人気音楽ストリーミングに対応したオールインワン。
Emodest Technology Limitedより、複数の音楽ストリーミングサービスに対応した音楽変換ソフト「MuConvert All-In-One音楽変換」を試用する機会を頂いたのレビューをお届けです。
Apple MusicやSpotify、Amazon MusicやYoutube Musicなど、主要な音楽ストリーミングサービスすべてに対応するため、このソフト1つで完結できるほか、すべての音楽サービスを活用していない人でも利用したい音楽サービスだけを選択して購入することが可能なので、上手に活用すれば節約できるかなと。
基本的な使い方は個別に存在している同名ソフト「MuConvert」シリーズと同じですが、使い方や機能についてもご紹介していこうかと思うので、ぜひ参考にしてもらえれば。
#MuConvert All-In-One 音楽変換を見る - 公式HP
MuConvert All-In-One音楽変換をレビュー。複数の音楽ストリーミングに対応していて抜群に使いやすい
「MuConvert All-In-One音楽変換」は、これまでストリーミングサービスごとに個別で用意されていたソフトがひとつになったオールインワン音楽変換ソフト。
ロスレスはもちろん、MP3やWAV、FLACなど、様々な音声フォーマットに対応しており、ストリーミングサービスを利用するときと同様の手順だけで使えるシンプルな操作性が特徴の音楽変換ソフトです。
- 音楽ストリーミングサービスで配信されている楽曲を変換してダウンロード
- DRM保護を解除して古いiPodなどに保存できる
- 様々な音声フォーマットに対応
- 35倍速の高速変換
- 最大320Kbpsのロスレス対応
- タイトルやアルバム名などのメタデータも保存可能
- ウェブプレイヤーを搭載するため、MuConvertにログイン情報は保存されない
- 対応するストリーミングサービスを個別に購入することもできる
MuConvert All-In-One音楽変換の機能については上記の通り。ここからは、もう少し補足を挟みつつ、使い方や設定について解説していこうかと思うので、参考にどうぞ。
MuConvert All-In-One音楽変換の使い方
MuConvert All-In-One音楽変換の使い方は簡単で、起動時に利用したい音楽ストリーミングサービスを選択後、音楽ストリーミングサービスに加入しているアカウントでログイン。
MuConvert All-in-Oneはインナーウェブプレイヤーを使用しているため、AppleMusic等のストリーミングサービスでの操作はストリーミングサービス内で行われています。このログインはAppleMusicを起動してログインしているのと変わらないため、ログイン情報はMuConvert All-in-Oneに保存されず、アカウント情報の安全は保たれるのでご安心を。
今回はApple Musicを利用していますが、MuConvert All-in-One音楽変換はApple Musicのほか、Spotify、Amazon Music、Deezer、Pandora、YouTube Musicに対応しています。
ログインすると、MuConvert All-In-One音楽変換のウェブプレイヤー内で音楽ストリーミングサービスの画面(今回はApple Music)が表示されるので、変換して保存したい楽曲またはアルバムのページを開きます。
そしたら、1曲ごとに保存したい楽曲を選ぶか、「赤くて丸い+アイコン」をタップして「すべて変換」をクリックしましょう。
そしたら、変換リストに追加された楽曲の変換が始まるので、終わるのを待つだけ。
MuConvert All-In-One音楽変換は使い方もシンプルかつ分かりやすく、簡単なので、自分が使っているストリーミングサービスにログインするだけで使えるのも大きなメリットです。
古いiPod ClassicにApple Musicで配信されている楽曲を保存する方法については以下の記事もぜひ参考に。
