ホームボタンの無いiPhone は使いにくい?

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※写真はiPhone 12 mini。

2017年11月3日に発売された「iPhone X」は、過去の僕にとってベストなiPhoneだったのは間違いないですが、使いにくい、ここは不便と思ったことがいくつかあったので、改めてレビューしていきます。

要は”ホームボタンの無いiPhoneならではの悪いところ”ですね。

iPhone発売10周年記念モデルとして登場したiPhone Xですが、あえてダメなところを再確認しながらiPhone Xについて考え直してみようじゃないかと。今回はそんな記事です。

iPhone Xが最高のiPhoneだったことは間違いありません。間違いないけども、微妙な点も少なからずあっため、”ホームボタンの無いiPhone”の購入を悩んでいるという人はこの記事を読んでもう一度考えてみましょう!

※Update, この記事は2017年12月4日に公開したものを加筆修正し、公開したものです。iPhone Xが発売された当時、僕もホームボタンを搭載しないiPhoneに違和感を覚えました。懐かしす。現在のラインナップでは、ホームボタンの無いiPhone = 顔認証のiPhoneですが……とにもかくにも、ホームボタンの無いiPhoneのデメリットについて当時の僕の考えを一緒に振り返りつつ見ていきましょう。

小さい、軽い、持ちやすい!iPhone 12 miniは性能も十分で過去最高のiPhone

目次

ホームボタンの無いiPhone は使いにくい?2017年当時の僕の気持ちを振り返る

iPhone X 1
2011年11月3日に撮影したiPhone X。写真へたくそですね。

さて、今回は記事の焼き直しと言いますか…”振り返り”みたいな感じで。2017年当時の僕が書いた記事”ホームボタンの無いiPhoneの使いにくいところ“を2022年現在の僕がどう思うのかについて。

まずはじめに、2017年11月3日に発売された”iPhone X”は、概ね僕の期待していたとおりのベストiPhoneでした。

これは間違いないですし、買い換えたことも後悔していません。iPhone Xはデザインやガラスの質感もすこぶる良いし、レスポンスも最高。ベゼルレスで美しいOLEDディスプレイなんてもう文句のつけようがありませんでした。

iPhone Xは現在のiPhoneのデザインの原型にもなったと言えますね。

iPhone Xのスペック
サイズ143,6×70.9×7.7mm
174g
容量64GB/256GB
ディスプレイSuper Retina HD
5.8インチ
2,436×1,125ピクセル
OLED(有機EL)
チップA11 Bionic
64ビットアーキテクチャ
M11モーションコプロセッサとニューラルエンジン
カメラ12MP広角+12MP望遠
光学ズーム、最大10倍のデジタルズーム
デュアル光学式手振れ補正
ポートレートモード
4k/60fps動画撮影
TrueDepthカメラ7MPカメラ
ポートレートモード
1080p HDビデオ撮影
生体認証FaceID(顔認証)
その他ワイヤレス充電対応
IP67等級の防水
ホームボタン非搭載

iPhone Xの技術仕様は上記の通りなのですが、今見ても十分な性能を備えているなぁと改めて驚き。

ただし…「最高」と「使いやすい」は全くの別物で。最初は違和感を感じつつも、iPhone Xを使ってましたが、時間が経ってくると当然その”違和感”にも慣れてきます。そうなると…感激でごまかされていた使いづらいここは不便。というところが逆に見えてくるのです。

それが、2017年当時の僕が初めてiPhone Xを使って感じた違和感で。今まで当たり前だったホームボタンが無いことにも起因していますが、きっと参考になると思うので、iPhone 12/12 miniやiPhone 12 Pro/12 Proの買い替えを悩んでるってブラザーはぜひ最後まで読んでみてくださいな。

ホームボタンの無いiPhoneが使いにくい、不便と感じる瞬間

iPhone 8 Plus ホームボタン
iPhone 8 Plusのホームボタン。

iPhone Xでは、これまでのiPhoneでは当たり前にあった”ホームボタン”が廃止されました。

ただ、これは大きな問題ではなくてですね。ホームボタンの無いスワイプ操作にはすぐに慣れます。Appスイッチャーの操作などが改善されたため、基本操作はかなり使いやすいと思ってOK。

