Apple Watch Ultraで色々と麻痺してた。
2024年9月22日に発売された新型AppleWatch「Apple Watch Series 10」。大きくなったディスプレイに広視野角のOLED、歴代最薄のボディ、S10チップでより速いレスポンスになったSiriなど、様々な点がブラッシュアップされました。
この記事では、新色「ジェットブラック」のApple Watch Series10(42mm)のデザインを眺めつつ、Apple Watch Ultraと比較しつつ、簡単なレビューをお届けしていこうかと思うので参考にどうぞ。
Apple Watch Ultra → Apple Watch Series 10(42mm)は、さすがにサイズと軽さの違いに驚く。
Apple Watch Series 10 ジェットブラック(42mm)をレビュー。Apple Watch Ultraと比較したらサイズの違いと軽さに驚いた
それじゃ、なる早でデザインをチェックしつつ、レビューといきましょう。Apple Watch Series 10で大きく変わったポイントはざっくり6点。
- 歴代最薄ボディ
- 広視野角のOLED
- 斜めから見た時の明るさが最大40%向上
- 表示領域も大きくなった
- アルミニウムモデルに鏡面仕上げの「ジェットブラック」が追加
- 鏡面仕上げのチタニウムケース(ナチュラル/ゴールド/スレート)
- バイタルの指標や睡眠時無呼吸の検出など、ヘルス&ウェルネスの強化
- 水深計(6mまで)と水温センサー
個人的にApple Watch Series 10で嬉しい変更点が「ディスプレイの表示領域が大きくなったところ」かなと。※電池持ちは最大18時間で、省電力モードで最大36時間動作する点はSeries9から変化なし。
まずはApple Watch Series 10 42mm ジェットブラックのデザインを一緒に眺めていきましょう。
深い黒。Apple Watch Series 10のデザインを眺める
今回レビューするのは、Apple Watch Series 10の42mm/ジェットブラック。
小さいサイズのApple Watchを手に取るのはものすごく久しぶりですが、普段からApple Watch Ultraを身に着けていると桁違いの小ささと軽さ。ディスプレイが丸みを帯び、側面までカバーしているのもApple Watch Series 10の特徴です。
iPhone7以来久しぶりに復活したカラー「ジェットブラック」は、どの角度からみても漆黒。光が反射するほど磨き上げられており、艶があり、深く、光沢のある黒色。
アルミニウムモデルながら高級感のある仕上がりです。
iPhone7の時のジェットブラックは”塗装感”があって、擦り傷にものすごく弱い…という弱点がありましたが、Apple Watch Series 10のジェットブラックは30段階もの酸化皮膜処理を施すことで塗膜の耐久性が向上しているため、iPhone 7の時ほど擦り傷に弱いことはないかなと。触った時の質感もかなり系統が違います。
Apple Watch Series10(ジェットブラック)を違う角度から見てみるとこんな感じ。どこから見ても光沢がある漆黒でかっこいい。
Apple Watch Series 10から裏蓋はメタルとサファイアクリスタルになりました。
ちなみに、酸化皮膜処理は金属表面に酸素と結合してできる被膜のことで、腐食や傷から保護する目的があります。30段階の酸化被膜処理となると非常に硬く、耐摩耗性も高そうですが…すでに擦り傷はちょこっとあるので、傷に強いわけではないことには注意が必要かも。
Apple Watch Series 10は、42mm/46mmのラインナップですが、46mmの画面表示領域は49mmのApple Watch Ultraより大きくなっていることも大きなトピック。スマートウォッチの画面は大きいほうがいい!って人は46mmを選ぶのがおすすめ。
さすがの使用感。1日中装着して睡眠トラッキングするなら42mmが快適
Apple Watch Series 10(42mm)の使用感についてですが、さすが最新世代のApple Watchなだけあり、得られる体験は全体的にブラッシュアップ。
デジタルクラウンやスピーカー、前面クリスタル、アンテナなど、ほぼすべての設計を見直し、S10チップが片面基盤になったことで実現した薄型化は、見た目的な変化だけでなく、装着感にも影響しており、Apple Watchがふと邪魔に感じるシチュエーションが減ったかなと。
特に、42mmモデルはサイズも小さいので、とにかく装着感が軽い。42mmでも画面の表示領域は大きくなっているため、画面に表示される情報も見やすいです。
Apple Watch Series 10の42mmは小さくて、軽いので、ワークアウトや睡眠トラッキングがめっちゃ快適。Apple Watch Ultraの「かっこよさ」で色々と麻痺してましたが、Apple Watchの装着感ってこんなに軽いんだな…と。
Apple Watch Series 10(42mm)は、睡眠トラッキングも、ヨガも、筋トレも、ランニングも、すべて重さやゴツさを気にすることなくできます。
Apple Watch UltraとApple Watch Series 10(42mm)を比較してみたらサイズ感の違いに驚く
僕は長らくApple Watch Ultraを使っていて、49mmという大きめサイズのApple Watchのサイズ感に慣れていたのですが、Apple Watch Series 10(42mm)を手に取ってみると、その薄さとサイズの違いに驚き。
せっかくなので、Apple Watch Ultraとサイズの違いについて比較です。