MuConvert All-in-One音楽変換の設定について
MuConvert All-In-One音楽変換の設定では、変換した楽曲の保存場所のほか、出力形式とサンプルレート、ビットレートも変更することができます。
MuConvert All-In-Oneの設定 | |
---|---|
出力形式 | MP3 AAC WAV FLAC AIFF ALAC |
サンプルレート | 22050Hz 44100Hz 48000Hz |
ビットレート | 128Kbps 256Kbps 320Kbps |
MuConvert All-In-One音楽変換で設定できる項目は上記の通り。
WAVやAIFFはCDとほぼ同じ音質ですが、ファイルサイズは大きくなり、WAVはアルバムアートワークを保存できない...というデメリットもあるため、普通に音楽を楽しむぶんにはMP3が最もバランスがよく、扱いやすいのでおすすめかなと。MP3ならサンプルレートは48000Hz、ビットレートは320KbpsでOKです。
各音声ファイルの違いについては、音声ファイル形式の種類と特徴について(SONY公式HP)が分かりやすいので、こちらもあわせてチェックしておくといいかも。
カーナビなどで楽曲を再生したい場合、古いモデルだとサンプルレートやビットレートを高くすると再生できないことがあるため、低めに設定しておくのがベター。MuConvert All-In-Oneはユーザーの用途に合わせて柔軟に設定できるのもメリットです。
MuConvert All-In-One音楽変換のよくある質問
ここからは、MuConvert All-In-One音楽変換のよくある質問について。DRMの詳細やライセンスキーの紛失時の対応、解約方法について記載しているので、ぜひ参考にしてもらえれば。
DRMは解除して大丈夫?個人利用の範囲でならOK
DRMを解除するのは法律的に大丈夫?違法じゃないの?と気になってる方もいるかもなので、簡単におさらい。
大前提として、DRMには「コピー制御」と「アクセス制御」の2つの役割があり、アクセス制御を回避することは違法ではありません。※当然、商用利用はアウト。違法です。悪用しないように。
MuConvert All-In-One音楽変換はDRMを回避して各音楽ストリーミングサービスで配信されている楽曲を変換しているので、個人で楽しむ限りは問題ないですが、SNSや動画ストリーミングサービスで配信するのは"違法"です。あくまでも合法なのは個人利用の範疇まで。常識的な使い方で利用するようにしましょう。
これは僕の個人的な考え方ですが、音楽ストリーミングサービスに加入して、音楽を保存するだけしたらすぐ解約...というのもなんか違うと思う。
DRM(デジタル著作権管理)とは、コピーガード技術の一種でデジタルメディアの不正利用及びコピー行為を制限する技術や管理方法のこと。DRMは映画や音楽など幅広い分野で使用されており、Apple Musicも曲の複製や商用利用を防ぐために、DRM制限を設けています。
Grand View Research, Inc.の最新レポートによると、DRMは世界各企業に積極的に採用され、2025年以降もどんどん深化していくとのこと。情報元:Global Information
ライセンスキーを紛失した時やインストールできない時の対処方法は?
製品の購入後に登録したメールアドレスに届く「ライセンスキー」ですが、PCを買い替えた時や、なにかしらの理由で紛失してしまうことがあります。
もし、そういったシチュエーションに遭遇し、ライセンスキーを紛失したり、インストールできなくなった時は購入情報とともに、MuConvert公式にお問い合わせすれば対応してくれるため、一度連絡してみるといいかもしれません。
MuConvertのサポートページ | |
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お問合せ先 | support@muconvert.com |
MuConvert All-in-Oneを解約する方法は?
