本当に楽しすぎて素敵過ぎた。
FF7リメイクプロジェクトの2作目「FINALFANTASY Ⅶ REBIERTH(FF7リバース)」が発売されて2週間ほど経ちますが、エンディングを迎えてチャプターセレクトでの2週目に突入したので、そろそろFF7リバースのレビューやプレイレポをお届けです。
FF7リバースのゲーム体験を一言でまとめると…尊い。物語自体は原作と同じ流れで進んでいくのですが、展開はちょこちょこ違っていて、物語の行く先に賛否両論こそあれ、個人的には前作”FF7リメイク”をプレイしていれば原作未プレイでもがっつり楽しめる名作かなと。
とにもかくにも、FF7リバースは映像が美しくて、オープンワールドの探索が楽しくて、ミニゲームにイラっとしたり、トンベリに囲まれて絶望したり、どれもこれも思い出に残るゲーム体験。
FF7リバースについては語りたいことがたくさんあるので、これから遊んでみようかな?ってブラザーは参考にどうぞ。
※なるべくゲームのネタバレは含まないように記事を作成していますが、FF7リバースのゲーム画像を多用しているのでご注意ください。物語後半はどこをどう切り抜いてもネタバレに繋がるので…全然触れられないのが悔しいくらい。
FF7リバースをレビュー。圧巻の映像とボリュームで原作未プレイでも楽しめる
FF7リバースは、FF7を現代の技術で蘇らせる「FINAL FANTASY Ⅶ リメイクプロジェクト」の2作目。
本作ではミッドガル脱出までが描かれた前作「FF7リメイク」の直後から始まり、忘らるる都までが描かれるのですが、FF7リバースが前作と大きく異なるのは “オープンワールドライク” になったゲーム性で、探索の自由度は前作よりも遥かにレベルアップしています。
フィールドは「ジュノン」や「ゴンガガ」「グラスエリア」など、いくつかの大きなエリアに分かれており、エリアごとに特徴の異なる世界が広がっているといった感じ。各地には宝箱のある探索可能なスポットが点在しているのですが、物語上必須ではないので、スルーしても良いし、くまなく探索してもOKです。
今作はフィールドが広大なので、様々な場所にファストトラベル出来るようになっており、迷わない限りは…移動でストレスを感じることもありません。(カームの街は分かりにくくてめっちゃ迷った)
〇ボタンでジャンプしたり、段差を超えることは出来るものの、物理的に移動できない場所はあるので…よくあるオープンワールドゲームほど自由に移動できるわけではない点には注意が必要ですが、それでもFFシリーズの中でも非常に高い探索の自由度は本作の特徴かなと。
ちなみに、FF7リバースではエリアごとにチョコボが入手できるスポットが存在していて、チョコボ入手後は移動も超快適です。チョコボ以外にも移動手段は結構豊富。
超絶リアルなグラフィック
ここからはFF7リバースの超絶リアルで美しいグラフィックスについて。FF7リバースは次世代機向けのゲームなだけあり、映像の美しさは圧巻です。
特にFF7リバースは光源処理は秀逸で、どれもこれもめっちゃリアル。浜辺に映り込む太陽はまるで本物のように光を反射して輝いているし、ゴールドソーサー ゴーストエリアにあるホーンテッドマンションは不気味な雰囲気の明かりがどんよりと揺らいでいて、雰囲気もばっちり。
光を追跡してシミュレートする”レイトレーシング”のおかげで、現実のような光が映像のリアル感に拍車をかけていて、ふとした時にキャプチャしたくなるくらい綺麗なグラフィックスはFF7リバースの大きな特徴かなと。
クラウドの肩当の質感やバスターソードの金属感、ティファの美しさ、肌や髪、布の質感などなど、どれもこれも超リアル。
光の当たり方によっては、キャラクターの顔が怖い感じになっちゃうことがちょこちょこありますが…これはアップデートで対処予定みたい。
プレイヤーに合わせて選択できる難易度とバトルシステム
お次はFF7リバースのバトルシステムについて。
本作も「ATB(アクティブ・タイム・バトル)」によるコマンドバトルとアクションを組み合わせたバトルシステムになっていて、テンポよく爽快感のあるバトルは健在。
FF7リバースは、”SYSTEM → OPTION” からバトルの難易度や設定を変更可能で、コマンドもアクションも自分ですべて操作する「ACTION」か、ガードや回避などのアクションはすべてCPUに任せて、自分はコマンドに集中できる「CLASSIC」か選べるほか、難易度も「EASY」「NORMAL」「ADVANCED」から選択できるので、アクションが苦手な人やサクサクバトルを進めて物語を楽しみたい人にも嬉しい。
