ガチで良いオフィスチェア。
バタバタしていて(決して忘れていたわけじゃない…)購入からほぼ1年が経過しちゃいましたが、今回は僕が愛してやまないオフィスチェア「ContessaⅡ(コンテッサ セコンダ)」のレビューをお届けです。
今から約1年前に僕が購入したのは、OKAMURA Lifestyle Storeで限定販売されたコンテッサ20周年記念モデル「ContessaⅡ 20th アニバーサリーモデル」。
20thアニバーサリーモデルの販売は終了していますが、仕様自体はコンテッサセコンダと共通しているので、スペックや仕様をおさらいしつつ、美しいデザインを眺めつつ、使用感やその魅力をお届けです。
コンテッサセコンダの購入を検討してる…ってブラザーは参考にどうぞ。
ContessaⅡ(コンテッサ セコンダ)のレビュー。至高の座り心地と使用感、魅力をお届け
ContessaⅡ(コンテッサ セコンダ)は、流麗なフォルムはそのままに世界クラスの強度と座り心地を備え、機能や耐久性、ラインナップを大幅に強化した”Contessa”の後継モデル。
Contessaは、2002年に国際家具見本市”ORGATEC”で発表されたオカムラのフラグシップチェア。「伯爵夫人」の名を冠し、イタリア・トリノのデザインファーム”ITALDESIGN”とのコラボで誕生しまし。
デザイナーはデロリアンやロータスエスプリ、アルファロメオで知られるジョルジェット・ジウジアーロ氏で、オカムラのオフィスチェアには同氏がデザインした”伯爵”を意味する「Baron」などもラインナップ。
僕はこれまでにコンテッサ(前期) → コンテッサ(後期)と使ってきていて、あまりにも頑丈で壊れる気配がなく、コンテッサセコンダは購入していなかったのですが「20周年モデルは絶対欲しい!」ということで購入。
この限定モデルがびっくりするほどかっこよくてですね。唯一無二の存在感。
コンテッサセコンダについて知っておきたいトピックは以下の通りです。
- グローバル強度基準”BIFMA X5.1-2017″認証取得
- 唯一無二の流れるようなフォルムと美しいデザイン
- 豊富なカラーとバリエーション、カスタマイズ
- 4Dアジャストアーム(上下/角度/前後/左右の調整が可能)
- 角度や高さ調整が出来るアームレストのレバー
- 座面の高さと奥行きの調節
- 自然な姿勢をサポートするアンクルチルトリクライニング
- 硬さの異なる3種類のウレタンで一体成型した異硬度クッション
コンテッサ セコンダのデザインや機能についてはこの記事でじっくりレビューしていこうかと思いますが、コンテッサセコンダには環境配慮型素材を主要部品に採用した「コンテッサ セコンダ サーキュラーモデル」がラインナップされているのも大きなトピック。
コンテッサ セコンダのオカムラ公式ストアでの価格は220,440円~。※記事公開時点の価格。実際の価格はオプションにより異なります。
まずは「ContessaⅡ(コンテッサセコンダ) 20th アニバーサリーモデル ディープブラック」の美しすぎるデザインから眺めていきましょう。
抜群の存在感と高級感漂うデザイン
僕が購入した「ContessaⅡ 20thアニバーサリーモデル ディープブラック」は、コンテッサの普遍的なデザインはそのままに通常モデルの”ブラック”よりもさらに深い艶のある黒が特徴。
背面/側面/前面のデザインはこんな感じ。僕が購入したモデルは背メッシュ/座クッションとなっており、アームレストにはウレタン素材が採用されています。
背面のフレームも艶のあるブラックで威厳すら感じるほどの高級感。全体的なフォルムに大きな変化はないですが、前モデルのコンテッサよりも背面フレームは細くなってました。
背面フレームには”Contessa”のロゴ。
僕がコンテッサセコンダに魅了されている理由のひとつが、この流れるような曲線が美しいフレームとモダンだけど歴史を感じさせるデザイン。
コンテッサ セコンダ 20th アニバーサリーモデルの「ディープブラック」は艶のある黒なので、コンテッサの曲線が際立ち、眺めるだけで満たされるフラグシップの存在感があります。
このフレームが…本当に美しい。
背メッシュは格子状に細かく編み込まれていて、頑丈かつ確実に背中を預けられる安心感。
メッシュは適度な張力で張られているので、普通に座っているぶんには簡単にヘタることもないかなと。(少なくとも、1年間ほぼ毎日使っててもヘタりは一切感じない)
コンテッサセコンダのアームレストはこんな感じ。公式ストアでは可動肘の「アジャストアーム」と固定肘の「デザインアーム」がラインナップされていて、僕が購入したモデルはアジャストアームを搭載。