MuConvert All-in-Oneは、月額・年額のプランともに、期間が過ぎたら自動継続。継続を希望しない場合は事前に解約する必要があります。
MuConvertの解約手続きは公式に連絡後、運営側が解約を行っているため、解約を希望する人はカスタマーサポートに連絡しましょう。※連絡する際は購入情報が必要。
公式によれば、解約手続きが複雑すぎるというお問い合わせが多数寄せられているため、現在利用者側が直に解約できる機能を開発中とのこと。
安全性と口コミについて
オンラインチェッカーなどで計測した場合でも公式サイトや製品に対する結果は良好。ユーザー情報収集に関しても、製品の利用ではユーザー情報を収集していないようなので、よく分からないソフトよりは遥かに安心です。
ソフト内にある「フィードバック」機能を利用する場合のみ情報が収集されますが、これはフィードバックの状況を分析して、エラーや質問の解決のみに使用されるとのこと。
ちなみに、MuConvertの口コミは概ね良好。「ライセンスキーを紛失した時にすぐ対応してもらえた」や「不具合などを連絡するとすぐに対応してもらえた」などの好意的な評価がある一方で、一部の利用者からは「解約できない」などの意見もある模様。
※前述のとおり、MuConvertの解約方法については公式から案内されており、解約する際は公式にお問合せで連絡する必要があります。煩わしい作業を避けたい場合は買い切りの製品版を購入するのがおすすめ。個人的に月額プランは割高と思ってる。
製品版と無料版の価格や機能の違い
MuConvert All-In-One音楽変換の価格は、買い切りの永久ライセンスが19980円。毎月自動更新の月間プランが4980円/月。1年間のライセンスが15980円。
MuConvert All-In-One音楽変換の価格 | |||
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永久ライセンス | 月額プラン | 1年ライセンス | |
通常価格 | 19980円 | 4980円 | 15980円 |
PCの台数 | 1台 | 1台 | 1台 |
5日間 返金保証 | 〇 | 〇 | × |
永久アップデート | 〇 | 〇 | 1年間 |
無料体験版も用意されており、無料版の音楽変換は3分の楽曲まで。試用期間は30日間となっているため、MuConvert All-In-One音楽変換が気になる人は、まずは無料版から試してみるといいんじゃないかなと。
Muconvert All-In-One音楽変換は、主要な音楽ストリーミングサービスに対応するかわりに価格は高めに設定されているため、個別のストリーミングサービスに対応した製品も検討してみるといいかもです。
オンラインツールよりも遥かに高い自由度と操作性
音楽変換にはオンラインで利用できるツール”KEEPVID”などのサービスもありますが、MuConvert All-in-Oneのほうが圧倒的に優秀。
オンラインツールだと正常に変換できなかったり、アルバムで一括変換できなかったり、変換に時間がかかったり、ファイル形式を変更することもできないため、もし、オンラインツール使ってるよって人がいれば、この機会にMuConvert All-In-Oneを試してみるといいかもしれません。
MuConvert All-In-One音楽変換の動作環境
対応OS | Windows 7 以降の64bit版 Mac OS X 10.12以上 |
CPU | 1GHz Intel/AMDプロセッサ以上 |
解像度 | 1024×768以上 |
RAM | 512MB以上 |
対応サービス | Spotify Apple Music Amazon Music Deezer Pandora YouTube Music |
出力フォーマット | MP3 WAV AAC FLAC AIFF |
MuConvert All-In-One音楽変換のレビューと評価まとめ
人気ストリーミングサービスにがっつり対応した音楽変換ソフト「MuConvert All-in-One音楽変換」の使用感や使い方をおさらいしつつ、レビューをお届けしてきましたが、最後に僕のレビューと評価をまとめておきます。
MuConvert All-In-One変換のレビューと評価
シンプルで使いやすい音楽変換ソフト。
メリット
- 操作がシンプルで分かりやすい
- DRMを解除してPCに保存可能
- 人気ストリーミングサービスすべてに対応
- 高速で一括変換可能
- 楽曲の品質や情報を維持したまま保存
- 音楽ストリーミングサービスのログイン情報を保存しない
- 個別に購入することもできる
デメリット
- 月額/年額プランの解約は公式に連絡する必要がある
使いやすさ | |
機能 | |
対応ファイル | |
変換の速さ | |
コスパ | |
総合評価 |
※レビューの評価基準についてはこちら。
MuConvert All-In-One音楽変換の僕のレビューと評価をまとめるとこんな感じ。
最も大きな特徴は、Apple MusicやSpotify、Amazon MusicやYoutube Musicなど、人気ストリーミングサービスに対応しているところ。
音楽ストリーミングサービスはどれか1つに絞って使っている人が多いかな?と思うのですが、MuConvert All-In-One音楽変換は利用したい音楽サービスだけを選択して購入することもできるので、これまで個別のMuConvertを利用していた人はAll-In-Oneに乗り換えるのもありかなと。
MuConvert All-in-Oneは最大35倍速変換に対応していたり、AIFFに対応していたり、個別のソフトよりも性能面では優れているため、用途によってはばっちりハマる人もいるかもしれません。何かしらの参考になれば!