現在、iOSはいくつもの修正や改善が加えられて。数世代を重ねたiPhoneは多くの点が改善されていますが、2017年当時の僕はホームボタンの無いiPhoneを使いにくいと感じる原因はiPhone Xの機能面やUIにあると感じていたため、その辺からちょこっとお話しようと思います。

iPhone Xは画面の縦横比が違うため様々なアプリが影響を受けた

iPhone X 縦横比

大幅にデザインが維新された”iPhone X”は、縦横比がこれまでのiPhoneと異なり縦長になっており、iPhone 8/8 Plusの縦横比は16:9ですが、iPhone Xは短辺を9とすると、その縦横比は19:9

※2024年現在のiPhoneの画面比率は19.5:9。ほぼ引き継がれています。

つまり、iPhone 8 PlusとiPhone Xで見比べた場合、iPhone Xはアプリの表示が少し縮小され、ほとんどのアプリでiPhone 8 Plusの方が大きく表示されていたんですよね。

ただ、これはiPhone Xが発売された2017年11月3日当時のお話。現在、ホームボタンの無いiPhoneが普及したことでAmazonやFacebook、Instagrarmなど、ほぼ全てのアプリは対応しています。

iPhone Xの発売当初はほとんどのアプリが対応しておらず、見慣れない画面比率に四苦八苦してたのは懐かしいですね。慣れ親しんだ縦横比16:9とは異なるため、ホームボタンを搭載しないiPhoneの縦長の画面に少しの違和感は感じるかもしれないですが…これは最初だけです。

iPhone Xに完全対応しているアプリが少なかった

縦横比の問題もそうですが、当時はiPhone Xに完全対応しているアプリが少なかったというのも少なからずストレスを感じていたポイント。

iPhone Xはセンサーハウジング(画面上部の切り欠き)があるため、対応しているアプリでも実際は表示と被ってしまい使いにくい・見にくいということがちょくちょくあったんですよね。

Instagramで言えば…スクショではちゃんと表示されてますが、実際に見た場合、ボリュームスライダーがノッチで隠されてしまって見づらいといった感じで。

現在は多くのアプリがセンサーハウジングに対応していますが、リリース当初はほんと対応しているアプリが少なかった。(ゲームも)

Face ID(顔認証)は不意に使いにくいと感じる

iPhone X アンロック

ホームボタンの無いiPhone = 顔認証のiPhone。普段はスッと顔を認識し、速攻ロックを解除してくれるFace ID(顔認証)ですが、不意に使いにくい・使いづらいと思うことがあります。

最近のiPhoneではかなり改善されましたが、寝起きとか、横向きに寝転んでロック解除しようとすると失敗し、顔認証に悪戦苦闘することはいまだにありますし、寝起きでも、寝転んでいても、ホームボタンに指を置くだけでロック解除できたTouch ID(指紋認証)と比べ、Face ID(顔認証)は少々”煩わしさ”があるのです。

もう慣れちゃってるとはいえ、寝転んでいる時は少し顔を上げてiPhoneを見るとか、首の向きを変えるとか、ちょっとした工夫が必要なんですよね。

そんなiPhoneの顔認証に持慣れてきたと思ったら…withコロナの時代に突入。マスクをしている時は100%ロック解除できないため、正直、こればっかりは、ホームボタンの無いiPhoneに慣れても使いづらいしめんどくさい。外出時にマスク無しは考えられないですし、外すのも嫌なので、毎回パスコードを入力しています。

うっかりスクリーンショットを撮っちゃう

iPhone X スクリーンショット問題

ホームボタンの無いiPhoneに共通し、地味に気になるのがスクリーンショットの操作。

iPhone 8/8 Plusまでのスクリーンショットは “ホームボタンと電源ボタンの同時押し” だったのが、iPhone Xでは “音量ボタンと電源ボタンの同時押し” に変わりました。

