新色ってやっぱ良い。
ってことで! 今回は発売日に届き、ぐいぐい活用しているApple Watch Series 6 (PRODUCT)REDについてレビューしていこうと思うんですけど、こいつが良い感じで。とにかくかっこいいのです。
SiPが”S5 → S6チップ”になったことで性能が向上したほか、血中酸素濃度が測定できるようになったり、常時計測できる高度計を搭載したり、ディスプレイがさらに明るくなったりと順当に進化したモデルではあるのですが、ぶっちゃけ得られる体験自体は”Apple Watch Series 5″とそこまで変わらなくて。(僕の場合は……です)
Apple Watch Series 5から買い替える必要はないけど、それでも”至高”と感じるのは、やっぱり新色の存在と僅かながらも確かに向上した性能なんですよね。
ケースサイズはこれまでと変わらず40mm/44mmのラインナップ、価格は42,800円+税~です。それじゃ、Apple Watch Series 6 (PRODUCT)REDのレビューといきましょう。
1か月くらい使用してのレビューなので、がっつり書いてきますよ。
Apple Watch Series 6 (PRODUCT)REDをレビュー
それじゃ、まずは”Apple Watch Series 6 (PRODUCT)RED”のデザインをチェックしつつ、さらっとレビューしていきましょう。
Apple Watch Series 6では、アルミニウムケースに新色「(PRODUCT)RED」と「ブルーアルミニウム」が追加されたのですが、Apple Watchに(PRODUCT)REDが登場するのは今回が初で。
今回は、黒いデジタルクラウン目当てでLTE通信が可能なGPS+Cellularモデルを購入したのですが、赤と黒のコントラストが素敵。
(Apple WatchでLTE通信全く使わないけども)
正面から見てみるとこんな感じ。Apple Watch Series 6のデザインはSeries 5と全く同じで。
アルミニウムケースのディスプレイにはIon-Xガラス、ステンレススチール/チタニウムケースはサファイアクリスタルが採用。(経験上、アルミニウムケースの”Ion-Xガラス”でも十分頑丈かと)
S5チップがS6になったことで処理性能が20%向上していたり、血中酸素濃度が計測できるようになったり、ディスプレイが明るくなったり、ナンバリングは進んでいますが、どちらかというと”マイナーチェンジ”モデルに近い印象です。
こちらが新しくなったApple Watch Series 6のセンサー。血中酸素ウェルネスセンサーと電気心拍センサー、光学式心拍センサーが内蔵されていまして。
体に取り込んだ酸素がどのように供給されているかを計測し、知ることができるようになりました。※一般的なフィットネスとウェルネスのみ。医療目的では使用できません。
もう少し別の角度からApple Watch Series 6(PRODUCT)REDの写真をどうぞ。どうでしょう、赤いApple Watchめっちゃ良くないですか?
(PRODUCT)REDってステンレスは合わなそうですし、アルミの質感だからこその”かっこよさ”が素敵すぎて。
僕は「今年のApple Watchはチタニウム買うぞ!」って意気込んでたんですけど、(PRODUCT)REDのApple Watchを見た瞬間心を奪われたってわけです。
今Series5使ってるしなーって悩んだのですが、結局買っちゃったっていう。でも、かっこよさでいえばApple Watchの中で断トツでした。
なお、Appleの”(PRODUCT)RED”製品は、収益金を世界エイズ・結核・マラリア対策基金に寄付していましたが、年内は収益金の全額をコロナ対策へと寄付することを明らかにしています。
12月31日までAppleは(RED)と連携し、購入していただいた(PRODUCT)RED製品の該当する売り上げ全額を、グローバルファンドの新型コロナウイルス(COVID-19)対策に提供します。これにより、新型コロナウイルスの大流行で最も危機的な状況に置かれている医療制度に対し、極めて重要な支援ができます。HIV/AIDSから命を救う取り組みを、サハラ以南のアフリカで維持することにもつながります。
Apple (PRODUCT)RED
Apple Watch Series 5との違い、変わったところ
このあたりで、Apple Watch Series 6がApple Watch Series5からどう変わったのか、違いについてさらっとおさらいしておきましょう。
デザインはほぼ同じですが、処理性能はもちろんのこと、いくつかのブラッシュアップが加えられています。
- SiPがS5 → S6に進化。
- Sと比較して処理性能は”最大20%”高速化
- iPhone 11シリーズに搭載されていた”A13 Bionic”がベース
- 常時表示のディスプレイが2.5倍明るくなった
- U1チップを搭載したことで超広帯域無線通信(UWB)をサポート
- 1.5時間でフル充電できる急速充電に対応
- 血中酸素濃度を計測できるセンサー
- 常時計測できる高度計
Apple Watch Series 5からの変更点、違いとして抑えておきたいトピックはこんな感じ。
