり対応してますよ。
②Variable Rate Shading(VRS)とVariable Refresh Rate(VRR)
Xbox Series Sは次世代機ということもあり、機能面にもしっかりコミットしていまして。
Variable Rate Shading(VRS)とVariable Refresh Rate(VRR)と呼ばれる最新テクノロジーを搭載。いずれもゲームプレイをサポートする機能になっており、ざっくりと説明すると……
- 【Variable Rate Shading】
- プレイヤーキャラクターやエネミー、NPC、オブジェクトに優先順位を付けて可変で描写。読み込みが速くなります。
- 【Variable Refresh Rate】
- モニターのリフレッシュレートと同期してテアリングの少ない描写を可能にしてくれます。つまり、画面のちらつきが低減され、疲れにくいということ。
こんな感じ。Xbox Series Sは"DIRECTX レイトレーシング"に対応するため、水や光源、水面や金属の光の反射がよりリアルになるほか、入力と描写の超低レイテンシー(遅延)も実現しています。
③エアフロ―の強そうなデザイン

次に、Xbox Series Sのエアフローの強そうなデザインについて。スピーカーっぽく見える前面は見る限りでは粗目のメッシュになっていまして。

仮にこれがエアフロー用の通気孔だとしたら、なかなかの冷却性能を備えているのでは? と思うんですよね。
(実際にアナウンスされているわけではないので断定はできないですが、こんな"いかにも"なデザインが飾りってことはないはず)

Xbox Series Sを上から眺めてみるとこんな感じ。おそらく、天面が排気用で前面が吸気用だと思うのですが、このデザイン、エアフロー良さそうじゃないですか?
Xbox Series Sは小さなボディに次世代の技術が詰め込まれているので、並みの冷却では確実にサーマルスロットリングを起こして性能が低下してしまうと思いますし、動作音は気になるポイントかもしれません。

そうそう、Xbox Series Sは"横置き"もばっちりです。
Xbox Series Sの内部を覗いてみよう 👀 https://t.co/2C4XP1SZ3l pic.twitter.com/HKlOZymbj2
— Xbox Japan (@Xbox_JP) September 10, 2020
Xbox Series Sの内部構造についての動画が公開されたので追記。やっぱり前面のメッシュは飾りじゃなくエアフロ―のために用意されたものだったようです。(素敵やん)
④Xbox Series Xより60%小さいサイズ

Xbox Series Sは歴代Xboxで最小サイズというのが特徴ですが、もう少し具体的に見てみるとXbox Series X比で約60%小型とのこと。
公開されたティザー動画ではXbox Series SとXbox Series Xを並べた映像が流れるんですけど、見た限りでは奥行きは同じながら、幅と高さが小さくなっているのかなぁと。Xbox Series Xは151×151×301mmの立方体デザインですが、Xbox Series SはXbox Series Xをスパッと縦に割り、ぎゅっと抑えたくらいのサイズ感。
⑤価格は2万9,980円、発売日は11月10日
日本国内展開決定
— Xbox Japan (@Xbox_JP) September 10, 2020
Xbox Series X: 49,980円 (税抜参考価格)
Xbox Series S: 32,980円 (税抜参考価格)
発売日: 11月10日
予約受付開始: 9月25日
URL: https://t.co/2C4XP1SZ3l
最後にXbox Series Sの価格と発売日について。上述の通り、色々すっぱ抜かれて急遽発表を決めたような展開の"Xbox Series X"ですが、後日公式から発表された国内価格は32,980円。※価格改定で29,980円+税になりました!素敵すぎる。
発売日は2020年11月10日となっており、予約受付開始は9月25日とのこと。
製品名 | Xbox Series S |
発売日 | 2020年11月10日 |
予約受付開始 | 2020年9月25日 |
価格 | 29,980円(税別) |
性能を考えれば、Xbox Series Sの価格はすごく良心的じゃないですか? なんなら価格改定が入ったおかげでコスパはマッハ。任天堂スイッチと同価格です。すごい。
あくまでも目安としてですが、演算性能4TFLOPSというのはPS4 Pro(4.2TFLOPS)とほぼ同等なわけですし、それでいて超高速SSDに次世代の技術モリモリで29,980円は明らかに強いと思うのです。
Xboxシリーズは独占ゲームも多いですし、Xbox Series Sは買いやすい価格でいい感じの性能ですよね。気になるブラザーは9月25日から予約受付が開始されるので要チェック。
