iPhoneSE4スペックや機能、発売日の噂をおさらい #iPhoneSE(第4世代)
画像はApple HubがFacebookで公開しているコンセプトイメージ。
ちょこちょこ情報が出ている新型エントリーモデル「iPhoneSE4」ですが、ベースはiPhone 14になり、廉価な部品とUSB-Cを採用して2025年頃に発売されるかも…って噂が出ているので、改めてスペックや機能、予想されている発売日についておさらいです。
iPhone 14がベースモデルで価格はiPhone SE(第3世代)と同等となると…iPhone SE4はエントリーモデルとして良い選択肢になりそう。
※Update 2024/4/9, iPhone SE4の詳細なスペックがリークされたのちょこっと追記。信ぴょう性についてはうーんといった感じですが、搭載するチップはA15またはA16、広角カメラは12MPになる可能性が高いかも。
iPhoneSE4のスペックや機能、発売日の噂をおさらい
Image:iPhone SE(第3世代)
それじゃ、じわじわと情報が出てきているエントリーモデルの新型iPhone「iPhone SE4」について見ていきましょう。
#Tips |
iPhone SE4は、iPhoneのエントリーモデル"SEシリーズ"の新型モデル「iPhone SE(第4世代)」の略。iPhoneSE4の識別子は"D59″。コードネームは"Ghost"。この記事では仮称として"iPhone SE4″と記載しています。現在出ている情報はあくまでも予想となるため参考程度にどうぞ。 |
BloombergのMark Gurman氏は「AppleはAndroidに対抗するためにiPhone SEの価格を値上げすることは難しく、次期モデルも現行モデルと同価格帯で販売される」と予想していて、最近出てきた情報によれば、iPhone SE4ではいくつかの部品で廉価なものを採用し、発売日は2025年頃になるとのこと。
これまでの情報を鑑みるに、iPhone SE4は2024年内に発売される可能性もあります。
噂されているスペックや機能
- ボディはiPhone14ベースのフラットデザイン
- フレームはアルミニウム、背面はガラスパネル
- サイズはiPhone 14と完全に一致
- 重量は6g軽い"165g"になるかも
- チップはA15またはA16が搭載される可能性が高い
- OLEDディスプレイとUSB-Cを搭載
- メモリはLPDDR4X→LPDDR5に変更
- 生体認証はFaceID(顔認証)
- 発売日は2025年頃?
- 自社開発の5Gモデルを搭載する場合は2025年頃、Qualcomm製を採用する場合は2024年春または秋頃になりそう。
- 価格は84,000円くらい?
iPhone SE4はiPhone 14をベースにしたモデルになる可能性が非常に高いですが、現行モデルのiPhone SE3と大きく異なるのは、ディスプレイが有機EL(OLED)になること、USB Type-Cを搭載すること、そして48MPのシングルカメラを搭載すること。
FaceID(顔認証)が搭載される可能性が高いほか、すでにiPhone 15シリーズで実現されていることからも、iPhone SE4の充電端子はUSB-Cになることは間違いなさそうです。
コスト的に…iPhone SE4がDynamic Islandやアクションボタンを搭載する可能性は低いかも。
#Tips |
China Timesが得た情報によれば、iPhoneSE4のOLEDはBOEかTianmaが供給するとのことで、現在は2社が受注を競っている状態とのこと。iPhone14のOLEDは供給量の多い順でSamsung、LG、BOEが供給しています。 |
CADレンダリングで判明したデザイン
91mobilesが公開したCADレンダリングにより、iPhone SE4のデザインが判明。
事前情報通り、iPhone SE4はiPhone 14がベースになると思われ、これまでのデザインから大幅に変更。
背面には大きめのシングルカメラ、6.1インチの画面にiPhone 14シリーズに似た切り欠きも確認できるため、指紋認証(TouchID)は廃止され、顔認証(FaceID)が採用されると思われます。
そのほかには、USB-Cポートが搭載されるほか、iPhone 15 Pro/15 Pro Maxで搭載された"アクションボタン"を搭載する可能性も高いようです。
Xユーザー(@TusharG986540565)が公開した完成度の高いレンダリング画像はこんな感じ。前モデルと同様に、iPhone SE4も少なくとも3種類のカラバリは用意されそうな予感。
iPhoneSE4は48MPのカメラを搭載するかも
iPhone 14 Proのトリプルカメラ
iPhone 14 ProやiPhone 15/15 Proは背面カメラに48MPの超広角レンズを搭載し、超高解像度の写真に対応していますが、iPhoneSEユーザーにとって嬉しいのはiPhone SE4も48MPのカメラを搭載する可能性が高いこと。
コードネーム"Portland"と呼ばれる48MPのイメージセンサーを搭載し、画素数ではiPhone 15と同様になります。
iPhone 15のデュアルカメラ
細かい仕様の違いこそあれど、iPhoneSE4はほぼiPhone 15と同等の写真が撮るんじゃないかなと。
iPhone SE4は重量が6g軽くなって165gになると思われますが、これはデュアルカメラ → シングルカメラになったことによる軽量化ですね。きっと。
iPhone 15 Proで初搭載したアクションボタンを搭載する可能性
iPhone 15 Pro
