価格差を考えると通常版がおすすめ。
発売から幾度かの値上げが行われたPS5ですが、得られるゲーム体験を考えると...まだまだベストな選択肢になりえるゲーム機。この記事では、PS5とPS5 Digital Editionの違いを比較しつつ、性能や機能、得られる体験など、選ぶ基準と悩むべきポイントについてお届けです。
2025年現在の現行モデルの価格は、PS5が79,980円(税込)。PS5 デジタルエディションは72,980円(税込)。
2つのバージョンのPS5はユーザーによりどちらがおすすめなのかって変わってくると思うので、PS5絶対買うけどどっちを選ぼうか...って悩んでる人は参考にどうぞ。
デザインは違いますが、性能自体は同じなので、新品にこだわらないなら旧型モデルのPS5も良い選択肢になるかもです。旧型PS5の中古はゲオが安くて安心。
※2025/6/15 追記, 最新の情報にあわせて加筆・修正しました。値上げ後の価格で記載しています。
PS5(通常版)とデジタルエディションの違いを比較。メリット&デメリットも考えるといいかも

PS5とPS5 Digital Editionの違いについての前にスペックについてざっくりとおさらいです。
PS5がいわゆる「通常版」で光学ディスクドライブを搭載するモデルなのですが、PS4のゲームディスクが遊べるほか、Ultra HD Blu-Rayで映画を楽しむこともできるのが特徴になっていまして。Ultra HD Blu-Rayに対応するPlayStationはPS5が初めて。
対して、「PS5 Digital Edition」はその名の通り光学ディスクドライブを搭載しないモデルなので、PS4のゲームディスクは遊べず、ディスクを入れて映画を楽しむこともできませんが、こちらは少しだけ価格がお安くなってます。旧型でいえば通常版よりも幅が小さく、重さも軽い。
※旧型モデルは通常版とデジタルエディションで結構なサイズの差がありましたが、新型モデルの通常版は光学ディスクドライブのぶんだけ大きくなってます。新型のほうが遥かにスリムで軽い。旧型はデカい、重い。
PS5のスペック比較 | ||
---|---|---|
PS5 | PS5 Digital Edition | |
サイズ | 旧型:約390 × 104 × 260mm 新型:約358 × 96 × 216mm | 旧型:約390 × 92 × 260mm 新型:約358 × 80 × 216mm |
重さ | 旧型:4.5kg 新型:3.2Kg | 旧型:3.9Kg 新型:2.6kg |
CPU | Ryzen Zen2 8コア/12スレッド | |
GPU | AMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engine | |
メモリ | GDDR6 16GB | |
容量 | 825GB SSD ※M.2 SSDで増設可能。 | |
ゲームディスク | Ultra HD Blu-Ray | × |
オーディオ | "Tempest" 3D オーディオ技術 | |
PS4との互換性 | 〇 | DL版のみ |
PSVRとの互換性 | 〇 | |
映画(ディスク) | 〇 | × |
価格 | 79,980円(税込) | 72,980円(税込) |
PS5/PS5デジタルエディションのスペックを簡単に比較してみると上記の通りで、CPUやGPU、メモリやSSDは全く同じ仕様なので、処理性能は全く同じ。処理性能が大幅に向上したのは「PS5 Pro(価格:119,980円)」です。
どちらも綺麗な映像でゲームを楽しむことができるほか、PS4との後方互換性はPS5がディスク版/DL版の両方に対応。PS5 Digital EditionはDL版のみに対応しています。
通常版とデジタルエディションの違いはサイズとディスク(ゲームやDVD、Blu-Ray)を楽しめるかどうかってところくらい。
PS5/PS5 デジタルエディションの映像出力は、最大8k(アップコンバートによる疑似8K)、4k/120fpsに対応。搭載する機能についてもディスクドライブの有無以外は基本同じで、レイトレーシング、立体音響、超高速なSSDによる爆速のロード時間など、PS5の主要な機能はいずれのモデルも全力で楽しむことができます。
2025年現在の現行モデルはデジタルエディションを選んでも必要になった時に増設できるほか、サイズもほぼ変わらないので、新型の場合はサイズで悩む必要がないと思ってOK。
ちなみに、コントローラーは、PS5もPS5デジタルエディションも「DualSense(デュアルセンス」に対応しており、得られる体験は同じ。どちらも上位モデルのプロコン「DualSense Edge(デュアルセンス エッジ)」に対応してます。
弓を引くリアルな感触だったり、車で道を走っている時に感じる "揺れ" なんかをハプティックフィードバックとアダプティブトリガーが再現してくれるので、ゲームの没入感はマシマシです。
※PS4向けのゲームはDuelSenseの触覚振動”ハプティックフィードバック”と強弱を感じられる”アダプティブトリガー”に非対応。
PS5/PS5デジタルエディションともにPS4のほぼすべてのゲームに対応してます。※PS5 Digital Editionは光学ドライブを搭載しないためDL版のみ。
PS4向けゲームはパフォーマンスが向上し、なによりもロード時間が速い。外部ストレージ経由またはクラウドストレージ経由でセーブデータを移すことができるため、互換性については特に気にする必要はないかも。
PS5とPS5 Digital Editionの価格差は7,000円
現行モデルの価格は、PS5が79,980円(税込)。PS5 デジタルエディションが72,980円(税込)となっており、光学ディスクドライブを搭載しないPS5 デジタルエディションは7,000円お安くなってます。
PS5の価格 (定価は2025年現在の現行モデルの価格) | |
---|---|
PS5 | 定価:79,980円(税込) 中古相場:旧型は56,000円前後、新型は68,000円前後 |
PS5 Digital Edition | 定価:72,980円(税込) 中古相場:旧型は52,000円前後、新型は62,000円前後 |
PS5(通常版)はUltra HD Blu-Rayに対応しており、それでいてデジタルエディションとの価格差は7,000円なので、Ultra HD Blu-Rayプレイヤーが付いてくると思ったら...安くはないけど、意外とお安く感じる不思議。中古相場は旧型PS5のほうが安く、安定して在庫があります。
※中古で購入する場合やフリマやAmazonマケプレなどではなく、ゲオなどの正規ショップから購入すると保証もついてて安心です。フリマで購入するのは結構ガチで地雷。
メリットとデメリットもおさらいしとく?

