Google Pixel Watchをレビュー。軽い装着感で使用感も良好、ちょうどいいスペックでこれからに期待したいスマートウォッチ

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Google Pixel Watch レビュー 使用感や機能、スペックについて

Apple Watch Ultraのレビューに引き続き、今回はAndroidスマホの良い相棒になってくれそうな「Google Pixel Watch」のレビューをお届けです。

Pixel Watchが手元に届いてから左手にApple Watch Ultra、右手にPixel Watchの二刀流で毎日を過ごしているのですが、Pixel WatchにはPixel Watchだからこその良いところもあって、逆に悪い……というか”惜しい”ところもあって。

(デザインは普通に好き。丸くてちっこいのに高級感もある)

日々のワークアウトだったり、天気や通知を確認したり、Fitbitでバイタル管理してみたり。毎日がっつり使ってきてPixel Watchのメリット/デメリットについて理解してきた頃合いなので、デザインや機能をチェックしつつ、僕のレビューや評価をブラザーのみんなにシェアです。

Androidスマホに連携した機能がもう少し欲しいけど、Pixel Watchが良いスマートウォッチなのは間違いなし。

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目次

素敵なデザインで使用感も良好。Google Pixel Watchをレビュー

それじゃ、早速「Google Pixel Watch」のレビューをお届けです。

Pixel WatchはWearOSを搭載するGoogle初の純正スマートウォッチなのですが、特徴的なのは丸っこいドームデザインの文字盤ですね。サイズは41mmとなっており、小型&軽量でカジュアルに扱えるスマートウォッチでもあります。

Pixel Watchについて知っておきたいトピックとしては……

  • Google初の純正スマートウォッチ
  • 直径は41mm、高さ12.3mm、重さは36g(バンド除く)
  • WearOS 3.5搭載
  • 光学式心拍数センサーや血中酸素センサー多目的電気センサーを搭載
  • 5ATMの防水性能
    • 水深50mに相当する水圧に対応。シャワーやスイミング、シュノーケリングなど。
  • Fitbitの健康&フィットネス機能
  • 価格は39,800円~

こんなところ。

Pixel Watchについては語りたいことが結構あって。Pixel 7/7 Proを買ってストアクレジットをもらった人には全力でおすすめしたいスマートウォッチってのは間違いなしですけど、まずはPixel Watchのデザインを僕と一緒にチェックしていきましょう。

デザインを眺める

Pixel Watch レビュー 文字盤とデザイン

Pixel Watchのデザインはこんな感じ。正面から見ても丸みを帯びていて、ドーム形状になっているのが分かりますね。

写真や画像を文字盤にするとベゼルが目立つ。

画面のベゼルはちょっと幅広だけど、Pixel Watchは背景が黒い文字盤を使用することが多いのでそこまで気にならないかなぁと。

ディスプレイの明るさは最大1,000ニト、320ppiのAMOLEDディスプレイ(DCI-P3カラー)を搭載するほか、文字盤のガラスには”カスタム 3D Corning Gorilla Glass5″が採用されています。

側面には操作と電源ボタンを兼ねるリューズと最近開いたアプリを起動できるサイドボタン。

サイドボタンはリューズの上にあるため、ちょっと押しにくい。

Pixel Watch 電源ボタン

僕が購入したPixel Watchは「Polished Silverケース/Charcoalアクティブバンド」ですが、もう見事に研磨されていてピッカピカ。

ケース素材の80%はリサイクルステンレスが採用されていますよ。

映り込みすごくて写真撮るの苦労したけど、ポリッシュドシルバーのPixel Watchは高級感あります。

反対側にはスピーカーとマイクが搭載。

Pixel Watch センサー 心拍数 血中酸素

Pixel Watchの底面はこんな感じになっていまして。光学式心拍数センサーや血中酸素センサー、多目的電気センサーが搭載。背面もピッカピカですね。

Pixel Watchをもう少し違う角度から見てみるとこんな感じ。

発売前は高さ12.3mmって結構厚みあるんじゃない? と思っていましたが、実際に装着してみると全然気にならず。

Pixel Watchはプリインストールされているウォッチフェイス(文字盤)を自分好みにカスタムできるほか、Google Playストアからアプリをインストールすることでサードパーティの様々な文字盤を利用することもできます。