写真だと分かりにくいですが、Apple Watch Series 10は広視野角OLEDのおかげで斜めからでも見やすくなってました。(時計を見る時って腕を上げて顔のほうに向けると思うので..日常生活で役立つかは別として)
Apple Watch Ultraは画面を守るためにフラットなディスプレイを搭載していますが、Apple Watch Series 10のディスプレイは、画面の淵までカバーしている点も大きな違いかなと。
Apple Watch Series 10とApple Watch Ultraをもう少し違う角度から見比べてみるとこんな感じ。42mmと49mmなので、だいぶサイズ感に違いがあります。
Apple Watch Series 10の薄さを実感できるのがこの角度からの比較ですね。Apple Watch Ultraは最も大きいApple Watchなので、最も薄いApple Watch Series 10の薄さが際立つ。
- Apple Watch Series 10(42mm)
- 42mm×36mm×9.7mm
- 30g~34.4g
- Apple Watch Series 10(46mm)
- 46mm×39mm×9.7mm
- 36.4g~41.7g
- Apple Watch Ultra
- 49mm×44mm×14.4mm
- 61.4g
Apple Watch Series 10(42mm/GPS/アルミニウム)の重さは30gなので、61.4gのApple Watch Ultraと比較するとその重さは2倍。
上述の通り、これだけサイズ感と重さ、厚みが違うと使用感は全く違っていて、Apple Watch Ultraでヨガやワークアウト、睡眠トラッキングすると邪魔に感じることがちょこちょこありますが、Apple Watch Series 10(42mm)はノーストレス。
最近の僕の睡眠トラッキングはSOXAI RING1にまかせていますが、これだけ装着感が軽いなら42mmのApple Watchでも問題ないかなと。Apple Watch Ultraは睡眠トラッキングで使えないくらい重くてデカいです。
※睡眠トラッキングに関してはSOXAI RING1がめっちゃ快適。
Apple Watch Series 10のスペックまとめ
製品名 | Apple Watch Series 10 |
価格 | 59,800円(税込)~ |
サイズ | 46mm/42mm |
重さ(アルミニウム) | 42mm:29.3g~30g 46mm:35.3g~36.4g |
重さ(チタニウム) | 42mm:34.4g 46mm:41.7g |
素材 | アルミニウム or チタニウム |
チップ | S10チップ 64bitデュアルコア 4コアNeuralEngine 容量64GB |
ディスプレイ | 常時表示Retina 最大2,000ニト 広視野角 |
電池持ち | 最大18時間 高速充電対応 |
センサー | 電気心拍センサー 第3世代の光学式心拍センサー 皮膚温センサー1 血中酸素ウェルネスセンサー コンパス 常時計測の高度計 高重力加速度センサー ハイダイナミックレンジジャイロスコープ 環境光センサー 水深計 水温センサー |
血中酸素ウェルネスアプリ | 〇 |
心電図アプリ | 〇 |
高心拍数と低心拍数の通知 | 〇 |
不規則な心拍リズムの通知 | 〇 |
心肺機能レベル低下の通知 | 〇 |
睡眠時無呼吸の通知 | 〇 |
通信 | Wi-Fi 4(802.11n) Bluetooth 5.3 第2世代の超広帯域チップ |
その他 | (50mの泳げる耐水性能 IP6X等級の防塵 |
レビューまとめ!Apple Watch Series10(42mm)は最薄&最軽でコスパの高いApple Watch
Apple Watch Series 10(42mm/ジェットブラック)のレビューをダダっとお届けしつつ、Apple Watch Ultraと比較してみましたが、Apple Watch Series 10の薄さと軽さはガチ。
画面の表示領域が大きくなったことでさらに見やすくなりましたし、画面の淵まで覆うディスプレイはデザイン面でもGood。10年目の節目を迎えるApple Watchですが、着実に、順当に進化してます。
Apple Watch Series 10(42mm/ジェットブラック) レビュー&評価
薄くて軽いは正義。
メリット
- 大きくなった画面の表示領域
- 歴代最薄ボディ
- 順当に進化した性能
- ジェットブラックの黒が最高
デメリット
- 目を見張るような進化はないこと
- 電池持ちが最大18時間で前モデルと同じ
サイズ感 | |
機能 | |
装着感 | |
デザイン | |
コスパ | |
総合評価 |
※レビューの評価基準についてはこちら。
Apple Watch Series 10(42mm/ジェットブラック)の僕のレビューと評価をまとめるとこんな感じ。目を見張るような進化こそないものの、確実に、着実に進化しており、Apple Watchが歩んできた年月と経験値がしっかり反映されているかなと。
Pixel Watchやその他のスマートウォッチと比べて、Apple WatchってやっぱりUIもデザインも洗練されてます。Apple Watch Series 10の価格は、アルミニウムモデルが59,800円~、チタニウムモデルが109,800円~。
Apple Watch Series 10で追加された「ジェットブラック」は高級感がありますし、なにより光沢のある漆黒ってかっこいい。画面の表示領域が広がったことで42mmが軽くて薄くて、コスパの良いモデルになるかもです。
Apple Watch Ultraを使っていると、Apple Watch Series 10の薄さと軽さが沁みる…。