価格差については上述のとおりですが、このあたりでPS5とPS5デジタルエディションのメリット・デメリットについても目を通しておきましょう。
ひとまず、僕が思いつく限りのものを列挙してみたんですけど、こうやって見てみるとバッサリ切り分けられていて、用途を見極めて使うならPS5 Digital Editionもコスパよくて、スリムで、軽くて、良い感じかなと。
PS5/PS5デジタルエディションのメリットとデメリットについては以下の通りです。
メリット・デメリットを比較 | ||
---|---|---|
- | PS5 | PS5 Digital Edition |
メリット | パッケージ版の中古ゲームを漁れる | 価格が安い |
Ultra HD Blu-Rayの映画を観れる | 通常版よりスリムで軽い | |
ゲームを少し安く買える ※DL版よりもパッケージ版のほうが安い | 動作音の原因が少ない (冷却ファンのみ) | |
- | 物理的に損傷、故障するリスクがPS5より少ない | |
デメリット | 価格が7,000円高い | パッケージ版の中古ゲームを漁れない ※新型はドライブ増設可 |
デジタルエディションより少し大きくて重い | Ultra HD Blu-Rayで映画を観れない ※新型はドライブ増設可 | |
少なからずある物理的損傷、故障のリスク (ディスクの読み込み不可など) | DL版のみとなるため、遊ばなくなったゲームを売れない ※新型はドライブ増設可 | |
動作音の原因が増える (冷却ファン+ディスクドライブ) | - |
2つのバージョンを比較してみると、PS5のメリットがデジタルエディションのデメリットであり、PS5のデメリットがデジタルエディションのメリットといった感じですね。
ただ、最近のゲームはDL版が一般的になってますし、セールで安く買えることも多くなったため、DL版のゲームばっかり買ってるって人も多いのでは?
そういう人はPS5デジタルエディションでも不満なく遊べると思うんですけど、やっぱり、Ultra HD Blu-Rayで映画を見れないってのは人によってはデメリットになるかなと思います。
※現行モデルのデジタルエディションは光学ディスクドライブを増設できるので、必要になった時に後付けできる。


PS5 Digital Editionはディスクドライブを搭載しないぶん物理的な損傷リスクが少なく、動作音の原因となる要素も少ないというのも大きなメリット。
PS5も、PS5デジタルエディションも、ゲームが増えて容量が不足した時はM.2 SSDを増設して容量を増やすことができるので、容量問題については安心です。
で、どっちのPS5を買う?(最初からディスクドライブあったほうが良い説)

さてさて、ここまで「PS5」と「PS5デジタルエディション」の違いやメリット・デメリットについて比較しつつ見てきたんですけど、なんとなく心が決まってきた頃合いでは?
僕は「PS5(光学ディスクドライブ有り)」を購入したのですが、理由はシンプルに「中古ゲームを漁りたいし、今あるPS4のゲームも遊びたい。綺麗な画質で映画も観たいから」。
デジタルエディションは"Ultra HD Blu-Rayディスクドライブ"を搭載しないですが、価格差は7,000円。新型モデルの場合、必要になった時に光学ディスクドライブ増設することもできますが、価格差を考えると...最初から光学ディスクドライブを搭載するモデルを買ったほうが満足感も高いんじゃないかなと。
光学ディスクドライブの有無で変わる体験の差って意外と大きいと思います。
通常版かデジタルエディションで悩んだ時は「光学ディスクドライブが必要かどうか」を考える

上述の通り、僕は"PS5(通常版)"を使用していますが、間違いなく言えることは「PS5の全てを余すことなく楽しみ尽くすなら光学ディスク有りモデルがおすすめ」ってこと。
2025年現在の現行モデルは光学ディスクドライブを後付けできますが、PS5用 光学ディスクドライブの価格は11,980円(税込)。通常版とデジタルエディションの価格差は7,000円なので、後から追加するなら...最初から光学ディスクドライブ搭載モデルを購入しておいたほうがお得だし、余計な手間も省けます。
初期型は光学ディスクドライブを後付けできず、デジタルエディションはUltra HD Blu-Rayで映画を見れなくて、中古ゲームが遊べないのって、いくらスリムでも結構なデメリットなのでは? と考えた人が多かったため、PS5(通常版)が人気でした。
中古でコストを抑えつつ、旧型PS5を購入しようと思っている人は後から光学ディスクドライブが必要になっても追加できないため、必要かどうか?を見極めて購入しましょう。
性能自体は同じなので、新品にこだわらないなら旧型モデルのPS5がガチで良い選択肢になりつつあって、特に、ゲオは状態の良いPS5が豊富。
現行モデルはスリムなサイズと後付けできる光学ディスクドライブが大きなメリットになっていますが、性能自体は同じなので...旧型PS5の中古も良い選択肢になるかもです。
何かしらの参考になれば!
Source:PlayStation Blog