バッテリー設定を見直し!iPhone/iPadの電池持ちを良くする方法

iPhone 11 Pro レビュー3

最近のiPhoneはバッテリーの性能がどんどん向上しており、ビデオ再生時間で言えば、iPhone XSは14時間、iPhone XS Maxは15時間、そしてiPhone XRは16時間連続使用が可能なんですけど、最新モデルとなる “iPhone 11 シリーズ" ではさらにバッテリー持続時間が伸びました。

数年前のiPhoneと比べて格段によくなった新型iPhoneのバッテリー性能とはいえ、それでも気になるのが電池持ち。この記事では、iPhoneの電池持ちを少しでも伸ばして改善する方法をご紹介していくので、ぜひ参考に!

※追記、iOS13向けに記事内容を大幅に加筆、修正しました。

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iPhoneの基本設定を見直して電池持ち改善する方法

まずは、iPhoneの基本設定を見直してバッテリー持ちを改善していきましょう。

ディスプレイの明るさだったり、使用していないWi-FiやBluetoothを切るなど、日ごろから心がけているだけでもiPhoneのバッテリー消費は大きく節約できます。

ビデオ再生時間でチェックしてみると、現行iPhoneの電池持ちは以下の通りです。

iPhone XS14時間
iPhone XS Max15時間
iPhone XR16時間
iPhone 1117時間
iPhone 11 Pro18時間
iPhone 11 Pro Max20時間

ディスプレイの明るさを調整する

まずは、iPhoneのディスプレイ設定について。設定は「設定 > 画面表示と明るさ」から可能です。

iPhoneのバッテリー節約設定1

「手前に傾けてスリープ解除」と「明るさの調節」は特に気にせず設定してもOKですが、Night Shiftの設定は臨機応変に。

夜にiPhoneを使った時、目の負担を軽減してくれるNight Shiftですが、オンにした状態で長く使うのはiPhoneのバッテリー消費が大きいため、外出先ではオフにしておくのが無難です。

明るさの自動調節をオフにする

iPhone 明るさの自動調整オフ

iOS11以降のiPhone/iPadで明るさの自動調整をオフにしたい場合は「一般 > アクセシビリティ > ディスプレイ調節」から「明るさの自動調節」をオフ。

ちなみに「ホワイトポイントを下げる」のチェックを入れると明るい色の明度を下げることができるので、こちらも気になる人はぜひ。※スライダーで調整可。デフォルトは[60%]です。

ホワイトポイントを下げるをオンの状態で使用するとディスプレイはより暗くなるため、バッテリー持ちにも多少影響します。

OLEDディスプレイモデルはダークモードに設定する

iOS13 ダークモード

OLEDディスプレイを搭載するモデル(iPhone X/XS/XS Max/11 Pro/11 Pro Max)は、iOS13で追加された新機能 “ダークモード" でバッテリー消費を減らすことができるんですけど、これがほんとにおすすめでして。

夜に使っていても目の負担はいくらか少なくなりますし、OLEDディスプレイを搭載するiPhoneは、設定するだけでいくらか電池持ちが改善されます。

黒いテーマが気にならなければ積極的に設定しておきましょう。

iPhoneの触覚操作をオフにする

iPhone 7/7 Plus以降のiPhoneではシステムの触覚も設定できるので、必要ない人はこちらもぜひ。設定は「設定 > サウンドと触覚」から行えます。

iPhone システムの触覚 設定

システムの触覚」をOFFにすれば、Taptic Engineの負担を軽減できるので、特に気にならないならオフにしておくといいかも、です。

必要ない通知はすべて切る

iPhoneの通知設定1

iPhoneの通知設定は「設定 > 通知」から。

重要じゃない通知や必要ない通知は、切っておくと通知センターがゴチャゴチャし、僅かですが電池持ち改善に効果があります。

使わない「Siri」はオフにするとバッテリーが長持ち

音声アシスタント「Siri」は便利ですが、使わないなら必要ないので切ってしまうのがおすすめ。バックグラウンドでSiriが動かなくなるため、バッテリー持ちの改善にも効果があるんですよね。

僕の印象では、Siriってゴリゴリ活用している人が少ない気がするので、もし使用してないなら、さくっと切ってしまいましょう。

iPhone siri オフにする

設定は「設定 > Siriと検索」から。

Siriや “Hey Siri" を聞き取るなど、Siriに関連する項目をすべてOFFにすればOKです。

その他の設定も見直してiPhoneの電池持ち改善

基本的に、iPhone/iPadなどのデバイスはバックグラウンドで動作するアプリを減らした方がバッテリー持ちはよくなります。

バックグランドで動く機能を制限してiPhoneの電池持ちを伸ばしましょう。

Appのバックグラウンド更新を切る

Appのバックグラウンド更新 オフ

Appのバックグラウンド更新の設定は「設定 > 一般 > Appのバックグラウンド更新」から「Appのバックグラウンド更新」をOFFに。

※Appのバックグラウンド更新は「オフ」「Wi-Fi」「Wi-Fiとモバイルデータ通信」から選択可能です。

使ってるアプリにもよりますが、これは電池持ち改善に効果があるのでおすすめですよ。

使わないなら「Handoff」もオフに

Handoff 設定

iPhoneの電池持ちに効果があるのか定かではないんですけど……iPadやMacbookなどのほかのApple製品を使ってなかったり、活用してなければ意味がないので「Handoff」もついでにOFF。

ただし、他のApple製品を持ってるなら超便利な機能なので、ONにしておくのがおすすめです。設定は「一般 > Handoff」から。

自動ダウンロードも電池持ち改善に効果あり

iPhone 自動ダウンロード

自動ダウンロード」は、同じApple IDのデバイスで購入した項目を他のデバイスで自動ダウンロードする機能ですが、こちらもオフにすることでバッテリー持ちが向上します。