アルミニウムケースでは、新色「(PRODUCT)RED」と「ブルーアルミニウム」が追加されたというのもGoodですよね。
個人的な印象として、処理性能の向上は確かに感じるけど、体感はわずかの差。常時表示のディスプレイは確かに明るくなってました。
Apple Watch Series 6の主なスペックについては以下の通りです。
スペックや性能まとめ
ケースサイズ | 40mm/44mm |
仕上げ | アルミニウム ステンレススチール チタニウム |
SiP | S6チップ U1チップ |
ディスプレイ | LTPO OLED 常時表示 1,000ニトの明るさ |
容量 | 32GB |
通信 | LTE/UMTS/Wi-Fi/Bluetooth 5.0 |
センサー | 血中酸素ウェルネスセンサー、第2世代の光学式心拍センサー、GPS/GNSS/コンパス/常時計測の高度計 |
防水性能 | 50mの耐水性能 (水泳可) |
血中酸素濃度は良いけど、そこまで重要じゃない
さて、ここからはもう少し”実用的なところ”を見ていきましょう。大前提として、Apple Watch Series 6の性能が向上しているのは間違いありません。前モデルと比べて20%処理性能が向上しているのですが、個人的な印象として明らかな体感の違いは無し。
で、今回最も大きなトピックである血中酸素濃度の計測についてなんですけど、僕はこれあまり使わないかなぁと。血中酸素濃度を見れるのは便利なんですよ。
便利なんですけど、今のところ僕にとってそこまで重要じゃないかなぁと。
というのも、バックグラウンドで計測してくれるのですが、自分でチェックしたい時ってじっと15秒待たないといけないんですよね。
ちょっとでも動いたり、センサーが動いていると失敗。血中酸素濃度が計測できるのって新しいですし、すごい素敵なことなんですけど、このあたりは僕の性に合わなかったわけです。
購入前は血中酸素濃度にわくわくしてたんですけど、いざApple Watch Series 6を購入してみたら思いのほか使ってないっていう。
ただ、これは僕の中でそこまで重要じゃなかったってだけで便利で素敵な機能というのは間違いなし。人次第では全く使わない機能ってことは覚えておくと良きです。
Apple Watch Series 5とSeries 6をさらっと比較
せっかくですし、Apple Watch Series 6とApple Watch Series 5をぱぱっと比較しておきましょう。
左がApple Watch Series6、右がApple Watch Series 5なんですけど、どちらもサイズは44mm。正面から見た感じには全く違いがありません。
写真では伝わりにくいんですけど、Apple Watch Series 6は常時表示のディスプレイが20%明るくなりました。これは普通に見れば分かる違い。
確実に見やすくなってます。
背面のセンサーを比較してみるとこんな感じ。Apple Watch Series 6は、血中酸素濃度ウェルネスセンサーが搭載されているため、見た目はかなり違いがありますね。
- 【Apple Watch Series 6】
- 血中酸素ウェルネスセンサーと第2世代の光学式心拍センサー
- 【Apple Watch Series 5】
- 第2世代の光学式心拍センサー
Apple Watch Series 6の新しいセンサーは4つのLEDクラスターと5つのフォトダイオードで構成されてますが、光学式心拍センサーはApple Watch Series 5とApple Watch Series 6で同じです。
デジタルクラウン側に大きな違いは無し。
スピーカー側も全く同じですね。Apple Watch Series 5とApple Watch Series 6のデザインには違いは無し。
ただ、こうやって比較してみるとより分かる”(PRODUCT)RED”のスペシャル感。赤色めっちゃかっこよきです。
Apple Watchだからこその便利さは相変わらず
処理性能だったり、血中酸素濃度が計測できたり、常時計測の高度計が搭載されたり、明るくなった常時点灯のディスプレイを搭載したってのは確かに大きな変化なんですけど、これまで便利だった点はwatchOS7でさらに便利になってるんです。
つまり、何が言いたいのかとうと……得られる体験で言えばSeries 6も、Series 5もほぼ同じ。
中でも、watchOS 7で追加された文字盤がどれも優秀で。僕のお気に入りはカウントアップ。(文字盤をパッと押せばすぐ時間を計測できるので、パスタを茹でる時とか便利。ほんとおすすめよ)
ワークアウトの”頼れる相棒感”も相変わらず。心拍数なんかを計測して運動強度を確認しつつ、ワークアウトをモニタリングしてくれます。
Apple Watch Series 6の電池持ちは最大18時間とSeries 5から変化無しですが、SiPが省電力になったことでワークアウト中のバッテリーライフが伸びたってのもGood。
(僕はワークアウト中も”血中酸素濃度”をモニタリングしてくれるって勘違いしてた。悲しみ)
ソロループは最高、全Apple Watchユーザーにおすすめ
これはおまけなんですけど、Apple Watchを愛用するブラザーのみんなはApple Watchの新バンド「ソロループ」と「ブレイデッドソロループ」試しました?
