Amazonベーシック モニターアームをレビュー。揺れないし動きも滑らかでコスパ最強(組み立て方もおさらい)

セールの時に買えばコスパ最強。
前回のAmazonプライムデーの時にAmazonベーシックのシングルモニターアームを購入したので、スペックや仕様、組み立て方をおさらいしつつ、使用感や機能性についてレビューをお届け。
モニターアームといえば"エルゴトロン“ですが、AmazonベーシックのモニターアームはエルゴトロンのOEMなだけあって品質も上々。ただでさえ買いやすい価格なのに、安定していて、使いやすくて…がちでおすすめ出来るモニターアームかなと。
ダダっと駆け足でレビューといきましょう。


Amazonベーシックのモニターアームをレビュー。揺れないのに動きもスムーズでコスパ最強

それじゃ、早速「Amazonベーシック シングルモニターアーム」のレビューをお届けです。Amazonベーシックのモニターアームは"エルゴトロン"のOEMで製造&販売されており、品質と信頼性は抜群。
#Tips |
OEMとは、"Original Equipment Menufacturing"の略で、メーカーが自社の製造工場などを使用して他社ブランドの製品を製造すること。Amazonベーシックのモニターアームは、Amazonベーシックブランドのエルゴトロン製品といった認識が近いかも。エルゴトロンのモニターアームがAmazonベーシックとして安く買える。 |
モニターアームの老舗"エルゴトロン"が企画から製造まで一貫して行っているため、買いやすい価格でエルゴトロンの信頼性&安定性まで買えちゃう…というところがAmazonベーシック モニターアームの最大のメリットですね。


左がAmazonベーシックモニターアームの上部アームで、左が下部アームと台座。


あまり目立たないとはいえ、Amazon Basicsのロゴは…ちょっと気になるかも。
AmazonベーシックとエルゴトロンLXのスペック比較
Amazonベーシック シングルモニターアームと同じエルゴトロンの純正モデルは"エルゴトロン LX“。せっかくなので、スペックと仕様について比較しておきましょう。
Amazonベーシック | エルゴトロン LX | |
価格 (2023年8月時点) | 16,240円 | 22,900円 |
最大サイズ | 32インチ | 34インチ |
耐荷重 | 3.2Kg~11.3Kgまで | 3.2Kg~11.3Kgまで |
最大傾斜角度 | 75度 | 75度 |
回転 | 360度 | 360度 |
昇降 | 33cm | 33cm |
前後移動 | 64cm | 64cm |
カラー | ブラック シルバー | マットブラック ホワイト アルミ色 アドレナリンレッド |
保証期間 | 1年 | 10年 |
基本的なスペックは"ほぼ"同じですが、エルゴトロンのモニターアームのほうがカラバリが多く、質感や高級感は優れているので、より良い体験を求めるブラザーはもう少し予算を追加してエルゴトロン純正のモニターアームを購入すると幸せになれるかもですね。
Amazonベーシックのモニターアームと比べ、エルゴトロンは保証期間も10年と圧倒的に長い。
耐荷重11.3Kg。全然揺れなくて安定性と使用感は抜群

Amazonベーシックのシングルモニターアームを横から見てみるとこんな感じ。
モニターアーム本体のサイズは65.02×15.24×41.15cm、重さは3.54Kg。14インチ~32インチのモニターに対応するほか、耐荷重は11.3Kgとなっており、安定性と使用感は抜群です。


AmazonベーシックのモニターアームはエルゴトロンLXより安く買えちゃうのに、ほんとグラつかないし、全然揺れないのが大きなメリットかなぁと。
より安定感を求めるなら、モニターアームの"軸"をモニターの中心に来るように配置すると重心が安定してガチで揺れなくておすすめです。
スペースを有効活用できるようになる