そのため、iPhone Xを持ち上げた時や寝起きで持った時など、誤操作でスクショを撮ってしまうことが多いのです。朝起きてなぜかホーム画面のスクショが撮影されているのはホームボタンを搭載しないiPhoneのあるあるです。

ジェスチャー操作はとても使いやすい

いくつかホームボタンの無いiPhoneの使いづらいここはダメと思ったところを挙げてみましたが、ホームボタンが廃止されたiPhoneでは”ジェスチャー操作”が採用されていまして。

これ、実は使いやすくてかなり良い感じなのです。

はじめてiPhone Xで”ジェスチャー操作”に触れた時から使いにくいと思ったことはなく、スワイプ操作だけでタスクの呼び出し、アプリの切り替えができるのは良いなぁと。ホームボタンではできなかった操作ですし、UIの進化を感じられる瞬間ですね。

iPhone X移行の”ホームボタンを搭載しないiPhone”は画面が縦長なので、片手でコントロールセンターを開こうとするとちょっと厳しいですが、それ以外に操作感での不満はありませんでした。

デメリットはマスクと顔認証の相性が悪いこと

iPhone Xは、2017年の発売当初センサーハウジングやその価格から不評が多かったのを覚えていますか? iPhone Xが良いiPhoneだったのも間違いないですが、確かに、良いところばかりじゃなくて使いにくいと思うところもいくつかありましたよね。

どう感じたかは人それぞれですが、きっと、寝起きや寝転んでいる時のロック解除は誰もが「Touch IDの方が使いやすかった」と感じたのでは? 実際に僕もそうだったんですけど…令和の現代、生活のすべてが大きく変わった重大な出来事がありますよね。そう、新型コロナです。

ホームボタンの無いiPhoneは全モデルが”FaceID(顔認証)”を搭載し、TouchID(指紋認証)を搭載していないのですが…顔認証ってwithコロナとの相性が最悪で。マスクを欠かせなかった生活において、ストレスを感じることが多かったかなと。

コンビニでペイペイを使う時もマスクをずらさなくちゃいけない。ちょっとした通知を確認するのにもマスクをずらさなくちゃいけない。電話をかける時にもマスクをずらさなくちゃいけない。とにかく、ホームボタンの無いiPhoneを使用するためには顔認証でロックを解除する必要があるため、1日に何度も何度もパスコードを入力しなくてはいけないのです。

外出時はマスクを外したくないですし、外さないほうが良いということも間違いありません。なので…僕は外出時はパスコードで認証を解除しているのですが、これが結構なストレスってのは言うまでもないですね。

ホームボタンを搭載しないiPhoneのデメリットは”マスクとの相性が悪すぎること“。これで間違いなしです。

いつかiPhoneで指紋認証が復活するかも

ここ数年でiPhoneのカメラは大きく進化しました。

iPhone 12シリーズ、13シリーズ、14シリーズ、15シリーズ…エトセトラ…といった感じで、新型iPhoneも毎年登場していますが、いずれも性能の向上はもちろんのこと、全モデルが5G(Sub6)対応、有機ELディスプレイを搭載し、カメラ性能も2017年の”iPhone X”と比べて大幅に進化。

FaceID(顔認証)とベゼルレスの大画面ディスプレイを搭載しています。

つまり…最新のiPhoneに買い替えると素晴らしい性能と次世代の体験を得ることができる代わりに、指紋認証は失ってしまうのです。(現行のiPhoneのラインナップでホームボタンを搭載するのは”iPhone SEシリーズ”だけ)

現在、”ホームボタンの無いiPhone”が最も基本的なモデルになりますし、2017年の”iPhone X”が登場した当時と比べて気になる要素も減りました。ほんと、ホームボタンを搭載しないiPhoneのデメリットといえば”顔認証しか使えない”くらい。

僕は顔認証もスマートで好きなのですが、マスクとの相性は最悪ってのも間違いないですし、おそらく、iPhoneはしばらく顔認証がメインの生態認証になると思われるので、思い切って新たな一歩を踏み出してみるといいかもしれません。

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