もはや言うことは何もないくらい神ゲー。
3日間の売上本数が1,000万本を突破し、”最も早く売れた任天堂ゲーム”としてギネス世界記録を達成したゼルダの伝説シリーズ最新作「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」ですが、誇張無しでずっと遊べるゲームになっていて、遊び方も進め方も祠のクリア方法も千差万別。
もう面白過ぎて、出来ること多すぎて、飽きるまで遊べて…間違いなく2023年の最推しゲームかなぁと。ゲームを初めてすぐから撮り貯めていたスクショとともにゼルダの伝説TotK(ティアキン)のレビューをお届けしていこうかと思うので参考にどうぞ。
ちなみに、記事公開時点のティアキンの中古相場は6,600円ほど。新品パッケージ版の価格と数百円ほどしか変わらないため、今購入するなら新品での購入がおすすめです。
ティアキンをレビュー。遊び盛りだくさんでグラフィックも上々。シンプルに神ゲー
キャッチコピーは「翔ける、創る、紡ぐ。果てなき冒険は大空へ広がる」
ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダムのレビューの前に、まずは簡単なおさらいを少し。
ティアキンの物語の舞台は、前作ブレスオブザワイルドで”災厄ガノン”を討伐した後のハイラル。ハイラル城の地下で瘴気が発生し、リンクとゼルダは調査に向かうのですが、地下でヤバそうなミイラが目を覚まします。
ミイラが放った瘴気によりリンクは負傷し、ハイラル城は空へと舞い上がり、各地で地底へと続く大穴が出現。ゼルダは行方不明になり、リンクは謎の手に導かれて空島で目覚めます。
ティアキンでも前作で馴染みある街や里が登場。
時を同じくしてリトの村やゾーラの里、ゴロンシティやゲルドの街でも異常事態が起こるのですが、前作ブレスオブザワイルドを遊んでいなくてもすんなり物語へと入り込めるよう工夫されていて、初めてゼルダの伝説シリーズを遊ぶ人でも世界に没入しやすいかなぁと。
リンクが住んでいた家など、前作BotWを遊んでいると”ふふっ”となる要素もあります。(前作の登場人物もたくさん登場する)
ラッシュなどの基本システムは前作から続投。
ここからはグラフィックやパフォーマンス、ゲームシステムなどなど、ティアキンが”神ゲー”な理由についてレビューしていこうかと思うので参考にどうぞ。
ティアキンのグラフィック&画質は綺麗
まずはゼルダの伝説TotK(ティアキン)のグラフィックから。あくまで”任天堂スイッチ向けゲームの中では”ですが、ティアキンのグラフィックはめっちゃ優秀です。
IGNが公開してくれている比較動画が分かりやすいのですが、オブジェクトやモデルに大きな変化はないものの、ティアキンはシェーダーがかなり進化しています。
※シェーダーとは、3Dオブジェクトの表面の描画や光の効果を制御するために使用するグラフィックスプログラムのこと。リアルな視覚効果を実現するためにめっちゃ重要な要素。
水の描写もめっちゃ優秀。しっかりリアル。
特に光源処理の進化がすごくて、遠景や空、影の描写など、任天堂スイッチの底力が…すごい。もう任天堂スイッチの限界引き出し過ぎてんじゃない?ってくらい綺麗な画質で楽しめます。
これは僕の印象ですが、ティアキンは前作BotWよりも光が全体的に暖かく、柔らかくなった印象で、暗い所は暗く、明るい所は明るく、陰影もはっきりしました。
さすがに近づくと低い解像度が目立ち、シャギー感が出ますが…任天堂スイッチ向けゲームの中でもトップクラスに綺麗なグラフィックなのは間違いなし。
プレイ中にかくつきを感じることもなく、ティアキンはパフォーマンスも優秀です。
空から大地、地底まで広がる圧倒的ボリューム
前作ブレスオブザワイルドでも徒歩で移動するには十分途方もなく感じるほど広大だったのですが、ゼルダの伝説TotK(ティアキン)の舞台はハイラルの大地だけでなく、空、地底へと広がります。
地上だけでなく、空や地底にもワープゾーンがあり、空島は地上ほど広くはないですが、地底は地上と同じくらいワープゾーンがあるので…ほんとワープゾーンを解放していくだけでもまぁまぁ時間かかるくらい広大。
幸い、ゼルダの伝説TotK(ティアキン)は前作よりも遥かに移動手段が豊富で楽ちんなので、移動でストレスを感じる可能性があるのは最序盤くらい。
あらゆる場所にロケーションが用意されていて探索するのも楽しいです。
アイデア次第でなんでも出来るゾナウギア
ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダムの最大のトピックが「ゾナウギア」。
リンクが今作で扱えるようになった古代技術なのですが、扇風機や操縦桿、タイヤ、台車といった感じで様々なゾナウギアが登場しており、組み合わせることで様々な乗り物や対敵用の兵器、ギミックを作ることができます。
船や車はもちろん…
バイクも余裕で作れるので移動に困ることは”ほぼ”なし。
空の移動もホバーバイクや気球など、想像力次第で色々作れるほか…
敵を倒すためのビーム兵器まで作れるので、ティアキンはガチで自由度がえらいことになってます。(作ったゾナウギアは”ブループリント”として設計図を保存し、いつでも呼び出せるのも嬉しい)
ゾナウギアが便利過ぎて、ゲームが進むにつれ馬に乗る機会が減っていくのは惜しいところ。
武器や盾に素材を付けて強化できる「スクラビルド」
ティアキンでリンクが新たに得た能力の1つ「スクラビルド」も本作の自由度をさらに高めている要素のひとつで、武器にモンスターの素材をスクラビルドして単純に攻撃力を上げたり、武器や盾に炎属性や氷属性を持つ素材、ゾナウギアをスクラビルドして新たな特性を持たせたり…