モニターアームを使用する最大のメリットは「スペースを有効活用できる」ってところ。これはほんと大きなメリットで、Amazonベーシックのモニターアームに限らず、モニターアームを使うとデスク周りがすっきりします。
僕のデスクはキーボードとか、コントローラーとか、オーディオインターフェースとか、ガジェット系でガチャガチャしがちなので…モニターアームは外せない。
動きはスムーズで滑らか
片手で楽々動かせる滑らかさ。
AmazonベーシックのモニターアームはエルゴトロンのOEMなので、エルゴトロン純正モニターアームよりお安く購入できますが、「そのぶん品質が落ちるんじゃない?」と言われると全然そんなことなくて。
安定性ばっちりなのに駆動は"ガススプリング式"なので、動きは滑らかでスムーズ。
例えば、記事を書いたり、動画編集するときは適度な位置に動かして、映画をゆったり楽しみたい時はググっと前に出して位置も高くして、少し角度を付けて…みたいな感じで。ぐいぐい自由に動かして調整することができます。
この価格でこの性能は…コスパえぐい。
#Tips |
モニターアームの駆動方式には「ガススプリング式」と「スプリング式」がありますが、位置の調整が簡単で、動きが滑らかなのは圧倒的にガススプリング式。安いモニターアームは多くが普通のスプリング式です。1万円以下でガススプリング式を謳っているモニターアームは品質も微妙。 |
Amazonベーシック モニターアームのスペックと仕様
名称 | Amazonベーシック デスクマウント シングルモニターアーム |
材質 | アルミニウム |
サイズ | 65.02×15.24×41.15cm 3.54Kg |
ムーブメント | 可傾式 ガススプリング式 |
最大傾斜角度 | 75度 (後方:70度,前方:5度) |
対応サイズ | 最小: 14インチ 最大: 32インチ |
耐荷重 | 11.3Kg |
ピボット(回転) | 〇 (360度) |
VESA規格 | MIS-D,MIS-C (100×100mm,75×75mm) |
カラー | ブラック シルバー |
Amazonの評価 | ★4.5 (評価数:11,947) |
保証期間 | 1年 |
Amazonベーシック モニターアームの組み立て方とHowTo

パッケージサイズはこれくらい。めちゃシンプル。
Amazonベーシックのモニターアームは、説明書が簡易過ぎて、ちょこっと分かりにくいかもなので…ここからは組み立て方やHowToについて簡単にご紹介。
- Amazonベーシック モニターアームの付属品
- 上部アーム、下部アーム、台
- グロメットブラケット
- ブラケットカバー
- 蝶ナット
- モニターとモニターアームを結合する10mmノブ (4個)
- 10mm ねじ (4) 、6mm ねじ
- 4mmレンチ、2.5mmレンチ
- ケーブル紐 (2個)と説明書
Amazonベーシック モニターアームの付属品は上記の通り。モニターアームを取り付けるまでの手順としては…
- 台座を固定する
- 下部アームを取り付ける
- モニターに上部アームを取り付ける
- 上部アームと下部アームを合体
- 各部位の調整を行う
こんな感じ。いくつかのステップに分けてご紹介していこうかと思うので、Amazonベーシックモニターアームの組み立てで「ここどうやるの?」って、詰んだブラザーは参考にどうぞ。


Amazonベーシックの説明書はかなり簡易的ですが、組み立て自体は超簡単。
デスクに穴を空けて固定するグロメット式にも対応しており、部品も付属しますが、今回は一般的な"クランプ式"の組み立て方法について解説していきます。
Step1:台座をクランプで固定する

まずはStep1。Amazonベーシックの台座(ベース)をデスクに固定しましょう。

これはものすごく簡単で、台座をデスクの固定したい場所に合わせて、クランプを回していくだけ。

モニターアーム用の補強プレート
ちなみに、モニターアームには各メーカーから"補強プレート“が販売されていますが、Amazonベーシックのモニターアームは十分重さを分散できていると感じたので、今回は使用せずに取り付け。
デスクの厚みが薄かったり、デスク側の耐久が不安な場合は使用するといいかもしれません。
Step2:下部アームを台座に取り付ける

Amazonベーシックモニターアームの台座をデスクに取り付けたら、下部アームを取り付け。

この時に、下部アームの高さを調整することもお忘れなく。調整は"小さいレンチ"を使用します。

下部アームの左右の動きの硬さ(滑らかさ)もこの時に調整しておくと良き。上のネジがアームの左右回転、下のネジが高さの調整です。
#Tips |
下部アームの高さを調整する「下側のネジ」はしっかり締めておきましょう。ここが緩いとアームが落ちて危険です。 |
Step3:モニターを上部アームに取り付け、下部アームと合体