Apple Musicを使ってるなら「ミュージック」はONに。「App」「ブックとオーディオブック」「アップデート」は、"使ってるかどうか基準" で設定しておきましょう。設定は「設定 > iTunes StoreとApp Store」から。

「モバイルデータ通信」は、モバイルデータ通信を使うと通信量も多く使用してしまうため、オフ推薦です。

ミュージックの自動ダウンロード

ミュージック 自動ダウンロード

意外とバッテリーに影響しそうなのが「ミュージック」の自動ダウンロード

Apple Musicを使ってる場合、Wi-Fi接続時に追加した曲を自動で本体内に保存してくれる機能ですが、ここはお好みで設定しておけばOKです。

設定は「設定 > ミュージック」から可能ですが、iPhoneの容量も食うし、自分で管理したいので僕はオフにしてます。

iPhoneの位置情報サービスの設定を最適化

iPhoneは位置情報サービス設定を最適化することで電池持ちを大幅に改善することができるんですけど、これ、意外と見落としがちなのでは? 位置情報はGPSを利用するため、バッテリーにダイレクトで影響します。

TwitterやFacebookなど、一部のSNSでは位置情報を共有することで特にバッテリーを消費するため、必ず設定しておきましょう。

iPhone 位置情報サービス

設定は「設定 > プライバシー」から。位置情報サービスをまとめて切ってしまうのは色々と不便なので、アプリごとに設定します。

基本的に、位置情報の設定は「使用中のみ」でOKですが、明らかに必要ないものはOFFに。

TwitterやFacebookの位置情報共有を切る

Twitter  位置情報

Twitter、FacebookなどのSNSアプリは、プライバシーの観点からも切っておくのが無難。

位置情報の共有はバッテリーを食うことでも有名なので、位置情報の必要ないアプリは「許可しない」に変更しておきましょう。

位置情報の利用を許可しておくと頻繁に利用され、iPhoneの電池持ちにも結構影響します。

【上級編】本気でiPhoneの電池持ちを伸ばす

iPhone アクセシビリティ設定1

iPhoneの電池持ちを改善するのに一番有効な方法は “アクセシビリティの設定" を変更すること。

ここからは究極にiPhoneの電池持ちを追及する人向けの設定です。

バッテリー持ち改善で特に効果があるのは「透明度を下げる」と「視差効果を減らす」の2つですが、1つずつ解説していきますね。

視差効果を減らしてバッテリー持ち向上

iPhone 視差効果を減らす

視差効果の設定は、「 一般 > アクセシビリティ > 視差効果を減らす」から「視差効果を減らす」をOFFに。

ちなみに、視差効果とは、iPhoneの壁紙が自分の目で追うと付いてくるような気がするアレのことです。これを設定するとiPhoneの電池持ちが改善されますよ。

透明度を下げる

透明度の設定は「アクセシビリティ>コントラストを上げる」で「透明度を下げる」をONに。

iPhoneの透明度を下げると影響するのはドックの透過通知バーの透過など。これも、気にならなければオフにしておくといいかもです。

3D Touchを使わないならオフにする

iPhone 3D Touchの設定

iPhoneの「3D Touch」はものすごく便利な機能ですが、使わないなら意味が無いのでOFFに。※3D Touchが使用できるのはiPhone 7以降のiPhoneです。iPhone 11シリーズでは搭載していません。

ちなみに、この3D Touchが結構便利で、見た目への影響は一切無いですが、iPhoneのユーザビリティ(使いやすさ)は下がります。

iPhone/iPadのバッテリー持ちを改善する設定まとめ

最後に、もう一度iPhone/iPadのバッテリー持ちを伸ばす設定についてまとめておきますね。

  • ディスプレイ設定は臨機応変に。
    • 自動調整はできるだけONがおすすめです。
  • バックグランド関連の設定はオフにする
    • 自動ダウンロードやAppの自動更新など
  • Siriや3D Touchなど、使ってないiPhoneの機能はオフ
  • 位置情報サービスは許可しない
    • GoogleMapなど、オンの方が使い勝手の良いのもあり
  • 本気を出すなら「ホワイトポイント」「視差効果」「透明度を下げる」も設定する

今回は、気になるiPhoneの電池持ちを改善する設定方法をご紹介しましたが、全ての項目を設定した場合、iPhoneの電池持ちは大きく改善されると思うので、iPhoneのバッテリー持ち気になるかも……という人はぜひお試しを。

ちりも積もればなんとやら、です。

モバイルバッテリーは1つ持ってると安心

これがほんとに最後の最後。大事なこと忘れてました。

iPhone/iPadの電池持ちを改善する究極の方法はモバイルバッテリーを使うことなんですけど、モバイルバッテリーがあるのと無いのとでは日常での使用時間が大きく変わるので、こちらもお忘れなく。あとは、iPhone純正のバッテリーケースもスマートで良い感じですよね。

最近のモバイルバッテリーは種類も豊富で価格も落ち着いてきているので、1つくらい持っておくと安心かなぁと思います。

Anker PowerCore 10000

ちなみに、おすすめのモバイルバッテリーはAnkerのPowerCore 10000。3,000円程度で買えるのに大容量でコンパクト。しかも、安心のアンカーブランドなので、信頼性も高いんですよね。

iPhoneの充電で使うLightningケーブルのほか、GoProなんかのカメラの充電ケーブルも持ち歩けば、小旅行でも、弾丸トラベルでも、ちょっとしたアクティビティでも大活躍間違いなしですよ。

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Posted by Yusuke Miyamoto