これはWearOSを搭載するPixel Watchのメリット。

ちなみに、Pixel WatchのUSB-C 磁気充電ケーブルはこんな感じ。Apple Watchの充電器と似ていますね。

付属品はPixel Watch本体、アクティブバンド(大小2種類)、USB-C 磁気充電ケーブル、クイックスタートガイドでした。

バンドの装着方法はちょっと特殊かも

お次はPixel Watchの”アクティブバンド”について。

バンドの素材にはソフトタッチコーティング加工が施されたフルオロエラストマーが採用されていて、装着感はかなり良好です。

素材がApple Watchのシリコンバンドと同じフルオロエラストマーなので、手触りさらさらで付け心地も良き。

Pixel Watchがほかのスマートウォッチと比べて特殊なのがバンドの脱着なのですが、この機構がめっちゃ秀逸。

バンド側面にある溝を押し込むと……

反対側も下がり、バンドの付け外しができるようになっていますよ。ちょこっとだけ慣れが必要ですが、バンドの装着/取り外しは非常にスムーズ。

バンドを取り外すと、Pixel Watch本体の溝にはバンドを固定するためのパーツがあるのが分かりますね。Pixel Watchはこの機構がほんとに秀逸。

惜しいのが、Pixel Watchは購入時に好きなバンドを選択できないってところです。購入時に選択できるのはアクティブバンドのみ。

(Apple Watchでいえば、バンドを選ぶ時も楽しいのに…惜しい)

サクサクぬるぬる動くから処理性能は問題なし

スマートウォッチを快適に使う上で最も重要になるのが”処理性能”ですが、Pixel Watchの動作はレスポンス良くて、ぬるぬる動いて、とても快適です。

リューズの動きもめっちゃスムーズ。リューズを動かした時は触覚的なフィードバックもあります。

チップExynos 9110 SoC
Cortex M33 コプロセッサ
メモリ2GB SDRAM
ストレージ32GB eMMC

搭載されるチップはExynos 9110 SoC、メモリは2GBと一見スペック不足に感じそうではありますが、発売日からがっつり使っていて、フリーズしたり、動作がカクついたりしたことは一度もありません。

文字も見やすいですし、通知もしっかり確認可能。Pixel Watchは普段使いに十分な処理性能で、ほんとちょうどいいスペックです。

様々なサイズのApple Watchとサイズ感を比較

Pixel Watch Apple Watchとサイズ比較

せっかくなので、Pixel Watchのサイズ感をいくつかのApple Watchと比較してみてみましょう。

左からPixel Watch(41mm)、初代Apple Watch(38mm)、Apple Watch Series6(44mm)、Apple Watch Ultra(49mm)。

サイズ感で見た場合、Apple Watchの38mmとかなり近いですね。

Pixel Watch(41mm)と初代Apple Watch(38mm)を並べてみるとこんな感じ。

44mmのApple Watchと比較するとPixel Watchのほうがちょこっと小さめ。

Pixel WatchとApple Watch Ultra

Apple Watch Ultra(49mm)と並べた場合はPixel Watchのほうが全然小さく見えます。

Pixel WatchとApple Watchの背面にあるセンサーを見比べてみると、さすがに全然違った。

ワークアウトや心拍数計測、睡眠計測などの使用感について

小さめな画面でもワークアウト時のUIは見やすい。

さて、日々のワークアウトやバイタル管理にPixel Watchを…と考えているブラザーも多いと思うので、ここからはPixel Watchのワークアウトや心拍数計測、睡眠管理の使用感についてのレビューをダダっとお届けです。

サクサク動く快適さもさることながら、ワークアウトやヘルスケア関連のUIはシンプルで分かりやすい。

Pixel Watchのワークアウトで出来ること

頻繁に行うエクササイズは3つまでショートカットが表示。

それじゃ、まずは日々のワークアウトについて。

Pixel WatchはApple Watchのように動きを検知して自動で起動することはできないですが、記録できるエクササイズ&ワークアウトの種類は非常に豊富です。

  • HITT
  • インドアクライミング
  • インラインスケート
  • ウエイト
  • ウエイトリフティング
  • ウォーク
  • エアロビクス
  • カヌー
  • カヤック
  • キックボクシング
  • クロスカントリースキー
  • クロストレーナー
  • クロスフィット
  • ゴルフ
  • サイクリング
  • サーキットトレーニング
  • サーフィン
  • スキー
  • スケート
  • ステアクライマー
  • スノーボード
  • スポーツ
  • ダンス
  • トレッドミル
  • ハイキング
  • パドルボード
  • パワーリフティング
  • ピラティス
  • フィットネスバイク
  • ブートキャンプ
  • マウンテンバイクでのサイクリング
  • ヨガ
  • ランニング
  • ローイングマシン
  • ワークアウト
  • 体幹トレーニング
  • 屋外ワークアウト
  • 格闘技
  • 水泳
  • 筋力トレーニング