お次は上部アームをモニターに取り付け。
Amazonベーシックのモニターアームは「MIS-D,MIS-C(100×100mm,75×75mm)」のVESA規格に対応しているため、ほぼすべてのVESA規格対応モニターに取り付け可能です。

モニターに取り付けるためのネジは複数付属していますが、今回は軽いモニターなので手回しで簡単に取り付けられる"10mmノブ"を使用。
※32インチなど、重いモニターの場合はネジを使用するのがベター。モニターに取り付ける時は、モニターのネジの口径が合っているかの確認もお忘れなく。

モニターを上部アームに取り付けたら、下部アームにがっちゃんこ。Amazonベーシックのモニターアームの組み立て自体はこれで完了です。10分ちょっとで組み立て出来て、めっちゃ簡単。

それと…この時に付属のブラケットカバーも取り付けておきましょう。ここからはモニターに合わせて各部位の調整です。
Step4:モニターアームのトルクを調整する

Amazonベーシックのモニターアームは、付属のレンチで角度や向きを調整する際の強さ(トルク)を調整することができるので、このあたりもダダっとおさらい。

ベース部分にもネジ穴があるので締めておく。
モニターアームの組み立て後、必ず調整すべきところは「モニター荷重のトルク」と「角度のトルク」の2つ。いずれもレンチで回すだけで簡単に調整できるので、モニターに合わせて調整しておきましょう。
モニター荷重のトルクを調整する

駆動部のちょうど真ん中くらいにネジがある。
モニターの重さとモニターアームのトルクがあっていなくて、モニターを装着した時にぐだ~っと下がってしまう場合は、モニターアームの荷重を調整。
モニターのすぐ後ろ側にトルク調整用のネジがあるので、強くするなら時計回りに、荷重を弱めたい時は反時計回りに回しましょう。(シールが貼ってあるところの下側にあるネジ)
モニターを装着した時に"ちょうど良い具合の力加減"だった時は調整しなくてOKです。
角度のトルクを調整する

モニターの角度を調整する時のはモニターのすぐ後ろ。下側にあるトルクねじを回せばOK。こちらも強くするときは時計回り、緩める時は反時計回りです。
ケーブルガイドの使い方


Amazonベーシックのモニターアームは、ケーブルガイドもあるので使う人はこちらもご活用を。(僕は使いにくく感じたのでスルー)
指でつまむようにすると上部アームの下がパカッと開くので、HDMIケーブルなどを通しておくといいかもしれません。
レビューまとめ!Amazonベーシック モニターアームはとにかくコスパ最強でおすすめ

さてさて、「Amazonベーシック シングルモニターアーム」の使用感や組み立て方、調整方法についてレビューをお届けしてきましたが、最後に僕のレビューと評価をまとめて締めといきましょう。
ガチで使いやすいし、安定性も抜群。コスパは文句なしです。

Amazonベーシック モニターアーム レビュー&評価
文句なしの性能とコスパ。
✓good!
- エルゴトロンのOEMなので、高い信頼性&安定性
- 動きが滑らか
- 全然揺れない安定性
- ガチで使いやすい
- 圧倒的コスパ!
✓not good
- Amazon Basicsのロゴが微妙
- ケーブルガイドが使いにくい
- 説明書が分かりにくい
✓Rate
耐久性 | デザイン | 動きの滑らかさ | 安定性 | コスパ |
A | A | S | S | S+ |
総合評価 | S+ |
※レビューの評価基準についてはこちら。
「Amazonベーシック デスクマウント シングルモニターアーム」の僕のレビューと評価をまとめるとこんな感じ。
モニターアームは安いものから高いものまで様々なプロダクトが各メーカーから販売されていますが、安いものだと品質が明らかに落ちますし…Amazonベーシック モニターアームは高品質&圧倒的コスパ。
それでいて、明らかに比重が「価格 < 品質」なので、とりあえずこれ選んでおけ!ってくらいにおすすめ出来るモニターアームかなぁと。
モニターは数万円~数十万円しますし、それを支えるモニターアームは信頼性の高いものを選びたい…Amazonベーシックはそんな想いに確実に答えてくれる素敵なモニターアーム。

