任天堂スイッチのスティックが勝手に動く「Joy-Conドリフト」はストローで多少改善されるかも

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任天堂スイッチ 修理 Joyコン

任天堂スイッチをがっつり愛用していると、必ず出くわすことになる問題「Joy-Conドリフト」。

売り上げが絶好調な任天堂スイッチでは意外なことに訴訟が起こされるほど大きな問題となっているのですが、一体何のこと? ってブラザーもいるかもなので簡単におさらいしておくと…これはジョイコンのスティックが勝手に動いてしまう現象のこと。

操作していないのにキャラが勝手に動いたり、メニュー画面で勝手に移動したり…Joy-Conドリフトが発動したジョイコンはもうめっちゃストレスマッハなのですが、こういった現象はプレイステーションやXboxなど、アナログスティックを搭載するコントローラーで発生する故障では良く見られるのです。

(スティックが勝手に動く様子を”漂流=ドリフト”に例えてこう呼ばれています)

早速任天堂スイッチのジョイコンが勝手に動く問題を直す方法についてシェアしていこうかと思うのですが、あくまでも修理ではなく応急措置てきなものなので…試すときは自己責任で。あくまでも参考程度にどうぞ。

※あくまで応急措置です。僕はストロー作戦で多少改善されましたが、それで頻繁にジョイコンドリフトが発生するため、ジョイコン用の交換スティックを購入しました。一時的な対処法と思ってもらえれば!

任天堂スイッチのスティックを自分で修理する方法とHowTo

ジョイコンの修理を見る- 公式HP

目次

ジョイコンの勝手に動くスティックはストローで改善する可能性あり

早速本題。Joy-Conドリフトはスティックの”パッド部分から発生する粉”が原因となって勝手に反応してしまうことが多いのですが、この”粉”を吹き飛ばしてやればいいのでは? という非常にシンプルな解決方法になっていまして。

方法は簡単で、ジョイコンのスティックに向けてストローで息を吹きかける。たったこれだけ。

任天堂スイッチのジョイコンの暴走を止めるために特殊な形状のドライバーなどを用意する必要はなく、適当なストローがあればOKなのです。(ぼくはヤクルトのストローを使用しました)。

分解する必要はないため、簡単に出来る方法となるのですが…注意点が2つ。

まず1つめは任天堂で2,000円ほどのお金で修理してもらったほうが確実ってこと。そしてもうひとつが、ストローを使って息を吹きかけて内部の粉を飛ばす作業になるため、唾液などが付着してさらに悪化する場合があるということです。最悪水没して保証が効きかなくなる可能性もあるので…実行する場合は自己責任でお願いします。

それじゃ、任天堂の勝手に動くジョイコンのスティックを直す方法について見ていきましょう。

勝手に動くジョイコンをストローで直す方法(応急措置)

まずは任天堂スイッチのコントローラー「Joy-Con(ジョイコン)」の簡単なお掃除から。

おそらく、全く掃除していない場合はスティック部分やドックとの接続部分がホコリや手垢など汚れていると思うため、さらっとお掃除しておきましょう。

綿棒などで汚れを取ればOKですが、”無水エタノール”を用意すれば綺麗に掃除することができますよ。

(僕は無水エタノールを染み込ませた綿棒を使っていますが、エタノールはプラスチックを劣化させるので心配な人は空拭きしておきましょう)

ジョイコン ストローで掃除

ここからストローを使ってジョイコンのスティックまわりに息を吹きかけていくのですが、この時に唾液が入ってしまわないように要注意。

ちなみに、僕は何度か吸い込むパターンも試してみたのですが、プラスチック系のカスを吸い込むってことはなにかしらの害があるかもですし、効果も大して感じられなかったので息を吸い込むのではなく、吹きかけるようにしましょう。

(カメラ用のハイパワーブロワーなんかも良さそう)

ジョイコンのスティックにはホコリの混入を防ぐためのラバーが被せられているのですが、こちらも捲るようにして息を吹きかけておきます。(唾液が入り込んでしまわないように)

たったこれだけで暴走していたジョイコンのスティックが復活するかもしれない…っていう応急措置。

任天堂スイッチでは「設定 > コントローラーとセンサー > スティックの補正」からジョイコンのスティックの挙動を見ることができるので、こちらをチェックしつつ息を吹きかけていくのがおすすめです。

症状の度合いにも依るかと思うのですが少し息を吹きかけただけでもだいぶ変わるので、すぐに変化がわかるはずです。もし、任天堂スイッチのジョイコンドリフトで悩んでるってブラザーは今すぐ試せるので、自己責任でってことは念頭に置いたうえでお試しあれ。

ちなみに、ストローで息を吹きかけた後の”スティックの補正”は必ずしも必要ではありません。動きが安定していればそのままでOKですよ。

ビフォー&アフター

ジョイコンドリフト 掃除前

せっかくなので、ジョイコンドリフトにストローで対処する前と後の比較もチェックしておきましょう。まずは対処前。スティックが明らかに動いているのが分かりますよね。スティックをクルクル回しても動作が安定していません。