Pixel Watchが対応しているエクササイズをダダっと並べてみるとこんなところ。

広範囲に様々なスポーツをカバーしているので、日々のワークアウトもがっつり記録できるはずです。

僕がよく行うワークアウトはヨガ、筋トレ、ランニング、HITTですが、頻繁に行うエクササイズはアプリを立ち上げてすぐに起動できます。

Pixel Watchはワークアウトやエクササイズ時のUIも見やすくて、心拍数や心拍数ゾーン、経過時間、消費カロリーなども簡単にチェック可能。

Pixel Watchの文字盤で左右にスワイプすると開ける「タイル」では、心拍数や睡眠、天気予報のほか、消費カロリーなども置いておくことができるので、自分の活動量も把握しやすいです。

※タイルはウォッチアプリから設定可能。

心拍数の計測精度について

Pixel Watchの心拍数センサーの精度についてですが、こちらも自分の現在の心拍数を把握するには十分な性能です。ちょっとUIと色合いがダサいけど。

正確な心拍数計を持っていないので、Apple Watch Ultra基準になりますが……2つを比べてみても精度はトントン。

Pixel WatchとApple Watchを装着してワークアウトしても、対象の違いこそあれど、常に近い数値を表示してくれます。

(Pixel Watchが39,800円、Apple Watch Ultraが124,800円…コスパがすごい)

睡眠管理

お次はPixel Watchの睡眠管理についてですが、自分が寝ただろうなぁって時間と起きた時間が思っているよりも精確で、Pixel Watchは軽い装着感なので寝ている時の違和感も少なめ。

丸いドーム型デザインなので、寝返りを打った時に”かど”が当たることもないですし、楽に装着して眠ることができます。

こちらも文字盤を左右にスワイプして開ける”タイル”から確認できるのですが、睡眠時間と眠りの質が表示されるので分かりやすい。

Fitbitアプリでまとめて管理

Pixel Watchで記録したワークアウトや安静時の心拍数、マインドフルネス、睡眠の記録、消費カロリーなどは、Fitbitアプリからチェックしたり、管理することができます。

僕はNike Training Club派ですが……Fitbitプレミアムに加入することで、動画のエクササイズプログラムを利用できるので、Pixel Watchを購入したらこちらも試してみるといいかもしれません。

#Tips
Fitbitプレミアムは、ワークアウトプログラムやバイタルヘルスケアの記録などが利用可能になるFitbitの有料プラン。月額は月/650円。Pixel Watchは最初の6か月間だけ追加料金なしで利用可能です。

Pixel Watchのスペックと仕様

サイズ直径:41mm
高さ:12.3mm
36g(バンド除く)
OSWearOS 3.5
ディスプレイカスタム 3D Corning Gorilla Glass
320 ppi AMOLED ディスプレイ
最大輝度:1,000ニト
常時表示
バッテリー294mAh
リチウムイオン電池
最大24時間の電池持ち
チップExynos 9110 SoC
Cortex M33コプロセッサ
メモリ2GB SDRAM
ストレージ32GB eMMCフラッシュ
素材ケースの80%にリサイクルステンレス採用
接続4G LTE(セルラーモデル)
Bluetooth 5.0
Wi-Fi 802.11 b/g/n 2.4GHz
NFC
FeliCa
GPS
センサーコンパスと高度計
血中酸素センサー
多目的電気センサー
光学式心拍数センサー
加速度計とジャイロスコープ
周囲光センサー
その他内臓マイクと内臓スピーカー
転倒検出(冬リリース)
5ATMの防水性能

Google Pixel Watchのスペックと仕様

Pixel Watchは電池持ちやスマホとの連携など、気になるところもある

概ねお気に入りなGoogle純正スマートウォッチ「Google Pixel Watch」ですが、良いところばっかりじゃなくて。少し気になるところもあったので、こちらもダダっとまとめておきます。

もう一声欲しい電池持ち

Pixel Watch 充電中

充電中の表示は見やすくて素敵。

様々な機能を搭載していて、どれも高水準な体験ができるPixel Watchですが、地味に気になるのが電池持ち。

Pixel Watchのバッテリー容量は”294mAh”となっており、一応最大24時間の電池持ちが確保されていますが……睡眠をトラッキングして、運動してって1日使っていると結構カツカツの電池持ちです。

僕のある1日のPixel Watchの電池持ちを見てみましょう。

Pixel Watchの電池持ち

2時44分100%
6時2分87%
11時23分71%
18時25分45%
21時26分33%
22時40分27%
0時55分21%

寝る前のお風呂タイムで充電し、付けながら寝て起きた時のバッテリー残量は87%。

そのまま1日装着して過ごし、その日の終わりのバッテリー残量は21%でした。

(ちなみに、全く同じタイミングで充電したApple Watch Ultraは0時55分でバッテリー残量69%。強い)