盾にバクダン花やタイマーバクダンをスクラビルドすれば、サクッと大ジャンプして祠(ダンジョン)を強引に攻略することもできます。
ほんとなんでもできる…ティアキン。
安定のパフォーマンス(稀に落ち込む時もある)
ゼルダの伝説 TotK(ティアキン)は、雨が降っても、雷が落ちても、吹雪が舞っていても、大抵のシチュエーションでパフォーマンスが落ちることはありません。
これもほんと優秀。僕がプレイしている限りではゲームが落ちてしまうことも一度もありませんでした。
ティアキンでは、賢者(NPCの仲間)を最大5人まで連れ出して冒険に同行させることができるのですが、4人、5人と増やすにつれてパフォーマンスが落ちるのは惜しいところ。
雨が降っている時に5人の賢者を出して戦闘とかすると、フレームレートもガクッと落ちます。快適にプレイするなら同行させる仲間は2-3人くらいがベストかも。
ティアキンはストーリーも最高
どこをどう話してもネタバレになるので、全く語れないのが惜しくてたまらないのですが…ティアキンのストーリー、物語はガチで最高。
物語の進行自体は「神殿を攻略 → ボスを倒す → 次の場所を目指す→ 神殿を攻略→ 繰り返し」といった感じで、前作ブレスオブザワイルドから変わっていないのですが、序盤~後半にかけて退屈になったり、メインチャレンジを進めるのが億劫になってしまうようなことも無いので、しっかり物語に没入しながら楽しむことが出来るんじゃないかなぁと。
ちなみに、ゼルダの伝説TotK(ティアキン)では、神殿を攻略しているかどうかでガノンドロフを倒した後エンディングになるか、真エンディングになるかが変わります。
真エンディングはリトの村、ゾーラの里、ゴロンシティ、ゲルドの街に関連するクエストをクリアした後、マスターソードを入手してガノンドロフを倒すと見ることができるので、速攻ガノンドロフに挑むこともできますが…なるべくメインチャレンジをすべて達成してからラスボスに挑むのがおすすめです。
真エンディングが感動するレベルで素敵過ぎた。
祠は…稀に鬼難しいのがあって絶望することもあるかも。祠の全クリアとかを目的にしない限り、クリア必須じゃないのが幸いです。
グリッチとバグはイタチごっこ状態
ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダムは、海外国内問わず様々なグリッチやバグが発見されて話題になっていますが、グリッチやバグは今のところイタチごっこ。
新しいグリッチやバグが発見されて…話題になって、アップデートで修正されるみたいな。
グリッチやバグをどう使うかはプレイヤー次第ですが、せっかくゲームの中のハイラルという場所で自由に遊ぶことができるので、なるべく没入感を高めてゲームを遊ぶためには”ほどほどに”しておいたほうがいいかなぁと。えぐいアイテム増殖バグなんかはすでに修正されてます。
レビューまとめ!ゼルダの伝説TotK(ティアキン)はゲーム慣れしてる人ほどどっぷりハマる神ゲー
ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム(TotK/ティアキン)についてダダっとレビューしてきましたが、最後に僕のレビューと評価をまとめておきます。
ティアキンは”遊び”が詰め込まれたびっくり箱みたいなゲームで、毎日プレイヤーによる独創的なゾナウギアや祠のクリア方法、遊びがSNSに投稿されていることからも分かる通り、その自由度はティアキンならでは。
前作から引き続き、クエストマーカーがちょっと分かりにくいのが惜しいところですが、シンプルに神ゲーだなぁと。2023年の激推しゲームです。
ゼルダの伝説TotK(ティアキン) レビュー&評価
エンディングまでのプレイ時間:あなた次第
良いところ
- 圧倒的自由度
- 任天堂スイッチなのに美しいグラフィック
- 安定のパフォーマンス
- 正当な攻略だけに囚われない遊び方
- 作りこまれた世界観と壮大なストーリー
- ゾナウギアが最高
悪いところ
- ゲームの進行自体は前作BotWとほぼ同じ
- 賢者(仲間)を出し過ぎるとパフォーマンスが下がる
- 祠は攻略情報が必要になることも
- クエストマーカーがちょっと不親切
評価
ストーリー | グラフィック | パフォーマンス | システム(UI) |
S | S | A | A |
自由度 | ボリューム | やりこみ度 |
S+ | S | S |
総合評価 | ★★★★★ (5/5) |
※レビューの評価基準についてはこちら。
ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダムの僕のレビューと評価をまとめるとこんな感じ。
地上に空、地底までマップはめっちゃ広いし、ゾナウギアも楽しいし、スクラビルドも便利だし、さらにハウジング要素まであって…僕は間違いなく前作ブレスオブザワイルドよりも熱中してます。(ブレワイもめっちゃ遊んだけど…それよりさらにハマってる)
僕がティアキンをクリアするまでにかかったプレイ時間は”40時間”ほど。始まりの台地に降りてすぐラスボスの「ガノンドロフ」を倒しに行ってもいいし、ガノンドロフやボス全無視でティアキンの世界を冒険しても良いし…ゾナウギアで至高のマシンを作り出しても良いし、どうやって遊ぶかはあなた次第です。
ちなみに、記事公開時点のティアキンの中古相場は6,600円ほど。新品パッケージ版の価格と数百円ほどしか変わらないため、今から購入するなら新品での購入がおすすめです。
ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダムはガチで面白いので気になるブラザーはこの機会にぜひ。ハイラルでは思っている3倍くらいの速度で時間が溶けてゆくので…熱中しすぎにはご注意を。