2027年に発売される「iPhone 20周年記念モデル」はガラス多用?めっちゃ高価になるかもしれない

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もうすぐ20周年という事実と驚き。

iPhoneは2027年で20周年を迎えますが、AppleはiPhoneを"20周年記念モデル"として「大幅に刷新」する計画を進めているようなので、現時点で判明している情報を簡単におさらいです。

まだもう少し先のお話ですし、iPhone 20周年記念モデルの詳細は明らかになっていないですが、9to5Macによれば1つ確かなことがあるらしくて。Appleは20周年記念iPhoneにより多くのガラス素材を活用したいと考えているみたい。

iPhoneの20周年記念モデルは、高価格帯で発売されるのは間違いなさそうですが...もし、本当にガラスを多用したモデルになった場合はいつもよりずっと高額になる可能性も指摘されています。

目次

ガラスを多用。iPhone 20周年記念モデルは高価になるかもしれない

iPhone 17 Proのレンダリングイメージ(9to5Mac)

AppleはiPhoneの発売から20周年を記念し、”ガラスを多用した特別モデル"を発売する計画があるようですが、9to5Macによれば、この特別なiPhoneは価格がものすごく高くなる可能性があるとのこと。

理由の一つが、米トランプ大統領が行っている中国への高関税。少なくとも現時点では中国に対する高額な関税は維持される可能性が高く、今のところはテクノロジー分野の大部分が関税の免除対象となっていますが、この状況が永遠に続くとは限らないですよね。

※2025年現在、中国からの輸入品には少なくとも145%の関税が課されており、最大で245%に達する可能性があります。

Appleは中国への関税政策に対応するため、インドにおけるiPhoneの製造能力を高めていますが、すべてのiPhoneの生産をすぐにインドへと移すことはできず、そのプロセスには時間もかかるため、現在Appleがインドで製造できるのは、「年間米国需要のおよそ3分の1」程度になる模様。

While Apple’s manufacturing in India has reached parity with China in terms of current iPhone quality, the 20-year anniversary models are extraordinarily complex. They’ll require new parts and production techniques, making it far from a certainty that Apple will be able to build those outside of China. At some point, yes, but certainly not by the year 2027. Keep in mind: Apple has never produced a major new product design outside China for the first go-around.

Appleのインドにおける製造は、現在のiPhoneの品質において中国と同等のレベルに到達していますが、20周年記念モデルは非常に複雑です。新しい部品と製造技術が必要になるため、Appleが中国国外で製造できるようになるかどうかは、不明瞭です。いつかは可能になるかもしれませんが、2027年までには到底無理でしょう。念頭に置いておきたいのは、Appleが主要な製品を中国国外で製造したことはないということです。

Bloomberg

補足情報として、AppleのCEOであるティム・クック氏は、過去に中国の製造業における専門性の高さを称賛してます。

同社は中国からの多角化を望んでいますが、中国での製造を一切行わずに最先端のiPhoneを発売することは、現状では困難であると考えられるため、20周年記念iPhoneの弊害になりそう。

Appleはガラスを多用した製品の特許を出願済み

Image:Patently Apple

今から4年前になりますが、Appleは米国特許商標庁(USPTO)にてiPhoneの筐体を前後左右、上下をガラス製にする技術の特許を取得済み。ガラス筐体の構造は一体型と組み立て式の2種類を想定しており、イメージとしては、現行のiPhoneのホーム画面が端末の側面および背面にまでどこにでも移動できる...と言った感じ。(個人的には側面や背面までディスプレイである必要はないと思ってるけど)

実現されるかどうかは別として、iPhoneの20周年記念モデルは関税の問題をクリアできなければ超高額。関税の問題をクリアできたとしても、通常モデルより高価なモデルになりそうです。筐体にガラスを多用しているため、耐久性、強度面の問題をどうクリアするのか?も気になるところ。

iPhone 20周年記念モデルの噂
  • ガラスを多用したデザインになる可能性が高い
    • 特許を考慮すると、全面ガラスになるのかも
  • 発売日はiPhoneの発売から20周年となる2027年
    • 折り畳みiPhoneは2026年後半の発売が有力視されている
  • 価格は通常モデルよりも高価になることは間違いない

現時点でiPhone 20周年記念モデルに関する情報はほぼないですが、画面埋め込みFace IDや画面内臓指紋認証はまだiPhoneで実現されていないので、このあたりにも期待ですね。

接続端子を廃止した”ポートレス化”も噂されていますが、microSDを介したデータ移動も結構頻繁に行う身として...これだけはガチでやめてほしい。切実に。

iPhoneは10周年記念モデル「iPhone X」で大きく変わった

iPhone XとXS Max 比較
当時撮影したiPhone XとXS Max

さて、iPhone 20周年記念モデルの噂がちょこちょこ出てきて、僕たちの期待感も高まってきていますが、発売を記念したモデル...ということで思い出すのが「iPhone X」。

iPhone XはiPhoneの10周年となる節目に登場したモデルで、iPhoneで初めてホームボタンを廃止してFace ID(顔認証)を採用。画面にはOLED(有機EL)を搭載したことで鮮明かつ美しい画面表示が可能になり、UIも大幅に刷新されました。

iPhone Xは現在まで続くiPhoneの基礎となったモデルですが、発売当時はほとんどのアプリがiPhone Xの画面に対応しておらず、InstagramやTwitterでは画面の上部に帯が入ったり、ゲームを起動すると画面比率が合わず、画面の両端に帯が入ったり...色々と戸惑った人も多いんじゃないかなと。

iPhone Xという前例もありますし、2027年にはiPhone20周年記念モデルが登場する可能性は高いと思われるので、iPhoneはどんな風に変わるのか、本当にガラス(ディスプレイ)を全面に搭載してやってくるのか、続報に期待!

Source:9to5Mac

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