バトルシミュレーションをクリアすると入手できる「召喚獣」による大技もド派手で大迫力です。
#Tips |
難易度「HARD」はクリア後に追加。推奨レベルが70超えでアイテム使用不可、休憩所でMP回復不可となっていて、クリア後速攻挑んだけど…レベル足りてなさ過ぎて速攻諦めた。 |
一部のアクションやミニゲームはゲームのテンポを損なうかも
FF7リバースでは、様々なミニゲームが登場しますが、「クイーンズブラッド」や「コンドルフォート」みたいな楽しいものから「これ必要?」ってものまで様々。
個人的に、ゲームのテンポを損なってあまり良い印象じゃなかったのは「チョコボのミニゲーム」と「ケットシーのパート(箱を投げるミニゲーム)」かなと。
FF7リバースでは、快適にフィールドを移動するために “チョコボの入手” はほぼ不可避なのですが、このチョコボを入手するためのミニゲームがなかなかに厄介で、ゲームが進むほど難易度が増していき、ある程度時間もかかるので、ゲームのテンポが悪くなります。
「チャプター11:見知らぬ故郷」ではケットシーを操作して、箱を投げ、様々なギミックを解除していくことになるのですが、これがものすごくテンポ悪くて。箱を拾う → 位置に付く → 箱を投げる → 入らない → 箱を拾いに行くの繰り返しでなかなかに辛め。(最後のボーナスゲームも0点だった)
FF7リバースはミニゲームが多いですが、ちょこちょこ説明が足りない気も…しないこともないかも。
クリア後のチャプターセレクトが秀逸
FF7リバースでは、クリア後に自由にチャプターを選択し、現在の装備やアイテム、状況を引き継いで遊び直せる「チャプターセレクト」が用意されているのですが、このチャプターセレクトがものすごく秀逸。
EXTRA OPTIONSとして設定が変更可能で、クラフト素材を自動入手したり、デートパートナーを固定できるので、好感度イベントもしっかり後から見直せるほか、取り残したアイテムや装備の回収も楽。
そのかわり、FF7リバースは2週目という概念がないので、2週目をしたい場合はチャプターセレクトでチャプター1から順番に追っていく感じになります。僕は現在チャプターセレクトで物語をもう一度順番に追っているところですが、サイドクエストも進行状況を引き継いで遊べるため、スルーしてて見逃したシーンが見れるのも嬉しい。
ゲーム概要
ゲームタイトル | ファイナルファンタジー Ⅶ リバース |
ジャンル | RPG |
プレイ人数 | 1人 |
対応ハード | PS5 |
開発 | スクウェアエニックス |
発売日 | 2024年2月29日 |
FF7リバースのレビューまとめ。最初から最後まで楽しめる名作だから遊ぼう
さてさて、FF7リバースについてダダっとおさらいしつつ、なるべくネタバレなしでレビューをお届けしてきましたが、最後にFF7リバースの僕のレビューと評価をまとめておきます。
FF7リバース レビュー&評価
エンディングまで:40時間
良いところ
- 超絶リアルな映像
- 素晴らしいバトルシステム
- 尊すぎる好感度イベント
- 自由な探索
- 秀逸なチャプターセレクト
- 原作をリスペクトしつつ新たな展開が予想される物語
悪いところ
- 一部のアクションやミニゲームがゲームのテンポを損なう
- 今のところ…物語はプレイヤーの解釈次第
- 対応プラットフォームがPS5だけ
評価
ストーリー | グラフィック | パフォーマンス | システム(UI) |
S | S+ | S | A |
探索 | ボリューム | やりこみ度 |
A | S | S |
総合評価 | ★★★★★ (5/5点) |
※レビューの評価基準についてはこちら。
FF7リバースの僕のレビューと評価をまとめるとこんな感じ。
基本的に、FF7リバースはオリジナルの”FF7″に沿った流れで物語は進んでいきますが、少し早めに登場したエリアがあったり、前作FF7リメイクと同様に”フィーラー”の影響で物語の展開自体が変わったり、原作をリスペクトしつつも新しい展開になることが予想される点もFF7リバースの魅力のひとつ。
FF7リバースでは”忘らるる都”までの物語が描かれていますが、物語を左右する重大なシーンについてはプレイヤーの解釈次第で変わりそうです。
原作を知っていると原作と同じシーンや異なるシーンに気づくことができますが、未プレイでも前作「FF7リメイク」をプレイしていればしっかり物語を追いつつ、理解できるし、最初から最後まで楽しめるPS5の名作だと思うので、これから遊んでみようかな?って人はFF7リメイク+FF7リバースをぜひ。
…エアリスとティファが尊い。