アジャストアームには、少し薄地ですが、肘を置くとしっかり沈みこむくらいに適度な柔らかさのあるウレタンパッドが採用されてます。
以前に愛用していた前モデル”コンテッサ”から確実にブラッシュアップされており、肘がまったく痛くならないちょうどいい硬さ。
詳細は後述しますが、ContessaⅡのアジャストアームは上下/角度/前後/左右の調節ができるほか、ひじ掛けに搭載されているレバーにより、リクライニングの固定や解除、座面の高さや角度を調整することができます。
これもコンテッサセコンダのお気に入りポイント。
コンテッサセコンダの座クッションはこんな感じ。硬さの異なる3種類のウレタンを一体成型した「異硬度クッション」が採用されていて、座面の前面は太ももを圧迫しないように柔らかく、後方は臀部を支えるために硬めになっています。
座面は適度な硬さと柔らかさがあり、前後調整もできるので、自分の好みの位置に動かして太ももの圧迫感を軽減し、長時間座っていても腰や足が痛くなりにくいのは大きなメリット。
コンテッサセコンダのロッキング機構はこんな感じ。強弱を調整するダイヤルを搭載。
ロッキングの強弱調整は4段階。座面下部には座面の前後調整を行うためのレバーも搭載しています。
脚部もディープブラックで艶のある漆黒。ウレタンキャスターは動きも滑らかで非常にスムーズ。
コンテッサセコンダ 20th アニバーサリーモデルは、背メッシュのフレームに”okamura”と”ITALDESIGN”のコラボレーションを象徴するエンブレムが記載されています。
これは通常モデルには無い記念モデルならではのデザイン。
コンテッサセコンダ 20thアニバーサリーモデルに付属していたアクリルスタンド
僕が購入したContessaⅡ 20thアニバーサリーモデルにはシリアルナンバーが刻印されたアクリルスタンドが付属。
コンテッサセコンダが描かれていて、”okamura”と”ITALDESIGN”のロゴ、限定100台のうち何番目のモデルかを表すシリアルナンバーがあります。…めっちゃお洒落。
それじゃ、ここからはContessaⅡの仕様や各機能について見ていきましょう。
コンテッサセコンダのレバー操作について
コンテッサセコンダの大きな特徴であり、メリットでもあるひじ掛け先端の”操作レバー”ですが、これがめっちゃ簡単に操作できて秀逸。
座ったままレバーを操作してロッキングの解除/ロックができるほか、高さ調整や角度の固定もできるので、操作が最強に快適です。
コンテッサセコンダは各調整も滑らかかつスムーズにできるので、簡単に自分に合うように調節することができます。
参考までに、コンテッサセコンダの各種調節機能については以下の通り。
コンテッサセコンダの調整機能まとめ
座面の高さ | 100mm |
座面の前後 | 50mm |
アームレストの高さ | 100mm |
アームレストの角度 | 内側:15° 外側:7.5° |
アームレストの前後 | 40mm |
アームレストの左右 | 25mm |
リクライニングやアジャストアームの調節、レバー操作など、コンテッサセコンダの操作方法については、オカムラ公式Youtubeで動画を公開してくれているので、こちらもぜひ参考に。
#Contessa Seconda 操作説明・仕様説明 – Youtube
柔軟に調整できるアームレスト
コンテッサセコンダは、上下/角度/前後/左右を柔軟に調節できるアジャストアームもお気に入りポイント。
アームの角度調整は少し固めですが、全体的に動きは滑らかなので、調整はノーストレス。適度な硬さがあるので、手が当たっただけでアームの角度が変わる…ということもありません。
僕は1日の大半をデスクで過ごすので、”ひじ掛けの高さや角度が自分に合う”というのはとてつもなく重要なのですが、コンテッサセコンダの「アジャストアーム」は絶妙な高さ、角度、奥行きに位置を調整できるので、タイピングや動画編集している時の肘の高さにばっちり合わせられます。
これが長時間のデスクワークの疲労軽減に効果絶大。アームレストの高さはひじ掛け下部にあるレバーを持ち上げることで調整可能です。
自然な姿勢でリラックスできるリクライニング
リクライニングした時も自然な姿勢のまま。
コンテッサセコンダは椅子の高さや背中の角度も自分に合う角度で簡単に調整できるので”ベストな姿勢”を維持しやすいのも大きなメリットのひとつ。
長時間のデスクワークでも肘掛けのレバーを下げるだけでリクライニングしてリラックスできるので、体の負担を軽減しつつ、仕事のパフォーマンスを上げてくれます。
座面の前後調整(前後50mm)も簡単に出来るので、太ももへの圧迫感を調整してさらに負担を軽減してくれます。
