今回は、楽天モバイルの新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」が気になるけど、スマホどうしよう……と悩んでるブラザーにおすすめしたいスマホ「Galaxy(ギャラクシー) A7」について。
34,650円(税込み)という買いやすい価格ながら、必要十分な性能を備えていますし、デザインも高級感があってGood。なにより、カメラ性能がもう素晴らしいんですよね。価格を考えれば、これ以上ないくらいに優秀なのです。
今のミドルレンジスマホ帯は、Appleさんから発売された “新型iPhone SE” の話題で持ち切りですが……Rakuten UN-LIMITを全力で活用するなら、Galaxy A7がベター。
楽天モバイルのデータ使い放題&通話無料をがっつり使うための良い選択肢になると思うので、僕に最後の一押しさせてください。
コスパ良き!Galaxy A7をレビュー
それじゃ、早速Galaxy A7のレビューといきたいところなんですけど、まずはデザインから見ていきましょう。
ボディにはガラス素材が採用されており、ガラスの上質な質感と漂う高級感は、価格から想像できないクオリティなんですよね。今回は “ブラック” を選びましたが、良い感じの高級感。2万円で買えちゃうスマホとは思えない手触りも良きです。
サイドから見てみるとこんな感じ。7.5mmという薄さも相まって、かなりスタイリッシュでシャープな印象じゃないですか?
(ボディのガラスは光沢が強めでして。かっこいいけど撮影には苦労しました)
音量ボタンは右側上部、電源ボタンには、精度に優れる “指紋認証” が搭載されていまして。指紋を登録した指を置くだけで解除できるので、マスク必須な昨今ではストレスフリー。僕はiPhone 11 Proがメイン機なんですけど、外出時は確実にGalaxy A7の使用頻度が高くなってます。
左側面には、SIMカード/SDカード用トレイがぽつりと搭載。
Galaxy A7は、オールドスクールになりつつある “3.5mm イヤフォンジャック” を搭載しているというのもお気に入りポイントなんですけど、充電端子は、今や古くさい印象さえ受けてしまうMicro-USBというのがネック。
せっかくUSB-Cで統一していた僕の環境では余計なケーブルがまた1つ増えることになりまして……これがなかなかのデメリットなのです。
ちなみに、ボディ底部にはスピーカーを1つ搭載しており、パワー不足感は否めないですが、良くもなく、悪くもない音質。ドルビーアトモスに対応するため、イヤフォンやヘッドフォン時は、臨場感のあるサウンドを楽しめますよ。
付属品
Galaxy A7の付属品は、
- ACアダプタ
- MicroUSBケーブル
- クイックスタートガイド
- SIM取り出しツール
- OTG対応USB変換アダプタ
- USBなどの外部ストレージを差すことで、PCが無くてもGalaxy A7でファイル管理できる優れモノ。
上記5点。Galaxy A7本体を含めると6点ですね。残念なことに、Galaxy A7に有線イヤフォンは付属していないので、このあたりは注意が必要です。
Galaxy A7のスペック
ガラスの1枚板のようで僕の心にグッと来たGalaxy A7のデザインをチェックしたところで、お次はGalaxy A7の性能や機能、スペックについておさらいしておきましょう。
OS | Android 9.0 |
サイズ | 約159.8 x 約76.8 x 約7.5 (mm) 約168g |
ディスプレイ | 約6.0インチ AMOLED(有機EL) 2,220 × 1,080 ドット FHD+ |
CPU | Samsung® Exynos™ 7885 オクタコア 2.2GHz + 1.6GHz |
バッテリー | 約3,400mAh |
容量 | メモリ:4GB ストレージ:64GB microSDXC対応(最大512GB) |