これ、僕も最近届いて使っているのですがほんとに良くて。僕はソロループを使っているのですが、手触りはさらさら。それでいて軽く、これまでのスタッドのあるバンドと比べて感じる違和感が段違いに少ないんですよね。
Apple Watch Series 6にソロループを装着してみるとこんな感じ。どうでしょう、最強にマッチしてません? バックルがないので、グッと腕に通して装着するのですが、今までのバンドには戻れないくらいに装着感も優れているのです。
少し角度を変えて。思った通り、赤いApple Watchには黒のソロループが合います。(あぁ、かっこよき)
普段は手首の裏にバックルがあるのですが、ソロループはそれがないのでストレスレス。タイピングの時なんかも腕に感じる違和感がないので、めちゃ快適なのです。
ソロループの素材は液状シリコーンゴムなので、伸縮性にも優れているのですが、どれだけ伸びるのかというと……
こんな感じで。すっごい伸びる。サイズの計測方法がこれまでのバンドと異なるため、そのあたりが少々手間なんですけど、自分にベストなサイズを見つけられた時のフィット感はほんと最強です。
ブレイデッドソロループも買おうと思っていたのですが、ソロループが良い感じなので……違う色が欲しくなったら次はブレイデッドにしよう。ほんとおすすめです。
Series5から買い替える必要はないけどSeries6はおすすめできるApple Watchかも
とまぁこんな感じで。Apple Watch Series 6 (PRODUCT)REDを1か月使用してのがっつりレビューなんですけど、なんだかんだ買って正解。
ぶっちゃけ、Apple Watch Series 5を使用していたので性能面で感じる進化は少なめなんですけど、それよりもなによりも(PRODUCR)REDの満足感が段違いでした。
Apple Watch Series 5からの買い替えがおすすめというわけではないのですが……買い替えて得られたものは多いかなぁと。
それじゃ、最後に僕のレビューと評価をまとめて終わりとしましょう。
メリット
- 新色「(PRODUCT)RED」がかっこよすぎた
- 使用頻度は少ないけど、血中酸素濃度が計測できる
- 20%高速化した処理性能
- 明るくなったディスプレイ
デメリット
- Series 5とSeries 6にそこまで影響のある違いがないこと
Apple Watch Series 6のレビュー/評価まとめ
デザイン | ★★★★★ |
質感 | ★★★★★ |
ヘルス/ウェルネス機能 | ★★★★★ |
便利さ | ★★★★★ |
コスパ(価格) | ★★★☆☆ |
上述の通り、Apple Watch Series 5からの買い替えはあまりおすすめできないですが、得られる体験は間違いなく最上級のApple Watch。
アルミニウムケース/ステンレスケースのほか、今年はEditionモデルとして”チタニウムケース”もラインナップされているので、自分好みのケースを選ぶとさらに幸せになれるはずです。※Apple Watch Series 6でセラミックモデルは無し。
中でも僕のおすすめは圧倒的に”(PRODUCT)RED”ですけどね。さぁ、旧モデルのApple Watchを使っていたり、そもそもApple Watchを使ってないブラザーたち、今すぐ買っちゃいましょう!