iPhone SE4は「アクションボタン」を搭載する可能性が無きにしも非ず…といったところ。
アクションボタンは従来のサイレントスイッチに置き換わる新しいボタンで、アクションボタンを押した時に実行する機能を自分でカスタマイズすることができます。
iPhone 15 Pro/15 Pro Maxで搭載されたアクションボタンでどんなことができるのか?はAppleが公式HPで記載してくれているので、気になるブラザーはこちらもぜひ。
#iPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxのアクションボタンをカスタマイズする – Apple
参考までに、今年のフラグシップとなる"iPhone 16シリーズ"は全モデル共通で"アクションボタン"を搭載する見込みです。
価格は第3世代よりも高くなりそう
iPhone SE(第4世代)のOLEDディスプレイの供給はSamsungとBOEが行う可能性が高いですが、両社は卸価格の値下げを提示する見通しとのこと。
Appleがサプライヤーに要求しているiPhone SE4向けのOLEDディスプレイの卸価格はiPhone15向けと比べて100ドルほど安くなっており、iPhone 15より安くなることは間違いなさそうですが…気になるのはどれくらい安くなるのか?ってところ。
例えば、ディスプレイの卸価格を考慮し、iPhone14の販売価格を参考にした場合は100,800円ほど。iPhone SE4の発売が2025年春になると仮定し、現在のiPhone 13と同じくらい値下げされたiPhone 14の販売価格を参考にした場合は84,000円程度になることが予想されます。
第4世代のiPhone SEはリアカメラが1眼になったり、Dynamic Islandのないディスプレイの恩恵でコストはいくらか安くなるとはいえ、iPhone SE3(128GB)の販売価格が69,800円であることを考えると、iPhone SE4の値上げは間違いなさそうかもです。
iPhone SE4のベースになるiPhone 14と現行モデルiPhone SE3のスペック
Image:iPhone 14
iPhone SE4は「iPhone 14」をベースにしたモデルになることはほぼ確定とみて間違いなさそうですし、このあたりで現行モデル「iPhone SE(第3世代)」のスペックもあわせて一緒に眺めておきましょう。
iPhone SE4/iPhone SE3/iPhone 14のスペック比較
iPhone SE4 | iPhone SE3 | iPhone 14 | |
サイズ | 146.7×71.5×7.8mm 165g | 138.4×67.3×7.3mm 144g | 146.7×71.5×7.8mm 171g |
ディスプレイ | 6.1インチ 2,532×1,170 Super Retina XDR OLED(有機EL) | 4.7インチ 1,334×750 Retina HD 液晶 | 6.1インチ 2,532×1,170 Super Retina XDR OLED(有機EL) |
SoC | A15 Bionic 6コアCPU? 4コアGPU? | A15 Bionic 6コアCPU 4コアGPU | A15 Bionic 6コアCPU 5コアGPU |
カメラ | 48MP シングルカメラ | 12MP シングルカメラ | 12MP デュアルカメラ |
バッテリー | – | 最大15時間の ビデオ再生 | 最大20時間の ビデオ再生 |
充電端子 | USB-C | Lightning | Lightning |
生体認証 | FaceID (顔認証) | Touch ID (指紋認証) | FaceID (顔認証) |
防水性能 | 水深6mで30分? | 水深1mで30分 | 水深6mで30分 |
Magsafe | – | × | 〇 |
容量 | – | 64GB 128GB 256GB | 128GB 256GB 512GB |
価格 | 7万円~8万円? | 62,800円(税込) | 112,800円(税込) |
おそらく、iPhone SE4は"MagSafe"に対応せず、コストを下げるために搭載するチップやバッテリーなんかはiPhone SE3と同等になる可能性が高め。
現行モデルである「iPhone SE(第3世代)」とベースになる「iPhone 14」のスペックを知っておくと、iPhone SE(第4世代)のイメージも掴みやすいと思うので…気になる人はApple公式HPのスペック比較も併せてチェックしておきましょう。
#iPhone SE(第3世代)とiPhone14のスペックを比較 – Apple
iPhone SE4の発売日は2025年頃
さてさて、もうすでに魅力的すぎるiPhoneの新型エントリーモデル「iPhone SE4」ですが、発売日は2025年頃。
発売日については、当初予想されていた2025年頃から少し早まり、2024年春または秋になる可能性が高いとの情報がありましたが、Bloombergの記者Mark Gurman氏によればこれは誤報の模様。
AppleはiPhone SE4に自社開発の5Gモデムを搭載することを計画しており、5Gモデム部門が縮小され、開発計画が白紙になった可能性が高いとみられていましたが、こういった情報はすべて誤りで、もし、Appleが5Gモデルの計画を断念した場合の損失は数十億ドル(数千億円)におよび、数百人を解雇する必要があるとのこと。
iPhone SE4がFaceID(顔認証)を搭載したら、ついにTouchID(指紋認証)を搭載するiPhoneが…レガシー。