カメラ | 約2,400万画素 (広角) 約500万画素 (ボケ) 約800万画素 (超広角) |
フロントカメラ | 約2,400万画素 |
カラー | ブルー/ゴールド/ブラック |
その他 | Nano SIM おサイフケータイ非対応 ワイヤレス充電/急速充電非対応 防水/防塵非対応 ゴリラガラス 3 充電端子:Micro USB 指紋認証/顔認証対応 |
少々長めになってしまいましたが、Galaxy A7のスペックや性能、機能について覚えておきたいのはこんなところ。
価格を考慮すれば、スペックは総じて優秀なんですけど、ワイヤレス充電/急速充電に対応していなかったり、おサイフケータイ非対応だったり、防水/防塵じゃなかったりと、日常での使用を便利にする機能は、高い基本性能とのトレードオフで無くなっているというのはちょっと残念。
Samusungのスマートウォッチ “Galaxy Watch” は使用可能ですが、Gear VR、DeXに非対応というのも、地味に悲しいポイントです。
ゲーム性能は微妙
Galaxy A7は、優れた性能を備えていますが、高グラフィック設定で重めな3Dゲーム(PUBGモバイルや黒い砂漠モバイルなど)を快適に遊ぶのは難しいかもしれません。
もちろん、グラフィック設定を少し落とせば問題なく遊べるんですけど、もし、高グラフィックで快適にゲームを遊びたい! という人はスペック不足を感じるはずです。
例えば、 “黒い砂漠 モバイル” 。人が集まる場所などではどうしてもカクついてしまう場面があったので、バランス設定でなんとか遊べるといった感じなんですよね。PUBG Mobileだと動作的にちょい厳しめ。
僕は元々Galaxy A7でゲームを遊ぼうとは考えていないのですが、もし、ゲームをよくするという人は……もう少し予算を足して別の機種を購入しましょう。
重い3Dゲームだと厳しい部分も出てきますが、InstagramやTwitterなど、SNSアプリであれば、Galaxy A7でもグイグイ使える、と思ってもらえれば!
ジェスチャー機能が使いやすい
Galaxy A7に搭載されているOSは “Android 9.0” なんですけど、ナビゲーションタイプをジェスチャー操作に変更することができます。
設定方法は、「設定>ディスプレイ>ナビゲーションバー」から。
画面左右からのスワイプで “戻る” 操作は出来ないので、Android 10ほどの便利さは無いですが、僕は、デフォルトのボタン操作よりも快適に使えました。
Android 10での操作に慣れてしまっている僕としては、Android 10に対応してくれれば最高なんですけど……。もし、Android 10に対応したらもう言うことなし! です。
(2月には、Android 10版のGalaxy A7がMFI認証を通過しているとの情報もあったので、対応する可能性は “0” じゃないかも?)
Galaxy Buds+で音楽面も素敵
Galaxy A7を検討しているなら、Galaxyファミリーの完全ワイヤレスイヤフォン「Galaxy Buds+」も猛烈におすすめです。
高音が特徴的な音質なんですけど、音の分離感に優れ、中音域の抜け感、豊かな低音と申し分なしな音質でして。価格も16,000円前後とコスパも良い感じなので、気になる人は以下のレビュー記事もあわせてどうぞ。
(Amazonでは1万円と少しで購入できることもあります)
▶優れた音質とコスパ「Galaxy Buds+」をレビュー!Galaxyスマホのお供にどうぞ – iyusuke
カメラ性能は優秀
僕がGalaxy A7で最もお気に入りなのは、価格からは想像できないほどに優秀なカメラを搭載しており、これがまたほんと良い感じの写真が撮影できるんです。
- 【メインカメラ】
- 約2,400万画素 (広角)
- 約500万画素 (ボケ)
- 約800万画素 (超広角)
- 【フロントカメラ】
- 約2,400万画素