1日8時間以上座っている人は血流や筋肉の代謝が低下し、3時間未満の人と比べて死亡リスクが1.2倍になるとの研究結果もありますし、適度な運動を取り入れつつ、コンテッサセコンダを活用すればQOLが向上することも間違いなし。もう普通の椅子には戻れない。
ContessaⅡ(コンテッサセコンダ)の仕様
製品名 | Contessa Ⅱ (コンテッサ セコンダ) |
フレームカラー | ポリッシュ シルバー ブラック |
ボディカラー | グレー ブラック ホワイト |
座タイプ | メッシュ クッション |
座面カラー | 背メッシュ/座メッシュ:13色 背メッシュ/座クッション:13色 背メッシュ/座革:3色 背革/座革:4色 |
機能 | BIFMAX5.1-2017取得 アームレストの操作レバー アンクルチルトリクライニング 異硬度クッション 座面の高さと奥行きの調節 リクライニングの固定/解除 4Dアジャストアーム |
キャスター | ウレタン ナイロン |
発売日 | 2016年11月8日 |
価格 | 220,440円~ |
ContessaⅡ 20th アニバーサリーモデルについて
せっかくなので、僕が購入した「ContessaⅡ 20thアニバーサリーモデル」についても簡単におさらい。カラバリは「ディープブラック」と「アクセントカッパー」の2種類。すでに販売は終了しましたが、各色50台ずつ、計100台のみ限定販売されました。
ディープブラックは漆のような深い艶のある色味。漆は独特の質感や光沢で特有の美しさがあり、塗り重ねるほどに強度が増して美しくなることから、コンテッサが築いてきた威厳や歴史を表現。
アクセントカッパーは、銅に似た色合いで見る角度によって輝き方が異なる”カッパー”が日の出の太陽の色にも酷似していることから、これからの輝かしい未来への幕開けを表現しているとのこと。
20thアニバーサリーモデルの価格”231,703円”は歴代コンテッサの発売日にちなんでいて、20thアニバーサリーモデル発売の2023年、コンテッサセコンダ発売の2017年、コンテッサ発売の2003年のそれぞれ下二桁になっているのだとか。
いずれもすでに販売が終了したモデルですが、基本的な仕様は通常のコンテッサ セコンダと同じです。
製品名 | Contessa Ⅱ 20thアニバーサリーモデル |
カラー | ディープブラック アクセントカッパー |
座タイプ | メッシュ、クッション |
販売台数 | ディープブラック:50台限定 アクセントカッパー:50台限定 |
販売場所 | OKAMURA Lifestyle Store ※販売終了 |
発売日 | 2023年3月29日 |
価格 | 231,703円 |
購入特典 | シリアルナンバー入り 特製アクリルスタンド |
レビューまとめ!ContessaⅡ(コンテッサセコンダ)は姿勢を改善&負担も軽減してくれる素晴らしいオフィスチェア
さてさて、デザインを眺めつつ、仕様や各機能をおさらいしつつのレビューだったので少々長めのレビューとなってしまいましたが…最後に僕が愛してやまない「ContessaⅡ(コンテッサセコンダ)」のレビューと評価をまとめておきます。
がっつり愛用してきたからこそ言える「20万円を超えるオフィスチェアの座り心地」は本物。
ContessaⅡ レビュー&評価
唯一無二のオフィスチェア。
メリット
- 美しいデザイン
- 豊富な調整機能
- レバーで簡単調節
- 抜群のリクライニング
- 安心の耐久性で長く使える
デメリット
- 前傾機能は無い
- もう普通の椅子に戻れない
評価
デザイン | 機能 | 座り心地 | 耐久性 | コスパ |
S | S | S | S | A |
総合評価 | ★★★★★ (5/5点) |
※レビューの評価基準についてはこちら。
僕のContessaⅡ(コンテッサセコンダ)のレビューと評価をまとめるとこんな感じ。1年間ほぼ毎日ぶっ通しで使っても一切劣化や衰えを感じない、もう文句なしの品質とクオリティです。
僕はとにかくコンテッサのデザインが大好きなのですが、この無駄を削り、耐久性と快適な座り心地、機能を追求した結果辿り着いたであろうデザインはもはや尊厳すら感じる気品と美しさ。
前傾機能はないので、ワーキング用途ではどちらかというと”アーロンチェア”などが選ばれる傾向にありますが、コンテッサセコンダの大きな特徴であり、メリットはやっぱり洗練されたデザインと安心して体のすべてを預けられるリクライニングかなと。(デスクに座って映画みたりゲームするのも快適すぎる)
コンテッサセコンダは20万円を超える高級オフィスチェアですが、デスク環境をワンランク上げて、快適さとパフォーマンスを追い求める人にはその期待に十二分に応えてくれるはず。
一度体験したら…もう普通の椅子には…戻れない。