以前レビューでもベタ褒めしたとおり、iPhone Xは、僕にとってベストなiPhoneだったのは間違いないですが、使いにくい・ここはダメと思ったことがいくつかあったので、改めてレビュー。
iPhone発売10周年記念モデルとして登場したiPhone Xですが、あえてダメなところを再確認しながらiPhone Xについて考え直してみようじゃないかと、今回はそんな記事になっている。
iPhone Xが最高のiPhoneであることは間違いない。間違いないけども、微妙な点も少なからずあるため、iPhone Xの購入を悩んでいるという人はこの記事を読んでもう一度考えてみるべし!
iPhone Xは概ね使いやすいけど使いにくいこともある
まずはじめに、iPhone Xは、概ね僕の期待していたとおりのベストiPhoneだった。これは間違いないし、買い換えたことも後悔していない。
iPhone Xはデザインやガラスの質感もすこぶる良いし、レスポンスも最高。とはいえ、最初こそ違和感なくiPhone Xを使ってましたが、時間が経ってくると感激でごまかされていた使いづらい・ここはダメというところが見えてくる。
iPhone Xが使いにくいと感じる瞬間
iPhone Xがこれまでと大きく異なるのは、ホームボタンが廃止されたこと。ただ、これはたいした問題ではなく、ホームボタンの無いスワイプメインの操作にはすぐに慣れる。
問題は、iPhone Xの機能面やUIにあると感じたため、その辺からちょこっとお話しようと思います。
iPhone Xは画面の縦横比が違うため様々なアプリが影響を受ける
iPhone Xは、縦横比がこれまでのiPhoneと異なり縦長になっており、iPhone 8/8 Plusの縦横比は16:9ですが、iPhone Xは短辺を9とすると19:9となる。
つまり、iPhone 8 PlusとiPhone Xで見比べた場合、iPhone Xはアプリの表示が少し縮小され、ほとんどのアプリでiPhone 8 Plusの方が大きく表示される。(アプリがiPhone Xの表示に対応していれば問題ない)
画面サイズで見た場合、iPhone Xが5.8インチ、iPhone 8 Plusが5.5インチなのでiPhone Xの方が大きいように感じますが、スペックだけを見て買うと後悔するかもしれない。
【追記:2018年2月7日更新】
2018年2月7日現在、AmazsonやFacebook、Twitter、Instagrarmなどの有名アプリはiPhone Xに対応している。
iPhone Xの発売当初はほとんどのアプリが対応しておらず、四苦八苦していましたが、今はそれほど気にしなくてOK。ただし、慣れ親しんだ縦横比16:9とは異なるため、縦長の画面に違和感は感じるかもしれない。
iPhone Xに完全対応しているアプリがまだ少ない
縦横比の問題もそうですが、iPhone Xに完全対応しているアプリが少ないというのも少なからずストレスを感じるポイント。
以前の記事でも書きましたが、iPhone Xはセンサーハウジング(画面上部の切り欠き)があるため、対応しているアプリでも実際は表示と被ってしまい使いにくい・見にくいということがちょくちょくある。
たとえば、Instagramの場合、スクショではちゃんと表示されてますが、実際に見た場合、ボリュームスライダーがノッチで隠されてしまって見づらい。※追記:InstagramもiPhone Xに完全対応済み
ゲームなんかは、特に、iPhone Xの表示にちゃんと対応できているアプリが少ない。こればっかりはアプリ側に頑張って対応してもらうしかないですが、毎日使うアプリがiPhone Xに対応していないとストレス溜まるかもしれない。※LINEは最近iPhone Xに対応した。
iPhone XのFace ID(顔認証)は不意に使いにくいと感じる
普段はスッと顔を認識し、速攻ロックを解除してくれるiPhone XのFace ID(顔認証)は不意に使いにくい・使いづらいと思うことがある。寝起きとか、横向きに寝転んでロック解除しようとするとほぼ失敗し、顔認証に苦戦します。
寝起きでも、寝転んでいても、ホームボタンに指を置くだけでロック解除できたTouch ID(指紋認証)と比べ、Face ID(顔認証)は寝転んでいると少し顔を上げてiPhone Xを見るとか、首の向きを変えるとか、ちょっとした工夫が必要になる。
正直、こればっかりはiPhone Xに慣れても使いづらいしめんどくさい。
※【設定>Face IDとパスコード】から「Face IDを使用するには注視が必要」をOFFにすると顔認識はマシにはなりますが、セキュリティ面で少し不安なのでおすすめはしない。
スクリーンショットを撮ってしまう
iPhone Xで地味に気になるのがスクリーンショットの操作。
iPhone 8/8 Plusまでのスクリーンショットはホームボタンと電源ボタンの同時押しだったのが、iPhone Xでは音量ボタンと電源ボタンの同時押しとなっている。
そのため、iPhone Xを持ち上げた時や寝起きで持った時など、誤操作でスクショを撮ってしまうことが多い。間違って取ってしまったスクショは消せばいいだけとはいえ、何回も起きるとさすがに鬱陶しくなってくる。
iPhone Xの操作方法は使いやすくて良い
いくつかiPhone Xの使いづらい、ここはダメと思ったところに焦点を当てて書きましたが、ホームボタンが廃止されたiPhone Xの操作は使いやすくてかなり良い。
はじめてiPhone Xを触った時から使いにくいと思うことはなく、スワイプ操作だけでタスクの呼び出し、アプリの切り替え(画面下部で左右スワイプ)ができるのはかなり使いやすい。
iPhone Xは画面が縦長なので、左手でコントロールセンターを開こうとするとちょっと厳しいですが、それ以外に操作感での不満はなし。iPhone Xの操作についてはほとんどの人がすぐに慣れ、iPhone 8/8 Plusの操作に違和感を感じるようになるかもしれない。
iPhone Xの基本操作について気になる人は以下の記事をチェック!
無理してiPhone Xを買う必要はないと思う
iPhone Xは、特に20代からの不評が多いと言われており、確かに、良いところばかりじゃなくて使いにくいと思うところがいくつかあった。どう感じるかは人それぞれですが、きっと、寝起きや寝転んでいる時のロック解除は誰もがTouch IDの方が使いやすかったと思うはず。
iPhone Xは、新しいiPhone は絶対買うぜ!という人や、僕みたいに新しいものなら何でも買うみたいな人にはワクワクできてぴったりな端末ですが、iPhone 8/8 Plusという選択肢もあるわけで、別に無理してiPhone Xを買う必要はないんじゃないかなーと思います。
iPhone Xは13万円以上するので高いし、古い端末からの買い替えならiPhone 7/7 Plusも安くなっているので狙い目かもしれない。
最後に、この記事を読んでもiPhone Xへの愛が揺るぎないあなたはすぐiPhone Xを買っちゃいましょう!使いにくいところもありますが、iPhone Xにはそれを超える以上の性能、かっこよさがあるので、きっと楽しめるはず。
iPhone Xの初見レビュー記事が気になるという人は、以下の記事をチェックしてみてほしい!