超小型&高性能なInsta360 GO 3をレビュー。汎用性抜群で使いやすいアクションカメラで出来ること

撮影の幅がグッと広がる。

Insta360 GO 3は、小型で頑丈なボディにパワフルな性能を備えたアクションカメラ。アクションポッドに装着して一般的なアクションカメラの使用感で使えたり、付属のアクセサリーを組み合わせてハンズフリーPOVを気軽に撮影できる…というのが大きなトピック。

Insta360 Japanより、Insta360 GO 3の貸出機をご提供頂いたので、機能や性能を確認しつつ、どんな動画が撮影できるのかレビューをお届けです。

Insta360公式ストアでは、6月7日16時までサマーセールが開催中。GO 3も買いやすい価格になっているので、気になる人は要チェックです。

超小型&高性能なInsta360 GO 3をレビュー。どんな動画が撮影できるか試してみる

パッケージはこんな感じ。

Insta360 GO 3は、小型で頑丈なボディにパワフルな性能を詰め込んだ世界最小のアクションカメラ。フリップ式タッチスクリーンを搭載する「アクションポッド」を装着することで、一般的なアクションカメラと同じ使用感で使うこともできるのも大きな特徴です。

GO 3について知っておきたいトピックは、

• 軽量&小型でポータブルなボディ
• 磁気マウントシステム
• フリップ式タッチスクリーン搭載アクションポッド
• 最大2.7K/50fps画質対応
• 単体で45分、アクションポッド装着時で最大170分の電池持ち
• FlowState 手ブレ補正
• 360°水平維持
• IPX8の防水性能(アクションポッドはIPX4)

こんなところ。アクションポッドはリモート制御とライブプレビューが可能なほか、付属のアクセサリを使用することで様々なアングルを実現できるため、汎用性もめっちゃ高い。

Insta360 GO 3(通常版)の付属品は以下の通り。

• GO 3本体
• アクションポッド
• レンズ保護フィルター
• 磁気ペンダント
• ピポットスタンド
• 簡易クリップ

撮影の幅を広げてくれる磁気ペンダントやピポットスタンド、簡易クリップが付属するのは嬉しいポイントですね。

Insta360公式ストアでは、バイク撮影キットやウォータースポーツキット、トラベルキットやアクションキットなど、いくつかのバンドルが用意されているため、アクセサリーの組み合わせをある程度用途に合わせて選べるのも素敵。

超小型&軽量ボディ。アクションポッドと組み合わせられるデザインが秀逸

Insta360 GO 3本体のデザインはこんな感じ。圧倒的な小型&軽量ボディが特徴で、サイズは25.6×54.4×23.2mm、重さは35.5g

詳細は後述しますが、Insta360 GO 3は「磁気マウントシステム」を採用しており、アクションポッドや様々なアクセサリ類と簡単に装着/取り外しができます。搭載しているマグネットは非常に強力なので、ちょっとやそっとのことじゃ外れない安心感。

レンズ保護フィルター装着済み。

ボディの3分の1を占めるカメラは最大2.7k/50fps画質に対応。レンズ保護フィルターはネジ式で、くるくると回せば取り外し/取り付け可能です。

ボディには撮影開始/停止用のボタンと2つの録音用マイク搭載。

Insta360公式ストアでは、Insta360 GO 3に張り付けて見た目を変更できる「GO 3用カスタムスキン(1,500円)」を作成することもできます。

背面にはアクションポッドと接続するための端子を搭載。Insta360 GO 3の上下にある黒い部分には溝があり、ここでアクションポッドやアクセサリー類を保持する仕組みです。

アクションポッドを装着すると一般的なアクションカメラの使用感で使える

アクションポッドはGO 3の母艦的なイメージ。

Insta360 GO 3は、アクションポッドを装着することで、フリップ式のタッチスクリーンが使えるようになったり、プレビューを確認しながら撮影したり、タッチ操作で設定を変更したり、一般的なアクションカメラと同様に様々なことができるようになります。

