PS5とXbox Series Xの性能や違いを比較してみる

じわじわと詳細が判明してきた次世代コンソール機「PS5」と「Xbox Series X」ですが、買う、買わないは別としましても……スペックや機能、性能について気になりますよね。
この記事では、PS5とXbox Series Xについてささっと比較していこうと思うのでぜひ参考にどうぞ。
▶︎2GB/0.27秒の鬼速SSDにPS4との互換性!PS5の新情報
▶︎Xbox Series Xの詳細スペックが判明!どこがすごいの?性能は?
Xbox Series XとPS5のスペック比較

さてさて、早速ですが、まずはPS5とXbox Series Xの性能、スペックについて、パパっと比較しつつおさらいしておきましょう。
いずれも性能はググっとPCに近づきまして。
ゲーム性能に影響するのは「CPU」「GPU」「ストレージ(SSD)」「メモリ(RAM」あたりですが、PS5とXbox Series Xにそこまで躊躇な差はありません。
PS5とXbox SXの性能比較
PS5 | Xbox Series X | |
CPU | Zen2 8コア/16スレッド 最大3.5GHz(可変) | Zen2 8コア/16スレッド 最大3.8GHz |
GPU | Radeon RDNA2 最大2.23GHz(可変) 10.3TERAFLOPS | Radeon RDNA2 最大1.825GHz 12TERAFLOPS |
メモリ | GDDR6 16GB | GDDR6 16GB |
SSD | 825GB NVMe 速度:5.5GB/s (圧縮時9-9GB) | 1TB NVMe 速度:2.4GB/s (圧縮時4.8GB) |
映像出力 | 4k/120fps、8k | 4k/120fps、8k |
光学式ドライブ | 4k UHD Blue-ray ドライブ | 4k UHD Blue-ray ドライブ |
立体音響 | ○ | ○ |
ざっと見てみると、CPUやGPUの処理性能ではわずかにXbox Series Xが上。SSDの読み込み/書き込み速度では、PS5のほうが倍近く速いといった感じ。
CPUとGPUの性能は、わずかな差こそあるものの、同じ世代の “AMD製(CPUがZen2、GPUがRDNA2)" を搭載しています。
性能のXbox Series X、ロード時間のPS5

数値的なスペックでは、SSDの読み込み/書き込み速以外で上回るXbox Series X。
対して、PS5は読み込み/書き込み速度においてXbox Series Xの倍以上の速度を備えていまして。これが結構デカい。
SSDの読み込み速度が速いということは、ロード時間が短くなり……それ以外にも、グラフィックや映像の描写などあらゆるシーンで読み込み速度の違いを感じることが出来ます。
と、いうことは? Xbox Series Xの方が基本性能は高いけど、快適にゲームを遊べるのはPS5ってこと。(Xbox Series Xも十分快適です)

PS5は、メモリに常駐していない “100GB以上のインストールデータ"をXbox Series Xの倍の速度で読み込めるのですが、これ、多くの人が確実に感じられる違いかなぁと。
2GBのデータを0.27秒で読み込むことができますし……PS5の読み込み速度はめちゃ速いのです。
レイトレーシングへの対応
レイトレーシングの参考動画もぜひチェックしてもらうとして、このレイトレーシング、PS5もXbox Series Xもしっかり対応してきます。
レイトレーシングにより、水の反射や影の陰影、光の当たり方で変わる印象などなど、よりリアル(現実)に近い表現ができるようになるのです。
- PS5も、Xbox Series Xもハードウェアベースで"レイトレーシング"に対応。
- Xbox Series XはDXR(リアルタイムレイトレーシング)に対応。
PCに搭載するグラフィックボード “RTXシリーズ" の登場で一気に知名度が上がった「レイトレーシング」なのですが、コンソール機がサポートするのはPS5、Xbox Series Xが初。
レイトレーシングをサポートするPS5/Xbox Series Xの普及により、多くの人が美しいグラフィックで簡単にゲームが出来るようになります。
互換性の違い

互換性については、Xbox Series Xが初代Xbox/Xbox 360/Xbox Oneとすべてのモデルの互換性を備えているのに対して、PS5はPS4/PS4 Proとの互換性しか備えていません。
- PS5の互換性
- PS4/PS4 Proのみ
- ローンチ時では100タイトル以上のPS4/PS4 Pro向けゲームが遊べる予定。
- Xbox Series Xの互換性
- 初代Xbox
- Xbox 360
- Xbox One
Xbox Series Xがすべてのシリーズの互換性を備えてきたことは、ただただ “驚愕"。しかもですね、Xbox One関連の周辺機器との互換性を備えることも発表されています。
過去シリーズの名作ゲームが1台で遊べるというのは、Xbox Series Xの大きなメリットですね。
立体音響について

PS5も、Xbox Series Xも立体音響の3Dオーディオに対応しますが、PS5は専用のチップ"Tempest"により、よりリアルで自然な立体音響に対応します。
雨が物体にどの方角から当たって音がしているのか、敵はどの方向からどうのように近づいてくるのか、音に包まれるような体験ができるようになるそうなのです。
現状、Xbox Series Xは3Dオーディオ関連機能についてそこまで推してきてないみたいですし、"音"はPS5の方が優れていそうかなぁ、って僕は考えています。
※Xbox Oneは独自のオーディオチップを搭載していたため、Xbox Series Xも専用のチップを搭載していると思いますが……現在、公式HPではそれらしいことについて触れられていません。
独占ゲームタイトル
これも大きな違いですね。PS5もXbox Series Xも、それぞれ “独占ゲームタイトル" が発売予定となっています。
PS5でいえばGodFall。Xbox Series XではHalo新作やSeuna’s Saga:HellbladeⅡ、Bethesdaのゲームも独占タイトルとして登場すると思われます。
発売日は2020年年末、価格はXbox Series Xのほうが高い
PS5、Xbox Series Xともに、廉価版となるモデルが発売されていますが、発売日と価格については以下の通り。
発売日 | 価格 | |
PS5 | 2020年11月12日 | 49,980円 |
PS5 Digital Edition | 2020年11月12日 | 39,980円 |
Xbox Series X | 2020年11月10日 | 54,978円 |
Xbox Series S | 2020年11月10日 | 32,978円 |
上位モデルで比べた場合、Xbox Series Xが高く、廉価モデルで比べた場合はXbox Series Sが安くなりますね。
2022年現在、いずれのモデルも品薄で入手しづらい状況ですが、Xbox Seires X|Sのほうが入手しやすい傾向にあります。
Xbox Series Xは戦士、PS5はローグ、任天堂スイッチは魔法使い
さてさて、Xbox Series Xにするか、PS5にするか……。
これ、きっと悩む人も多いんじゃないでしょうか? 中には、きっと即決の人もいるかもですけど、2020年の次世代コンソール機、かなーりいい感じのライバルっぷりです。
海外のゲームメディアKotakuは、PS5を素早い “ローグ(盗賊)"、Xbox Series Xをパワフルな"戦士"、任天堂スイッチを “魔法使い" と例えているんですけど、それぞれのゲーム機の特徴をしっかり押さえてると思いません?
PS4ユーザーはPS5、Xbox OneユーザーはXbox Series Xを購入する人が大多数だと思いますけどね。
ちなみに、僕の場合でいうとPS5の発売日と同時に購入は確定。Xbox Series Xは……価格と独占タイトルで決めようかなぁと。
PS5とXbox Series Xの詳細については、以下の記事で詳しくご紹介しているので、気になる人はあわせてどうぞ!