3つのレンズを搭載するカメラは広角+超広角+ボケのトリプルレンズとなっているので、様々なシーンで綺麗な写真を撮影できるほか、メインカメラと同等の画素数を誇るインカメラを搭載するというのもGalaxy A7の特徴ですね。
メインカメラでは、「パノラマ」「プロ(ISO感度やホワイトバランスを手動で変更できる)」「ライブフォーカス(ボケ効果)」「スローモーション」「ハイパーラプス」などの様々なモードを使用することができ、いずれも使い方やUIが分かりやすいというのもGoodポイント。
Galaxy A7には、自動で被写体を識別し、19種類の異なるシーンに合わせて撮影モードを最適化する機能が搭載されているため、このとおり、普通に見れちゃう綺麗な写真を撮影することができるんです。
※自動でモードを選択する機能は便利ですが、シーンの判別までにワンテンポクッションをはさむ感じ。
Galaxy A7で撮影した写真は若干暗めな印象ですが、実際の目で見るよりも鮮やかになり、コントラストが強く再現されるかなと。このあたりは好みが分かれそうですが……僕的には結構好きな仕上がり。
Galaxy A7は “最大4倍のズーム” に対応するのですが、こちらは少々ノイズや粗が目立つ印象です。色合いの正確性にも欠けますし、ズームに関してはぼちぼちと言った感じ。
ただ、ズームってそこまで頻繁に使うわけでは無いですし、全然許容範囲でした。
広角と超広角の画角の違い
Galaxy A7は、ワンタップで “広角(通常時)” と “超広角” を切り替えられるんですけど、画角がどれだけ変わるかもささっとご紹介しておきますね。
こちらが通常時(広角)。
ぐぐーんと広がり、こちらが超広角。内カメでは、ズームや広角/超広角を切り替えることができないですが、メインカメラでは良い感じで画角を変えることができます。
せっかくなので、Galaxy A7の超広角カメラで撮影した夕焼けの写真も。めちゃ良い感じじゃないですか? これ、34,650円(現在は18,700円)で買えちゃうスマホで撮影した写真なんです。Goodです。
ライブフォーカス(ボケ効果)も優秀
フロントカメラ/メインカメラともに、ライブフォーカスで写真を撮影すれば、”ボケ効果” を追加して趣のある写真を撮影できるんですけど、これがまた意外に優秀でして。
これはボケ効果MAXで撮影した写真なんですけど、ボケ効果は7段階で調整することができるほか、写真を撮影した後も “ギャラリー” から変更可能です。
美肌モードなんかの面白い機能も
写真関連の機能でもうひとつ。
Galaxy A7には「美肌モード」なる機能がありまして。写真にかけるフィルターを変更できるほか、肌のトーンや血色、小顔、目の大きさまで変更して盛った写真も簡単に撮影できちゃうのです。髭の剃り残しが目立つ汚い顔も、ビューティーモードでモリモリ。
有料/無料含め、フィルターは様々なものがGalaxy Storeにて追加できますし、Galaxy A7は、こういうちょっと凝った機能が搭載されているのも面白いですよね。
Galaxy A7の性能不足を感じるシチュエーションもちらほら
Galaxy A7は、2020年現在、2万円以下という破格で買えちゃうかなーりおすすめなAndroidスマホなのは間違いないのですが、時々、カクつくというか、動作が安定しないことがあります。
例えば、SNS(TwitterやInstagram)でフィードを更新した時やGoogleフォトで写真/動画を眺めてる時なんかがそうなんですけど、ふとした瞬間に性能不足を感じるんですよね。
頻繁に起きるわけではないですし、少なくとも、Galaxy A7が価格以上の性能を秘めていることは確かなんですけど、もし、ずーっと快適に使いたいというのであれば、もう1-2ランク上の性能を持つスマホを選ぶといいかもしれません。
逆に、もし2万円以内で買えるスマホを探してるのなら……Galaxy A7は最高にベターな選択肢になるかもですよ。
docomo/au/softbankの対応状況は?