(綺麗な円を描けてない感じ)

ジョイコンドリフト 掃除後

こちらがストローで対処した後。上下左右でピタッととまり、円を描く動きもスムーズ。あくまでも応急措置ですし、長くは続かない可能性が高いですが…試してみる価値はありあり。

注意点は一つだけ。唾液が入り込まないように注意して作業しましょう。すでにチラッと触れていますが、カメラ用のハイパワーブロワーなんかもおすすめです。

もしもジョイコンドリフトが再発していしまった場合は交換用スティックがサードパーティーから販売されているため、自分で修理してしまうのもおすすめです。

任天堂スイッチのスティックを自分で修理?それなら「N-Switch ジョイコン交換スティック 第4世代」が鬼おすすめ | iyusuke

ジョイコンドリフトの原因は?

さて、このあたりで”Joy-Con(ジョイコン) ドリフト“の原因について詳しく触れておきましょう。

iPhoneやハイテク製品の分解で有名なiFixitによれば、原因はものすごく単純なもので。スティック末端の”金属性ブラシパーツ”が回路基板上にある”導電性パッド”よりも固いため、パッドの摩耗が激しいとのことで。摩耗した結果、電気抵抗が減り、削れた粉がブラシに付着することで”ドリフト”が発生します。要は削れたパッドから出た”粉”が悪さをしているのです。

これはPS4やXboxなど、アナログスティックを搭載するコントローラーでは代表的な故障の一つなのですが、経験上任天堂スイッチで多発するのは左側のJoy-Conで。任天堂スイッチ向けのプロコンや任天堂スイッチ ライトでもこの問題が多発しています。

任天堂スイッチのドリフト問題については消費者による集団の訴訟があったのですが、任天堂から公式にこの問題を認める発表は無し。

(ジョイコンやプロコンって決して安い買い物ではないのにすぐスティックがおかしくなるので…結構な大問題。フランスなどの一部の国では無償修理の対象となっているようです)

Joy-Conに関しては、お客様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。当社は引き続き製品の改善を目指しておりますが、Joy-Conは米国で集団訴訟の対象となっており、未解決の問題であるため、具体的な対応は控えさせていただきます。

任天堂の株式総会での質疑応答/Ubergizmo,com

任天堂の株主総会の質疑応答にて、古川社長からから謝罪の言葉があり、引き続き製品の改善を目指しているとのことなので、新型任天堂スイッチでは改善されていればいいんですけどね。できれば日本での無償修理も…!

ゲームメディアAutomatonでは、任天堂スイッチのジョイコンに関する訴訟についての記事が記載されているので、気になる人はこちらもぜひ。

Nintendo SwitchのJoy-Conドリフトをめぐり、新たな集団訴訟が米国で発生 – Automaton

厚紙でジョイコンドリフトを改善できる可能性あり

こちらも自己責任での修理方法になりますが、アナログスティックの裏側に”厚さ1mmほどの紙片”を配置してジョイコンドリフトを改善できる可能性があります。

How To Fix Your Joycon Drift Permanently!(動画)

ジョイコンドリフトが改善される理由としては、長時間の操作によって緩んだパーツを厚紙で押し返して歪みを補正するというもの。

方法はアナログスティックのパーツと同じサイズに切り取った”厚さ1mmほどの紙”を配置するだけ。たたこれだけで改善できるかもしれないう小技。

上記のストローの方法で再発した場合は自分で交換パーツを購入して修理するか、こちらの方法もお試しあれ。

※分解により製品保証が切れたり、修理が断られる可能性があるリスクがあるということはくれぐれもお忘れなくです。

自分で修理もできるけど、ベターなのは任天堂での正規修理

さて、今回は任天堂スイッチの”ジョイコンドリフト”に関する記事だったのですが、試してみる価値ありじゃないですか?

しばらくは極端なスティックの暴走も起きていなかったのですが…結局ジョイコンドリフトが再発したので僕はサードパーティー用の交換スティックを購入して修理したとはいえ、応急措置としてはかなり優秀です。ジョイコンドリフトのストロー作戦。

もちろん、ジョイコンの修理は任天堂公式での正規修理がベターってのは間違いありません。ただ、修理に出すと時間がかかるし、保証期間が過ぎてると送料かかるのが難点なので、自分で改善できるならそれに越したことはないですよね。

公式でのジョイコンの修理は、ジョイコン1つにつき2,200円+送料。修理に出す前に一度ストローでの応急措置も試してみるといいかもですよ、ブラザー。

何度も言ってますが、ストローで唾液が入り込んじゃって保証対象外…なんてこともあるのであくまで自己責任でどうぞ。

(それにしても、送料くらいは無料でいいのになぁなんて思ったり。ほんと体感でも結構壊れやすいと思うので2021年10月に発売される「任天堂スイッチ(有機ELモデル)」では、ジョイコンの耐久性UPに期待です)

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