Insta360 GO 3と接続するための端子と保持するためのツメ。

上部には録画/撮影開始ボタンを搭載。底部にはアクセサリ類を装着するための溝と、ここにも強力なマグネットが搭載されています。ガチっとくっつく。

Insta360 GO3を外すためのボタンも搭載。

ボディ右側には電源ボタンとQボタン。左側にはUSB-C端子とInsta360 GO 3を取り外す時に使用するボタンを搭載。

Qボタンでは「HDR写真」「写真」「動画」「FreeFrame動画」「タイムシフト」「タイムラプス」といったモードに簡単に切り替えられるほか、「アウトドア」や「Vlog」といった”プリセット”を切り替えることもできます。

プリセットには自分でカスタムした設定を登録することもできるので、用途に合わせたプリセットをいつでも切り替えられるのは嬉しい。

アクションポッドに装着した状態。

アクションポッドを装着した状態のサイズは63.5×47.6×29.5mm。重さは約132g。

前述の通り、Insta360 GO 3本体とアクションポッドには強力なマグネットが搭載されているため、カチャっとはめ込むだけで、ガチっとホールドしてくれます。

タッチスクリーンのサイズは2.2インチ。

アクションポッドに搭載されているタッチスクリーンはフリップ式。プレビューを確認しながら撮影したり、タッチ操作で設定を変更したり、反転させてセルフィーを撮影することもできます。

スクリーンのヒンジは少し堅めなので、展開にはほんの少しだけ力が必要かも。

単体で45分。アクションポッドと組み合わせて170分の電池持ち

Insta360 GO 3の電池持ちは単体で45分ですが、アクションポッドに装着した状態での電池持ちは45分 → 170分。約1.5倍長く撮影できるようになります。

GO 3の充電が切れた場合でも、アクションポッドに装着することで撮影を続けることも可能です。

単体で5mの防水性能

Insta360 GO 3はIPX8等級の防水性能を備えており、単体で水深5mまで対応。

時期的にスキンダイビングやスノボでの使用感を試せなかったのが惜しいところですが…5mも潜水できる防水性能があれば十分ですね。スキーやスノボでも安心して利用できそうです。(特にスノボの撮影はめっちゃ使いやすそう)

水中や雪山での使用時は付属のレンズ保護フィルターを装着することもお忘れなく。

#Tips

アクションポッドは、GO 3を装着している状態でのみIPX4等級の防水性能を発揮し、雨や水しぶきくらいなら耐えられるようになります。アクションポッド装着時は水没したり、激しく濡れるスポーツで使えないので要注意。

Insta360 GO 3のスペックと仕様まとめ

製品名	Insta360 GO 3
サイズ	GO 3: 25.6×54.4×23.2 mm アクションポッド: 63.5×47.6×29.5mm 画面展開: 63.5×86.6×29.9mm
重さ	GO 3: 35.5g アクションポッド: 96.3g
ストレージ	32GB/64GB/128GB
バッテリー容量	GO 3: 310mAh アクションポッド: 1270mAh
連続録画時間	GO 3：45分 GO 3+アクションポッド：170分
カメラ	絞り:F2.2 35mm判換算焦点距離:11.24mm ISO感度:100-3200 WB:オート, 2000 – 10000K 露出値:±4EV
シャッター速度	写真: 1/8000 – 120秒 動画: 1/8000 – フレームレートの逆数
写真	2560×1440 (16:9) 2560×2560 (1:1) 1440×2560 (9:16) 2936×1088 (2.7:1)
動画	2.7K: 2720×1530@24/25/30fps 1440p: 2560×1440@24/25/30/50fps 1080p: 1920×1080@24/25/30/50fps
FreeFrame動画	1440p: 2560×1440@24/25/30/50fps 1080p: 1920×1080@24/25/30/50fps
タイムラプス	1440P: 2560×1440@30fps
タイムシフト	1440P: 2560×1440@15/30fps
スローモーション	1080P: 1920×1080@120fps
プリ録画	2.7K: 2720×1536@24/25/30fps 1440p: 2560×1440@24/25/30/50fps 1080p: 1920×1080@24/25/30/50fps
ループ動画	2.7K: 2720×1536@24/25/30fps 1440p: 2560×1440@24/25/30/50fps 1080p: 1920×1080@24/25/30/50fps
フォーマット	写真:INSP,DNG 動画:MP4
動画コーデック	H.264
動画ビットレート	80Mbps
音声ファイル形式	48 kHz, 24bits, AAC
防水性能	GO 3: IPX8 アクションポッド: IPX4
その他	Bluetooth 5.0 Wi-Fi 5GHz 802.11a/n/ac USB Type-C 6軸ジャイロスコープ 音声制御
価格	32GB:69,500円 64GB:72,500円 128GB:76,800円