この日は一切ワークアウトしていないし、通話もしていないので、ヘビーユースしていると電池持ちは少し心許ないかなぁと。

Pixel Watchは約30分で50%、約55分で80%、約80分で100%充電できる高速充電に対応しているので、充電時間で困ることは少ないと思います。

Pixel 7/7 Proとの連携機能が少ない

Pixel WatchはセットアップこそPixelスマホと連携して簡単にできますが、Pixelスマホだからこその機能が今のところありません。

例えば、スマホがおやすみモードになっているのに自動で切り替わってくれなかったり、Apple WatchやFitbitみたいに運動を検知してくれなかったり、高心拍や心拍リズムが乱れている時の通知なんかも欲しいところ。

Pixel Watchも心電図には対応しているのですが、日本では認可が下りなくて使えないのも惜しいなぁと。

左:Pixel Watch、右:Apple Watch Ultra

あと、Apple WatchのNike文字盤みたいにクールな文字盤が少ないのもPixel Watchの惜しいところです。

僕はちょっとゴチャついているくらいの文字盤が好みなのですが、Pixel Watchの文字盤はちょっとシンプル過ぎる。

決済機能は今のところ微妙

ウェアラブルデバイス、特にスマートウォッチで活用している人も多いであろう「Suica」ですが、Pixel WatchはFeliCaを内蔵してはいても、スマートウォッチ上からチャージを行うことができません。

(ちょっと工夫すればオートチャージは使えるみたい)

当然PASMOやiD、QuicPayなんかにも対応していないので、Pixel Watchはこのあたりも今後に期待です。こういった面ではApple Watchが有利かも。

細かい傷は普通に目立つ

それと、Pixel Watchは細かい傷が付くと結構目立つのでこのあたりもご注意を。僕はApple Watch Ultraと並べて撮影している時にカチャカチャやっちゃって。

リューズに細かい傷がめっちゃ入りました。ピカールで磨いてなんとかごまかしましたが、Pixel Watchのステンレスは意外と擦り傷に弱い。

ずっと装着してるとセンサーが触れる部分に赤みが出た

Pixel Watch ずっと装着してると赤みが出る レビュー

おそらく、というか確実にセンサー類が原因かと思いますが、ずっとPixel Watchを装着していたら赤みが。

やけどってわけではないし、皮膚がかぶれているわけでもないですが、センサーの当たる部分だけが少し炎症を起こしたような状態になりまして。僕みたいにお肌がヨワヨワな人は留意しておいたほうがいいかも。

少し気になって1日外してみたらすぐに回復し、以降は発生していません。

レビューまとめ!惜しいところもあるけど、Pixel Watchはトータルでバランスのいいスマートウォッチ

さて、語りたいことがあり過ぎて少々長めの記事になっちゃいましたが、最後にPixel Watchの僕のレビューと評価をまとめておきますね。

処理性能も十分ですし、心拍数や血中酸素など、各種センサーの精度も良好。ドーム型のデザインも可愛くて、基本的にコスパ良好なスマートウォッチってのは間違いなしです。

メリット

  • 丸っこくて可愛いドーム型のデザイン
  • ワークアウトや体調管理のしやすいFitbitアプリ
  • 軽い装着感でカジュアルに使える
  • レスポンスの良い操作性と十分な処理性能
  • 豊富な文字盤
  • 39,800円で買えちゃうコスパ

デメリット

  • サイドボタンの位置がちょっと気に食わない
  • 少し心許ない電池持ち(Apple Watchと比べちゃう)
  • スマホとの連携機能が少ない
  • 決済機能が微妙
  • 購入時にバンドを選べない

Pixel Watchのレビュー&評価まとめ

デザイン★★★★★
装着感★★★★★
機能★★★☆☆
ワークアウトの記録★★★★☆
価格(コスパ)★★★★★+
総合8/10

Google Pixel Watchの僕の評価とレビューをまとめるとこんな感じ。

基本的にコスパ良好で非常に使いやすいスマートウォッチですが、決済機能が微妙だったり、スマホとの連携機能が少なかったり、Google純正スマートウォッチの「初期プロダクト」ってことで欲しい機能に手が届かない、絶妙に”許せる”仕上がりになってます。

とはいえ、丸っこいデザインは魅力的ですし、センサー類の精度も上々。Fitbitとの連携も分厚くて、ワークアウトやヘルスケア関連の管理/記録もしやすいです。

39,800円という価格を考えるとAndroidスマホの良い相棒になってくれるんじゃないかなぁと。惜しいところもあるけど、普通におすすめできるスマートウォッチ。

Pixel Watchのこれからに期待!

(Apple Watchみたいに購入時にバンドを選べるようになって欲しい…切実に)

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