PC向けコントローラーとして圧倒的なコスパと操作性を備える”Xbox Wireless Controller”。
通称”箱コン”とも呼ばれるこの人気コントローラーですが、今回はXbox Wireless ControllerのLB/RBボタンの効きが悪い時に試してみてほしい方法をシェアです。
壊れている場合は交換パーツを購入して自分で修理するしかないですが、例えば、中古で購入したものや、長年使っていて汚れているものは分解して掃除するだけでボタンの効きが改善される可能性もあります。
必要なものは「トルクスドライバー(T8)」「無水エタノール」「綿棒」の3つ。ホコリを吹き飛ばすブロワーやマイナスドライバーもしくはピックのようなものもあるとグリップカバーが外しやすくなります。
箱コンを分解して修理するとなると少々難しい場合もありますが…LB/RBボタンを掃除するだけならめっちゃ簡単ですし、任天堂スイッチのコントローラーを分解するよりも簡単で速く終わるので、最近Xbox Wirelss ControllerのLB/RBボタンの調子が悪いってブラザーはお試しあれ。
もし、使っている箱コンが古いモデルものなら…これを機にモデルチェンジした最新モデルに買い替えるのも一つの手かもしれません。
※コントローラーを分解すると保証対象外となります。分解を伴う作業となるため、行う場合は自己責任でどうぞ。また、交換パーツを購入する際は自分が使っているXboxワイヤレスコントローラーと互換性があるかの確認をお忘れなく。
掃除しても症状が改善されなかった場合は以下の記事もあわせてどうぞ。修理方法やはんだ付けについて解説しています。
▶XboxワイヤレスコントローラーのLB/RBボタンを自分で修理する方法(スイッチをはんだ付けして交換)
Xbox Wireless ControllerのLB/RBボタン効かない時は分解して掃除
それでは早速本題。Xbox Wireless Controllerを分解して掃除していきましょう。
まずはじめるべきことは…
- バッテリーカバーを外し電池を取り出す
- グリップ部分のカバーパーツを外す(マイナスドライバーやピックがあると便利)。
この2つ。
グリップカバーは爪で引っかかっているだけですが、少々固めに固定されているので…ツメを割ってしまわないよう注意しつつグイっといってやりましょう。
グリップカバーを外すのが一番苦労するかも。
ここからはXbox Wireless Controllerの分解掃除のための手順について、いくつかのステップにわけてご紹介していきます。ぜひ参考にどうぞ。
①箱コンの外装を外す(ネジ5か所)
Xbox ワイヤレスコントローラーのネジの位置は上画像の5か所。真ん中のネジはシールの下に隠れているので、シールを外すか、カッターなどで切り取ってネジの位置を確認しておきましょう。
5か所のネジを外せたら、箱コンの内部にアクセスできるようになります。
②表面と裏面のカバーを外す
Xboxワイヤレスコントローラーはネジさえ外せばカバーは簡単に取れるようになっています。表面のカバーはこんな感じ。
Xbox ワイヤレスコントローラーの裏面カバーはこんな感じ。
いずれも手垢やホコリで結構汚れていていると思うので、無水エタノールをしみこませた綿棒などで簡単に掃除しておきましょう。
③LB/RBボタンを外す
お次はLB/RBボタンのトリガーを取り外します。LB/RBトリガーは左右で1つのパーツになっているので、赤丸の位置で固定されている突起を外します。
LB/RBボタンはカバーで固定されていますが、このカバーはカチャっと上方向に持ち上げるイメージで持ち上げると簡単に外れます。
XboxワイヤレスコントローラーのLB/RBボタンはこんな感じになっていまして。左右で1つのパーツというのが特徴的。
トリガーが物理的に損傷している場合はこちらのパーツを交換することで修理が可能です。
④LB/RBボタンのスイッチ周辺を掃除する
Xbox WirelessコントローラーのLB/RBボタンが効かない場合、上画像のパーツが故障しているか、汚れているかが原因となっています。
※このパーツが壊れていた場合は交換するのに”はんだづけ”が必要となり修理難易度UP。新しいコントローラーを購入するのがおすすめです。
パーツ周辺のホコリをブロワーで飛ばしたり、無水エタノールで掃除してみましょう。もし、スイッチ周辺にホコリが挟まっていたり、汚れていて効きが悪くなっていた場合はたったこれだけで改善されるはずです。
⑤Xbox Wirelessコントローラーを元通りに戻す
ここからは逆の手順でXboxワイヤレスコントローラーを元通りに戻していきます。まずはLB/RBボタンのバンパーを戻して…
トリガーの固定カバーを取り付ける。
ボタンやパーツがずれていないか確認して…
表面と裏面のカバーを取り付け、ネジを締めたら元通りです。お疲れ様でした。Xbox Wirelessコントローラーの分解自体はものすごく簡単ですし、調子が悪い時は一度分解して掃除してみるといいかもしれません。
汚れているならこれで解決です。
まとめ!掃除しても改善されない場合は交換パーツが必要かも
さて、今回はXboxワイヤレスコントローラーが汚れていたり、パーツ類にゴミが挟まって干渉していた場合の解決策となる方法についてでしたが、もし、分解して掃除しても改善されなかった場合は…残念ながら修理が必要です。
トリガーが物理的に損傷しているだけなら簡単に交換できますが、もし、LB/RBボタンのスイッチが故障していた場合は”はんだ付け”が必要となり、修理難易度も上がるので、その場合は新しいコントローラーの購入を検討してみるのもいいかもしれませんね。
Xbox Wireless Controllerは比較的修理も簡単ですし、交換パーツも手に入りやすい。何かしら問題が起きた時は一度分解してみるといいかもです。
あ、コントローラーの補償が残っている場合分解したことによって保証対象外となるので…あくまでも保証が切れたコントローラーでお試しあれ。使いやすくて内部のアクセスも簡単なXboxの箱コンってやっぱり素敵なコントローラー。
症状が改善されなかった場合は以下の記事もあわせてどうぞ。修理方法やはんだ付けについて解説しています。