Insta360 GO 3が対応する動画モードは、動画、FreeFrame動画、タイムラプス、タイムシフト、スローモーション、プリ録画、ループ録画の7種類。写真モードは写真、HDR写真、インターバル、スターラプスの4種類に対応します。

音声制御にも対応するため、完全ハンズフリーで撮影できるのも嬉しい。

Insta360 GO 3でどんな動画を撮影できるのか試してみた

ここからは、Insta360 GO 3を実際に使用してどんな動画が撮影できるのか？どんなことが出来るのか？をチェックしつつ、レビューをお届けです。

Insta360 GO 3は、付属の磁気ペンダント、簡易クリップ、ピポットスタンドを活用することで、様々なアングルでハンズフリーのPOV撮影が可能なので、今回はそのあたりをチェックしつつ、どんな動画が撮影できるのか見ていきましょう。

※動画はサーバーにアップロードするため大幅に圧縮しています。

気軽に開始できるハンズフリーPOV撮影

アクションポッドの装着/取り外しは簡単。

Insta360 GO 3は、その小型&軽量なボディとマグネット式マウントのおかげで、完全なハンズフリーを実現してくれる世界最小のアクションカメラ。

セットするだけで、簡単に最大2.7K/50fpsの超広角POV撮影が可能なほか、放熱性も向上しているとのことで、1クリップの長さに制限がなくなりました。

画面を反転すればプレビューを見ながら自撮りも可能。

Insta360 GO3は複数の”FOV(Field of View/視野)”に対応し、アクションポッド装着時はいつでもタッチ操作で切り替え可能です。

モードの説明もしてくれるので初心者には嬉しい。

視野の使い分けとしては、ハイキングなどのアウトドアスポーツでは超広角。乗馬や運転、スキーにはアクション広角。旅行や日常の動画、Vlogにはリニアといった感じ。

• 超広角
  • 登山やハイキングなどのアウトドアスポーツなど広い視野が必要なシーンに適している
• アクション
  • スキーやサイクリング、その他のスポーツ撮影に最適
• リニア
  • 魚眼歪みのない映像と優れた手ブレ補正で、日常のアクティビティやVlog撮影において主題を際立たせられる
• ナロー
  • 画像の歪みがない
  • あまり推奨されていない

アクティビティに合わせて”POV(Point of View/視点)”を調整し、没入感のある映像を簡単に撮影できます。

ダッシュしても全然ブレない。

Insta360 GO 3は手ブレ、揺れ、回転を除去し、安定した映像を撮影できる「FlowSlate 手ブレ補正」もめっちゃ強いので、どこにでも気軽に持ち出して、パッと撮影を開始できるのは大きなメリットかも。

それと…シンプルに便利で嬉しいのが、アクションポッドにGO3を装着していない状態でも、リモートでプレビューしつつ、操作できること。

例えば、GO 3をピポットスタンドなどで固定しておき、アクションポッドを使用して離れた場所から映像を確認できるので、タイムラプスやハイパーラプスはもちろん、アイデア次第で様々な撮影が可能です。

#Tips

リモートプレビュー&コントロールは、Bluetoothの干渉を避けるためにオープン環境かつ5m/16ft範囲内での使用が推奨されています。

ハンズフリーPOVの撮影で役立つ付属のアクセサリ

ピポットスタンドを取り付けた状態。

ハンズフリーPOV撮影で役立つのがInsta360 GO3に付属するアクセサリ類。

• 磁気ペンダント
  • 一人称視点に最適
  • カメラの角度を傾けるための角度調整インサートが付属
  • 絡まない巻き取り式デザイン
  • 服の内側に磁気ペンダント、服の外側にGO 3を取り付ける
• 簡易クリップ
  • 帽子やヘッドバンド、ペットの首輪などに留められる
• ピポットスタンド
  • 再利用可能な粘着性のある台座で様々な場所に取り付け可能
  • ​​回転式デザイン、安全なマグネットとバックルロック、1/4インチマウントを内蔵
  • 平らでつるっとした場所ならどこでも固定できる
  • いろんなアングルで撮影できるので汎用性が半端ない