現在、18,700円という破格で販売されているAndroidスマホ「Galaxy A7」ですが、この機会に楽天モバイル以外の携帯回線でも使いたい! っていう人も多いのでは? Galaxy A7の対応回線についてもおさらいしておきましょう。
VoLTEに対応しているのは、Rakuten/docomo/auとなっており、Softbankは未対応。対応バンドの詳細については以下の通りです。
Galaxy A7の対応バンド
FDD-LTE | Band 1 (2.1GHz)、Band 3 (1.8GHz)、Band 5 (850MHz)、Band 18 (800MHz)、Band 19 (800MHz)、Band 26 (800MHz) |
TD-LTE | 非対応 ※公式HPではBand42対応と記載されていたのですが、削除されています。Galaxy A7はBand42に非対応です。 |
WCDMA | Band 1(2.1GHz)、Band 5 (850MHz)、Band 6 (800MHz)、Band 19 (800MHz) |
GSM | 850MHz、900MHz、1.8GHz、1.9GHz |
Galaxy A7の対応バンドについては上記の通り。もう少し詳しく見てみると、国内の大手キャリアdocomo/au/softbankの “4G LTE回線” は利用可能ですが、いずれもプラチナバンドに完全対応しておらず、地域や場所によっては、LTE接続が安定しないことがあります。
※プラチナバンドとは、800MHz前後の周波数帯域に対応するバンドのこと。中でも、バンド 19は山や地下、郊外を担当する帯域です。バンド41,42は高速通信対応の周波数帯域のこと。
UQモバイル(au回線)やワイモバイル(softbank回線)なども同様の傾向にありますが、Galaxy A7を確実に快適に利用したいなら楽天モバイルでの利用がベスト。
楽天モバイルは1年間無料で利用できるキャンペーンが開催されていますし、この機会に考えてみてもいいかもですね。
Galaxy A7のレビューまとめ!
最後に、Galaxy A7を使って感じたメリットやデメリット、思ったことについてささっとまとめておこうと思うので、ぜひ参考に。
メリット
- SUPER AMOLED(有機EL)なので、画面表示が色鮮やかで美しい
- 価格以上にカメラ機能が優秀
- ガラスの1枚板みたいで高級感のあるデザイン
- 必要十分な性能と優れたコスパ!
- 厚さ7.5mmなので、大きな画面ながら持ちやすい
- バッテリーの持ちが良い(3,400mAh)
デメリット
- 充電端子がMicro-USB
- 防水防塵じゃない
- 急速充電とワイヤレス充電に対応してない
- Samusung製アプリや楽天アプリをプリインストールしすぎ
- ふいに性能不足を感じることがある
レビューの評価まとめ
デザイン | ★★★★★ |
性能 | ★★★☆☆ |
カメラ | ★★★★★ |
機能 | ★★★☆☆ |
価格(コスパ) | ★★★★★ |
まず、Galaxy A7が明らかに優れているのは “カメラ”。さすがに、iPhone 11 ProやGalaxy S20なんかの最新スマホと比較すると劣ってしまいますが、同価格帯のスマホで見れば優れたカメラを搭載しているというのは間違いありません。
機能の評価が芳しくないのは、やっぱり急速充電や防水・防塵の非対応、充電端子が “MicroUSB” というのが足を引っ張っているかなと。(カメラ関連の機能は豊富です)
いずれにしましても、Galaxy A7は、性能と価格のバランスが良い感じだと思うので、おすすめな機種なのは間違いなし!
楽天モバイルでスマホを契約するなら、Galaxy A7はいかが?
さてさて、いかがでしたでしょうか。Samsungのミッドレンジスマホ 「Galaxy A7」は、カメラ性能に優れる高コスパスマホだということが伝わったかなぁと。
カメラ性能もそうですが、なにより、楽天モバイルから販売されているスマホですし、確実に楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」に対応しているというのも大きいですよね。
もし、今から楽天モバイルの契約を考えているなら、SIMカードとセットで購入することで14,500ポイントがプレゼントされるキャンペーンが開催されてますし、ものすごーくお得ですよ。
2万円以内で買えて、カメラ性能がよくて、ぼちぼち使えるスマホを探してるというのであれば、Galaxy A7は間違いなくおすすめです。