ペンダントのように装着して一人称視点の撮影に最適な「磁気ペンダント」、帽子やバンドに取り付けられる「簡易クリップ」、様々な場所に取り付け可能な「ピポットスタンド」が付属します。

左:磁気ペンダント、右:ピポットスタンド

服の内側に磁気ペンダント、外側にInsta360 GO 3を装着することで簡単に一人称視点での撮影が可能なほか、角度調整インサートで絶妙な角度を付けることも可能。

ピポットスタンドは、ベースのネジを外して、1/4インチ規格のマウントに装着可能で、粘着性のあるベースは水で洗浄し、乾燥させて再利用できるのも嬉しいですね。ベースを10秒間押し続けることで、しっかりと取り付け可能です。

簡易クリップは帽子などに取り付けることで、より自分の視点に近い没入感のある映像が撮影できます。

固定して簡単に撮影できるタイムラプス

Insta360 GO3に付属のピポットスタンドを装着し、固定することで、ブレのないタイムラプス動画も簡単に撮影可能。

タイムラプスではインターバル、撮影時間、アスペクト比を設定可能になっており、インターバルごとに適したシーン(日の出/日没や曇天、ストリートなど)を確認しながら設定することもできます。

#Tips

Insta360 GO 3は「予約録画モード」に対応しているため、特定の時間に録画をスケジュールし、日の出のタイムラプスを撮影する…みたいなこともできます。超便利。

いつでもどこでもタイムシフト

Insta360 GO 3は、映画のようなハイパーラプスが気楽に撮影できるタイムシフトにも対応しており、磁気ペンダントや簡易クリップを活用すれば気軽に撮影可能というのも大きなトピック。

まるで時空間を高速で移動しているかのような迫力のある映像が簡単に撮影できます。

PureShot HDR 写真

AIによる画像処理で広いダイナミックレンジを実現する「PureShot HDR 写真」では、コントラストのくっきりはっきりした写真を撮影可能。

ふとした時に写真を残したい…ってシチュエーションでも大活躍です。低照度の夜でも少しの光源があればバチっと綺麗に撮影できる。

レビューまとめ！Insta360 GO 3はアイデア次第で様々な動画を撮影できるアクションカメラ

超小型&軽量でポータビリティに優れるアクションカメラ「Insta360 GO 3」ですが、やっぱり大きなトピックはどこでも気軽に持ち運べて、磁気マウントで簡単にペンダントに取り付けたり、スタンドに取り付けられること。

4k画質の動画撮影には対応しないですが、1080p/50fpsや2.7k/30fpsもあれば動画を楽しむには十分ですし、スマホに保存したり、誰かに送るのにもちょうどいいサイズかなと。

最後に僕のレビューと評価をまとめておこうと思うので、購入を検討している人はぜひ参考にしてもらえれば！

Insta360 GO 3の僕のレビューと評価をまとめるとこんな感じ。

デザインが秀逸過ぎることは言うまでもなく、最大2.7k/50fpsの映像はアクションカメラとしては十分すぎるほどに綺麗な動画/写真を撮影できるほか、アクションポッドと付属のアクセサリー類はどれもめっちゃ優秀。アイデア次第で様々な映像を撮影できるのは大きなメリットかなと。

ただ、気になる点もいくつかあって、起動に4-5秒かかるのはまぁ良いとして…外部ストレージ非対応でmicroSDカードが使えない事、バッテリーが交換できないことは明確なデメリットになりえるかもしれません。

Insta360 GO3は充電しながらの撮影も可能ですが、アクションカメラを使うシチュエーションって旅行先やアクティビティを楽しんでいる最中だと思うので、容量満タンのSDカードを交換&電池が切れたらバッテリーパック交換…みたいなことができないのは惜しいポイントです。

とはいえ、世界最小ボディの持ち運びやすさと汎用性の高さは抜群なので、POVで没入感のある映像をいつでもどこでも気軽に撮影したい！って人にとって「Insta360 GO3」は良い選択肢になるかもですね。思い出作りやアクティビティの記録、Vlogやショート動画の撮影におすすめです。

この記事に記載されている公式ストアのリンクから購入するとInsta360 GO 3 収納ケースがもらえるのでぜひご活用を。

提供:Insta360 Japan